申し訳ございません。ポップラッシャーから出てる月の立つ林でです。
さあ、今週はね、お便りをね、2通紹介したいと思います。
あららネーム、ムニンカ坊主さん。
私の人生を書いた一冊は、希望の仕組みです。
スリランカに残る初期仏教の長老、アルボムレ・スマサーラ氏と解剖学者のヨーロー・タケシ氏の対談で、まずはタイトルである希望の仕組みという言い回しからして、すでに混乱をさせられたのです。
希望というものは抱くものであって、そこにメカニズムがあるなんて思いもしていなかったのですが、彼らが言うところによると、そうではないんですね。
現在、希望が見出せていないという若者にとって、そもそも希望とは何か、どうすればそれを見出すことができるのか、その原因は自身の誤った思い込みがもたらしているということを解き明かしてくれる名著です。
個人的には、頭のいいお二人がそういうことですと納得していく展開についていけず、なぜそうなるかが衝撃的に理解できなくて、その後、理解したいがためにお二人それぞれの著書を読み込んだ結果、自分には数学的論理が可決していたということに気づかされました。
ちなみに、数学的論理とは何かを端的に説明すれば、1の反対は0ではなく-1であるということになります。対談ですので、交互対での会話で決して読みづらくはないと思いますし、何より頭の体操になると思いますので、ぜひ秋の夜長にお読みいただければと思います。
無人家坊主さん、お便りありがとうございます。
無人家坊主さん、みなさん覚えてますかね。
シャープ54で僕が多様性の話をした後に、アンサーのお便りでシャープ55でお便りを読ませていただいた方ですね。
その時もさ、多様性についてすごく論理的なお便りをいただいて、僕の心がすっきりして、なんか多様性の話をしてよかったって気持ちになれたかい。
これね、ぜひ54、55聞いてない方はね、そちらも聞いてほしいなって思うんですけど、その方からのおすすめの本ですね。
これね、僕読ませていただきました。
希望の仕組みはね、宝島社から2004年に刊行された本ですね。
色々ね、調べてみたんですけど、結構さ、大きな本屋さんとかでも販売をしてなくて、もしかしたらこれ絶版になってる本なのかな。
文庫とかも出てるらしいんですけどね、ちょっとその辺も僕は見つけることができなかったのでね、
Amazonでね、僕は古本としてね、誰かが読んだ本を買わせ、誰かが読んだ本って言ったらあれだけど、古本で買わせていただきました。
もう一度ね、著者の説明をすると、アルボムンレスマサーラ氏。
こちらはね、スリランカ定座仏教、テラワーダ仏教の長老ですね。
テラワーダ仏教とはね、1994年に設立した日本の宗教団体ですね。
お釈迦様の真理とかを伝えていくっていうのが目的の団体だと思うんですよね。
アルボムンレスマサーラさんは、1945年スリランカ生まれ、13歳で出家をされている方です。
本ではね、全部日本語になっているから、日本語を喋れる方なんじゃないかなと思いますね。
で、その対談相手が養老武さんです。
こちら有名な方ですよね。日本の医学者、解剖学者、東京大学名誉教授です。
著書にバカの壁という本がありますね。これも2003年流行語大賞にもなった大大ベストセラーの本ですよね。
調べたら450万部。すげーね、本で450万部売るってすごいですよね。
あのバカの壁は僕ね、20代の頃読んだんですよ。
読んだんだけどね、途中でね、実はね、雑説したんだよね。
あの頃の僕にはちょっとわかんなくって、半分も読めなかった記憶があったんだけどね。
今回ね、実はね、希望の仕組みを読んだ後にバカの壁も読みました。
というのがさ、無人家坊主さんもさ、お便りであったけど、
頭のいいお二人がそういうことですと納得していく展開についていけず、なぜそうなるのかが衝撃的に理解できなくてってあったんだけど、
まさに僕もそうで、なんかさ、二人がさ、どんどん会話を展開していくの。
しかもさ、否定するところが一個もないんだよね。否定っていうかなんていうのかな。
それは違いますよっていうさ、ディベートになるようなところがなくって、お互いの言葉を重ね合わせていく。
で、プラス、司会者もいるんだけど、会話のテンポがすごいスムーズすぎて、
衝撃的に理解できないところとわかりやすい箇所がね、怒涛のごとくやってくんだよね、これ。
ほんと読んでほしいんだよね。あの、この本はね、一言で説明しろって言われたらほんとに難しい。
なんて言えばいいのかな。ま、科学とさ、仏教のプロによる対談なわけですよ。
普遍性とかさ、幸せとかさ、無情とかね。
無情ってさ、アン・ルイスのああ無情の無情。あの、情けの方じゃなくて、ないに常と書いて無情ね。
あの、世の中のものは全て止まることなく変わっていくっていう意味だよね、無情ってね。
あってるかな。それも自信ないな。
ま、そういうことをね、話しつつ、人としてあるべき生き方についてを話しているのかな。
でもね、僕もわからないことはたくさんあって、ちょっとこれバカの壁も読まなきゃなと思って、
それをね、図書館で借りてきて、さらに読んだりとかもしたんだけど、
でもね、なんて言えばいいんだろう。心がね、すっきりしたんですよ、読んだ後に。
人としてこうあるべきだよなっていうことが、それしか言えないんだよな。
まね、ぶっちゃけて言うとね、不倫落ちる部分と不倫落ちない部分があったりするんですよ。
やっぱりね、天才二人の話、科学的アプローチと仏教的アプローチで話しているから、
そりゃ確かに人としてそうあるべきだっていうのはわかるけど、そうはうまく生きれないよねみたいなこともあるの。
でもなんかそう考えてる自分がなんていうの、この雑念があんのかな。
ごめんね、ちょっとぼーっとしてる話をしてますけど、ちょっとだけさ、本の内容を触れていこうかな。
これさ、タイトルね、希望の仕組みっていうタイトルなんだけど、希望の仕組みを一冊を通して話しているわけではないんですよ。
希望の仕組みが出てくるのはね、本当に数ページというか数行だけど、なんかそれに至るまでの人間の考え方っていうのかな。
なんかそういうことにアプローチをしてたりとか、もっと深い話をしてたりとか、その中で希望の仕組みとはこういうことですっていうのが書かれてるんだよね。
星野源、養老たけしで検索したらね、見事にヒットして。
というのが、今年のね、ダビンチの5月号ですね。
2023年の5月号で、養老たけしさんと星野源さんが対談をしていたんですよ。
やっぱりなぁと思って、なんかさ、僕が星野源を好きな理由っていうのがちょっとそこでわかってきたんだよね。
というのが、このさ、希望の仕組みっていうのも、全部わかることは僕できなかったんだけど、僕の中にすごいスーッと入ってきたの。
で、この養老たけしさんとか、アルボムレスマサーラさんとか、ちょっと知りたいと思って、なんか気になったのよ。
それやっぱさ、僕が好きな星野源もさ、養老たけしさんが好きで、対談までしてたんだよね。
でね、いろいろ読んでると、星野源がコロナになった時に結構心が沈んじゃって、家に引きこもってた時があるのね、2022年かな。
その時にね、養老たけしさんの本をね、かなり読んでいたらしくて、バカの壁は読みましたって、もうダビンチの対談でも言っていて。
というのが僕ね、ダビンチのこの5月号、すぐね、図書館に行って借りてきたんですよ。
もうついに僕、図書館で雑誌を借りるとこまで行ったんだけど。
あ、ついでにね、ターザンのね、スノーマンのさ、ピンクい髪の佐久間くんがちょっと上裸になってるね、やつもあったから、それもついにちょっとスケベーと思って借りてきちゃった。
それはいいって、煩悩です、これは。私の煩悩が出てます。
だけど、バカの壁も読んだってね、言っていて、たぶんね、この希望の仕組みも星野源さんは読んでると思うんだよね。
いやなんか、つながってったのよ。さっきのさ、あんだぎょうざさん、あんだゆうこさんといい、やっぱり自分が気になるっていうか好きな人ってつながってくんだよね。
なんかこの話してたなと思ってさ、オールナイトニッポンで。って思って、なんだっけと思ってね、いろいろ検索したらね、オールナイトニッポンの55周年企画で田森さんのオールナイトニッポンのゲストに出ましたみたいな話の次の日によろたけしさんと対談をしましたってね、オールナイトニッポンで言ってたんだよね。
なんかこれちょっと覚えててね、探してまた聞き直したんだけど、その中でさ、さらにさ、星野源がヒューマンカインド希望の歴史っていうね本を出してて、トルガーブレグマンっていう方の本なんだけど、結構僕は最近これを読んで考え方とか変わったんだよねって話してて。
どうやらそれは聖前説とか聖悪説とかのことを話してるっぽいんだけどね。何が言いたいかというと、この希望の仕組みについて僕はね、今回このみんなにねどういう本ですっていうのを具体的に話すことはできない。気になったら読んでみてよ。
ちょっと絶版かもしれないから、古本とかでしかゲットできないかもしれないけど、興味があったら読んでほしいな。でなんかそこから僕は、僕が今ね好きな人にすごくつながっていったから、多分これは僕にとって必要な本だったんだなっていうのがすごくよくわかりました。
無人家坊主さん、教えてくれてありがとうございます。なんかねまとまりのない話をダラダラとしちゃいましたけど、教えてもらった本から僕がずっと好きな星野源にねつながることができて、ちょっとハッとしたというかね。僕にはね必要な本なんだなって気づきました。
ちょっとこのさ養老たけしさんとかアルボムンレススマサラさんの本ね、僕も読んでみたいと思います。あのお便りにあったけどさ、数学的論理が可決していたっていうところにね、僕ねまだ達してないんですよ。僕もね全然そこは可決していると思うのでね。ちょっといろんな本を読んで自分自身を見つめ直すきっかけができるんじゃないかなと思うのでね。読んでみます。お便りありがとうございました。
あらほーけーの俺じゃないのよ。水曜5時のヤッベーイッツポッドキャス。
シャープ54で多様性についてお便りをくれたシーズシーさんからアンサーのお便りが届きました。さっきもね話したけどシャープ54で僕多様性についてお便りをね元に話をしてるんですよ。でその次の回でムニンコ坊主さんからのアンサーお便りもあったんだけど、シーズシーさんからねそれらを通してねさらにお便りが届いたので紹介します。
おすすめの本もねいただいているので一緒に紹介します。あららーネームシーズシーさん。
藤田さんこんにちは。先日は私の多様性についてのお便りを読んでくださり、またその内容についてお考えを聞かせてくださりありがとうございました。ただ私の問いかけが明確でなかったがために藤田さんを悩ませてしまったことを深く反省しました。全然大丈夫です。
私の多様性についての考えは未熟で未発展です。辞書で意味を調べたり、インターネットで検索したり、友人と議論したり、こんな風に藤田さんの考えに触れたりと形のないものをどうにか見ようとしているというか、いろんな感覚や価値観に触れて形のないものの輪郭をなぞっている最中なのです。
一方方向しか見ていないその辞書には、もしかしたら違う面があるかもしれない。平面だと思っていたものは実は立体で、ちょっと角度を変えたら思いがけない面を発見できるかもしれない。私は世の中のあらゆるものに対してそんな風に考えています。
だからこそいろんな考え方に触れてみたい。その上で自分や他人の考えや行動の意味に厚みを持たせたい。藤田さんならどんな風に思うんだろう。この思いをそぎ取って多様性について思うことはありますかというシンプルな問いにしてしまったのはあまりにアバウトでした。
言葉足らずで申し訳ありません。でもそんな中でも何とか質問の意味を汲み取って向き合ってくださった藤田さんやお考えを聞かせてくださったリスナーには感謝の気持ちでいっぱいです。考え方も発言も自由で良いと思っています。それでこそ多様性なのでしょう。
しかし多様性という便利な言葉として殺し文句のように使われている現状がどうしてもささくれのように引っかかるのです。スルーしてしまえば良いのに私の悪い癖です。なのでこれからも自分なりに多様性について考えていこうと思います。多様性に限らず様々な世界を知ることができるアラオネに出会えたことは私にとって大きな財産です。重ね重ねありがとうございます。
シーズシーさんお便りありがとうございます。
あごめん続きがあった。ちょっと後で言おうかなこの続きは。
こうやってねお便りくださるのとても嬉しいです。
僕の考えが伝わったのかな。考えがさ伝わってなかったとしても僕が考えた意味っていうところをさ汲み取ってくれてねこうやってお返事をくれたのはすごく嬉しいな。