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はい、どうもゆうとです。今回はですね、過去の研究活動がどう仕事に生きているか、という話をしてみようかなと思うんですけども、
自分はですね、理学療法士とアスレティックトレーナーという資格を取って、後、高大学院で研究をして人間健康科学っていう分野の博士号まで取ったんですけども、
今はですね、独立して自分の会社も作って、事業をしているみたいな感じにはなるんですが、
やっぱりですね、過去の研究活動とかが今の仕事にいろいろ生きていて、
研究してた頃っていうのは、もちろん目の前で向き合っている研究をいろいろ考えてやってたわけですけど、
今思い返すとですね、その頃にやってた活動が偶然にも生きてきた、みたいなことがいろいろありますし、
そこから新たな発展も見えてきたわけなんで、改めてですね、どんな研究を20代の学生時代とかやっていて、
今どういう活動に生きてきたか、みたいなことをですね、ちょっと喋ってみようかなと思うんですけども、
結構いろんな研究活動をしてですね、
学部の卒業研究みたいなところでは、大学の時にボート競技というスポーツをやっていて、周りで怪我をする人とかを見ていたんで、
その調査とかですね、考えられる原因みたいな研究をしたり、大学院の修士の頃はそこから発展して、
ちょっと違うスポーツの選手に対する研究をしたりとか、あとはですね、その頃はスポーツがっつりやってたんで、
子どもの体力低下とかですね、こういう問題も言われていて、やっぱり子どもの頃の過ごし方ってスポーツの結果とかにも大きく影響しますし、
その辺の研究もしたりとかですね、あとはですね、大学院の博士まで行くと、主に腰痛の研究をしてたんで、腰痛の治療に関する取り組みとかですね、
あとはスポーツ関わる中で、障害者スポーツという領域にもちょっと興味を持ち出して、
また、障害者スポーツに関する研究をするというよりは、関わってたこの選手がですね、障害を抱えていると働く場面で結構困ることが多かったり、
就活がなかなかうまくいかないとかもありますしね、障害者雇用みたいなテーマに興味を持ち出して、そういうところの研究もしたんですけどね。
だから、子供対象だったり、一般の人の腰痛とか、スポーツ選手の怪我とかですね、障害者雇用とか、この辺が主に取り組んだテーマではあったんですけど、そこから結構仕事にも影響してきたという感じですね。
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あとは、大学院の研究室として、自分がメインで取り組んでなくても、高齢者の介護予防とか、認知症予防とかですね、高齢者関係の仕事だったり、
あとは、大学院の研究から発展して、動物の健康に関わるような取り組みとかもしてきてですね、今も動物に関わるような仕事にも発展してきているんですけど、
まあそんな流れがあったりするんで、ちょっとどのぐらい時間かかるかわかんないですけど、ざっともうちょっと具体的な研究の内容とか話しながら、今の仕事にどう生きてきたかみたいな話をしてみるんですけども。
そうですね、一番最初にやった研究は、ボート競技の選手だと腰痛と肋骨痛で、肋骨の疲労骨折とかが起きたりするんですけど、あと膝の痛みとかですね、この辺が特に起こることが多いんで、
日本だと大学生で結構ボート競技取り組む人が多くてですね、高校生とかもいますし社会人でもいますけど、結構大多数は大学生だったりするんで、大学生に関する調査、自分がその頃大学生だったんでコンタクト取りやすいっていうのもあったんですけど、
その調査をしたときにですね、特にボート競技って一人で右手左手に1本ずつオール持ってこぐスカルっていうタイプと、1本のオールを右側持つ人と左側持つ人を分かれてですね、左右非対称な動きをするスイープっていう動きがあって、
どっちでもですね、微妙に左右非対称な動きになるんで、この左右差みたいなところが怪我に繋がっている可能性があるなぁみたいなことを思ってたんですよね。
特に足の長さが違う感じ、ボートって結構足の力を使って動かすんですけど、足の押す感覚が右と左で違うみたいなことを感じている人が周りでもいたりして、そこに着目した研究をしたんですよね。
やっぱり大学生で調査していくと、腰痛とか肋骨痛とか膝痛は多いなっていうのはわかるんですけど、腰痛とかがある人とない人で比べたときに、足の長さに違いを感じるかという主観的逆調査という言葉で決めたんですけど、
これとどう関係するのかという調査をしたときに、やっぱり足の長さに違いを感じている人は腰痛を感じている人が多かったと。こういうのは相関関係というんですけど、そういう結果が出たというところですね。
ただ、こういう相関関係というのは因果関係というのとちょっと違うというのがあって、因果というのは原因と結果なので、今のところいうと腰痛があるというのと足の長さに違いを感じるかどうかというのは関係しているんだけど、どっちが先か分からないというか、どっちが原因で結果かは分からないという感じですね。
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足の長さに違いを感じているから、それで疲労が積み重なって腰痛が起こったみたいなパターンもありますし、腰が痛くなったというのがだいたい完全に左右対称ではないですし、それをかばった結果足の長さに違いを感じるようになったみたいなどっちのパターンもあるので、そういう因果関係というのは分からないけど関係している相関関係は見えてきたみたいな感じですかね。
今でもですね、ボート競技の選手に関わったり体のケアとかあるんでね、これは直接そういう仕事には繋がってきているかなと思いますかね。
次はですね、子供の体力低下というテーマでやった研究なんですけど、これはちょっと偶然繋がりのあった大学でですね、足の指の握力という即死弾力という基準というかですね、こういう機械を作った先生がいて、それで奈良県のいろんな小学校で体力測定みたいなことをしてたんですよね。
それのデータを一緒に取って解析するみたいなことを大学院の修士の時にやって、特にですね、足の指の握力ってなかなか測ることないっていうか、手の握力とかはよく分かると思うんですけど、何に関係するかなっていうのを考えたときに、足の形ですね、扁平足とか、ハイアーチとか、逆にアーチが高いとかもあるんですけど、こういう足の形に関係してるんじゃないかっていう仮説があってですね、
よくよく調べていくと、赤ちゃんの時って結構足ペタッとしてるっていうか、肉付きがペタッとしてる感じなんですけど、だんだんですね、小学校とか活動が増えていくに従ってアーチが作られていく。
大体小学校の高学年ぐらいに足の形が大体決まってくるみたいなデータとか報告はあったりして、今回対象としてるのも小学校の高学年ぐらいだったんで、足の指の握力っていうのと足の形っていうのに関係がないかなみたいな研究をしたんですよね。
足の形っていうのもフットプリントっていうのがあってですね、足の裏に直接インクつけるわけじゃないんですけど、とあるような機械に立ってペタッとやると足の形が印刷されるみたいなやつですね。
これを分析していくと、この人は扁平足気味ですねとか、アーチ高めですねとか、通常の範囲内ですねみたいな数値化できる基準があって、これで見ていった時に、扁平足の子どもは一般の足、普通にハイアーチとか高すぎずちょうどいい人に比べて足の指の握力が弱かったみたいな結果があったわけですね。
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これもさっき言った相関関係と因果関係というので、どっちが原因か結果は分からないというところなんですけど、この足の指の握力の強さっていうのと足の形に関係が見られたっていうのが大学院の修士の時にやった研究でしたね。
これがですね、その頃はまだ足の指の握力を測るなんて新しくて、研究領域でしかあんまりやられてなかったんですけど、自分の関わりのあるフィットネスジムとか地域での子どもだったりのコンディショニングとかやってる人たちがちょっと興味を持ってくれてですね、
その機会を買ってちょっと自分たちの施設でその足に着目した取り組みをしていきたいみたいな話があってですね、今ちょっとコンサルティングみたいな形で取り組ませてもらってますね。
子どもに関して研究はしたんですけど、実際には一般の20代から50代くらいの人とか高齢者とかでも足の機能っていうのは影響してくるでしょうし、若い例えば女性であれば扁平足だったり外反母趾とかですね、こういうので足の悩みある方もいるかもしれないですけど、
こういうところにも足の指の握力、速射磁力っていうのを活用すると何か改善のきっかけ掴めるんじゃないかみたいなアイディアもありますし、高齢者に関してだと、例えば片足で立った時って結構足の指の力グッと使ったりとかすると思うんですけど、バランスにもやっぱり影響してくるっていうのはあるので、
高齢者に関しては足の転倒予防みたいな観点でも使えるでしょうし、歩く機能みたいなことにも影響してくるでしょうから、あと膝の痛みとか歩き方にも影響してくると思うので、そういう大学院の時に足の機能みたいなのに着目した研究が今そういうところにも生きてきてるかなという感じですかね。
今後は例えばインソールとかですね、靴とかこういうところにも関わる可能性はあるでしょうし、何か発展していくといいかもなという感じですかね。
あとはですね、腰痛の研究というので、大学院の博士の時にやってた時は、体の心部を温めるみたいな機械があってですね、これだけ聞くと簡単なんですけど、ちょっと新しい原理の機械があってですね、容量性抵抗性電位法っていうよくわかんないネーミングの機械があるんですけど、
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体の心部が温められる電気の治療みたいな感じで、これが結構効くんじゃないかっていう仮説があってですね、それは日本国内では結構美容でも使われてたりするとか、結構アスリートではもうすでに使われていたりして、自分もやる中でいろいろ効果実感するところもあったんで、
これは自分のテーマにしてた腰痛の治療みたいなところにも行けるんじゃないかなというところで、実際にそれなりの結果が出て、博士論文として出すぐらいのところまで行ったので、一つ形は残せたかなという感じなんですけど、
最近だとこの機械を導入して、クリニックに導入しようみたいなところがあれば、そのサポートもさせてもらったりとか、ちょっと面白いきっかけで、その機械が動物用のものも出しますと。
最初は馬用のやつが出たので、それもちょっと偶然の繋がりでバヌシさんと繋がるきっかけがあってですね、そのバヌシさんがその機械購入されたので、うちの馬に当ててくれませんかみたいな話が来たりして、ほんと週1回ぐらい牧場に通って馬の施術をするみたいなことをそこから2,3年ぐらいやってましたかね。
ちょっとコロナに入っちゃって途中であんまり行けなくなったりとか、結構その機械が馬競争馬界で広がったりして、自分以外でもできる人が増えてきたんで、一旦距離離れたんですけど、そういう形で結構馬の関わり、競争馬関係ですね。
聴教師さんとか牧場の方とか、そういう人に対して何か商品提供している業者とかですね、こういう繋がりができたりして、最近は牧場の救車っていうような馬が過ごす家みたいなのがあるんですけどね、そこの環境を快適にしようみたいな取り組みがあってですね、そこにちょっと関わったりして、そこの仕事になってますし、
これも結構面白い取り組みなんで、また後ほどというか別の機械で話してもいいかなと思うんですけど、そうやって腰痛の治療の研究したところから、ちょっと治療の機械に注目して、そこから馬に派生するみたいな。
その機械が今小動物ですね、犬とか猫とか用のやつも出てて、そっちでも何かできないかなみたいな話はあるんですけど、こんな感じでですね、いろいろ派生してきましたっていう感じですかね。
あとは、障害者雇用みたいなところの研究もしていたんですけど、これはですね、特例雇用会社っていうところがあってですね、もう一歩手前のところだと、日本だと法定雇用率っていう仕組みがあって、
50人以上ぐらいの企業だと、1人障害のある方を雇いましょう、みたいな義務というか制度ですね。
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50人ぐらいって言ったのは、その割合がどんどん今上がっていってて、2.2%、2.4%、2.6%とか、今後もどんどん上がっていくんじゃないかっていうふうに言われているんですけど、
国内外見るとその法定雇用率みたいなのが設定されてない国もありますし、日本よりも高い割合で設定されているところもあるんですけど、日本だと現状そのぐらいで、
そういう特例雇用会社っていうのは、大きい企業だと、結構何十人と雇わないといけないみたいな義務が発生しているところだと、障害のある方が働きやすい環境を会社というか工場だったり作って、そこで働いてもらうっていう場所ですね。
そこだと、自分が関わったところだと、結構身体障害の方の拘束で麻痺が起こってしまったとか、先天性の障害で手の機能が落ちてしまっているとか、切断とかの方もいたんですけど、そういう何かしら障害があったとしても働ける場っていうのを、そういう特例雇用会社だと作ってたりするので、
そこでですね、なかなか医療系の人が現場にいるっていうことはなくて、新しい障害のある方が来たら、この人はどういう仕事ならできそうかなとか、どういう機能があるかなっていうのは、何でしょう、試行錯誤しながらやらないといけないっていう感じで、パッと分かりづらいところがあったんで、これを簡単にできるようになるといいなみたいなところから発想していったんですけど、
自分たちの専門家だと指の曲げる力どのくらいあるとか、どのくらい関節が動くかとか、手だけじゃなくて肘とか肩とか見て、この方だったらどういう環境設定すれば働けるかなとか、あと仕事の内容もですね、細かい手作業が必要なのか、結構重いものを持つ必要があるのかみたいなところでも違ってきますし、
こういうところで手の機能っていうのを測れるといいなと思ったんですけど、これも色々ディスカッションする中で思いついたアイデアとしては、食事の機能、食べる機能っていうのをアンケートなりで調査すると結構分かってくるんじゃないかっていうアイデアが、ちょっと今思い返させないんですけど、出てきてですね、
例えば、箸で食べれるかどうかとか、スプーンとかフォークで食べれるかどうか、またスプーンとかフォークでもジジョグっていうか、なんか引っ掛けるだけで食べれるみたいな、子供用とかもありますけど、会場付きのカトラリー類というか、スプーンとかフォークとか箸とかも含めて使えば食べれるかどうかっていうのを、これできるできないとか評価していくとですね、
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結構つまむ力がどうとか、握る力がどうとか、曲げ伸ばしとかですね、こういうのが分かってくるんじゃないかっていうので、独自の評価指標を作って、既存の曲げ伸ばしの評価とかと、ちゃんと整合性が取れるのかみたいな研究を大学院の時にしてですね、それも論文で発表したんですけど、
こういうところから特例子会社だったりとか、障害者雇用を見据えている企業だったりとか、あとは障害のある方の就労支援の学校とかもあってですね、障害があったりするとなかなか学べる場とか、そういう環境もちょっと限られてくるんですけど、
その何らかの仕事のスキルを身につける学校みたいなのがあったりしてですね、そこでちょっと関わらせてもらったりとか、結構いろいろ派生していきましたね。
そこから何ですかね、働くっていうのもやっぱり子ども時代の教育とかも重要になってきますし、なので最近だと発達障害とかニューロダイバーシティとかいう言葉もあるんですけど、そういうところって結構盛んになってきていて、特別支援学校とかですね。
なので結構発達で子どもの教育サポートみたいなところは、さっきの障害者の就労支援みたいなところから広がったところではありますし、あとは働く人のメンタルヘルスとかですね、こういうところも結構派生してきてはいるので、大学院のときに取り組んだ研究がそうやって発展してきたなみたいなのはありますかね。
あとは自分自身の研究じゃなくても、その高齢者の認知症予防とか転倒予防とか、そういう取り組みで地域の開放予防の教室とかで効果検証の研究をしたりとか、どこか地域で測定会をしたりとか、そこから繋がった企業のサポート、認知症予防に関するような取り組みをしている企業のサポートにも入ったりしてますし、
結構そこの会社がいろんな一般社団法人別で立ち上げて、脳の機能に関する問題を解決していこうみたいなところにもちょっと関わったりしてるんで、そこから広がりもあったりしてですね、こうやって大学院とかで研究してるときはそこまで見据えてなかった広がりが今になって繋がってるみたいなことはありますし、
またここから先にですね、その事業としてというか仕事として関わってたところからまた思いがけない発展みたいなこともあるんじゃないかなっていう、何ですかね、ちょっと楽しみな気持ちもあったりするので、一旦ですね、ちょっと今回は研究活動をしてたところがどうやって今の仕事に発展していったかみたいな話をしてみました。
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結構今の関わりというか、会社作って事業やってる内容はこうやって研究から発生してるところが多かったりはするのでね、これが何かの参考になるかわかんないですけど、なんか目の前でいろいろ考えてやってたら将来違う発展もあるかもねみたいな感じで受け取ってもらえたらいいかなと思います。以上です。ありがとうございます。