確率思考の戦略論の概要
はい、どうもゆうとです。今回はですね、確率思考の戦略論から考える、ヘルスケア系事業におけるエビデンスの必要性、みたいな話をしてみようかなと思うんですけども、まあ長いタイトルですね。
この確率思考の戦略論っていうのはですね、まあマーケターとして有名な、あの結構USJをV字回復させるみたいなところにも関わられた、
森岡剛さんっていう方が書かれてた本で、今2冊出てるんですけど、個人的にはですね、マーケティングみたいなことを考えるときに、この本に書かれていることはめちゃくちゃ負に落ちるというか、すごい役立つなと思ってて、
自分はですね、ヘルスケアとか、まあウェルビーングとか、まあ体の健康だったり幸福度を高めるみたいなところに関わるような企業、商品サービスを作っているところによくサポートをしているんですけども、
ヘルスケアとか医療介護福祉、それぞれ全般において、やっぱりエビデンスっていうのは、まあ現場においてだったり研究においても結構重要視されてるんですよね。
そこでですね、マーケティングっていう観点で考えたときに、そのエビデンスっていうのはどのぐらい必要なのかというか、どういうところに関わってくるのかみたいなところは改めて考えてみてもいいかなと思ったので、
喋ってみようかなと思うんですけども、自分はですね、理学療法士っていう資格が主にあって、人間健康科学っていう分野で研究もした後に会社を作って事業しているっていう感じなので、
そういうセラピストとかですね、医学領域においてエビデンスっていうのが重要っていうのはよく感じるところですし、よく言われていて、エビデンスベースドメディスンと言われるような医療で患者さんに関わるときに、エビデンスっていうのはすごい大事ですよねというような考えはあったりして、
現場で患者さんに関わるときも、今あるエビデンスをどう活用していくのかっていうのを意識しますし、大学院で研究するときっていうのも、いかにエビデンスを作っていくか、世の中に意味のあるようなアイデアというかそういうのを形にしていくのかみたいなのを考えていったんですけど、
やっぱりですね、事業を始めていく中でもエビデンスっていうのは重要視してますが、ビジネスとかマーケティングっていうのを考えたときに、エビデンスがあればそのビジネスがうまくいくっていうわけではないなっていうのは、自分の経験としても感じたところなんですよね。
この辺もですね、例えば大学院とかで研究して、研究アイデアというか、ディープテックとか最近言われたりしますけど、研究を元に、得た知見を元に事業を作っていく、大学発のベンチャー、スタートアップとかですね、こういうところにも通じますけども、研究の知見を元に事業をしていくっていうのは、
研究者とかだと、エビデンスがこれだけあるんだったら、事業もうまくいくんじゃないかって思いがちなところはありますけど、なかなかそれでうまくいかないところがあるっていうのも見てきたりしたんですよね。
逆に事業側からすると、それもですね、やっぱり事業として進めていくんだったら、エビデンスって重要じゃないかっていうふうに考えて、大学と共同研究したりとかしたりしますけど、それもビジネスサイドもですね、これエビデンスつけたら結構薄もついてというか、効果も示せていいんじゃないかと思ったりするんですけど、
それもですね、ちょっと過剰な期待値が高すぎるというかですかね、もうこれエビデンスさえ取ればいけるんじゃないかって結構思ったりする人もいるかなと思うんですよね。
そういう意味で、確立志向の戦略論というところだと、マーケティングに必要な要素みたいなところを分解していったりとか、数式に当てはめて重要度というか優先の高いところを導き出していくみたいなところの話で、
ここにそのエビデンスがどう関わるかっていうのを当てはめていくと結構理解しやすいなと思ったんですよね。
なんか前置き長くなってますけど、確立志向の戦略論というのの核となる部分というかですかね、大きくまず3つマーケティングにおいて重要なことっていうのが言われていて、
プレファレンスとアウェアネスとディストリビューションという3つあるんですけど、プレファレンスというのは相対的な好意度。
同じような商品とかサービスがあったときに横に並べたときに特にこれがいいなっていう相対的なもの、絶対的なものというよりは他のと比べてこれがすごいいいよっていうのがプレファレンスというので、これがまず一番大事っていうふうに言われたりするんですよね。
例えばビールとかで言ったときにアサヒキリンサントリーとかいろいろ会社の商品があったりしますけど、大体同じビール好きとかから言ったら結構ランダムに選んだりすると思いますけど、ある程度期間見たらやっぱりこれを選んでるよねみたいな、そういうのがプレファレンスみたいなものなんですけど、これをいかに高めるかっていうのが大事だと。
あとはアウェアネスとディストリビューションというのは認知度と配下、いかに多くの人に届けられるか、これもリアルな商品サービスとオンラインでも提供できるものとかっていうのでも結構違ってきますけど、さっきのプレファレンスっていうような相対的な好意度みたいなところがいかに高かったりしてもそれを知ってる人が少なかったりとか、あと配下っていう届けられる層とかエリアとかですね。
そこが少なかったらやっぱりマーケティングとしては成長していきづらいところなんで、この3つがまず大事ですよねと。
一番大事って言われてるのがプレファレンスっていうやつですけど、これをまた構成する3つの要素みたいなやつを見ていったときには、ブランドエクイティっていうのと価格、プライスとパフォーマンス、商品サービスの質みたいなものがこの3つが特に大事かなって言われてて。
このブランドエクイティっていうのはそのブランド価値みたいなものなんで、まさにプレファレンスと近いところだったりするんですけど、あとプライスの価格っていうところとパフォーマンスですね。
どのぐらいこの商品サービス利用することによる効果があるかとかこういうところで、最初に話してるエビデンスっていうのはおそらくこのプレファレンスっていうのを構成するもう一つの要素。
特にヘルスケア系のビジネスをするっていうふうに考えると、今の要素だけじゃなくてこのエビデンスっていうのがどうしても関わってきますよねっていうところかなと思うんですよね。
一般的にエビデンスっていうとさっきのパフォーマンスですよね。商品サービスによってどういう効果があるのかみたいなところをいかに示すかっていうところで、
いろいろエビデンスの示し方もあってですね。事例を紹介するとか比較検討する試験を行うとかですね。
あとは広く疫学調査みたいなものをしていくとかこういうふうにあるんですけど、そのパフォーマンスを図るものとしてエビデンスっていうのがあって、できるだけ効質が高いエビデンスで示せるといいかなと思いますけど、
こういうものが示せることによって何がいいかっていうと、結局そのブランド価値が高めれるとか、プレファレンスっていうのが高めれるっていうのが大きいところかなっていう感じですかね。
エビデンスの示し方とその意義
もちろんアウェアネスの認知を高めるっていうところにも一定つながるかなとは思うんですけど、正直多分そのどのぐらいの質の高さでエビデンスが示されているかっていうのは、
一般の方とかだと理解しきれないところかなとは思うので、そういう意味ではおそらくこのプレファレンスとかブランドみたいなところに生きるんじゃないかなと。
あとはですね、本当に薬とかですね、何か認可が取れるようなものっていうと、日本であれば保険制度の中で利用できるような形になったりしたら、
よりプライスとしても安く、消費者というか一般の方は利用できるようになるかもしれないので、エビデンスを作る意義っていうのはパフォーマンスを示すっていうところと、
本当に薬とかであればプライスを下げるみたいなところにも役立つかなと思いますし、それも合わせてですね、そのブランドエクイティとか、
プレファレンスみたいなことを高めるということに繋がるんじゃないかなと思ったりしますね。
ここからまた途中のことを考えてみると、例えば大学とかで示されたエビデンスとか、大学と共同研究して何かエビデンスが出ましたって言っても、
起用するところとしては、プレファレンスとかブランド価値を高めるとかパフォーマンスを示すっていうところになるので、これだけではマーケティングとしてはまだ足りないなっていう感じですし、
だからアウェアネスっていうような認知を広げて、そのディストリビューションの商品サービスっていうのをいかに広げていくかみたいなところは別で考えないといけないですし、
やっぱり研究で示されたからといって、値段がなかなか下げれないっていうのもあるかなと思うんですよね。
良い商品サービスだったとしても、それが他の似たようなものと比べたときに値段が高すぎるってなれば、ビジネス的にはなかなか選ばれづらいっていうのにもなるかもしれないですし、
こういうような感じでですね、マーケティング的な考え方と学術的なエビデンスっていうのをうまくバランスをとってですね、戦略を練っていけるといいんじゃないかなと思いますね。
より質の高いエビデンスを出そうと思えば思うほど結構時間がかかったりとか労力もかかると思うんで、ある程度人手とかお金も必要になってきますし、
今の状況でいかにエビデンスっていうのを求めるべきかというか、どのぐらいのレベルかっていうのは結構考えどころかなと思いますし、
今自分が関わらせてもらっている企業とかだと、その企業のフェーズとか目的に合わせて今はこのぐらいのエビデンスの示し方にしましょうかとか、
そういう形でサポートをしたりしてますし、自分の経験をもとにですね、マーケティングっていうのを考えた時にエビデンスがいかに必要かっていうのをその確立思考の戦略論という本を参考にしながらちょっと喋ってみました。
またこの辺のですね、エビデンスとかは具体的な示し方いろいろあったりしますし、マーケティングに関してもいろいろな考え方あったりすると思うので、
まあ適宜ですね、この辺をまた喋っていけたらなと思います。以上です。ありがとうございます。