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2025-05-14 09:02

人はどのように情報を認識するのか


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サマリー

人間の情報認識は、基礎付け主義と反基礎付け主義という2つの立場に分かれ、客観的なデータと主観的な解釈がそれぞれ異なる役割を果たしています。実証主義、批判的実在論、解釈主義の観点から、情報の受け取り方や発信方法が変わることが考察されています。

情報認識の基本的概念
はい、どうもゆうとです。今回はですね、人はどのように情報を認識するのか、という話をしてみようかなと思うんですけども、
前回の話の補足のような感じで、ちょっと複雑な内容になるかなと思いますし、科学とか哲学とかのですね、
そこまで詳しく知らなくてもいいよという人は、そんなに聞かなくてもいい内容かもしれないですけど、
もうちょっと改めて、この辺りの理解を深めてみたいな、みたいな人は勉強になるかもしれないですし、聞いてもらってもいいかなと思うんですけども、
前回だとですね、その事業の価値をどう伝えていけばいいのかというところで、客観的な情報とか主観的な情報をそれぞれバランスよく示して、
人に合わせて伝えていけるといいかもね、みたいな話をしたんですけども、今回はどっちかというと、受け取る側の特性というか、
人による特徴みたいなところを話していけたらなと思うんですけど、ここではですね、存在論とか認識論とかですね、ちょっとこの辺が関わってくるところで、
情報なので、その存在として考えると、その情報自体が存在ということで、データとかエビデンスとかという感じなんですけど、
その客観的な情報を重視するような人っていうのが、基礎付け主義と言われたりしますね。逆に、あんまり過去のデータとか周りの状況とかは左右されずに、
自分の解釈に基づいて、主観的な感覚を重視するみたいな人が、基礎付け主義と言われたりしますけど、まあまあこういう大きな2つがありますと。
同じ人であっても、分野によっても違うかなと思うんですよね。自分の専門的な詳しい分野であれば、まあそういう基礎付け主義的な客観的なエビデンスとかを重視するし、
あんまり得意じゃないところとしては、その人の意見とか、自分の感覚みたいなことを重視する、基礎付け主義的な考え方をするみたいなところもあると思うんで、
完全に人で分けるわけではないですけど、何か一つの商品サービスとか、そういう事業みたいなことを考えると、
それの情報の受け取り方として、まあこういう基礎付け主義とか、反基礎付け主義とかがありますと。
実証主義と批判的実在論
なんでこういう基礎付け主義に近いような人だなと感じる場合は、結構客観的なエビデンスを元に伝えるし、
そこまで客観的なエビデンスというよりは、自分の感覚を重視してそうな人だなというときは、
反基礎付け主義的な解釈に基づいて行動するんだなというところで、情報を発信していくという感じなんですけど、
この基礎付け主義というところでも、情報の認識の仕方でいうと、2通りパターンがあって、
実証主義と批判的実在論という言い方があったりしますね。
実証主義というと、本当に客観的なところを中心に考える人というので、結構科学的なリテラシーが高いような人ですね。
何かしらの商品サービスの効果というのを客観的に示そうと思ったときに、
現代の科学だと、RCTと言われるようなランドマイズドコントロールトライアルという研究デザインみたいなもので、
実証されたものが、エビデンスとしては質が高いとされることが多いですね。
薬とかこういうものの効果を示すときは、こういうRCTというモデルで検証されたりするので、
何かしらの事業においても、こういう研究をした上で出た結果であれば、結構正しい可能性が高いんだなと思って評価されることが多いかなと思いますね。
簡単にこの辺も喋っておくと、ランドマイズドコントロールトライアルということなので、
ランダムというのがまず大事で、何かしらの事業とか商品サービスがあったときに、
まず仮説的にこういう人にはこういう効果があるだろうなというのは最初にイメージした上で、
対象者というのを複数に集めてきたときに、ランダムに2群とかに分けるという感じですね。
これが恣意的に分けちゃうと、やっぱり片方で効果があるって言ったとしても、それは恣意的に分けたんじゃないですかという風に見られることもあるので、
ランダムに2つに分けて、特定の効果が見込まれる商品サービスみたいなものと、
既存のものとか、他のプラセボというような、薬であれば見た目が同じだけど、その成分が入ってないものとかっていうのを用意したりしますけど、
そういう2つで実際に試してもらった上で、やっぱりこっちの方が効果高いよねというのが分かれば、客観的に効果があるという風に見られるというところなんで、
実証主義的に考える人は、こういうRCTとか、こういうのを集めたシステマティックレビューとか、メタアナリシスって言われるものがあったりするんですけど、
こういうのの結果として出ているものみたいなものは、かなり信用度が高いから、すぐ利用したいという風になったりするので、
実証主義的な考え方をする人っていうのが、そういう感じかなと思いますね。
批判的実在論っていうのは、それをまた批判的に受け取る人っていうところで、
客観的なところも大事なんだけど、視観的な感覚とかも大事にする、中間的なポジションかなと思いますけど、
さっき言った、深く考えていくと、RCTとかメタアナリシスとか、こういうもので実証されたとしても、
統計的に効果があるっていうのが出てるわけなんですけど、やっぱり100%全部当てはまるかっていうと、そうではないっていうところだと思うんですよね。
なので、それが自分にとって本当に当てはまるかとか、いろいろ制限とか、リミテーションとかっていったりするんですけど、
こういうのを考慮した上で、本当に自分がいいのか、自分に価値があるのかみたいなことを見極めようとするっていうのが、批判的実在論的な立場で、
自分はどっちかっていうとそういうタイプかなと思うんですけど、主観と客観両方の間に立つような感じで、
こういう人っていうのはバランスよく伝える必要があるかなと思いますね。
そういう客観的なものも示しつつ、主観的にこういう人はすごい効果がいいって言ってるとか、
こういうカテゴリーの人はあんまり効果がなかったとか、そういうのも全部情報を集めた上で判断したいような人っていうのが批判的実在論的な立場っていうので、
解釈主義と情報発信
もう一つ冒頭で出てきた反基礎付け主義っていうのは、認識論で言うと解釈主義っていうふうに言われたりするんですけど、
客観的事実云々っていうのはもうあんまり関係なくて、自分の主観的な解釈をまず中心に置くっていう感じなんで、
その人の物語に合わせて、これが効果があるのかっていうのを判断するような立場かなと思うんで、
情報発信する時にはですね、相手の話をしっかり聞いていて、それにどう当てはまるかみたいな発信をすると良さそうな感じがしますし、
解釈主義的な考え方をする人は、周りっていうよりは自分の物語をイメージした上で何を使うかっていうのを決めたりするんで、
身の回りの人とか、その人が信頼している人とか、いいなと思っている人からの情報はやっぱり響きやすいとか、そういう特徴があるかなと思うんで、
結構主観の意識が強い人みたいな感じになるかなと思いますね。
こういう感じで存在論としては基礎付け主義と反基礎付け主義っていう考え方があったりとか、認識論として実証主義、批判的実在論、解釈主義っていうのがあったりするんですけど、
こういうそれぞれにおいて客観性を重視するのか、主観性を重視するのかみたいなことが人によって違ったりするんで、
パッとこの人はこういうタイプですみたいなことはすぐにはなかなか見つけづらいところではあるんですけど、
いろいろ話を聞いていったりとか情報を見ていく中で、こういう商品サービスに関してはこういう傾向があるなとか、
そういうところをうまく把握していけると、事業の伝え方とかもわかってきやすくなるかなと思いますし、試行錯誤は必要なんですけどね。
こういう人の認識の仕方とかでも結構いろいろ種類があるよみたいなことを知っておくと、
今後の考える材料にはなるかなと思うので、今回はちょっと難しめですけど、人の情報の認識の仕方みたいな話をしてみました。
以上です。ありがとうございます。
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