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2021-10-12 04:47

競輪選手を対象にして腰痛の原因を探る研究をした話


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理学療法士とアスレティックトレーナーという資格を持っていて、人や動物の健康に関わるような仕事をフリーランスとして個人で行っていたり、主に障害のある方の支援に関わるような事業を自分の作った小さな会社で行ったりしています。
今回は、自分が大学院の時に行った研究を少し紹介してみようかなと思います。
ケイリン選手、自転車の競技をしている選手を対象にした研究で、自分はスポーツ選手の腰痛に着目していたのですが、自転車の競技やケイリン選手でも腰痛に悩んでいる人が多いという話があったので、ちょっと着目して研究をしてみたのです。
なかなかケイリン選手に関わる機会も少ないかもしれないですが、結構特徴的な姿勢をしていたり、立っても腰が反りがちだったり、胸を張ったような姿勢をしていました。
実際に自転車に乗る姿勢は特殊ですよね。座った状態で背中丸めて前かがみになって、こういう姿勢をとってトレーニングとか競技をしているので、ここに何か関係があるんじゃないかなという感じでしたね。
なのでケイリン選手という方に集まってきてもらって、筋肉の硬さとか骨盤の傾きとか筋肉の強さとかこういうところを調べていったんですけども、姿勢としては骨盤が前に傾くような感じでしたね。
一般的な姿勢でも腰が少し反って胸のあたりが丸まって首が反るというのがいい姿勢と言われますけども、その腰の反りが結構きつかったんですが、これが骨盤が前に傾いているというのが原因として大きいんじゃないかなということが見えてきましたね。
骨盤が前に傾く原因というのは腹筋の強さとか太ももの前後ろの筋肉の硬さとかですね。こういうところのバランスによって変化が起きてきますけども、実際にケイリン選手というのを見たときに太ももの裏の筋肉は柔らかいけど太ももの前の筋肉ですね。
太ももの前の硬さと後ろの柔らかさのアンバランスで結局太ももの前の筋肉が硬いということは骨盤が前に傾いてしまうことになるので、これによって先ほど言ったような骨盤が前に傾いて腰が反ってしまうというような、こういう姿勢につながってくるんじゃないかなというのが研究からも見えてきた感じですね。
実際にスポーツ選手というかケイリン選手の中でももちろんストレッチとかを普段からしている人はそれほど硬くない人もいたんですけども、全体的な傾向としてですね、やっぱり自転車に乗るような姿勢というのは腰が前にかがんで股関節がずっと詰まった状態になっているので、それで股関節の前の方ですね太ももの前の筋肉が硬くなりやすいと。
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こういうような特徴も競技の特性というかスポーツの動作の動きからも見えてくるので、筋の通った話かなと思いましたね。
なので普段ケイリン選手とまでは行かなくても自転車に乗る機会が多い人とかですね、多分デスクワークとかでも結局椅子に座った状態だと股関節が曲がったままになるんでね、同じような感じで太ももの前の筋肉とかがちょっと硬くなりやすいとは思いますし、それでちょっと反り腰って言われるとかですね、逆に腰を反ると痛いとかですね。
こういうような特徴がある人は太ももの前の筋肉が固まっている可能性もあるので、ちょっとストレッチとかしてもらえるといいんじゃないかなと思いますね。
実際にこの太ももの前の筋肉をほぐすことによって柔らかくもなったりとか骨盤の傾きが変わるっていうようなのもちょっと実験的に出たようなデータもあるので、ちょっと気になる方は太ももの前をほぐすというような感じをしてもらえるといいんじゃないかなと思いますね。
実際に自転車競技でやったわけですけども、自分はボート競技に関わっていて、これも結構似たような特性があるんでね、自転車だけじゃなくて他にもちょっと座ってやるようなことが多い競技とか仕事とか、こういう人も応用できるかなと思うので、よかったらちょっと知ってもらえたらなと思います。
はい、じゃあ今回以上です。ありがとうございます。
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