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はい、おはようございます。 土曜日は、日本の地方を掛けるフリーランス、個人的な話。
ということで、私は都内海の島で漁師をしている 坂井をお届けしてまいります。
ということで、今日のテーマはですね、
人口減少は過度に恐れすぎる必要はない、という話、 というテーマでお話をしていこうかなというふうに思います。
坂井自身はですね、もともと東京でサラリーマンとして 働いてたんですが、脱羅して山口県の島ですね。
日本全体に先駆けて人口が減っていって、 高齢化率で言うと55%かな。
住んでるエリア、それ以降集落に関しては、 高齢化率8割ぐらいですね、の集落に住んでいるわけですね。
日本全体これから人口が減っていくから、 マーケットも縮小してあったりとか、
そうですね、働く人も減っていって、みたいな、 結構ネガティブな予測ばっかりが出ていると思うんです。
特に地方で働いている人なんかにおいては、 人口減少やばい、人口減少やばい、っていうふうにね。
人口減少、確かに今までの世の中で、 人類が経験したことがないぐらいのペースで人が減るんですね。
今だいたい1億人ちょっと人口がいる中で、 100年後にはだいたい3…2100年か。
2100年にはだいたい3000万人前後になる、 というふうに言われているわけで、
これだけ急速に人口が減るっていうことは、 前代未聞ではあるわけですね。
なんですごく難しい舵取りを迫られることは間違いないんですけど、
でもね、いろんな自治体の話を聞いてたりすると、 見き方下がりのグラフだけを提示して、
あ、もうこれから大変だ、まずい、 っていうことばかりが語られているように思ってですね。
そうではなくて、実は人口が減る中でも、 豊かに幸せに生きていく方法というのはあるのではないか、
ということを、まさにその人口が減りきって、 もうお年寄りが増えきって、
ここからはもう本当に、何て言うんでしょうね、 もう数人になるぐらいまで減っていくよね、
という集落で暮らしながら思っていることであったり、 そういう場所で事業をやりながら思っていること、
あるいは数字上、何て言うんでしょうね、 そこまで慌てる必要ないんじゃないか、
ということをお話ししてですね。
人口が減るなら、減るなりの営みっていうのがあるよな、 だから焦らなくていいっていう話ではあるんですけども、
戦い方はきちんとあるし、そういうことを目指していけば、 おのおのが幸せに生きられるんじゃないかっていう話ですね。
何かというと、そもそもは人口3000万人規模ぐらいっていうのは、 江戸時代から明治時代ぐらいの人口規模なんですね。
つまり日本の歴史で言うと、一番人口が安定していた時代の 人口規模っていうのが大体それぐらいなんですよ。
っていう風に考えると、むしろここ100年ぐらいが ちょっと異常に増えすぎていたというふうに解釈することもできて、
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人口の超長期推移を見ると、ここ100年ぐらいですね。 1900年とか2000年代ぐらいっていうのが、
もう何というかズコーンと増えてるんですよ。
それゆえに、構造経済成長期が訪れて、 すごくみんなが同時に同じことをやっていれば豊かになっていったっていう時代があったわけですね。
だけれども、もともと日本という国土上、 何百年にもあたって歴史上安定して人が住めていたっていうのは3000万人ぐらいなので、
何というかその増えすぎた歪みが若干戻るよねぐらいの 発想を持っていた方がいいんじゃないかなと。
歴史は巡っていくって話ですね。
それに加えてですね、例えば局所的には、 例えば働く人が減ったりだとか、
する業界って結構あるし、 お客さんが一気に減るみたいな業界もあるんですけども、
例えばですね、それも需要と供給がきちんとあっていれば、 大変なことっていうのはあまり起きにくいんじゃないか。
これが実際ですね、例えば島のお店であったり、 自分自身の商売であったり、
酒井市の農家、漁師という立場なんですけど、 反農反業ですね。
例えば農家、漁師でいきましょうか。
農家、漁師なんかは、 生産者数がものすごく減っていくという未来がありますと。
そうすると、じゃあ儲からないんじゃないかと思いきや、 需要が減るよりも供給者が減る方が圧倒的に早いので、
供給者、つまり生産者の取り分、 一人当たりの生産金額っていう、
一人当たりの売り上げは伸び続けてるんですね。
これ面白いデータですよね。
なんで私自身はすごくチャンスだと思って、 この業界に飛び込んでいるし、
実際、物価上昇の一番先鋒を感じるというか、 漁協に戻すひじきなんかの値段が毎年ぐいぐい上がっていたりするので、
そういう側面があるなと。
もちろん大変なことはたくさんあるんですけども、
そういうチャンスっていうのも、 やっぱり需給のギャップをきちんと見つけて、
そこに飛び込んでいけばなんとかなるという感じですね。
それから、例えば島の小売店なんかでも、 小売店ってやっぱり証券人口みたいなのが大事なわけですよね。
証券人口が大事だから、 もう人口減っていき続けるとこれはまずいんじゃないかと。
確かにまずいんだけれども、
例えばコンビニとかで言えば、 証券人口が3,000人ぐらいいれば、
なんとか間に合ったりするわけですね。
スーパーとかホームセンターも 5,000人というふうに言われていて、
確かにその規模が、絶対値が割り込んでしまえば ちょっと大変なことになるけれども、
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その証券人口の小さな証券人口を再確保できていれば、
最後に残った、その地域で独占的に営業することができれば、 過疎地でも結構儲かるんですよ。
面積あたりの売り上げっていう指標が、 実は小売店とかあったりするんですけど、
面積あたりの売り上げが、実は過疎地の店舗も 結構高かったりするんですね。
なんでかというと、その店舗しかなかったりするから。
みたいな感じですね。
需要と供給、規模がどれぐらい大きいか、 規模が縮小するかっていうことだけではなくて、
需要と供給のバランスがこのエリアでは どのぐらいあるのかっていうことまで、
きちんと正確に判断しながら、 事業運営をすることができるプレイヤーが、
これから残っていくし、
むしろそういうプレイヤーが、 一事業体あたりというか、
一個人あたりというか、 全体のパイは当然縮小しますよ。
だって人口の統計って基本的にはブレない というふうに言われているものなので、
全体のパイは当然縮小するんだけども、
それをもってビジネスがお箱になるであったり、
事業運営が難しくなる。
確かに舵取りは難しくなるんだけれども、
人が減っていく世の中においては、
どちらかというと、生産年齢人口、 つまり働く世代の減りの方が遅いわけですよ。
だって高齢者の方が多いわけですから、 高齢者の減りの方がとても早いわけですね。
ということは、生産者数が減ったとしても、
より需要サイドよりも供給サイドの 減りの方が早いわけですよね。
例えば農業、漁業なんかで言えばね。
そういうところを見つけていくっていうのが すごく大事だと思いますし、
あとはですね、人口がどんどん減っていく中でも、
例えば、日本のGDP、 GDPっていうのは国内総生産ですよね。
国内総生産。
国内総生産っていう数字がどんどん減っていて、
諸外国に脱がされていますみたいな 話があったりするんですけど、
実はこれね、生産年齢人口、 つまり働く世代一人当たりで見ると、
実は減ってないんですよ。
みたいなね。
諸外国と比べても非常に高い水準を保ってる。
そういうところにやっぱり誇りを持って 生きていかなければいけないし、
人口の総数が減るからといって、
一つ一つの営みが何かダメになっている というわけではなくて、
むしろきちんと一人一人がちゃんと付加価値を出して 事業運営をしたり、
需要と供給のバランスを見ながら、
自分にとっての最大効率、最大幸福みたいなものを きちんと追求していけば、
別に外国に負けるわけではないし、
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そして自分自身の事業運営、
それから生活みたいなものっていうのも、
豊かになっていく。
豊かさとは何かであったり、
自分自身にとっての事業の成功みたいなものっていう、
それぞれの道ですね。
それぞれの道をいかに境させるかっていうことっていうのが、
これからすごく大事な価値観になってくると思いますし、
そういうこと、そういう価値取りがこれから大事になっていくのが、
それこそが人口減少社会なんじゃないかなというのを持っていて、
縮小社会の中でも幸せに豊かに生きる方法あるし、
それはやはりどういう風な観点でいくかというと、
やっぱりみんなと同じではなくて、
それぞれの価値観を大事にしながら、
それぞれの在り方っていうのを考えていくっていうのが、
心地に求められるんじゃないかという話でございました。
はい、ということで地方の現場からお届けいたしました。
それでは。