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2024-09-03 10:00

制約が創造力を刺激する【限られた条件で最適なデザインを作る方法】

制約は必ずしも明示されてない ▼ ちふねこさんのXはコチラ ⁠⁠⁠https://x.com/tifune_nft/⁠⁠⁠ ▼ 過去放送をVoicyで探す ⁠⁠⁠⁠https://r.voicy.jp/0pvmbkvZ9eA

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こんにちは、フリーランスデザイナーの千舟子です。今日は、デザインにおける制約の重要性についてお話ししたくて、テーマとしては
限られた条件で最適なデザインを作る方法っていう内容でお話ししていきたいなと思います。 この制約って
一見聞くとネガティブな印象、なんかやりたいことやれないとか、ちょっと自由が制限されちゃうみたいなイメージで、制約があるって結構ネガティブな使い方で
普段使われること多いと思うんですけど、デザインにおいては実は必ずしもそうじゃないっていうのを今日はお話ししたくて
例えば、そういう制約、何か
決まった条件とかルールが全くない状態で、デザインを本当自由にしてくださいっていう状態だと、何が起こるかっていうと
デメリットとしてパッと浮かぶものが2つあって、1つは最適解が見出せない。 2つ目は
かなり遠回りしちゃう、この2つです。 やっぱり制限がないと
例えばそのデザイン作る上でいろんな判断基準、判断ポイントがあるんですけど、例えば色はどうしようとか
フォントはどうしよう、レイアウトはどうしようっていう、あらゆる判断をするときにその判断基準となるのが制約だったりするんですよね
例えばその今回作りたいのはターゲットは誰誰とか、これは壁に貼るものとか、あるいは手元、手にとって見る
めちゃくちゃ近くで見るものとか、本当にいろんな条件によってその色選びだったり、フォント選び、文字の大きさ、レイアウトとか
それを決める判断基準というのが制約の中に潜んでたりするので、この制約が全くない状態で本当に自由にしていいですよってなると、デザインをする上ではかなり難しいんですよね
よくデザインと比較され対比で、アートっていうものがアートとデザインの違いみたいに表現されることの一つとして
このアートは自己表現というか、自分が作りたいものを表現する
まあいろいろ制限もあるとは思うんですけど、なるべくその自由な表現で表現するみたいなところがアートだったりするのに対してデザインは
そんな自分で表したい表現とかない状態なんですよね基本的に
クライアントさんが求めてるというか、解決したい課題があって、それを解決するためにはどうしたらいいかっていう
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自由にやってもその解決の手段にはならないというか
何かしら目的を持ってデザインする上では、そういった制約がないとむしろ難しいっていうところがあるので、その最適解
何か課題を解決するためのデザインとして最適解を出すためには制約があった方がいいっていうのが一つ
でもう一つの遠回りしちゃうっていう自由すぎるデメリットは
その本当に自由すぎると制約がわかんなくて、自分なりにこれがいいかなって作ったものを例えばクライアントさんに見せて
クライアントさんがそこで初めて気づくこととかがあるんですよね
なんだろう、これ実は壁に貼りたいものだからあんまり細かい文字見えないと思うんだよねとか
最初に言ってくれよではあるんですけど、そのあたりの制約を自分でデザインを作る前に
気づかないといけないんですよね。気づくのか教えてもらうのか
なので、その本当に制約がない、自由に作ってくださいって言われたとしても
その結果的に遠回りになっちゃう可能性が高い 具体的にデザイン作った後に大幅修正のリスクがあるので
そのちゃんとデザイン作る前にある程度の制約はあった方がそのお互いに寄り道せずに
最初の段階でより最適解に近づいたものを提案できるので
その自由すぎるデメリットとしては最適解が出せない、見出せないっていうのとかなり遠回りしちゃうっていう懸念
この2つのデメリットがあります。なのでそのデザインする上ではある程度制約があった方がむしろ作りやすいですよ
っていうのが今日のお話です あとプラスでそのタイトルにもあるんですけど
制約が想像力を刺激してくれるっていうメリットもあって
これはどういうことかというと、その制限があることによって新しい考え方とかアプローチを自然と模索することになるんですよね
なのでそのそれまで考えてなかったアイデアというか別の方向からのアプローチを検討したりっていうところで
想像力を刺激できるっていうメリットもあります 例えば
色の制限がある場合とか そのモノクロの新聞広告作るってなった時に
色の差でその強調したりができないから、じゃあ別のところで その目立たせるインパクトを出すにはどうしたらいいんだろうとかを
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明暗のコントラストつけようかなとか、余白活かせないかなとか あるいは
作詞、その目の錯覚を使ったイラストを応用してみたり あとはなんか枠からはみ出すようなレイアウトを使えないかなとか
そういった別の角度のアプローチを検討せざるを得ないじゃないですか っていうところでもこの制限があるっていうのはある種
メリット、想像力を引き出せるっていうところのメリットもあります じゃあ具体的に制約ってどうやって見つければいいの?みたいなところで言うと
大きく2段階あると思っていて、一つ目は条件の洗い出し 二つ目はその洗い出した条件の見極め
この2つが大事かなと思います 一つ目の条件の洗い出しっていうのは
そのクライアントさんから依頼いただいた段階で その制約って必ずしもその依頼文に提示されてないことも多いんですよね
むしろされてない部分の方が多くて その文面から読み取れる情報もあれば
そこからさらに自分で調べて見出せる条件もあるし あるいは必要であればもっと詳しくヒアリングを重ねて
クライアントさんと直接何かしらやり取り テキストのラリーなのか簡単な打ち合わせをセッティングしてもらうのかで
ヒアリングをすることで 自分が作りたい作るデザインを作る上で必要な条件
情報っていうのをしっかり引き出すっていうことをしたり 自分で調べた上でこれはこういう認識であってますかみたいなすり合わせをするっていうのがすごく大事かなと思います
でその中でじゃあこう その条件としては色としてはこのあたりを使うのがいいかなーっていうのが見えてきたり
その使用する場面 こういう場面で使うからサイズはこれぐらいにしなきゃいけないなーっていうような
いろんな制約がちょっとずつ見えてくるのでそういった条件を洗い出すっていうのがまず第一段階ですね
でただその洗い出した条件も場合によっては 取捨選択が必要でこれが条件の見極めになるんですけど
その お客さんの要望クライアントさんの要望としてはこういう条件なんだけど
よくよく大前提の目的を考えるとこの情報は載せない方がいいなぁとか 本当にこの目的を果たすにはこっちを大事にした方がいいんじゃないかとか
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その 洗い出した条件をすべて受け入れるんじゃなくてちょっと疑うことも必要だったりするんですよね
という感じで その制約っていうのは必ずしも依頼された段階で全部載ってるわけじゃないので
ある程度自分で調べたりヒアリングしたりすり合わせるっていうところで条件を洗い出す
でそこからさらにその条件は正しいのかというか これは使うべきなのかっていう見極めを行うっていうところで
限られた条件の中でも最適なデザインが作れるんじゃないかなと思います 以上です
キクダケフリーランス講座の毎週火曜日はこんな感じでサクッと学べるデザインのお話をお届けしています デザインをやってる方もそうじゃない方も何かスキルアップのヒントとして参考になれば幸いです
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