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こんにちは、フリーランスデザイナーのちふねこです。今日は、制約が生む自由っていうものについてお話ししていきたいなと思います。
結論から言ってしまうと、適度な制約があってこそ、新しいアイデアとか自由な発想って生まれるよねっていうお話になるんですけど
制約って一見、窮屈だったり自由を制限するもの、自由が減っちゃうものっていうイメージがあると思うんですけど
今日はそうじゃなくて、実は制約があるからこそ自由な発想が生まれるっていうお話をしていきます。
ちょっと意外だなって思う方多いかと思うんですけど、もちろんその制約が多すぎると自由がなくなるのは当たり前
っていう前提、大前提はあるんですけど、その適度な制約っていうのが結構ポイントで
この縛りすぎない制約、ある程度余白があるというか、自由にできる部分も残された上で
部分的に制約された状態っていうのは、実はより、なんだろう、完全に自由な状態よりも自由な発想を生む手助けになったりする
っていうことがあるんですよね。 これはデザインをする上でももちろんそうなんですけど、別にデザイン関係なく
もうあらゆるジャンルで何か考え、アイデアを考えなきゃいけないとか、発想するっていう場面においては
この制約がある方が、なんだろう、これまでにない考えが浮かんだりするっていう、もうあらゆる場面で共通する考え方だと思うんですけど
もっとわかりやすい例でめちゃくちゃ身近なものがあって、謎解きとかクイズがまさにそうだと思うんですけど
例えばそういうクイズとかって、こういう条件でこの状態にするにはどうしたらいいですかみたいな
例えばマッチ棒を1本動かしてこの式を成立させてくださいとか、よくあるじゃないですか
でこういうのって、そのマッチ棒1本だけじゃ無理でしょっていう、普通に1本動かすだけじゃ絶対成り立たない
みたいな問題になってて、でもその先にどうにかこうにかしてその手があったかみたいな
そういう突拍子もないというか、一見思いつかないやり方で解決するみたいなものが多いと思うんですけど
例えばマッチ棒で言うと、ただ平面に動かすんじゃなくて、3次元でマッチ棒を立てて
マッチ棒って上から見ると点になるじゃないですか だからそういう点として使うとか
あとはマッチ棒を折っちゃうとか、なんかそういう一見思いつかないような新しいマッチ棒の使い方っていう
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その1本しか動かせないっていう制限があるからこそ、じゃあこの1本をどう使うかっていう
ただ動かすんじゃなくて、折ったらどうかなとか、別の角度で見たらどうかなみたいな新しい発想が生まれてるわけじゃないですか
これもその制約があるからこそ生まれてる新しい発想とか自由な発想っていうことだと思うんですよね
あとは別の例で言うとコロンブスの卵の話もこの観点で見れると思っていて
そのコロンブスの卵って道具を使わずにこの卵を立ててくださいみたいな問いかけがあって
普通の人は全然できないんですけど、コロンブスが卵を机にガッて叩きつけて、そこの部分をちょっと割る感じで平らにすることで
卵を見事立てるっていう、なんか他の人からするとそんなのずるいじゃんみたいな
卵割っていいなんて聞いてないみたいな、そんな感じだと思うんですけど
でも条件は、制約として挙げられた条件は道具を使わずにっていうところだけなんですよね
卵割っちゃいけないなんて一言も言ってないわけで
だからこのコロンブスの卵の話もその制約はしっかり守った上でじゃあ自由にできるのはどこかなっていう別のところで解決策を見出すというか
新しい発想、手段を考えるみたいな意味で、この制約ゆえに新しい発想
卵を割るっていう、多分普通の人は卵は割っちゃいけないっていう固定概念というか前提が勝手に生まれてると思うんですよ
でもそうじゃなくて制約はただ手を使う、道具を使わないっていうところだけなんだから
こっちは自由だよねみたいな、そういう感じでなんだろう、ちょっと抜け道を探そうとするみたいな
制約があるからこそ、こういう卵の新しい使い方が生まれてると思うんですよ
という感じで、そのあらゆる場面、これこういった例以外でも本当もっと身近なデザインする時もそうですし
何か仕事でアイデア発想しなきゃいけないっていう時も適度な制約っていうのをしっかり明確にすることによって
自由な発想が生まれたり、想像力が高まるっていうことがあるんですよね
で、今日はその理由を主に2つ挙げてみると、一つは焦点を絞るから
2つ目は工夫を促すから、この2つかなと思っていて
まず一つ目の焦点を絞るっていうのはどういうことかというと、この制約、適度な制約が生まれることによって考える範囲が明確になるんですよね
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デザインで言うと、なんだろうな、例えば色数はこの2色を使ってくださいってもう指定されてる
で、クライアントさんからは色はこの配色で親しみやすさを出したいんだよねみたいな要望で何かバナーとか作らなきゃいけないってなった時に
じゃあ色じゃなくて別のところで親しみやすさ出すにはどうしたらいいかなって、もう色については考えなくていいんですよね
別の手段、配色なのかレイアウ…配色じゃない、レイアウトなのかフォントの種類なのか何かあしらいなのか
そういう別のところで考え、別のところに集中できるというか
すべてが自由で、ただ親しみやすいデザインにしたいんですよねっていうだけだとあまりに選択肢が増えすぎちゃうんですけど
適度な制約があることでどんどん絞り込めるというか この親しみやすさっていうのもある種、制約ですよね
デザインをする上では本当、何だろう前提条件というか目的を明確にするっていうのがすごく大事なんですけど
これがまさに制約を生むことにもつながるんですよね 目的がこうだから一番優先させたい情報はこれだなって
じゃあこれを一番大きくするっていう制約を自分で作ろうというか どんどんそういう制約を見つけていく作業だったりするんですよね、デザインって
その中で、そうやっていくことでより最適解が生まれるというか 完全に自由な状態、制限とか条件ゼロだとデザインってめちゃくちゃ難しくて
答えがわからないんですよね だからそういうクライアントさんから提示された制約もありますし
それ以外にもそれじゃ足りない時は自分で制約見つけていくとかもよくやりますね というところでちょっと脱線しちゃいましたけど
適度な制約があってこそ 創造力が高まる理由の一つ目は今言った焦点を絞るから
他の選択肢があまりに溢れた状態よりはいくつか制限があった方が集中できる
その集中した中でより自由な発想を考えられる 理由の2つ目は工夫を促すから
これはさっきのクイズの例とかコロンブスの卵の例でもあったように抜け道を探そうとしたり
なんかこれまでの固定概念とか常識を疑おうとする みたいなことが起こるので自然と工夫が生まれるっていう
例えばデザインで言うと親しみ これまで親しみやすさを出すにはフォントに頼りがち
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フォントをちょっと手書きっぽくするとか丸ごしく使うとかで親しみやすさ出してたけど今回は
民調帯っていう制限があるみたいな時に じゃあフォントに頼らずに親しみやすさを出すにはどうしたらいいんだろうっていう
別の新しい発想が生まれる 自分の中で新しい引き出しを探そうとするじゃないですか
っていう感じで制約があるからこそ 焦点が絞れて工夫が自然と促される
っていうところで今日はこの制約が自由を生む 適度の制約があってこそ想像力が高まる
意外と高まりますよっていうのが今日のお話でした デザインをやってる方もそうじゃない方も何かスキルアップのヒントとして参考になれば幸いです
今日も最後まで聞いてくださりありがとうございます