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2025-01-28 10:00

質問力で変わるデザインと日常のコミュニケーション

目的から引き出す・具体例でシンプルに聞く・前提を疑う ▼ ちふねこさんのXはコチラ https://x.com/tifune_nft/ ▼ 過去放送をVoicyで探す ⁠https://r.voicy.jp/0pvmbkvZ9eA


サマリー

このエピソードでは、質問力がデザインや日常のコミュニケーションにどのように役立つかを解説しています。具体的には、目的を明確にし、具体例を引き出し、前提を疑うことで質問力を向上させるヒントを紹介しています。

質問力の重要性
こんにちは、フリーランスデザイナーの千舟子です。
今日は質問力をテーマにお話ししていきたいなと思います。
この質問力って、デザインの現場でもすごく大事、重宝されるし、
別に仕事に限らず日常会話とかでも、質問力、どんな問いかけをするかで
コミュニケーションがスムーズになることってたくさんあると思うんですよね。
なので今日は、質問力がどういう場面で役立ってくるかっていう具体例と、
質問力を上げるにはどうしたらいいのかっていうヒントを3つご紹介したいと思います。
簡単に結論、質問力を上げるヒント3つを先に言ってしまうと、
1つ目が目的から引き出す。
2つ目、具体例でシンプルに聞く。
3つ目、前提を疑う。この3つです。
それぞれ具体的な場面を紹介しながら、説明していきたいなと思います。
まず1つ目の質問力を活かせる場面は、
例えばデザインの現場、お仕事をする時にクライアントさんと打ち合わせている時とかに、
発注されたデザインのイメージが、とりあえずオシャレな感じでとか、
とにかくカッコよくしてくださいとか、
それ結構抽象的。
オシャレとかカッコいいって人それぞれじゃないですか。
その定義だったり感覚、程度っていうのが、
そういうアバウトな単語でデザインの依頼が来た時に、
その単語だけだと多分お互い、自分が思っているオシャレと、
クライアントさんが思っているオシャレって多分、
合ってない可能性の方が高いじゃないですか。
それを擦り合わせていくために、
例えば具体例を挙げてもらうっていう解決策があります。
この場合はそのオシャレな具体例として、
何か好きなブランドとか広告のイメージとかありますかっていう、
クライアントさんにとってのオシャレを知るために、
お互い知っているイメージ、
共通の有名な広告とかブランドで、
擦り合わせていくっていうやり方があるんですけど、
この具体例を挙げるの落とし穴というかデメリットとしては、
挙げてもらったイメージに固執しちゃう。
お互いそのイメージに寄せなきゃとか、
このイメージがいいみたいにちょっと凝り固まっちゃうというか、
そこに寄せてしまう可能性が、
懸念が生まれるっていうのがデメリットではあるんですけど、
この具体例を挙げてもらうときに、
一つじゃなくて複数挙げてもらうことによって、
その系統、その一つのブランドのイメージじゃなくって、
複数を紹介してもらうことで、
それぞれの共通点とかから、
よりこのクライアントさんが思っているオシャレってこういうことかっていうのが見えてくるので、
具体例を聞くときには複数挙げてもらうっていうのがすごくポイントかなと思います。
あとはその具体例挙げてもらう以外には、
どんな場面で使うデザインですか?みたいな感じで、
目的とかを確認するっていうのも効果的かなと思います。
例えば作ったものが使われる場面、場所とかを知ることで、
じゃあターゲットはこのぐらいの層かなとか、年代とかを絞り込めたり、
あとは周りにはこういうデザインがあるだろうなとか、
競合はこういうイメージだから、
同じオシャレでもちょっとベクトル違うこっちの方向性がいいんじゃないかとか、
そういう提案にも使えますよね。
という意味でこの目的っていうところを明確にすることで、
新しい、新しいというか別の視点から絞り込めるっていうのがここのお話です。
日常生活での質問力の応用
あともう一つデザインの現場で質問力を活かせる場面の例としては、
フィードバックを受けた時、何かデザイン自分で作ってお客さんに見せて、
それがお客さんの反応がなんかイマイチ、なんかしっくりこないけど、
どう言ったらいいのかわかんないみたいな、
とりあえずもうちょっと良くなりませんかみたいな、
これもまた抽象的な修正が来た時とかは、
やっぱり何に違和感を感じているのかっていうのを具体的にしてもらわなきゃいけないので、
具体的にどのあたりに違和感がありますかっていう質問だったり、
あとはこれも理想のイメージに近い参考例を、参考例はありますかっていう感じで、
具体的なイメージを出してもらうっていうのがやっぱり解決策として考えられますね。
これもさっきと言った、さっきの例と同じように参考例を出す時は、
一つに絞っちゃうとちょっとそれに寄っちゃうとか、
そのイメージに固執しちゃうっていうリスクがあるので、
参考例を挙げてもらう時はいくつか挙げたり、
これは自分で挙げてもいいですよね。
こっちからいくつか参考例を用意して、
どれがイメージに近そうですかって聞いてあげた方が親切かもしれないですね。
続いて質問力を活かせる場面の日常生活で活かせる場面で言うと、
この放送でも何回かご紹介してるんですけど、
今日の夕飯どうする問題。
今日の夕飯どうするって聞いた時に、何でもいいよって答えられてしまう。
問いかける側としては、
今日の夕飯何がいいとかどうするっていう質問の仕方だと幅広すぎるんですよね。
だから相手にもっと具体的なキーワードを引き出すために聞く時に、
軽いものとがっつりしたものどっちがいいとか、
中華と和食ならどっちがいいとか、
ちょっと選択肢を加えてあげるとか、
あとは今日は小松菜使いたいんだけど何にするのがいいかなとか、
ちょっと小松菜の、あんまり料理のアイデア引き出せないかもしれないんですけど、
そういう感じでちょっと具体的なヒントをこちらで出すだけで、
相手もいつもとは違う回答が返ってくるんじゃないかなと思います。
という感じで、ここまでの具体的な場面を踏まえて質問力を磨くヒントを3つあげると、
1つ目が目的から引き出す。
2つ目、具体例でシンプルに聞く。
3つ目、前提を疑う。この3つです。
目的から引き出すっていうのと、具体例でシンプルに聞くっていうのは、
さっきの事例でもお伝えした通りなんですけど、
いきなりかっこいいって何ですか、どんな感じですかって直接聞く方法以外にも、
目的、デザインはどんな場面で使われるのかとか、ターゲットは誰かとか、
競合はどんなデザインかみたいなところから、
お客さんがイメージしているものをよりすり合わせるヒントが生まれてきますよっていうところとか、
具体例を出すことで、AかBどっちが近いですかって、すごいお客さんも判断しやすくなる。
答える側もシンプルにAの方がいいですとか、答えられるので、そういうやり方ですね。
最後の前提を疑うっていうのは、具体例で、具体、事例で紹介できてないんですけど、
これは新しいアイデアを考えるときにすごく重宝される考え方で、
その前提、例えば新しいアイ論を考えましょうみたいな企画があったときに、
これまでにないアイ論って何だろう?みたいな問いじゃなくて、
そもそもアイ論って何だろう?っていうところから始めて、
アイ論の機能は服のシワを伸ばすっていうのが目的じゃないですか。
だからこれまでにない服のシワの伸ばし方って何だろう?みたいな、
そういう問いの立て方をすることで、だいぶ出てくるアイデアって変わってくるんですよね。
やっぱりアイ論、新しいアイ論って何だろう?みたいな、
そもそもアイ論っていうキーワードを使っちゃうと、
自分の中にある、すでに知ってるアイ論のイメージから抜け出せないというか、
そういう型にはまっちゃうので、こういう前提を疑うっていう考え方も質問力につながるかなと思います。
以上です。
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