1. 聴くだけフリーランス講座
  2. AIが生成した画像の著作権につ..
2023-09-17 10:34

AIが生成した画像の著作権についての最新情報まとめ

2023年8月の裁判(アメリカ)

https://jp.reuters.com/article/ai-copyright-lawsuit-idJPKBN2ZX00V


2023年9月のアメリカ著作権局審査委員会の判断(アメリカ)

https://gigazine.net/news/20230912-theatre-dopera-spatial-copyrights-denied/


▼ 過去放送をVoicyで探す

https://r.voicy.jp/0pvmbkvZ9eA

00:01
こんにちは、フリーランスプログラマーのけいすけです。
毎週日曜日は、緩く楽しく聴くだけで、AI、ブロックチェーン、NFTなどの最新のテクノロジーに、
なんとなく追いつける音声をお届けします。
すみません、今日はちょっと遅くなっちゃったんですが、ここから行きたいと思います。
今日のテーマは、AIが生成した画像の著作権について、これについて話をしていきたいと思います。
なるべく最新の情報をお届けしたいと思います。
AIも流行ってますよね、使ってる方いると思います。
生成系AIと言ったりするんですが、作る、生成系ということで何かを作るんですが、
有名なので言うと、ChatGPTのように文章を作るものであったり、
あるいは、Mid JourneyやStable Diffusionのように画像を作るものですね。
こういったAIを生成系AIと言いますが、この生成系AIで生成した画像の著作権について、
これが一体どういうふうに保護されているのか、あるいは保護されないのかということを話してみたいと思います。
この辺りはですね、かなりこういう権利ビジネスと言いますか、
自分の権利をしっかりガードしようとした時に、かなりクリティカルというか革新的なところになってくるので、
今のところの情報ですが、まとめていきたいと思います。
ここはですね、まだ始まったばかりというか、いろんな人がいろいろ手探りでやってるところなので、
これが最終確定というわけでは当然ありません。
あと、僕もですね、弁護士というわけではないので、
僕なりにいろいろ調べて、こういうふうな解釈で今こうなってるよということを話してみたいと思います。
はい、で、いくんですけれども、まずですね、僕らが何か表現活動をしようとした時に、
著作権というものは自動的に発生するんですね。
それは例えばイラストを書いたりですとか、あるいは文章を書いたり、
それから写真を撮ったりした時に、自動的に著作権というものは勝手に発生します。
で、僕が何か絵を描けば、それは僕の著作権になるわけです。
でも、じゃあAIで画像を作ったら、それの著作権ってどうなるんだろうということが、
実は結構話題にはなっているんですね。
ただ、これで裁判になったとか、その判例が出たということは、
僕の知る限り日本ではないんですね。アメリカではあったりするんですが、
はい、で、これがどうなのかということを話してみたいと思います。
まず大前提として、この著作権というのは人間が何か表現しようとして、
創作的な活動をして、それで出てきたものについて、
著作権というのが認められるわけですね。
何か文章を書いたり、あと絵を書いたり、写真を撮ったり、
何か人間が表現しようとしたものについて出てくるわけですよ。
とした時に、じゃあAIが作ったものっていうのは、
これは人間が表現しようとしたものなのかという、
そこが一つのポイントになってくるんですね。
いろんな弁護士の先生の投稿とか記事とかを見ていますと、
まず一つ大きく分かれてくるだろうなというところが、
まずその人間の創作的な器用があるかどうかというのが、
03:03
一つのポイントになってくるわけですね。
今のミッドジャーニーですとか、
ステーブルディフュージョンのようなイラストを作るものに、
ここから限って話をしていきますけれど、
プロンプトというものを入力するわけですね。
例えば富士山、夕焼けとかそういったことを入力するわけなんですけれども、
そうすると夕焼けできれいな富士山が出てきたりするわけです。
この富士山と夕焼けっていうこの二つのキーワードだけで出てきた画像に対して、
人間の創作的な器用があるかっていったら、
おそらくこれはないとみなされる、
あるいはないとみなされても仕方がないんじゃないかなと思います。
なのでこれについてはもしかしたら著作権を認められないかもしれない。
最初にも言っておきましたけど、
この著作権が認められるかどうかっていうのは個別の事象によるわけですし、
本当に争うとなれば裁判して、裁判所がどう判断するのかってことになるので、
個別具体的な例になるので、
何かの画像について今確定的なことは言えませんが、
おそらくこうだろうということを話しているわけです。
ではじゃあそのプロンプトがめちゃくちゃ長いとか、
あるいはある程度の長さなんだけれども、
ものすごい試行錯誤のせいに、
これじゃなきゃ表現したいものはできないみたいな、
そういうすごい試行錯誤の上に出てきたこのプロンプト、
命令でイラストを描いたというのであれば、
これは創作的な器用が認められるという可能性はあるかなというところですね。
それからあと画像を作るにしても、
一回画像を作っただけじゃダメで、
何回も何回もすごく試行錯誤をして、
同じプロンプトでもすごくたくさん画像を出して、
その中から本当にこれだというものを選ぶですが、
そういったことをすると、
人間のこの器用が認められる可能性はあるんじゃないかということを、
今のところ考えられているわけです。
これは本当にそう判断されるかどうかは分からないんですけどね。
そこで今出ているわずかですけど事例も出ていまして、
これを見ていきたいと思うんですけれども、
これは日本の事例ではなくてアメリカですね。
だからまずそもそも日本とは根本的に異なる、
異なるというか全然別の場所ですよというところなのと、
ただし日本とアメリカというのは、
同じようにこういった権利を大切にしていきましょうという価値観がありますので、
アメリカの反例と同じようなことが日本でも起こる可能性というのはあるので、
これを見ていきたいと思います。
まずですね、2023年の8月にあったものなんですけれども、
まずですね、なんか人がですね、
AIを作ってそれで生成した画像について著作権の申請をしたという、
そういう例がありました。
これは実はこの時は認められないという、
06:00
そういった判決だったみたいですね。
裁判かな、一応裁判があったということです。
一応これは貼っておこうかな、
あのチャプターにリンクを貼っておきたいと思います。
これなんですけれども、
結局ですね、このプロンプトは人間が入力したものの、
でもこれ作ったのはAIだよねというところで、
結局認められなかったみたいですね。
ただこの辺りはかなり微妙なラインだったのかなと思いますね。
例えば写真を撮りますといった時も、
例えば写真で人間がこういう構図で撮るとか、
このタイミングでシャッターを切るとか、
そういったことは決めますけれども、
最終的にイラストを作るのはこのレンズを通した光で、
それをセンサーが受けて、
コンピューターが受け取ったセンサーの光を分析して、
じゃあこういう写真だねというふうにやったり、
あるいはデジタルカメラじゃなければフィルムが光を受け取って、
色が変わったりということで写真を作るので、
別に人間があの写真の絵を描いているわけではないですよね。
構造を決めたりしているわけなんですけれども、
でもその構造を決めたりするっていうところが大事だということで理解されて、
カメラはただの道具だよねということになって、
写真には著作編が認められているわけです。
ただしAIもじゃあ道具かって言われると、
今回の判断ではどうやらそうとは見なされなかったというところですね。
どんなにプロンプトを打ってやったとしても、
今回のこの2023年の8月ではアメリカではこれは道具とは見なされなくて、
AIが作ったもので、
じゃあそこに人間の創作的な器用はないか、
あるいは非常に少ないので著作編としては認められないといったことがアメリカでありました。
もう一つなんですけれども、
これは割と最近で9月ですかね。
これかな。
9月、2023年の9月のニュースなんですけれども、
その1年前にこれもちょっとニュースになったんですけれども、
ミッドジャーニーというAIで画像を生成するプログラムがあって、
それでイラストを描いて、これを品評画に出した方がいまして、
それで1位を取っちゃったというニュースがあったんですけれども、
そのへんの著作権が認められるかどうかというのは、
アメリカ著作権局の審査委員会というところが判断したというのがありました。
これが2023年の9月にニュースで出てきましたね。
これでも著作権は認められないということでした。
ちなみにこれはですね、このイラストっていうのは、
このイラストを描いた方というか作った方が、
少なくとも624回はプロンプトの入力、試行錯誤して出てきたものに対して、
最後フォトショップでいろいろ手直しをして、
これが最終的な作品ですという形で出したわけですね。
09:01
これでも認められなかったということですね。
最初というか、この著作権が認められるには、
プロンプトをすごくいろいろ工夫したら人間の器用があるんじゃないかということを、
当初いろいろ考えてはいたんですが、
いろいろ考えていた弁護士の方の発言とかがあったんですが、
アメリカの少なくともこの著作権局の判断によりますと、
624回ではダメだと。
これ数によっていいかどうかというのは僕は分からないんですが、
少なくともそういう判断だったらしいです。
これ以上にもしかしたら何かをすれば、
もしかしたら著作権が認められるのかもしれませんが、
今のところアメリカではどうやらこのAIが作った画像というのは、
著作権が認められないという方向に、
今のところこの例を見るとなっているのかもしれません。
この辺りは僕もアメリカに行って調査したわけではないですし、
アメリカの弁護士資格とかそういったものは持っているわけではないので分かりませんが、
実例を見ると今のところこうだというところです。
ただし日本ではこういった裁判の例とかないので、
今のところまだよく分からない、みんな手探りで進めているというところですが、
これが今のところのAIが生成した画像の著作権がどう取り扱われるか、
そもそもあるのかないのかといったところでした。
これからどんどんこういったAIが広がっていくと思いますので、
いずれどこかで決着がつくというか、いろんな判例が出てくると思いますが、
そういったところは見ていきたいと思います。
それでは今日はここまでにしたいと思います。
ありがとうございました。また来週お会いしましょう。
10:34

コメント

スクロール