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2023-08-27 10:59

東京都の使い方に学ぶ、ChatGPTを確実に安全に使う方法

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こんにちは、フリーランスプログラマーのけいすけです。
毎週日曜日は、ゆるく楽しく聴くだけで、最新のテクノロジーに何となく追いつける音声をお届けします。
皆さん、おはようございます。
毎週日曜日はですね、AI、ブロックシェーン、NFTなど、最新のテクノロジーに関する音声をお届けしております。
今日のテーマなんですが、東京都の使い方に学ぶChatGPTを確実に安全に使う方法ということで、話をしていきたいと思います。
これはですね、何があったかというと、東京都がですね、ChatGPTを導入しました。
えっとね、7月の末か8月の頭だと思うんですけれども、東京都でもですね、ChatGPTを導入します。
これからしますという、そういったニュースがあったんですね。
で、それの後にですね、ちょうど先週の中頃ですかね、8月23日に、東京都でChatGPTを全員ですね、
職員5万人ぐらいいるらしいんですが、5万人が使えるという、そういう体制ができましたという、そういう発表がありました。
で、これはですね、正確にはChatGPTっていう、これオープンAIのサービスなんですが、そのオープンAIに出資しているマイクロソフトですね。
マイクロソフトのサービスで、もうマイクロソフトでもオープンAIのサービスを出しているので、業務関係に強いですよね、マイクロソフトって。
エクセルとかワードとかありますから、そういった関係でオープンAIも提供していて、これを導入したというところです。
僕はですね、言っているのは、行政の使い方を見ておいてほうがいいよということなんですが、なぜかというと、行政ってものすごくおかたいところですよね。
何か挑戦的なことをして失敗しちゃったっていうと、あまり良くないわけです。
税金を使うので失敗が許されにくいようなところっていうのはあるんですが、挑戦、いろんなことにチャレンジングなことをするのはベンチャー企業とかがやっておいて、
行政は結構お固く仕事をしているという、そういうのが現実ですよね。
ということは、この最新のテクノロジーの導入っていうのはやっぱり遅いんですよ、行政っていうのはどうしても。
今年の4月ぐらいからいろんな行政で自治体でチャートGPTが導入され始めて、この8月に東京都で導入されました。
ここで東京都がどんな使い方をしているのかということを見ていきたいと思います。
これはかなりお固い行政がこういうふうに使っているという事例がわかれば、これはもうほとんど皆さんの仕事で使っても大体問題ないだろうというそういったところです。
この東京都の使い方についてですね、文章生成AI利活用ガイドラインというものが公開されています。
一般公開されていますので、これはツイートを僕がしておきましたのでリンクを貼っておきます。
そこからPDFに飛べますので、仕事でチャートGPTとかAI使ってみたいという方は是非見てみるといいと思います。
どこかに参考になるようなところあると思います。結構長い資料なんですけどね。
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これで今日の内容というか話をまとめてみたいんですけれど、東京都が使うということで、使い方を見てみましょう。
一応この資料はですね、かなり全般的な内容でこういうリスクがありますよとか、そういったこともいろいろ書いてあります。
ここからいきましょう。まずですね、この実際ということでリスク管理みたいなことは必ず必要なので、そういったことも書いてありまして、
まずこういった使い方を守ってくださいということを定められています。
それは一応4つのルールになっていて、個人情報とか機密性の高い情報は入力しないことですね。
一応ですね、マイクロソフトっていうのはしっかりしていて、こういう機密情報とか、機密情報を入力しちゃダメなんですけど、
このチャットGPTとかに入力された情報はマイクロソフトの中で学習には使えませんよと、オープンAIの中で学習には使えませんよ。
一応そういうことにはなっているんですが、かといえどこかで流出しちゃいけないので、個人情報とか機密性が高いものは基本的には使わないと。
それから著作権、これはやっぱり気をつけなきゃいけなくて、AIが生成したものが既存の著作物にすごく似ていたとなると、
これは著作権の侵害になってしまうということなんですね。これはもうずっと前から言われていることです。
だから出てきた文章が既存のものに似てないかどうかっていうのは、これは作った人の責任でもってしっかり確認するといったことが必要なわけですね。
そしてルール3、これが生成AIが作った文章、これの裏付けは必ず自分で取ってくださいねということですね。
最終的にはやっぱり人間が責任を持たなきゃいけないので、こういったことも当然必要。
ルール4、これですね、確かにこういう方法もあるんだなって僕も気づかされたんですけど、生成AIの回答をそのまま使用する場合、こういう場合もあります。
その場合はこれはそのまま使ってるんですよってことをしっかり明記してくださいということですね。
確かにこういう使い方もあるなということですね。
責任逃れというわけではないんですけど、やっぱりこういうエクスキューズというか、こういう状況でというのは伝えるということでしょう。
その次、皆さんがちょっと気になるところだと思うんですけれども、
こういうルールとかを守って東京都ではどういった部分でChat GPTを使っているかというところです。
ここが大事なところで向いてる部分でしたり、向いてない部分ということを東京都で整理をしています。
東京都の中で検討するプロジェクトがあって、そこでどうやら103個のアイディアを出して、向いてるもの、向いてないものを整理したということでありがたいですね、こういうことをやってくれるのは。
そこでですね、向いてるものが3つリストアップされていました。
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それは例えば1つはですね、文章作成の補助です。
これはさらに細かく言うのであれば、要約、それから言い換え、翻訳、あと文案の作成。
だから文章の最終的な文章じゃなくて、その案となるものを作成するというところ。
これがかなり向いてると、Chat GPTが向いてると。
あとはアイディア出しですね。
アイディア出しとして考えの整理、これは壁打ちと言ったりしますが、そういった考えの整理を自分だけでやるとどうしても途中で行き詰まってしまったり、
何人かでやると人の時間を使うので、これ結局コストの問題になってくるので、こういうのをChat GPTでやりましょうということですね。
それから事業を企画におけるパルソナ、どういった人を対象にターゲットですよね、パルソナってことは。
ターゲットをもっと細かく、そのターゲットは何歳の女性ですとかっていうんじゃなくて、その女性はどういうバックグラウンドがあって、
どういうものが好きでとか、もっと細かくやっていくのがパルソナなので、そういったものの分析。
それからデジタルツールの活用案の提示、これも案ですね。
最終的なものを作るというよりは案を作るといったもののアイディア出しです。
これがアイディア出しがかなり多くて、103件のアイディアについて分析しましたっていううちの61件がアイディア出しです。
ということで、かなり東京都としてはアイディア出しに使えるんじゃないか、というか分析した結果アイディア出しにどうやら使えるぞということが分かってきたわけですね。
それからローコード等の作成。このローコードって何かっていうと、コードっていうのはプログラミングのコードのことですね。
ローっていうのはちょっと少ない小さいローのことです。これもうちょっと進んだ概念としてノーコードっていうのがあるのでコードがない。
これプログラミングをするときに、例えばマウス操作などでプログラムの部品を組み合わせて何かプロダクトを作る、製品を作るっていうのがノーコードなんですけど、
ちょっとだけソースコードを書きますよっていうのがローコードですね。これは業務の中でも結構あって、つまりエクセルのマクロ、皆さんよく使いますよね、仕事とかで。
エクセルのマクロで何かすごいアプリを作るってわけじゃないんですが、日々のちょっとずつ上がってくるような売り上げだったり、いろんなもののデータを整理したりするのに使いますよね。
こういったところに使えるぞというところですね。その他いろいろ検索とかもある。これはちょっと使いにくいもので、不向きなものとしては検索ですね、調べもの。
これはですね、やっぱりChat GPTって最新の情報がやっぱり使えない。あと基本的には調べることっていうのはできないです。外部のプラグインとか使えばできたりするんですが、基本的には調べられないので検索はできない。
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それから数学的な計算ですね。この資料の中でもですね、切手の組み合わせとかをやらせてもやっぱり難しいねっていうそういったこともありました。
ということでですね、まずどういったところにChat GPTを使っていけばいいのか、しかも行政がやっているようなかなりおかたい使い方ということを考えるのであれば、文章の作成、それからアイデア出し、それからプログラミングコードの作成、この3つですね、特にアイデア出しがかなりいいぞというような分析みたいです。
でですね、いくつかプロンプトの事例っていうのがありました。このプロンプトっていうのはChat GPTに入力する命令であったりね、指示そういったものなんですけれども、例えば一つ読み上げますと、例えばこんなのがありました。
私は都道府県の税務担当者です。地域の小学5年生を対象に税金の概要や納税の重要性を伝える租税教室の講師を務めます。この租税教室の冒頭に児童に対して1分程度の挨拶をするので、400字程度で挨拶文を作ってください。
はい、こういう使い方僕も結構やりますね。これでダーッと案が出てくるので、そこでそれをさらにしっかり自分の言葉にもう一回書き直して使うということはかなり効果的ですね。
それからアイデア出し、これも一つ例を読み上げると、あなたは知事です。ちょっと面白いですね。
あなたは例えば文章作成のプロフェッショナルですとかそういったことをChat GPTにお願いしたりすることあるんですけど、あなたは知事です。これも途上らしいですね。
もう一回読み上げると、あなたは知事です。都民向けに説明するDX制作のキャッチフレーズを5つ挙げてください。こういうアイデア出しですね。知事ならではというか、東京ならではの使い方だと思います。
こんな使い方を東京都はしているぞという、今日はそういった紹介になりました。それではここで終わりにしたいと思います。また来週お会いしましょう。ありがとうございました。
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