作る前の準備の重要性
こんにちは、フリーランスデザイナーのちふね子です。今日は伝えるのがうまい人ほど、作る前にやっていることというテーマでお話ししていきます。
今日はデザイン、デザイン制作がベースになっているお話ではあるんですけれども、一応何かを伝えるっていう場面、
例えばプレゼンだったり、ライティングだったり、自分のSNSでの発信だったり、何かを伝えるっていう場面において共通する部分があるお話にはなるかなと思うので、
そう、そのデザインをやってない方でも参考になるかなと思いますので、ぜひ最後まで聞いていただければなと思います。
今日の結論を一言で言ってしまうと、いきなり作るのは実は遠回りだよっていうお話ですね。
そのやっぱりどうしても早く作ろうと思うと、より早く着手しちゃうというか、なるべく早く形にしようって気持ちになると思うんですけど、
実はそのいきなり手を動かすより、しっかり下準備というか、もっとその手前の部分の準備をしっかりした方が結果的に早く作りたいものが作れるよねっていうお話になります。
で、なんでいきなり作ると遠回りになっちゃうのかっていう理由なんですけど、
ズバリ方向性がブレるからだと思います。
この方向性っていうのは、その何か伝えようって思ってる時に何を伝えたいのか、で、伝えてどうしたいのかっていう、その先とかそういった情報、目的とか
伝えたい内容、伝えるべき内容みたいな、そういう情報をしっかり整理できてない状態で、いきなりプレゼンの資料だったりデザインのバナーだったりを作ろうとしちゃうと、
どうしても作りながらその方向性がブレちゃったりして、修正が増えるんですよ。
で、その軌道修正しながらやっと一つの形に仕上がったり、結果できたものもなんか最初に伝えると思ってたものとずれてるなとか、本来の目的これちょっと違うかもみたいな、
そういうそごが後から生まれてきて、結局また修正するみたいな、そういう遠回りをしちゃうんですよね。
なのでデザインなり、そういうプレゼンの資料だったり、何か原稿を考えるとかいう時にも、なるべくいきなり作るものを作ろうとするんじゃなくって、
まずは情報整理するっていうことを、そういうひと手間をかけた方が、一見その資料作りとかデザイン制作に着手する時間は遅れちゃう。
ですけど、実はそっちの方が、ちゃんと手前の下準備をしっかりした方が、実は近道だったりするっていうのが今日のお話です。
目的の明確化と情報整理
これは本当にデザインとか初心者ほどやりがちなんですよね。いきなり作るっていうのは。私も本当にやってた超本人なんですけど、
どうしても、しかも仕事でやってると、何時までにこのデザインを作らなきゃいけないっていうプレッシャーとかもあると、
余計ね、早く手をつけなきゃいけないって思って、とにかく絵を作ろうとするんですよね。
なんか素材サイト見つけて、自分の作ろうとしているものに合っている素材を見つけて、とりあえず背景を置いたらちょっと安心するみたいな。
本当にこの順番はひどすぎます。先に背景、情報とかレイアウト決める前に背景作るっていうことをやってたんですよ、本当に。
でもそんなことしても、実際は何にも進んでないんですよね。その背景の絵よりも、いかにその情報をどういう強弱、大きさで並べるかとか、どれを一番強調したいかみたいな、
そっちのレイアウトを決める方が大事なので、それをするためにまずはその事前準備、情報整理が大事だよねっていうところですね。
これをやらないとやっぱり、作ったものも一見絵として完成してても全然内容が伝わらないというか、本来の目的が果たせないものが仕上がってしまうので、
このよりしっかり相手に伝えるっていうところを重視したいなら、しっかり作る前にいきなり手を動かすのではなく、しっかりした準備をした方が伝わりやすいデザインは作れるんじゃないかなと思います。
で、じゃあその実際作る前に何をやったらいいのかっていうところなんですけど、具体的に大きく3つあるかなと思います。
1つ目は目的を明確にする。
2つ目、何を一番伝えたいかという優劣を決める。
3つ目、ラフ案で複数試す。この3つです。
まず1つ目の目的を明確にするっていうのは、これはなぜ作るのか。
デザインだったら、これを作って誰に何を伝えて、結果どういう行動をしてほしいのか。
例えばバナーだったら、このイベントの告知のバナーを作って、このイベントがある日付と参加方法を自分のフォロワーさんに伝えたい。
で、その結果イベントに申し込んでほしいっていうアクションまで、まず整理するんですよね。
あるいはその、その申し込みまでいかなくていいけど、とにかくこのイベントがあるっていうことを伝えたいとか、
そういう、なんだろう、同じイベントバナーでも目的によってはその伝えるべき情報って変わってくるんですよね。
その、初めに言った、その申し込みまでアクションを期待するなら、申し込み方法とかもそのバナーに載せちゃうのか、
あるいは申し込みはリプ欄をチェックみたいな、そういう別の誘導に流すのかとか、いろいろ考えられると思うんですけど、
でもそうじゃなくて、そのバナーではとりあえず申し込みじゃなくて、とにかくイベント、この日にこのイベントがありますっていう、
とりあえず認知してもらう、みたいな役割だったら、とにかく日付と、何か目を引く画像を使うとか、
ラフ案での試行
そういうアプローチの仕方が変わったりするので、とにかくこのバナーはどういう目的で作るのかみたいな、
そういう前提をしっかり明確にするっていうのが大事です。
続いて2つ目の優劣を決める、何を一番伝えたいのか決めるっていうのが、
さっき言ったまさに1つ目の目的を明確にした上で、じゃあこの情報を載せなきゃいけないよねとか、
情報の中でもこれを一番目立たせた方がいいよね、みたいな、そういうまず第一段階の目的があるから次の段階で優劣をつけられるんですよね。
その載せるべき情報と一番目立たせるべき情報っていうのをしっかり整理していきます。
で最後に3つ目、ラフ案で試すっていうのが、そのやっぱりまだいきなりその作り込もうとするんじゃなくって、
とりあえずもう本当になんだろう、よく白黒で作るみたいなことを言うんですけど、
とりあえず文字だけ並べて強弱を確認するとか、ざっくりレイアウト組むみたいなのをいきなりその文字の加工しながら、
文字はこれぐらいの色でこの辺に置くとか、細かくまだ決めなくって、とりあえずレイアウトだけとかそういう修正しやすい状態でいろんな方向性をまず試すんですよね。
ラフ案で、この修正しやすいラフ案で試すっていうのが結構大事で、やっぱりいきなり作り込んじゃうとどんどん修正しづらくって、
最適解見つかる前にもう凝り固まっちゃったりするんですよね。自分でもうこれしかないみたいに思い込んじゃうんですけど、
ラフ案の段階である程度いろんな方向性試して、試すことでこれが一番良さそうっていう最適解により近づくので、
修正しやすい状態でまずは試す、みたいなのが結構大事だったりします。
で、ラフで最適解見つけたら、そこから最終的に作り込んでいくっていう流れが結果的にめちゃくちゃ早く、ちゃんと伝わるデザインっていうのができたりします。
体能ね、私もデザイン1年目、2年目の時に本当に実感したので、ぜひ一見遠回りに思えるんですけど、しっかり下準備、
情報整理に力を入れるっていうのをぜひ試していただければなと思います。以上です。
聞くだけフリーランス講座の毎週火曜日はこんな感じでサクッと学べるデザインのお話をお届けしています。
デザインをやっている方もそうじゃない方も、何かスキルアップのヒントとして参考になれば幸いです。
最後まで聞いてくださりありがとうございます。