1. 聴くだけフリーランス講座
  2. 自動生成ロゴの落とし穴【AIを..
2024-08-20 09:58

自動生成ロゴの落とし穴【AIを活用したこれからのロゴデザイン】

連想やアイデア出しはAI活用。想いの視覚化はまだまだ人の手。 ▼ ちふねこさんのXはコチラ ⁠⁠https://x.com/tifune_nft/⁠⁠ ▼ 過去放送をVoicyで探す ⁠⁠⁠https://r.voicy.jp/0pvmbkvZ9eA

00:00
こんにちは、フリーランスデザイナーのちふねこです。 毎週火曜日はデザインに関するお話をお届けしているんですけれども、今日はAIを活用したこれからのロゴデザインというテーマでお話ししていきます。
今、AIって、もういろんな音楽が作れるAIとか、画像が生成できる、イラストが描ける、動画が作れるとか、ほんといろんなAIあると思うんですけど、
そのイラスト系の生成AIの延長というか、そういったアプリ、サービスの中でロゴデザインも作れちゃったりするんですよね。
そう、作れちゃったりするんですけど、今日はその自動的にAIで作るロゴの落とし穴というか、
メリットとデメリットの部分もあるよっていう部分のお話と、そのAIを使ったロゴデザインと、そうじゃなくて人の手で完成させたロゴデザインは何が違うのかっていうところに注目しつつお話ししたいなと思います。
で、そのAIを活用するのって別にロゴを一瞬で自動的に作りますっていうだけじゃなくて、もっと別の部分でロゴデザインに活用できるところもあるので、そういった部分のお話を今日はしていきたいなと思います。
早速結論から言うと、やっぱり結局使い分けになってくるんですけど、こういうところはAIを活用すればいいし、そうじゃないところはやっぱりまだ人の手でやったほうがいいっていう結論で言うと
AIが活用する、AIを活用するのに向いている場面はロゴデザインの連想、言葉を連想する部分と、あとはアイデア出しをするところ、これはめちゃくちゃAIが活用できるなと思っています。
で、逆にというか人の手でやったほうがいいなって思う部分は、そのロゴデザインする時って何かブランドのイメージとか企業の理念とか、そういった何か作る、そのロゴを作りたいと思っている人の思いみたいな部分を表現する、視覚的に表現するのがロゴデザインだったりするんですけど、
そういった思いを汲み取って、じゃあどういう形にしようとか、こういうコンセプトでこういうメッセージを込めようとか、そういうコンセプトを考える部分と、いざ視覚的に落とし込む部分っていうのはやっぱり人の手が必要かなっていうふうに思います。
で、なんでこういうふうに思うかというと、やっぱりAIだけで作ったロゴデザインっていくつかメリットももちろんあるんですけどデメリットがあって、まずデメリットから言うと大きく2つあって、1つは独自性に欠ける可能性がある。
03:12
AIってやっぱり学習、過去の事例とか既存のロゴを学習して新しく生成する、改めて生成するっていう仕組みなので、新たに作るとか、その企業ならではの要素を込めるみたいなのがちょっと難しい。
2つ目のデメリットは、そのブランドの深いストーリーを反映しにくい。さっき言った人の思いとか企業理念みたいな部分をちゃんと反映させた表現っていうのがなかなか難しい。
独自性みたいなところにも通ずるんですけど、やっぱり過去の既存のものから得た情報で作るっていうのがAIになっちゃうので、その企業ならでは、企業に応じたデザインを作るみたいなのはちょっと苦手かなっていうところが、このAIで作ったロゴデザインのデメリットですね。
最近実際にロゴデザインのお仕事を個人的にいただいて、AIでどれぐらい再現できるというか、制作できるのかなって試してみたんですけど、やっぱりなかなか求めてるものは出してもらえないんですよね。
自分がイメージしているものよりめちゃくちゃ線の書き込みが多かったりとか、もっとシンプルで抽象的にフラットなイラストでお願いしますみたいに指示しても、それでもなんかちょっと方向性違うんだよなっていう表現になったりするので、やっぱりある程度自分の中でロゴのイメージ固まってても、上手くAIだけで表現するっていうのは難しいかなと思います。
あともう一つ個人的に、このAIで自動的に作るロゴデザインの課題だと思う部分が、やっぱりネットにある情報、ネットに転がっているロゴデザインを参考にしているっていうところですね。
ロゴデザインって、世の中にいい素敵なロゴってたくさんあるじゃないですか。有名な企業のロゴとかたくさんあるんですけど、ネットでロゴデザインって検索すると必ずしも質のいいロゴが出てくるわけじゃないんですよね。
なんかロゴにもちょっといろんな概念があったりして、全部企業のブランドロゴではないし、サービスのロゴだったり、なんかイベントのロゴだったりとか、いろんなジャンルがまずごちゃ混ぜになってたり、
あとはアイコンっぽい素材、素材サイトでよくある太めの線画のアイコンとか、なんかそういったジャンルに偏ったりとかするんですよね。
06:09
で、そのロゴデザインするときって、なるべくネットで転がってる参考事例よりも、書籍とかでそのロゴデザインの本に載ってる事例とかの方がクオリティ高いものが集まってたりするんですよ。
そういった部分をAIだとまだ収集、うまく収集しきれてないんじゃないかっていうところが個人的にちょっと気になる懸念点ですね。
ただそのAIを使って自動的に生成するのは、今回私はその企業のロゴデザインをする上ではあんまり使えないなって思ったんですけど、
そのもっと手前の部分ではAIめちゃくちゃ活用したんですよね。それがその単語の連想とかアイデア出しなんですけど、
ロゴデザインってこの連想力とか結構大事だったりして、私はもともとすごく苦手なんですよね、この連想するっていうスキルが。
だからロゴデザイン自体も結構苦手意識あるんですけど、今回はその連想する部分、
そのお客さんからいただいた企業理念とか、今回立ち上げた経緯みたいな言葉をもらってるんですけど、
そこからキーワードを選んで、じゃあこれから連想される何かモチーフあるかなとか、別の動詞に言い換えられないかなとかを、
AIにそういう連想する単語を100個あげてくださいみたいな感じでめちゃくちゃ指示したんですよね。
で、そこからこういう風なイメージの方向もあるなぁみたいな、そういったアイデア出しにすごく活かせたり、
いきなり連想できる単語100個あげてくださいって人がやるとめちゃくちゃ大変じゃないですか。
で、検索しても確かに連想する単語一覧みたいな、言い換え時点みたいなのとか検索すると出てくるんですけど、
そことはまたちょっと違う表現とかもAIだとお願いできたりするんですよね。
何か最初に出てきた100単語がちょっと平凡だなって思ったら、もうちょっと奇抜なアイデアありませんかみたいな、そういったラリーもできるんですよ。
そこでちょっとずれてるけど確かに連想できるかもみたいな、そういった単語とかにつながったりするので、
そういった部分でAI活用するのはめちゃくちゃいいなと思います。
という感じで、私は仕事で作るロゴデザインとかは企業さんだったり、何かブランドのロゴでその思いを視覚化するみたいな部分が強いので、
そういった部分はまだまだAIだけで自動的に作るよりは、AIを部分的に活用しつつ、最終的にはやっぱり人の手で表現する方がいいなって思います。
09:07
ただ、AIだけで自動的に作るロゴももちろんメリットはあって、やっぱり早くたくさん作れるっていうのはAIならではだし、めちゃくちゃ強くて、
そういったロゴデザインは、ブランドとかじゃなくて、何か短期的な企画のロゴとか、まだ収益化前でロゴデザイン費出せないよみたいな、
とりあえずSNS用のアイコンとなるようなロゴが作れればいいみたいな、そういった場面ではめちゃくちゃこのAIで作るロゴっていうのは活用できるんじゃないかなと思います。
という感じで、今日はロゴデザインとAIについてお話ししていきました。最後まで聞いてくださりありがとうございます。以上です。
09:58

コメント

スクロール