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2023-10-17 10:41

ロゴをBingのチャットAI&DALL-E 3で作る実験(第695回)

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BingのチャットAIでDALL-E 3を使ったAI画像生成ができます。ロゴのラフ画像をアップロードしてロゴを作る実験をした結果について話しました。
この実験について記事にもまとめています。
■ラフスケッチをもとにAI画像生成でロゴを作り最後は人力で仕上げる
https://ashikaga.substack.com/p/ai
=== 目次 ===
Bingのチャットでも画像生成AIのDALL-E 3が使える
ラフ画像をもとに生成AIでロゴを作る手順
Bing Chat+DALL-E 3でロゴを作る実験をした感想
現時点で商用利用は微妙なところ
ロゴとして使うには人力による最後の仕上げが必要
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DALL-E 3というオープンAIが提供する画像生成AIが話題です。
DALL-E 3というくらいなんで、バージョンアップしてより良くなったんですね。
オープンAIといえば、ChatGPTの開発元でもあるんですが、
DALL-E 3は、ChatGPTで対話をしながら、チャットをしながら画像を生成できるのが特徴の一つです。
ただ、その機能は有料のChatGPT Plusでしか使えません。
今、順次対応していっているようで、ChatGPT Plusのユーザーでもまだ使えてないみたいな声も聞きます。
ところが、実は、BingのChatAIでもDALL-E 3が使えるようになっています。
マイクロソフトの検索エンジンのBINGですね。
Bingと言っている人も多いですが、私は英語の発音に合わせてBingと呼んでいます。
海外の人がBingのChatAIにロゴのラフ画像をアップロードして、その画像を元にロゴを作成してもらう方法をXに投稿してたんですね。
BingのChatAIはChatGPTの有料版のChatGPT Plusで使われているChatGPT 4と同等らしいんですね。
なので、画像をアップロードして、画像を認識する、どういう画像かを認識することができるんですね。
そして、DALL-E 3では文字を含んだ画像を生成できるところもポイントなんですね。
これまでの画像生成AIでは難しいとされている画像の中に文字を入れることができるようになっています。
なので、簡単なマークがあって文字が入っているロゴみたいなものを生成できるんですね。
その人が紹介していた手順は、まず画像をアップロードして、その画像について詳しく説明をしてもらいます。
そして、その説明してもらった文章を元に、この文面に基づいてロゴを生成してくださいみたいに指示してロゴを作ってもらうというものでした。
で、これは面白いと思い、私も実験してみました。
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一回説明文を作ってもらって、その文を元にロゴを作るのではなく、画像をアップロードするときにこの画像を元にロゴを作ってくださいみたいな指示でも
試したところ、ロゴのような画像を生成してもらうことはできました。
でも、確かに一回説明文を作った後で、その文章を元に作ってもらった方がいいものができる確率が高いように感じました。
また、説明文が日本語よりも英語の方がいいものができる確率が高いようにも感じます。
そもそも、生成AIの機能の一つのイメージトゥイメージのように、画像そのものをベースに別な画像をアレンジしているのではなく、内部的には画像から一回その画像を認識した上でのテキストを生成して、そのテキストを元に画像を作っているようなんですね。
なので、アップロードした画像を元にお任せで作ってもらうよりも、一旦詳細に細かく説明をさせておいて、そのテキストを元に作ってもらった方が、詳細な説明文を作ってくれる分、元画像に近いものができるんだろうなと思いました。
なので、いろいろ実験してみての私のおすすめなのは、画像をアップして、このロゴのスケッチについて詳しく説明してください。英語でも説明してくださいと言って説明文を作ってもらって、以下の説明文を元にロゴを作ってくださいと。
ここは日本語でいいんですが、その後に英語での説明文をコピーペーストして入れるというやり方です。ロゴを5種類別なものを作る実験をしたんですが、やってみてどうだったかを話します。
まず文字は結構間違います。今のところ英語しか生成できないみたいなんですが、スペルをちょっと間違えることが多いです。ラフな感じの文字もきっちりした感じの文字も生成できますが、文字詰めなどいい加減なものが多いです。
文字の部分は最終的に人間が調整してあげないとそのまま使えるものにはならないかなという印象でした。手書きっぽい不揃いな感じの文字はいざ作るとなるとなかなか難しいので、そういうのを作ってもらうにはいいなと、いい感じに作ってくれるなと思いました。
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あと文字じゃないシンボルマーク的な部分の話ですが、シンプルではないものを作りがちなので、シンプルにと指示を入れると良くなるケースが多かったです。やっぱり生成AIなのでガチャを引く感覚というか、いっぱい生成させてたまにいいものがある。
そういう感じではあったんですが、でも極端に変なものはあまり作らないですし、良いものができる確率は上がっているように感じました。
これはビンのチャットの制限なんですが、5回しか、5ターンしかやり取りができないんですね。なので、やり取りしながらガチャを引きつつ、5ターンの中で良いものを生成させるというのがちょっときついなと思いました。
画像をアップロードして説明させてという手順を取らずに、最初からテキストでの指示でもなれれば結構良いロゴが作れるんじゃないかと思いました。あるいはチャットAIに文面を作る手伝いをしてもらうという手もありますよね。
なお、あくまでも私は実験としてやってるんですが、ビンを使っての画像生成AIで作った画像は商用利用は認められていません。チャットGPTとダリスリーで生成した場合は商用利用はOKなようです。
でも、AIが生成したものだとわかるように画像を利用しましょうというルールがあるので、ロゴとして使ってしまうというのがどうなのかなというのはグレーゾーンだと思います。
なお、ダリスリーを使って良いロゴが作れたとしても、生成したそのままの画像ではロゴとして使うには不便です。背景を透明にしたいですし、どんなサイズでも綺麗に使えるようにベクター形式にした方がいいです。
ベクター形式にすれば使うシーンに合わせて白抜きにするとか色を変えたりなどの加工もしやすくなります。また今の段階でのダリスリーが作るロゴは文字のスペルが間違っていたり文字詰めもバラバラだったりするので最後は人の手で調整した方が良さそうでした。
今回の私の実験ではせっかくなので全部無料のツールでできたらいいなと思いロゴをベクター画像に変換するのはAdobe Expressを使いました。そして仕上げの調整はFigmaを使いました。
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Adobe Expressは無料で使えるオンラインのツールでQuick Actionという機能の中にSVGに変換というのがあってアップロードしたビットマップの画像をベクター形式のSVGに変換してダウンロードできます。
Figmaもオンラインで使える画像編集ツールです。ベクターデータをいじる編集するというとAdobe Illustratorが定番ですがFigmaでも問題なくベクターデータの編集ができます。
本当は人間がラフを作ってAIが仕上げてくれるという方が理想な感じがしますが今のところはAIが考えて人間が仕上げるという方が適材適所ですね。
人間はAIが作ってくれたものをもとに最終データを仕上げるための要因になってしまうのかなというのはちょっと考えさせられますね。ただまあ今の段階ではそれができる人材というものは必要だと言えると思います。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
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