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2023-10-17 10:42

ロゴをBingのチャットAI&DALL-E 3で作る実験(第695回)

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BingのチャットAIでDALL-E 3を使ったAI画像生成ができます。ロゴのラフ画像をアップロードしてロゴを作る実験をした結果について話しました。

この実験について記事にもまとめています。
■ラフスケッチをもとにAI画像生成でロゴを作り最後は人力で仕上げる
https://ashikaga.substack.com/p/ai

=== 目次 ===
Bingのチャットでも画像生成AIのDALL-E 3が使える
ラフ画像をもとに生成AIでロゴを作る手順
Bing Chat+DALL-E 3でロゴを作る実験をした感想
現時点で商用利用は微妙なところ
ロゴとして使うには人力による最後の仕上げが必要
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サマリー

オープンAIのDALL-E 3は、BingのチャットAIでも利用できます。DALL-E 3では、画像をアップロードして、文字を含んだロゴなどを生成することができます。

DALL-E 3の利用可能性
DALL-E 3という、オープンAIが提供する画像生成AIが話題です。
DALL-E 3というくらいなんで、バージョンアップしてより良くなったんですね。
オープンAIといえば、ChatGPTの開発元でもあるんですが、
DALL-E 3は、ChatGPTで対話をしながら、チャットをしながら画像を生成できるのが特徴の一つです。
ただ、その機能は有料のChatGPT Plusでしか使えません。
今、順次対応していっているようで、ChatGPT Plusのユーザーでもまだ使えてないみたいな声も聞きます。
ところが実は、BingのチャットAIでもDALL-E 3が使えるようになっています。
マイクロソフトの検索エンジンのBINGですね。
Bingと言っている人も多いですが、私は英語の発音に合わせてBingと呼んでいます。
海外の人がBingのChatAIにロゴのラフ画像をアップロードして、その画像を元にロゴを作成してもらう方法をXに投稿してたんですね。
BingのChatAIはChatGPTの有料版のChatGPT Plusで使われているChatGPT 4と同等らしいんですね。
なので、画像をアップロードして画像を認識する、どういう画像かを認識することができるんですね。
そしてDALL-E 3では文字を含んだ画像を生成できるところもポイントなんですね。
これまでの画像生成AIでは難しいとされている画像の中に文字を入れることができるようになっています。
なので、簡単なマークがあって文字が入っているロゴみたいなものを生成できるんですね。
その人が紹介していた手順は、まず画像をアップロードして、その画像について詳しく説明をしてもらいます。
そしてその説明してもらった文章をもとに、この文面に基づいてロゴを生成してくださいみたいに指示してロゴを作ってもらうというものでした。
で、これは面白いと思い、私も実験してみました。
一回説明文を作ってもらってその文をもとにロゴを作るのではなく、画像をアップロードするときにこの画像をもとにロゴを作ってくださいみたいな指示でも試したところロゴのような画像を生成してもらうことはできました。
でも確かに一回説明文を作った後でその文章をもとに作ってもらった方がいいものができる確率が高いように感じました。
また説明文が日本語よりも英語の方がいいものができる確率が高いようにも感じます。
そもそも生成AIの機能の一つのイメージトゥイメージのように画像そのものをベースに別な画像をアレンジしているのではなく、内部的には画像から一回その画像を認識した上でのテキストを生成してそのテキストをもとに画像を作っているようなんですね。
なのでアップロードした画像をもとにお任せで作ってもらうよりも一旦詳細に細かく説明をさせておいてそのテキストをもとに作ってもらった方が詳細な説明文を作ってくれる分元画像に近いものができるんだろうなと思いました。
なのでいろいろ実験してみての私のおすすめなのは画像をアップしてこのロゴのスケッチについて詳しく説明してください。
英語でも説明してくださいと言って説明文を作ってもらって以下の説明文をもとにロゴを作ってくださいと。
ここは日本語でいいんですがその後に英語での説明文をコピーペーストして入れるというやり方です。
ロゴを5種類別なものを作る実験をしたんですがやってみてどうだったかを話します。
まず文字は結構間違います。今のところ英語しか生成できないみたいなんですがスペルをちょっと間違えることが多いです。
ラフな感じの文字もきっちりした感じの文字も生成できますが文字詰めなどいい加減なものが多いです。
文字の部分は最終的に人間が調整してあげないとそのまま使えるものにはならないかなという印象でした。
ロゴの生成における実験結果
手書きっぽい不揃いな感じの文字はいざ作るとなるとなかなか難しいのでそういうのを作ってもらうにはいいなといい感じに作ってくれるなと思いました。
あと文字じゃないシンボルマーク的な部分の話ですがシンプルではないものを作りがちなのでシンプルにと指示を入れると良くなるケースが多かったです。
やっぱり生成AIなのでガチャを引く感覚というかいっぱい生成させてたまにいいものがあるそういう感じではあったんですが
でも極端に変なものはあまり作らないですし良いものができる確率は上がっているように感じました。
これはビンのチャットの制限なんですが5回しか5ターンしかやり取りができないんですね。
なのでやり取りしながらガチャを引きつつ5ターンの中でいいものを生成させるというのがちょっときついなと思いました。
画像をアップロードして説明させてという手順を取らずに最初からテキストでの指示でもなれれば結構良いロゴが作れるんじゃないかと思いました。
あるいはチャットAIに文面を作る手伝いをしてもらうという手もありますよね。
なおあくまでも私は実験としてやってるんですがビンを使っての画像生成AIで作った画像は商用利用は認められていません。
チャットGPTとダリスリーで生成した場合は商用利用はokなようです。
でもAIが生成したものだとわかるように画像を利用しましょうというルールがあるのでロゴとして使ってしまうというのがどうなのかなというのはグレーゾーンだと思います。
なおダリスリーを使って良いロゴが作れたとしても生成したそのままの画像ではロゴとして使うには不便です。
背景を透明にしたいですしどんなサイズでも綺麗に使えるようにベクター形式にした方がいいです。
ベクター形式にすれば使うシーンに合わせて白抜きにするとか色を変えたりなどの加工もしやすくなります。
また今の段階でのダリスリーが作るロゴは文字のスペルが間違っていたり文字詰めもバラバラだったりするので最後は人の手で調整した方が良さそうでした。
今回の私の実験ではせっかくなので全部無料のツールでできたらいいなと思いロゴをベクター画像に変換するのはアドビエクスプレスを使いました。
そして仕上げの調整はフィグマを使いました。
アドビエクスプレスは無料で使えるオンラインのツールでクイックアクションという機能の中にSVGに変換というのがあってアップロードしたビットマップの画像をベクター形式のSVGに変換してダウンロードできます。
フィグマもオンラインで使える画像編集ツールです。
ベクターデータをいじる編集するというとアドビイラストレーターが定番ですがフィグマでも問題なくベクターデータの編集ができます。
本当は人間がラフを作ってAIが仕上げてくれるという方が理想な感じがしますが今のところはAIが考えて人間が仕上げるという方が適材適所ですね。
人間はAIが作ってくれたものをもとに最終データを仕上げるための要因になってしまうのかなというのはちょっと考えさせられますね。
ただまあ今の段階ではそれができる人材というものは必要だと言えると思います。
今回は以上です。足利浩二がお届けしました。
10:42

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