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2023-04-18 10:15

AIが作る「それっぽい」もので十分なケースは結構多い(第649回)

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AIが作った「それっぽい」もの十分なケースはあるし、むしろその方が多いのではないかという話です。「それっぽい」ものを作ってきた人はAIに仕事を奪われるのかについても話題にしました。
=== 目次 ===
AIが作った「それっぽい」もので十分なケースも
AIによるイラストは速い&コスト低い
デザインはそれっぽいものを作る作業な面も
それっぽいものを作ってきた人はAIに仕事を奪われる?
アナログからデジタルへの移行期と同じ
まだ誰もがAIを使いこなせるわけじゃない
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アシカガキャスト
AIが作れるのはそれっぽいものだけど、それっぽいもので十分なケースは結構多いと思うんだよねという話です。
それっぽいというのがAIのキーワードだと思います。
人類のこれまでの英知を学習した上で、それっぽいものをアウトプットできるようになったのが、最近話題の画像生成AIであったり、チャットAIであったりですよね。
AIが作ったそれっぽいものよりも、人間が感情を込めて作ったものが見たい、読みたいというのは共感はできます。
でもそれはケースバイケースで、それっぽいもので十分なケースはあるはずですし、むしろそれっぽいもので十分というケースの方がほとんどなのかもしれません。
そんなことを最近考えています。
例えば何かしらの調査、レポートを依頼した場合、人間が書いたかAIが書いたかは、さほど重要ではないですよね。
人間が書いたぐちゃぐちゃな文章よりも、AIがそれっぽくそつなくまとめたわかりやすい文章の方が良いということになっていきそうですよね。
賢った文章を書くとき、結婚式の伝報とか、自己の挨拶的なものとか、ビジネスメールとかもそうかもしれないですが、決まった型のあるような賢った文章のとき、全部の文章ではなくても最初と最後はそれっぽいものをAIに作ってもらえば十分じゃないかと思います。
そういう賢った定型の文章はいざ書くとなると難しいですし、結局ネットで探してコピペするとかそういうことになると思うので、AIがそれっぽいものをサクッと作ってくれれば楽ですし、それで十分だと思います。
例えば、ネット記事にちょっとした差し得が欲しいというケースで、オリジナルのものを自分で書いたり、イラストレーターに頼んで書いてもらえば、より良いものになる可能性は高いですけど、時間とか金額の両面から考えても、
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AIが作るそれっぽいイラストでいいよというケースも多いと思います。自分で書けない人が多いですし、お金をかけて人に頼むのも厳しいというケースは多いですよね。
金銭的な面もそうですが、AIはそれっぽいものを短時間で、すぐに作ってくれるというのも大きいですね。テキストの原稿はできました。やっぱりここにちょっと差し得が欲しいねと、そこから人に依頼すると。
まあそんなやり方では進行管理がなってないですが、そうやってるとそこからイラストが出来上がるまでの時間、記事は公開できないので、とにかく早くすぐにそれっぽいものが作れるAIの便利さというのはありがたいと思います。
街を歩いていて、歯医者のマークってそれっぽいものが多いなと感じたことが今回の話につながっています。もちろんそれぞれの院長がこだわりを持ってデザイナーに作ってもらってるのかもしれないですが、
歯医者さんというカテゴリーの中で他と大きく逸脱せずにそれなりな歯医者っぽい、それっぽいデザインのマークが多いですよね。そう考えると世の中それっぽいデザインで溢れてるなとか感じたんですが、
今後デザイナーがAIを利用してそれっぽいマークを作るケースは増えそうだなぁと予想します。それぞれのジャンルによってそれっぽいロゴ、マーク、それっぽいデザインというのがありますよね。
例えば自動車メーカーのロゴはだいたいテイストが似ていて自動車メーカーっぽいロゴというジャンルを作ってますよね。そもそもデザイナーはいかにそれっぽいものを作れるかを仕事にしていた面もあるんじゃないかと気づきました。
じゃあ、AIで仕事を奪われるというのはこれまでそれっぽいものを作ってた人たちなのかという問いを考えられると思います。
これはイエスでもありノーでもあるでしょうね。私もそれっぽいものを作ってきた人だと自覚しています。
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ウェブデザインであったりデジタルのグラフィックス作成とかイラスト書いたりとか色々してきましたが、強烈なオリジナリティとか突出した技術力があるわけじゃなく、それっぽいものを作るのが得意な方だと自分でも思っています。
で、AIに仕事を奪われる云々という話はアナログからデジタルへの移行の時と同じようなことが起きていると考えられますよね。
例えばデザインの世界では昔はいかに綺麗な線を引けるかという職人的な技術が必要で、それができる人が調報がられてたり偉そうにしていたわけですよね。
それがデジタル化でパソコンで簡単に綺麗な線が引けるようになって、ただ綺麗な線を引けるだけ、それだけの人は必要なくなったわけですよね。
だからそれだけの人は仕事をデジタル化によって奪われたかもしれないけど、デザインする上でのレイアウトのルールとかセンスとか、そういうものはデジタルになってもそのまま生かせるわけで、むしろ綺麗に線を引くとか、
そういう作業の部分に時間と労力をかけなくてよくなった分、クリエイティブな作業に時間をかけられるようになったわけですよね。そこでその後も活躍した人もいるでしょうし、今まで綺麗な線を引くみたいな技術がなかった人でもデザインの世界で才能を発揮する人も出てきたと。
そういったことと同じようなことがAIを使って仕事をする時代にチェンジしても起こってくるということだと思います。
そしてそれっぽいものしか作れない私がAI時代になってもまだ大丈夫と思っているのは、まだまだ意向期間だという点もあると思います。
一般の人が誰しもがAIを使いこなせるようにはなかなかならないと思うんですよね。
なのでやっぱり最初の頃はこれからのAI時代への移り変わりの時期は、デザイナーがAIを利用してデザインする。ライターがAIを利用して文章を書く。
イラストレーターがAIを利用してイラストを書く。それぞれの専門家がAIを利用してよりクリエイティブなことをより短時間でできるようになっていくと思います。
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なのでそれっぽいものが作れる人はAIを利用してよりそれっぽいものをより楽に短時間で作れるようになると思うんですね。そこがまだまだ仕事になるんじゃないかと期待を込めて思っています。
一般の人が誰にも頼らずデザインしてライティングしてイラスト作成してとなるにはまだまだ時間がかかるでしょうねと予想しています。ただ一人のクリエイターがマルチにデザインもイラストも3Dもアニメーションも音楽もとかやるケースはどんどん増えるでしょうね。
私もある程度はそこを目指したいとも思っています。今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
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