報連相の重要性
こんにちは、サチュアルコです。今日は、報連相でございます。報告、連絡、相談、社会人の基本みたいなイメージですけど
そのやり方ってね、人それぞれ違うんじゃないかなって思うんですよね。正直最初、私は失敗ばかりして怒られてきた人間なんですけど
実は報告、連絡、相談のやり方次第で、自分仕事ができないやつなんですっていうね、そんなマイナスな印象を与えてしまうものでもあるので
今日は、私が11年フリーアナウンサーとして先輩方からビシビシボコボコ叩き込まれてきた
ただの報告じゃない、短い時間で信頼や価値を取ることができる、伝え方というのをシェアさせていただきます
もう、昔の私は、報連相の大切さっていうのも全然わかってなくって
ひどい時はね、相手に伝えるタイミングがないからって、その情報を共有するのやめとこうっていうこともしちゃってたぐらいなんですけど
当時の私としては、その報連相の定義ってね、自分が知った情報をとりあえず全部、わーって誰かに伝えることっていうふうに思ってたんですよね
で、駆け出しの頃のイベントMCのお仕事で、実はある大きな音楽ステージで私やらかしたことがありまして
本番の直前、あるゲストの方が私のところにね、とことこって来て、急遽
登場の時に流す曲、やっぱりAからBに変えて欲しいんですっておっしゃったんですよ
で私は、あ、登場の時に流す曲をBに変えるんですね
えっと、あ、音響さんに確認してみますねとかって伝えて
私としてはね、まだ駆け出しだから、自分のこの後のMCのことを考えるだけでもテンパってるし、時間ないし
とりあえず確認しなきゃってなって、ステージ袖にいた一番近くにいた音響さんにバーって駆け寄って
あ、あのすみません、さっきゲストのなになにさんが、登場曲をAじゃなくってBに変えて欲しいっておっしゃってるんですけど
これってどうなんですかね?可能なんですかね?とかって聞いて、その音響さんもね
えっと、いや可能だけどそれは決定事項なの?って
Bに変えるならどのタイミングで登場するかとか確認した?とかって言われて
あ、確認してないです。あ、じゃあ確認しますとかって言ったものの、私にもうそんな時間は残されておらず
結局ね、それを確認できないままステージが始まってしまって、音響さんもわかんないまま始めることになったし
その総括の大きなそのディレクターには、なんで俺に共有しないんだ?とか別のスタッフにもなんで共有しないんだ?ってめっちゃ怒られちゃって
もう本当にその時は、他の皆さんがプロでフォローしてくださってなんとかステージは無事に終えられたんですけど
それきっかけでは、自分の中ではイベント中に何かを報告する、連絡する、相談するっていう行為がめちゃくちゃ怖くなっちゃって
もうやりたくない報告って思ったんですよね
全部必要なことを伝えられてるかなとか、いろいろ自分確認できてるかなとかっていう、その独特の胃がキリキリする感覚
今でも覚えてるんですよ
具体的な報連相のテクニック
今ではわかるんですけど、そのうまくいかなかった原因って基本的に、わーって焦ってしまった私が関係者全員に適切な情報を適切な形で伝えられなかったっていうのが原因だったんですよね
そういう失敗をね、いろいろやらかしてきちゃったんですけれども
その中でベテランの先輩方から徹底的に教わってきたことがあって
それは、プロの現場での放連想は、学校の伝言ゲームとは全く違うものなんだっていうことなんですよ
イベントとか生放送の現場ってね、本当に1秒を争う現場だったりするので
変に長々伝えるのもNGだし、不要なことを伝えるのもNGだし、とにかくズバッと伝わる的確さというのが必要になってきます
ということで、大きく分けて今回お伝えしたいポイント3つあるんですけど
1つ目が、これがね何気に一番大事かもしれません
相手の次の仕事を想像して、先回りして確認しておくっていうことなんですよ
さっきの私の失敗例で言うと、当時の私はただただ、曲をBに変えたいらしいんですよねーって伝えるだけだったわけですよね
でも、できるMCさんは、そこで一歩先、一歩先?一歩先、一歩先、一歩先を読んで
ゲストさんに変更を告げられた瞬間に、その音響さんの顔も思い浮かべた上で
音響さんはこの変更を聞いたら、次に何を確認したくなるのかなって、自分で想像してみて
ゲストさんに私がその場で確認するんですよね
あ、承知しました、変更ですねって。ちなみにそのBの曲の音源はもう音響さんにお渡し済みでしょうか?とか
登場はステージの上手からで問題ないでしょうか?とか
曲をスタートさせるきっかけは何にしましょうか?とかって
この3つを追加で、私が聴いておくだけで、音響さんはもう一度ゲストに確認しに行く手間が省けるわけですよ
これめちゃくちゃスムーズなんですよね
もちろん考え方によっては、その確認って音響さん本人がすればええやんってことにもなるんですけど
フリーランスは特に、自分以外の他の人の仕事まで配慮してプラスで
できると指名される存在になるので、これめちゃくちゃ重要だったなぁって思います
ただのメッセンジャーじゃなくて、相手の仕事を減らしてあげる
そんな気の利くほうれん草ができるとめちゃくちゃ喜ばれるし、信頼度がグッと上がるのでおすすめです
では次2つ目
これもね、できると一気に頼れる人に買われちゃうものなんですけど
報告と提案を必ずセットにするっていうことです
ただただ、問題が起きましたーって報告するんじゃなくって
こういう問題が起きたので、自分はこう対処しようと思っております
なので、ぜひこれをこうしていただけると嬉しいですっていう解決策の提案までセットで提示できるとめちゃくちゃ喜ばれるんですよ
さっきの私の例で言うと、ゲストの方が曲をBに変更したいそうです
ゲストは私の曲紹介が終わってから、ステージの上手からBの曲で登場することは私が確認できたので
私の曲紹介が終わり次第、音響さんBの曲かけていただけますか?みたいに伝えられると、音響さんはあとはOK出すだけになるんですよね
これフリーランスの仕事ってめちゃくちゃ大事で、クライアントさんにトラブルが起きましたって報告するだけじゃなくって
こういったトラブルが起きましたが、対策としてA案とB案があります
私はA案がいいと思いますがいかがでしょうかって
その場合は自分はこれをやりまして、あなたはこれをしていただけると助かりますって伝えられると信頼がグッと上がります
と言いつつね、これ私も結構忘れやすいので改めて意識したいなと思うポイントですね
タイミングと配慮の重要性
これが2つ目。で最後3つ目が、相手が聴ける状態の時に伝えるっていうことです
これもね、当たり前のようで意外と難しくって、私も昔タイミング間違えまくってめっちゃ怒られてきたんですけど
でもこっちとしては早く確認しなきゃいけないし、てか確認しなかったらしなかったで
なんで早く言わないんだとかって怒られるじゃないですか
ムズーって思ってきたんですけど
明らかに相手が眉間にシワ寄せて急いで何か確認してたり、誰かと大事な話をしてる時は聞けない状態の際ですよね
とにかく今この人は話を聞ける状態かっていう風に相手の状況をしっかり観察した上で
今だ!っていうタイミングを逃さずに、「〇〇さん30秒よろしいでしょうか?」って相手の意識をこちらに向けてもらってから
簡潔に伝えること。そのためにも日頃から話を簡潔にまとめる癖っていうのはつけておかなきゃいけないんですけど
この相手へのちょっとした配慮が情報の伝達ミスも防いでくれるし、スムーズな人間関係も築いてくれるなぁと思います
私もMC始めたての頃はね、自分が伝えたいタイミングで自分が知った情報をうわーって伝えようとしちゃってて
完全に自分本位だったんですよね
まあでもそれって自分がとりあえず全部伝えて安心したいだけだから、完全に悪い印象を与えながら仕事をしちゃってたもんで、もったいなかったなと思います
こういう丁寧なコミュニケーション一つ一つが次の仕事に繋がったり、大事な信頼をつかむことにもなったりしたので
私も修行の日ですけど、今回の内容ちょっとでも何か参考になっていれば嬉しいなと思います
今回はもう一つ、人生このままでいいと思ったら試してほしい3つのことというテーマで話している回をチャプターに貼っています
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