フリーランスの価格設定の悩み
こんにちは、サチュアルコです。今聞いてくださっているあなたは、実際に今自分の商品を作ったりだとか、SNSで自分のサービスを届けようとされてたり、クライアントワークで仕事を獲得されてたり
またはそういったことを、これからやっていきたいって思われてる方もいらっしゃると思うんですけど、こういったフリーランス的な働き方をしてると、避けては通れない心臓がキュッてなる瞬間があるんですよね
それが、自分の価値に値段をつける瞬間でございます。クライアントさんに自分の単価を伝えるときとか、自分の作った商品とかサービスに何円って入力するときとか、ビビっちゃいませんか?
えー、本当にこの値段で売っていいのかなーとかね。自分なんかがこんなにお金もらっていいのかなーとか。そう、まさに今日のテーマは、自分で収入を作ろうとする人みんなが一度はぶつかる壁についてで
お金を受け取ることへの罪悪感?お金のマインドブロックっていうのもよく言われますけど、その壊し方についてお話ししていきます
正直言うと、私自身も今まで、かれこれフリーランスとして15年やってきて、結構悩んできたんですよ
特にフリーアナウンサーとして仕事をし始めて、最初の3年間とかは本当に悩んで悩んで悩みまくってきたんですけど
そんな私がどうやってお金をもらう恐怖を克服してきたのかっていうのもね、シェアさせていただくので、ちょこっとでも参考になればいいなぁと思って話していきますが
例えば、私がフリーアナウンサー始めたばかりの頃、私が売ってたのって自分の声なんですよね
ナレーションもそうだし、イベントのMCとかもそうですけど、これって分かりやすく納品する物理的なものが、目に見えるものがあるわけじゃないというか
基本形として残らないじゃないですか。極端な話、空気を振動させてるだけみたいな
だから私、ただ空気を震わせただけでお金もらっていいんかなってね。もうそれ物理現象としてはおならと変わらないんじゃないかなくらいに、わけわかんないことを考えて悩んでたんですよ
自分に自信がないからこそ、ここに行き着くのもあるんですけど
もちろん仕事は一生懸命やるんだけど、でも心のどこかで、いや本物のプロならこの値段で当然だけど、私はまだ駆け出しだしとか
もしクライアントさんが期待したクオリティを出せなかったらどうしようとかね、ずっとビクビクしていて
だからちょっといつもより単価が高い仕事を獲得できた時は、もうめっちゃ嬉しいんだけどその反面
どうしようって不安になってたんですよね。それが実績を積んでいこうとする初期っていうのは特にある感覚で
さらに厄介なのが、仕事に慣れてきてからの罪悪感っていうのもあるんですよ
自分の得意なこと、好きなことで仕事ができるようになってくると、今度はこんなに自分のやりたいことでお金もらっちゃっていいのかなっていう
なんか謎の罪悪感が生まれてくるんですよね。私自身はテレビリポーターになりたいという夢があったから
夢が叶った時に、そんな自分の夢みたいな仕事でお金もらっていいんかなっていう謎のスパイラルにハマってて
これフリーランスあるあるだと思うんですけど、私たちってどうしてもアルバイトのみたいなのが抜けない部分があって
そのアルバイトって基本時給いくらとか何時から何時まで働いたら必ずお給料をもらえるっていう
その時間を切り売りする働き方じゃないですか。でもフリーランスっていうゲームのルールはもう全然違うんですね
成功の裏にある努力
私たちはかかった時間じゃなくて、出した結果、変化にお金をもらってるんですよ
例えば私がイベントMCをして会場でドカーン盛り上がったとして、例えば
主催者の方に、あれ子さんのおかげでイベント大成功だよって喜んでくれてね
そこにクライアントはお金を払ってるんだけれども、私がそのお言葉をもらった時に
いや自分喋っただけなんでとかっていうのはなんか違うじゃないですか
でも自分で頭では分かってても心が追いつかなくって、かかった時間が短いものほど
いや数時間しかやってないのにとかってなってくるんですよこれが
クライアントに渡す成果とか変化じゃなくて、これって完全に時間的な価値で考えちゃってるんですよね
でここで知っててほしい、その有名なピカソのお話があって
ある日画家のピカソがカフェにいました。でファンの方がねトコトコってやってきて
このナプキンに絵を描いてくれませんかピカソ様みたいに頼んで
ピカソはねもうそれでササササって30秒ぐらいで絵を描いてファンの方に渡すんですけど
その時に、はいどうぞと
代金は100万ドルですみたいにピカソが言うんですよね
でファンびっくりして、えーって、たった30秒で描いたのにそんなにするんすかってなるんですけど
そこでピカソが言った言葉が、いやこれは30秒で描いたんじゃなくって
自分はこの絵を30秒で描けるようになるまで30年かけたんですと
だからこの絵を描くのにかかった時間は30年と30秒なんですって返したそうなんですよ
ピカソすごいじゃーんっていうねお話なんだけど、これ実は私たちにも当てはまるんですよね
私が例えばイベントMCで台本をパパッと読んでササーッと進行できたとしても
それは決して楽な仕事なんじゃなくって
新人の頃からずっと泣きながら練習したり
頑張って諦めずに進んできた10年っていう月日があるからで
クライアントさんは今日の私の数時間にお金を払ってるんじゃなくって
私が今日まで積み上げてきた歴史と技術を買ってくれてるわけでしょ
っていうともしかしたらね
じゃあ自分はまだまだ駆け出しなんで10年の歴史とかもないし
やっぱお金もらうの申し訳ないっすわって思った方もいらっしゃるかもしれません
っていうか多分私も新人の頃ならそう思ってただろうなって思うんですけど
でも違うんですよね
この話っていうのは駆け出しの人にこそ使ってほしい考え方でもあって
例えばあなたが請求しているお金
それは今あなたが駆け出しであるならば
何十年も費やした歴史っていうのはそこにはないと思うんですよ
でもあなたは間違いなくクライアントさんの代わりに費やした時間と労力を売れてるんですよね
例えばあなたが動画編集の副業を始めたばっかりだとして
まだ経験が3ヶ月くらいだったとして
でもその3ヶ月の間あなたは編集ソフトをダウンロードして使い方学んで
講座とかでも学んじゃったりして何度もエラー出てイライラして
それでもなんとか1本動画を作れるようになったわけなんですね
でもクライアントさんは言うならそのめんどくさい努力さえプロセスを全部すっ飛ばして
あなたにお金を払うことで解決しようとしてるんですよ
もしクライアントさんが自分でそれやろうとしたら
今からねソフトの使い方を覚えるだけで10時間かかるかもしれなくて
でもあなたに頼めばその10時間ショートカットできちゃうんですよね
つまりプロとしての30年の歴史っていうのはまだないかもしれないけど
クライアントさんがやりたくない面倒な下準備とか勉強を代わりにやったっていう立派な価値を提供できてるんです
たとえあなたが昨日勉強したばっかりの知識だとしても
全く知らない人からしたらねあなたは一歩先を行く立派な先輩なので
そう考えたらねもう自分なんかがなんて思う必要全くないんですよ
相手の時間を増やして面倒を減らしてあげて
その対価としてお金を受け取ってるので
これめちゃくちゃ健全で素敵な好感だと思いませんか
ということで今日一番お伝えしたかったのは
もしこの金額もらうの申し訳ないなとかって思われてる方がいらっしゃったら
あなたは作業時間だけを売ってるんじゃなくて相手がショートカットできる未来と
あなたがクライアントの代わりにずっと取り組んできた準備と勉強も売ってるっていう風に考えてみてください
ベテランの人は積み上げた歴史があるし
駆け出しの人は相手の代わりに汗をかいて頑張った準備とかの期間があるし
それぞれちゃんと価値があります
なので大丈夫です自分は受け取る価値があるって思ってぜひぜひ進んでみてください
今回の内容もちょっとでも参考になれば嬉しいです
今回はもう一つ、挑戦が怖いそのブレーキを外す3つの攻略法について話しているテーマをチャプターに貼ってます
ぜひ