00:03
PitPaのザ・フォーカスへようこそ。
この番組は、時事問題やカルチャーに焦点を当て、
インタビュー音声をもとに、リアリティーが溢れる情報を配信していきます。
こんにちは、フリーアナウンサーの池田めぐみです。
声の仕事をして20年、これまでFM石川、群馬、TBSラジオで、
文化人やアーティストなど、3000人以上にお話を伺ってきました。
今回お届けするのは、今、問われる。コロナ禍の演劇界。
一人の発熱でも中止に、です。
2020年、新型コロナウイルス感染拡大によって、
文化芸術やスポーツのイベントは、甚大な影響を受けました。
人を集めるのが難しくなる中、
エンタテインメントを届ける新しい試みとして注目されたのが、ライブ配信です。
そこで今回は、今年初めて開催された、
全国リモート参加型オーディション元に実施された演劇にスポットを当て、
その舞台裏に迫っていきたいと思います。
10月17日、18日、新宿サンモールスタジオで上演すべき計画された
ユニバーサルオーディションルーツ。
演劇フェスとして、映像作品、生リモート演劇、
舞台での演劇を目指して始動しました。
8月に行われたオーディションの選考をはじめ、
脚本作り、稽古、そして感激するお客さんの大半も、
リモートというライブが醍醐味であるはずの演劇では異例の形です。
コロナ禍でこれまでとは違うやり方で演劇を続けるという決断の裏には、
どんな思いがあったのか。
ユニバーサルオーディションルーツの中心人物、総合演出で
プロデューサーの這島哲也さんはこのように語ります。
実際、私自身が今回のコロナの今年に入って、
4月に入っていたドラマの現場がある日、突然止まりました。
そのドラマの現場で感染者が出たというわけではなく、
状況として、今日こうやって集まって何かをすること自体が
一番社会的というか、生産性をそこで生んではいけないという風向きが変わりまして、
いわゆるそれが緊急事態制限だったわけですね。
ある日突然止まるんですよ。
止まった瞬間も経験しましたし、
じゃあいつ再開するのかというのは未定だという話で、
いよいよ世の中が見たことない状況、
見たことない状況を人生の中で何回か経験しているんですけど、
それは震災の時もそうだったんですけど、
今回は震災ではない部分で、
03:02
2つ目というか自分の人生の中で2つ目の見たことない状況、
感じたことない状況を経験するに至ったのが、
ちょうど4月、5月、6月、あの辺だったと思います。
表現の仕事はもちろん、県外移動も大好きな釣りも許されない。
世の中の殺伐とした状況は、
2011年の東日本大震災に続いて、人生で2回目の経験だったと語る灰島さん。
そのような中で、かねて信仰のあった映画プロデューサー、石塚義孝さんが、
コロナ禍でも面白いことを始めると、
SNSで宣言するのを目にしてルーツに仲間入り、
オーディションの審査員たちもリモートで次々と集められていきました。
会社の組織と大体ちょっと近いと思うんですけど、
この部署があると多分この仕事が透明になってく、クリアになってく、
っていう部分を一個ずつ書き出したんですよね。
そうするとここにこの人が足りない、あの人が足りないっていう、やりたいことがまずあって、
その下に具体的に人をつけていって、
その人をつけていった中で自分たちの知り合いの範囲内でしか集められないので、
割と公募というよりかは声をかけていったという流れですね。
集まったのはアートディレクター、映画監督、カメラマン、演出家に脚本家。
住んでいる場所も東京、名古屋、札幌とバラバラでしたが、
それが面白いと廃島さんは言います。
主に皆さんよく知っているズームというシステムを使って、
遠方でも疑似対面をしながらことを進めていくというのが、
今回やってみてそれが整理するんだなというのが分かって、
で、進めていくとやっぱりね、これ面白いんですよ。
ある日突然今回17、18人、たまたまその北海道のメンバーが来てくれたんですよ。
写真を撮る人間だったり。
初めて会うわけじゃないですか。初めてじゃないんですよね。
そこで会っても絶対窮地の方なんですよ。
心も会話しつつ会ったんで、なんかほんとすぐ仲良くなれた。
だから逆に言うとメリット、デメリットあると思うんですよね。
会えないから伝わらないこと、微妙な差し加減だったり、人格だったり、
画面で絵と音でしか伝わらないって多分ちょっと違うんですよね、
本当に人間関係では。で、その同じ空気感にいるとか空間にいるとか
ということによって初めて伝わる熱意とかってあるじゃないですか。
そういう部分がちょっと難しいのかなと思ったんですけど、
ことを一緒に進めていくとか、ビジネスをやっていくとかということは
全然できるんだなということは分かりました。
そして8月に開催されたオーディションには808人もの応募があったそうです。
唯一制限を設けるとしたら年齢ぐらいだったんですよね。39歳以下。
それ以外は性別も問わない、どんな生まれであろうが国籍であろうが関係ない、
宗教も関係ない、現在住んでいる場所も関係ない、いろんなことも関係なくして、
かつ経験者、未経験者も問わず。もっと言うとですね、
06:04
表に出るか出ないかも問わない方向ってないかなってずっと模索してたんです。
そんなことは今までやった人いないし、
声の出演とかで人物は特定されなくても声だけでもいいから
表現することを諦めたくないって方もいらっしゃるんですよ。
そういう人たちの部分でどうにかしていかせないかなと思ったのが
このルーツの一番最初の始まりでしたね。
オーディションに参加し、出演するメンバーの一人に選ばれた女優の小田美織さん。
小学6年生の時、吉祥寺でのスカウトがきっかけで事務所に入り、芸能界デビュー。
スマップスマップに出演したり、映画やドラマ、写真集の出版、
最近ではエキストラにも挑戦と女優の道を歩んできた小田さん。
これまでに受けたオーディションの数は200から300は優に超えているといいます。
今回、ルーツのオーディションはどのように知ったのでしょうか。
確か、ツイッターでどなたかがリツイートしていたのを偶然見つけて、
なんだこれと思って、公式ホームページに飛んで、
ちゃんと読む前に、もうこれ応募しなきゃいけないなってなんとなく思って、
もうすぐ事務所にこれ応募したいです、いいですか、みたいな感じで聞きました。
リモート審査はどういうところを見て人材を選んだのか、
這島さんは語ります。
僕の中での基準はリモート審査で一番重視していたのは、
自己表現ができるかどうかということを一番見ていました。
この人はどんなキャリアがあって、どんなお芝居ができて、
過去の経歴が、というのはほぼほぼ見ていないです。
ただ、メディアに出ている方も当然いたし、
どんなことをやってきたということを認識しやすい人もいたんですけど、
そうでない方も全然普通にいらっしゃったので、
このルーツということの企画の一番の根本は、
過去の自分をちゃんとしっかり整理できて、
未来に向かって表現をしていく人たちを応援しようという、
一番のコンセプトがあるので、
その過去の自分に対して向き合えるかどうか、
向き合えなくても、僕らが何かお手伝いしたら、
向き合うことによって彼、彼女、いろんな人が救われる可能性がある人、
そういう人をできる限り、僕は表現の場に連れていきたい。
そういうふうに思いました。
選ぶ人も、選ばれる人も、
どちらもモニターを通じてしか向き合うことのできない、
リモートでのオーディション。
一見判断に迷ってしまうのではないかと思いますが、
実際は予想もつかない展開となったようです。
ほぼ泣きましたね。
僕はその高圧的に何かを言ったから泣くとかそういうことじゃなくて、
結構僕が担当したヒアリングの方々は、やっぱり嬉しいんだと思うんですよね。
09:04
寂しかったのかもしれないですけど、
本当に今、だからこそ救われる何かがあると思ってこの企画をやったんだ、
という話をしたら、やっぱりみんな嬉しいんですよ。
孤独だったんですよね。コロナがあろうがなかろうが孤独だったんですよね。
その人たちの話を、僕がおこがましいけど耳を傾けてお伺いすると、
やっぱりその人たちは楽になるんですよね。楽になると安心して泣くんですよね。
多分そういう流れだったと思います。
オーディションを受ける側だった女優の尾田さんも、
印象的だったことを次のように語ります。
エキストラについてお話をしてた時に、
私が自分を悲劇する意味として、
エキストラってコマじゃないですかっていうことを言ったら、
怒られまして。
怒られたって言っても愛のある言葉だったんですけど、
その時におっしゃっていることは理解できるし、
自分でも思っていることだったんですけど、
そうやって私にそういうことを言わなきゃいけないって思わせてしまったことに対して
すごく勉強になりました。
リモートで行われたオーディションにかかった時間は全部で175時間。
808人の中から選ばれた42人が語る人生は、
失恋、障害、病気、虐待、差別、裏切り、ジェンダーの悩み、
さまざまなバックグラウンドがありました。
そして、このルーツという作品は、
用意された役に合う人を選ぶのではなく、
選ばれた人の人生から脚本を作る宛書という形で作られました。
小谷よりさんが出演する作品のタイトルは、「私じゃダメですか?」
女優3人が演じるエキストラと大役と月人が、
とあるCM撮影の現場に居合わせてというストーリー。
リモートでの稽古はどんな様子だったのでしょうか。
じゃあ、頭から行きましょう。
行きます。よーい、はい。
おはようございます。小谷よりです。本日よろしくお願いいたします。
見学ではなくて、エキストラでお声掛けいただいた小谷よりです。
名前は伝わってなかったですか?
大丈夫です。これ良かったら皆さんで召し上がってください。
私が元々通っていた演技レッスンが、4月、5月ぐらいから
対面ではなくリモートでのレッスンになったので、
リモートでお芝居することに対しては抵抗はなかったんですけど、
12:02
私じゃダメですか?は、実際は対面でやるっていうところで、
リモートの稽古の限界があるなというのはすごい思いました。
本来だったら隣にいるとか後ろにいるとか、
でも稽古では画面越しっていうのが、
なかなかもうこれ以上何もできないねみたいな風に最後はなってましたね。
あとは、同じものをさ、私も例えば小谷よりを演じたいとかいろいろあるじゃん。
シーンのきっかけで始まるくらい。私も松井より。私もやってほしい。私も。
ズームというものを使ってリモートで稽古すると、
声のかぶりが基本的に潰れちゃうんですよね。
だからそこのやりづらさはありました。
あとは具体的に言うと最終的にそれを途中から実演でやるというのに関して言うと、
目線だったり、観客と舞台の関係性、あと照明の関係性、あとは動き、
そういった部分をですね、想像しながらやるんですけど、
ないものを想像するのには人間の限界があるんですよ。
セリフの呼吸のやりとりとかそこらへんはできるんですけど、
一回も見たことのない空間でこれからやるんだって想像したときに、
僕は写真とかで資料とか出して説明するんですけど、
それでも本人たちに芝居する側にしてみればちょっと分かりづらいですよね。
だからそこのやりづらさはあるんですけど、僕は逆もあって、
結構なレベルまで物語を作るということのセリフの掛け合いであれば、
そのリモートで整理するということも見えました。
表現の一個の中で、道具が人間になれることはできないんですけど、
人間が道具になれたり使いこなすことっていくらでもできると思うんですよ。
そこが一番今回のやってみて思ったのは、
その壁はこんなに高くなかったなという。
1ヶ月ほど稽古を重ね、
ユニバーサルオーディションルーツ第1回公演
コロナは私を殺せないわ、10月17日、初日を迎えました。
コロナ対策も万全な中、開幕。
回線の不具合で音声の乱れがある映像作品もありましたが、
女優サヘル・ローズさんが出演したコメディ舞台や、
観客参加で物語が変化する生リモート演劇など、
たくさんの感動を生む瞬間があり、
観客からもリモートだったが、
舞台の迫力に圧倒されたといった感想が寄せられました。
そして、初日を終えた翌日の朝、
誰もが予想しなかった事態が発生しました。
朝、劇場自体が開くのが大体10時前。
これ午後からの公演なので、9時45分とかに僕は現場に着いていて、
劇場さんに挨拶して、いよいよ今日はこういう部分で、
15:03
昨日の反省も含めてやっていきましょうねという部分の技術打ち合わせをして、
いよいよセッティング入ろうかという時に連絡が来るんですよね。
17日にいてくれたスタッフの中で高熱が出たと。
スタッフ1名が突然の発熱。
その時、現場ではどんなやりとりがあったのでしょうか。
高熱が出たというパターンは今の状況だと、
ちゃんとこれは調べた方がいい物件になってきたなという話になって、
10時半ぐらいに俳優部が来るんですよ。
なので、とりあえず今の流れだと、劇場には入れていけないんですよ。
入らないで。
入り口の付近で、僕と若い子たちで止めて、
ごめんね、ちょっと待っててと。
ある近くに新宿業員があったから、公園でみんな待機しててくれたらしいんですけど。
状況をいろいろ発熱した当人とお話しして、
医者に行かせて、コロナの疑いというのはなくなったんですけど、
精密検査が実は必要になったんですよね。
精密検査が必要というのは、今も皆さん知っている通り、
PCR検査とかああいう部分をやると、3日後ぐらいなんですよね。
ってことを考えたら、そのバッファーは不確定要素だな。
これは、萩島さん、無観客でしますか?って来たんですよ。
それが11時前なんですけど、ただ僕として、
無観客でやることの意味っていうのが、ちょっと違うなと思ってて。
これは17日、18日の両方の演目を、同じクオリティでやりたかったんですよ。
クオリティというのは、同じ条件でやりたかったんですよね。
で、18日でそれが整流しないのであれば、これはやめるべきだ。
これが僕の結論でした。
例えばですけど、お客さんを入れなかったとしても、
リスクってそんな減ってないんですよ、とかって考えると、
やることの成功というものがどこに置くかだと思うんですけど、
そんなに成功には僕の中では感じなかったので、
これはもうしょうがないと思って、みんなで謝りながら、
一旦中止だというような話をしました。
中止の発表して、周りの反応というのはどういう感じでした?
特に配分の方々は、鳩が豆鉄砲を食ったみたいな、なんか巨頓ですよね。
急にそのハシゴがなくなった感。
えっ、やってきたんだよね。なんだろうこれ、現実なの?夢なの?
みたいなリアクションをみんなしてて。
ただ技術スタッフ、テクニカルスタッフと僕に関しては、
なんだろうな、そういう事態も当然あると言いながら、
実演の方を踏み切ったので、僕の中ではそんなに慌てはしなかったです。
ただ、ショックはでかいですよね。やっぱりやりたかったし、
お客さんに入れてやりたかったし、運営ということに考えると、
本当の部分で収益を上げることができなかった。
スタッフの技術費とかレンタル費とか、いろいろ考えると、
本当のプロデュースする側としては、創益が生じるということも分かったし、
ただ、一にも二にも、やっぱり人の命変えられないんですよね。
感染の密地数が測り知れないこのコロナという部分を、
安易に考えるのは、多分ダメだと思っているので、
18:00
ダメというのは、表現するものにあらずという風に僕は感じているので、
そこらの部分を履き違えないといけないなと、自分にも今、示しましたね。
こういうのってガイドラインってあるんですかね?
一応、劇場ガイドライン、こういう事態がなったらこうしてほしいというのは、
各劇場さんでまず持っています。
あとは、僕らの中でのエンタメ業界じゃないですけど、各プロダクションがつくんですよ。
うちの会社としてもそういう時のためのガイドラインをつくるし、
予防策ということもつくって、
これは各々、工業主やプロダクションが出しているのが多いですね。
本来ならこの日、千秋楽の大鳥で上演予定だった作品、
私じゃダメですか。
出演者の小田美織さんは、どのように受け止めたのでしょうか。
劇場の前に着いて、スタッフさんに、
ちょっとまだ入れないですって言われて、
私たぶん集合の30分前くらいに着いちゃったんですよね。
で、ちょっとじゃあ分かりました、時間潰してますみたいな感じで、
周りを散歩してたんですけど、
時間になって、もう一回劇場前に行ったら、
中止ですとお話があって、
でも、何ですかね、こういう時期だからこそ、
覚悟ができてたというか、
そもそもできることの方が奇跡じゃないかっていう気持ちもあったので、
中止だっていうことを聞いた瞬間は、あ、そっか、ぐらいな。
で、その後に楽しみにしてくださってたり、
時間を空けてくださってたお客様に対して、
すごい申し訳ないなっていう気持ちがありましたね。
で、あとは、他のチームの作品見たかったなみたいな。
なんか自分ができないことよりも、
他の見れなかったっていう方が、
実際ちょっと大きかったかもしれないですね。
ルーツ第一回公演、コロナは私を殺せない。
10月18日は残念ながら中止。
スタッフは後日PCR検査の結果、陰性だったと発表がありました。
舞台の現場では、一人の発熱でも中止せざるを得ない状況。
しかし、小田さんのそもそもできることの方が奇跡という表現は印象的でした。
オンラインを使いながら、熱い思いで集まった参加者、スタッフ、総勢100名ほど。
新型コロナが未だ収束せず、リスクのある中での開催だったとはいえ、
誰もが新型コロナの影響が自分ごとになる可能性を私たちに示した
21:01
ユニバーサルオーディションルーツ。
突然の出来事に準備してきたものが上演できないという事態になってしまいましたが、
今後はどのように展開するのでしょうか。
一つ考えているのは、11月中にお客さんということを言えないで、
リスクを回収できなくなってしまったので、
少人数で内側のスタッフも含め関係者だけで、
いわゆる関係者のお客さんという形を取りながら収録して、
世の中の皆さんで、我々がやりたかったのはこういう演劇ですよという伝え方。
時が来たら、別にもう一回やればいいじゃないですか。
時が来たらもう一回、舞台の場所を作ってお客さんを入れる工業ということをやればいい話なので、
ただ今の状況を考えて、あとはリスクも考えて、予算も考えて、
時が来るまではちょっと辛抱しようかなというような状況であります。
2020年のコロナ禍でのものづくりというのはどういうふうに捉えていますか。
表現を諦めなかった参加者の方々というのはものすごい尊い存在だなと僕の中では思っています。
もちろんそういう人たちがいるのどうなのと聞いたら808人が答えてくれたわけですよね。
それって可能性を感じますよね。
だからそれは僕らは仕事映像ということで表現をしていますけど、演劇もそうですけど、
未来が全然暗くはないなと僕の中では思っています。
その可能性はずっと全然あるし、エンターテイメントがないと生きていけない人もいるんですよ。
映画館にだけ救われたとか音楽にだけ救われたとか、
そういう種類の人たちが割と僕の身近にもいるし、僕自身もそういう時もありましたし、
だったらずっとやっている意味があるなというのが今の姿勢です。
気持ちとしてはそう思っています。
結局、舞台に立つことができなかった女優の小田美安さんにも今思うことを伺いました。
普通に今までのように仕事をしたりオーディションを受けたり、
ワークショップに行ったりとかでは知り合えなかった方とつながることができたのはやっぱりすごく大きいなって思うのと、
あとはいくら自分が売れても自分のことを脚本にしてもらえることなんてまあないと思うので、
すごく貴重な経験をさせてもらえたなと思うし、きっと死ぬ前とかに思い出すんじゃないかなと思います。
遠く離れていてもリモートが人の心をつなぐこともある。
2020年、コロナ禍の今だからこそ生まれたオーディションルーツ。
もともと舞台を皮切りに出演者たちの映画も撮影し国際映画祭に出品するという未来まで見据えたプロジェクトでした。
24:04
この世は舞台、人は皆役者。
かのシェイクスピアも語ったように、人生に光を与えエンタテインメントとして感動を届けるプロジェクト。
中止さえドラマチックと捉えるならば、来年以降の映画がどうなっていくのか楽しみに待ちたいと思います。
今回はユニバーサルオーディションルーツを通して、今問われるコロナ禍の演劇界、一人の発熱でも中止に、をお送りしました。
お相手は古いアナウンサーの池田恵でした。
ザ・フォーカス、この番組はポッドキャストプロダクション、ピトパのオリジナルコンテンツです。
番組の感想、リクエストは詳細欄のURLよりお待ちしています。
それではまた、次回お会いしましょう。