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今週のテックニュース: TechCrunch Japan終了

今週のフムフム:SmartHR創業者の宮田 昇始(@miyata_shoji)さんと、SmartHR/宮田流のプロダクトづくりの型と、2周目の起業におけるプロダクトづくりで気をつけていることについて話をお聞きしました。起業家、事業責任者、プロダクトマネージャーのひとにおすすめのエピソードです。 

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こんにちは、takejuneです。
この番組は、デジタルプロダクトの作り手をゲストにお招きして、
フムフムと知識を増やしていくものづくりラジオです。
はい、今週のニュースいきます。
テッククランチジャパン終了
エンガジェット日本版とテッククランチジャパンを運営するバウンドレス社は、
2月15日、両サイトを閉鎖すると発表しました。
3月31日で更新を終了して、5月1日にサイトを閉鎖するということです。
それ以降は、米国版のエンガジェットやテッククランチにそれぞれリダイレクトされるとのことです。
はい、これね、日本のスタートアップ業界にとっても結構大きなニュースで、
ツイッターのタイムラインを見ていても悲しんでいる人だったりとか、
思い出をツイートしている人が結構多いなというふうに思うんですけど、
結構、今では大成功されている人だったり、
最初に取り上げられた時の喜びを書いていたりとか、
大学生として見ていて、テッククランチがなかったら起業しなかった、
なんて書いている人もいたりするので、
そんなふうに、みんなにとって大切なメディアだったりしても、
なかなか続けていくっていうのは難しいっていうのもあるんだなという、
メディア運営の難しさを感じるようなニュースでもありました。
僕の場合も、実際初めて取り上げてもらった時は嬉しかったですし、
結構節目節目で取り上げていただいてお世話になったので、
大変感謝しておりますし、ありがとうございましたと、
この場をお借りしてお伝えしたいなと思うんですけど、
テッククランチといえば、2011年にカリフォルニアで行われた
テッククランチディスラプト2011という
カンファレンスに行ったことがありまして、
ピッチバトルだったりとか、有名な企業家投資家のセッションが行われるような、
今では割とよくあるようなイベントではあるんですけど、
当時日本ではまだそういうイベント少なかったので結構珍しくて、
実際行ってみて、リーンスタートアップとかピボットみたいな、
今では日本でもサービス作りしていく中でよく聞くようなフレーズ概念も、
日本に輸入される前だったので、そこで初めて知ったりとかっていうのもあって、
なかなか刺激的な学びの多いイベントだったかななんて思うんですけど、
まだ日本にはなかったコワーキングスペースっていうのがあるらしいぞっていう風に聞いて、
コワーキングスペース巡りをしていたんですね。
例えば日本に今では進出しているプラグ&プレイっていうところだったりとか、
たくさん見ていて、その中でも記憶に残っているのが、
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海沿いにあったドッグパッチラボっていう建物があって、
そこは倉庫を回収したみたいな感じの建物ですごくかっこよかったのでよく覚えてるんですよね。
日本にもこういうところ増えたらいいねなんて話していたんですけど、
その後数年間の間に日本にはコワーキングスペースが増えていくっていうのがあって、
ちょうど先月軽井沢に旅行に行ってきたんですけど、
軽井沢にも駅舎を利用した昔ながら建物で作られたコワーキングみたいなのがあって、
完全に浸透したななんて思ったりしてたんですけど、
名前出していいのかちょっとわかんないんで言わないんですけど、
その当時に現地に入りしていた人で、その後活躍されている方も多いななんて思い出してみて思ってて、
カンファレンスの合間とかね、アフターパーティーとかで話したりしていて、
結構その後の活躍を見ていて、
あの時あった人だなって思ったりすることもあるんですけど、
サンフランシスコ拠点のデザインエージェンシーのビートラックさんが、
日本人交流会みたいなのを企画してくれてね、そこに参加してみたりして、
そこで会った人も結構いろんな人がいて面白かったりしたんですけど、
その時にイベントの手伝いをやられている日本人の方がいるなーなんて思って見て行ったんですよね。
どうやらその人はビートラックスのインターンとして働かれている方らしいというのをその場で聞いたんですけど、
帰ってきてから偶然知ったんですけど、
その人も帰国後に起業していて、
グッドパッチっていう名前の会社を作っていたらしくて、
すごいその名前聞き覚えあるなーっていう、
あのコーワーキングスペースに名前めっちゃ似てるなーって思いながら、
そんな会社ができたんだなっていう風に聞いていました。
ちょっと名前は言えないんですけど、
そんな思い出もあったりして、
そんな感じでね、思い出を語り出すときりがないテッククランチというメディアなんですけど、
日本版はなくなりますけど、
本県の英語版に乗れるように今後も頑張っていきたいななんて思っています。
では今週もふむふむタイムにいこうかなと思います。
今週のゲストは先週に引き続きスマートHRファウンダーの宮田昌司さんです。
今週は宮昌流スマートHRのプロダクト作りについて話を聞いていきたいなと思います。
以上です。
何をやるのかみたいなこととかって、
やっぱりその展開していく事業領域で考えたりとか、
みたいなことも含めてプロダクト作りみたいなところで言うと、
考えていくときのやり方みたいなのって思ってたりするかなって思うんですけど、
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それが宮昌流なのかスマートHR流なのかわからないですけど、
そういう物作りの型みたいなものって自分の中にあったりしますか?
あります。
一つは前から思ってたこういう型があるよねっていうので、
もう一つは最近気づいたやつって感じなんですけど、
一つはこれおもんない回答になりそうなんですけど、
スマートHRの時にそうだったのが、
課題が深くてソリューションがないところを見つけて、
そこになかったソリューションを作っていくのが得意な会社だなと思ってたね。
実際それでその第一歩を始めたから、
ある意味自分の型でもあるし、
それがスマートHRの型にもなってて、
分かりやすい例で言うと、
バックオフィス系のSaaSってめっちゃ増えてるじゃないですか。
いろんな会社さんがどんどん領域を広げていってるんですけど、
結構皆さん、世の中に既にあるものを作りがちなんですよね。
割とスマートHRは世の中にあるものをあんまり作りたがらないっていうのがあって、
例えば、金体とか給与とかってめっちゃ近いんですよ、スマートHR本体と。
もう既に世の中にめっちゃたくさんあるよねみたいな。
それ作っても意味なくないみたいなやつは基本避けてて、
世の中にない新しい概念のものであったりとか、
これスマートHRがやると死ぬほど価値提供出せるよね。
かつプレイヤーまだ少ないよねみたいなところとかはやるの面白いんですよね。
課題はあって、ソリューションがないジャンルが好き、
好き得意っていうのがあるかなというのが元からあった型。
最近これは特徴なのかなって気づいたことがあるんですけど、
事業アイディア、プロダクトの方向性とか、
こういう機能を将来的に作りたいみたいなアイディアとか方向性みたいなのは、
結構喋りながら決まっていくことが多いんですよね。
それこそメンバーのまちゃさんとか、
観賞役員みたいな感じで、
スマートHRのCFの玉木さんという人と、
フォームの責任者の小島さんという人がいるんですよね。
僕らがNストック社が潰れた時に、
何て言ったらいいんだろう、
尻拭いをしてくれる2人みたいな感じなんですけど、
彼らと4人で喋って、アイディアがどんどん出てくるんですね。
こういうのやったら面白いよねとか。
それこそニュースとかをきっかけに議論が盛り上がって、
僕らはこういう方向性に行きたいんだねって話になったり、
それこそ最近Nストックに応募してくれてる、
カジュアル面談とかに応募してくれてる
エンジン屋さんとかいろんな人喋ってても、
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カジュアル面談の中で、
そんなアイディアめっちゃいいですねとか出てきたりするんですよね。
喋りながらアイディアを発展させていくみたいなのは、
思い返してみればスマートHRの時も多かったですし、
意外とその方なのかなみたいな。
机に向かって一人で黙々と考えるというよりは、
何人かで楽しくワイワイ話しながら、
いいアイディアを見つけていくのが、
ある意味の方なのかなと思いました。
それすごい面白いですね。
ユーザーインタビューとかよくやって、
イシューを特定していくみたいなところは、
共通というか、
得意だし、
良い方として持ってるかなみたいなのがあって、
最近、UXリサーチャー界隈とかも盛り上がってたりするぐらい、
割と一般的になってきてたりするかなと思うんですけど、
イシューを特定した後に、
プロダクトとしてアウトプットしていくまでの間に、
思考の飛躍が必要というか、
どういうプロダクトとして出すんだっけみたいなときに、
ジャンプしないといけない部分があったりするかなと思って、
いかにそこをジャンプするかみたいなところが、
次の課題というか、
そこの型を持っていると強いみたいなところがあるかなと、
個人的には思ってて、
うちの場合は結構、
課題を解決した先に、
どういうゴール柄のかみたいなことを考えたりとか、
僕は結構、ポエムにして書くみたいな。
解決された後の世界をポエムとして書いて、
それをみんなにも共有したりとか、
具体的なイメージとして作っていくみたいなことをやったりするんですけど、
それがスマートエテュアルの場合、
話しながら作っていく、アイデアを出していくとか、
サイファー形式。
よく言えば。
会社の中で大切りって呼んだりしてるから、
スラックのスレッドがやたら長くなって、
アイデアがいっぱい出るみたいな。
今思い返せば、Nストックの一番最初のアイデア自体も、
スラックでの大切りじゃないけど、
スレッドで盛り上がったのから始まった、
っていうのを思い出しました。
無理にひねり出したものでなくて、
自然といいよねみたいなのが出てくる方が、
筋がいいものが出てきたりとか、
っていうのもありそうですよね。
そうだと思いたい。
さっきのイシューの特定とジャンプアップみたいな切り分けは、
さすがだなと思いました。
ありがとうございます。
ちなみに、スマートエテュアルのとき使った、
初期のヒアリングシートって、
それこそ堀井さんから教えてもらったやつなんですよね。
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そういう時代に使っていたひね形を最初にもらって、
それで自分たちのヒアリングシートにカスタマイズして
使ってたんだよね。
それ書いたの僕ですけどね。
本人じゃん。
素晴らしい。
おかげさまでなんとかなりました。
いい話だ。
ありがとうございます。
もしかしたら、
もうやってないというか、
自分のロールじゃなくなってますみたいな話あるかもしれないですけど、
2回目のプロダクト立ち上げとか、
今後グロースさせていくみたいなところで、
前回までの経験を踏まえて、
プロダクトの作り方とか伸ばし方が変わる部分とか、
変えていこうみたいな部分とかって、
あったりするんですか?
あ〜、
変えていこうもあると、
自然とそうなってるもあるって感じなんですけど、
まず自然とそうなってるで言うと、
スマートNHRの時って、
こういう風に発展させていきたいっていうのが、
ある意味妄想に近いというか、
あんまり繋がりがなかったりとか、
自然とそうなってるっていうのが、
自然とそうなってるっていうのが、
自然とそうなってるっていうのが、
なぜそれをやるのかがはっきりしてないんだけど、
なんかこういうのもできそうだよねみたいな感じで、
すごく雑な地図だったなと今思い返せば思ってまして、
今回の場合は、
将来の地図を確認しても、
なんでその道を通るんだっけとか、
なんでそれを自分たちがやるんだっけみたいなのが、
わりとはっきり描けてる感じがしていて、
最初からなんか精度が高いというか、
軸がある地図が描けてるなあっていう感じが、
自然とそうなってるみたいな。
もう一つがこうしていこうで言うと、
スマートHRの時に踏んだ苦労というか、
ここはなんか対応が後手に回っちゃったねみたいなやつが、
やっぱりよく印象に残ってるので、
そうならないように結構先回りして、
こういう、例えば採用とかにおいても、
プロダクトを作るチームにこういう人が絶対必要になるから、
先回りして採用しとこうみたいなのは、
でき始めてるっていうのが、
意図的にそうしようとしてるのがあるかなと。
具体例で言うと、
スマートHRの時、PMの人を採用するのはめっちゃ遅かったんですよね。
会社30名ぐらいの時に、
今うちのPMの責任者として、
足立さんっていう人が面接に来たんですけど、
足立さん自身はすごい良いなと思ったんですけど、
今PM必要ないよねって一回断ってるんですよね。
それほど掛けない人は後回しにしてるみたいなところなんです。
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当時はプロダクトオーナー的な人と
エンジニア達だけで問題なく開発ができてたんですよ。
むしろそれが良いと思い込んでたぐらいだったんで、
私の会社にはPMいらないかなみたいなそんな感じだったんですけど、
割とその半年後ぐらいから、
PMがいないと回らないっていう状態に急になっちゃって、
そこから焦って4人PMを2ヶ月間で採用するみたいな
技をやったんですけど、
その時に一回お断りした足立さんが
またたまたま受けてくれてみたいなのもあったりして、
なんとかなったんですけど、
今回はかなり先回りしてPMの方を採用しようとか、
前回はスマートフィーチャーの時から
添島さんっていうドメインエキスパートが
初期の頃に採用できたのがすごく大きかったんですよね。
大変ドメインエキスパートね。
僕ら全然狙ってたわけじゃなくて、
添島さんから声をかけてくれて、
入社してもらって、
彼女がいたおかげでプロダクトがなんとかなったっていうのが
ラッキーだったんですけど、
今回は意図的にドメインエキスパートみたいな
ストックオフションに詳しい人とか、
株式周りに詳しい人みたいなのは
ちゃんと採用しなきゃなと思ってたりとか、
1回目で苦労したポイントだったりとか、
ラッキーでなんとかなってたけど、
なんとかなかったよねみたいなところは
解消できるようにしていこうとしてますかね。
なんで採用面の方が大きいかもしれないですね。
プロダクトの作り方というよりは。
なるほどね。
プロダクトでもやっぱりありますね。
技術的不細やっぱり結構生んでる部分が
多いんですよね。スマートHRの中でも。
うんうん。
例えば権限とか、
データ構造とかで、
途中で特幹工事をしたりとか、
すごい苦労しながら作り変えた部分って
やっぱり多かったりして、
今回はそれを踏まえて、
最初から先々のことまで考慮して、
作るっていうのを最初からやろうとしているので、
そういう意味でも、
プロダクト面でもありますかね。
基本的に前回の失敗、苦労したところ、
生んじゃった技術的不細、
そういうのを最初からカバーしよう
みたいな感じですね。
はいはいはい。
将来の道の先にある落とし穴みたいなのが
見えてるっていうのは、
それを回避するための行動を
あらかじめ取ることができるっていうのは
あるかなと思うし、
逆算してプロダクトを設計していく
みたいなことって
できるとは思うんですけど、
とはいえ、やっぱり
それを重視して
緻密にやっていこうと思うと
速度が遅くなったりとか
みたいなところとのトレードオフとかって
あったりしないですか。
うんうん。
トレードオフって
今まだ開発始まってないんですよね。
仕様を作る段階ぐらいなんで、
その
スピードと
クオリティのトレードオフみたいなのは
まだ感じてないです。
ただ、今後感じることは確かにあるかもな
と思いましたね。
その時どう判断するかは
その時になってみないと
18:01
分かんないかも。
今回のエピソードはここまで。
次回は宮尚が考える
権限の問題について
10年以上の方法について
話を聞いていきます。
18:29

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