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群馬県のニュースをお伝えします。 (1)山本一太知事は3日、86億6952万円を増額する本年度一般会計9月補正予算案を発表しました。
全県での路線バスの自動運転の実現を見据えた実証実験や、情報通信技術、ICTを使って介護の生産性を向上させる取組への補助など、新たな富を増やす施策について重点配分しました。
補正規模は、新型コロナウイルス対応や物価高騰対策に膨らんだ前年同期の323億6776万円から73.2%と大きく減少しました。
財政健全化では、自治体の貯金に当たる財政調整基金を積み増ししています。
自動運転バスの実証実験は秋以降によって、ことし1月にも走らせた県庁からJR前橋駅間で行います。
この区間で地形など詳細な3Dデータを作り、安全に走らせるためのルートを検証していくということです。
(2)群馬県医療費、過去最高の7,017億円となりました。
2023年度に病気やけがの治療で群馬県の医療機関に支払われた概算の医療費が前年度比1.6%増しの7,017億円となり、
過去最高を更新したことが3日、厚生労働省のまとめで分かりました。前年を上回るのは3年連続です。
新型コロナウイルスの感染症の5類以降後、インフルエンザやRSウイルスといった呼吸器の薬が必要な複数の感染症が流行したことで、
薬局などによる調剤の増加が目立っています。
群馬県の医療費はコロナ禍による受診控えが影響した20年度は前年度より減りましたが、
高齢化や医療の高度化に伴って増え続ける傾向となっています。
(3)前橋、安中など給食無償化へ意見書を提出していたことが分かりました。
学校給食の無償化、財政支援を国に求める意見書を、
2022年から2024年3月に少なくとも38都道府県の200を超える地方議会が衆院に提出していたことが、
衆院事務局への取材で分かりました。
群馬県では前橋、安中の市議会が提出しています。
無償化の導入は自治体ごとにばらつきがあり、地域格差を生じさせないようにするべきとの意見を反映しています。
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群馬県では21市町村が完全無償化し、残る14市町村の大半が第3子以降などを対象に一部無償化しています。
ただ、財源などの問題で地域格差が生じていることから、
国が主導して全国一律で無償化するよう求める意見が多いということです。
(4)トラックに跳ねられ横断中の79歳女性が重傷です。
3日午前10時ごろ、前橋市元荘者町の国道17号の交差点で横断歩道を歩いて渡っていた近くの
タテイワオリセさん79歳が右折してきた栃木県の自営業、
アイザワアキラさん72歳の中型トラックに跳ねられました。
タテイワさんは骨を折るなどの重傷、アイザワさんにはけがはありませんでした。
前橋署によりますと、アイザワさんは仕事帰りで、タテイワさんは買い物途中でした。
接触してきたアイザワさんが110番通報したということです。
(5)パリパラリンピック陸上男子1500mのスバル・唐沢剣也選手が4位となりました。
渋川市出身のスバルの唐沢剣也選手がパリパラリンピックの陸上男子1500m決勝で
4位に入る好走を見せました。
銀メダルを取った5000mに続き、2種目目でアジア新記録を樹立。
応援を続けてきた県内の関係者は大舞台での賢明な走りをたたえました。
ニュースをお伝えしました。