群馬県の猛暑日
群馬県のニュースをお伝えします。
(1)県内6月猛暑日、過去10年で2番目の多さとなっています。
暑い日が続いた6月、最高気温が35℃以上の猛暑日となった県内の観測地点は、延べ36地点だったことが1日分かりました。
6月としては、2022年の延べ46地点に次ぎ、過去10年で2番目に多かったということです。
太平洋高気圧が強まる日が多かったのが要因といいます。
今年6月の状況を地点別に見ると、猛暑日を観測した回数は、前橋と桐生、伊勢崎がいずれも7回で、
過去10年で最も多く、北部も厳しい暑さに見舞われました。
関東甲信は、6月10日に梅雨入りが発表されたものの、県内は晴れて気温が上昇した日が続いています。
前橋では、月の後半、最高気温が30℃以上の真夏日になる日が相次いでいるということです。
(2)タイヤの盗難、県内で多発していることが分かりました。
自動車から外して取り置いたタイヤが盗まれる被害が、県内で多発しています。
被害が目立つ伊勢崎署管内では、6月15日時点でおよそ120件あり、前年の1.7倍に増えています。
家の周りやアパートのベランダで保管しているタイヤが狙われ、
県警は人目につかない場所への移動やチェーンを巻き付けるなどの対策を呼び掛けています。
警察によりますと、春ごろから交換した冬用タイヤなどを持ち去られる被害が相次いでいます。
夜間だけでなく日中の被害も確認されていることから、
できるだけ鍵のかかる物置などで保管し、タイヤ4本を金属製チェーンでつなぐなど、
予防策をとってほしいと呼び掛けています。
(3)百日ぜき、3週連続で100人を超えています。
「百日ぜき」について県は1日、6月29日までの1週間の患者が128人で、
3週連続で100人を超えたと発表しました。
1月からの累計は、去年大幅に上回る804人となっています。
県感染制御センターは、咳が長く続く場合は早めにかかりつけの病院を受診してほしいと呼び掛けています。
両頬がリンゴのように赤く腫れる「りんご病」は、第26週の県内定点医療機関あたりの報告数が5人でした。
前の週と比べて2人少なくなっていますが、
国が定める警報発令の基準値2人以上を2週連続で超えているということです。
(4)院内の女子トイレに侵入し、盗撮未遂の疑いで20代看護師を懲戒処分しました。
女子トイレに侵入しスマートフォンで盗撮しようとしたとして、
独立行政法人国立病院機構関東信越グループは1日までに、
高崎総合医療センターの20代看護師を停職1か月の懲戒処分にしたと発表しました。
看護師は1月、勤務完了終了後に女子トイレに侵入し、個室の上からスマートフォンで撮影を試みました。
グループは「職員がこのような事案を起こしたことはまことに遺憾。
高い倫理感を持ち法連を守るよう改めて徹底していく」としています。
看護師は辞職願いを提出しているということです。
(5)7月も厳しいスタート。7月1日、6地点で猛暑日となりました。
県内は1日、高気圧に追われて気温が上昇し、13観測地点中6地点で35度を超える猛暑日となりました。
一方、上空の気圧の谷や湿った空気の影響で、夕方からは雷雨を伴う激しい雨が降ったところもありました。
みどり市付近では記録的短時間大雨情報が発表されました。
前橋地方気象台によりますと、最高気温は館林が36.7度、桐生と伊勢崎が共に36.5度となっています。
気象台は夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水への注意・警戒を呼び掛けています。
ニュースをお伝えしました。