00:00
群馬県のニュースをお伝えします。 (1)2025年4月以降の予約受付が停止され、
存廃の議論が再浮上している前橋市の県民会館について、山本一太知事は12日の定例会見で、4月から休館することを明らかにしました。
前橋市まちづくり公社の指定管理期間が3月末に終わった後は、県が直接管理して建物を維持するとし、
存廃などの方向性については前橋市の小川晶市長とも直接協議した上で最終的に決定する考えを示しました。
山本知事は休館の理由に老朽化を挙げ、巨大地震の時の危険性などを踏まえて、
「もし使い続けていくのであれば、しっかり大改修しないと難しい。万が一のことがあったら誰も責任を取れない。
知事の判断で休館にした」と説明しました。 3日から始めた県民アンケートについては、「県民の皆さんがどう思っているかという大きなピクチャーを把握することは大事。
判断材料の一つにしたい」と話しました。 (2)渋川市の高木勉市長が特定の市議の税などに関する情報を外部に伝えた問題で、
市議会は12日の本会議で、高木市長に対する辞職勧告決議案を全会一致で可決しました。
渋川市が設置した第三者委員会が、渋川市個人情報保護条例に違反すると判断したことを重視しました。
決議に法的拘束力はありません。 閉会後、高木市長は「今後も市政を運営していきたい」との考えを示しました。
第三者委員会は9月に高木市長に提出した報告書で、市長が2021年2月の庁内の会議で使用した、市議やその家族らの固定資産税評価額証明書や
所有する山林に関する資料を当時の支援者に提供したと認定。 この行為を「正当な理由があったとは言えない」とし、条例違反と指摘しました。
高木市長は閉会後に臨時記者会見を開き、引き続き市政運営を担う考えを示しました。 自身の責任に関する具体的な言及はありませんでした。
(3)地域の見守りや犯罪対策を強化しようと、県警は12日、県外の主なコンビニ908店舗に1人ずつ担当警察官を割り当てる
「コンビニサポートポリス」の制度を導入し、県警本部で発足式を開きました。 7月に富岡署管内で先行し、情報提供が円滑になるなど効果がありました。
店から「通報未満」の相談や情報提供を受けて犯罪の未然防止につなげます。 地元を巡回する交番や駐在所の警察官らが改めて担当に任命されました。
03:14
制服姿で店舗に毎週立ち寄ることで犯罪抑止を見込んでいます。 コンビニサポートポリス制度の導入は全国で進んでいます。
(4)顧客らが従業員に理不尽な要求をする「カスタマーハラスメント(カスハラ)」を防止する条例の制定を目指す県は12日、
県庁昭和庁舎で第2回有識者会議を開きました。 関係団体の委員ら15人が草案を確かめながら意見を交わしました。
今月下旬から県のホームページ上で意見公募、パブリックコメントを行います。 意見の反映を検討して来年2月開催予定の県議会本会議に条例案を上程し、
3月の議決を経て公布を目指します。 (5)9月から11月のこの秋の前橋の平均気温は19.6度で、
1898年の統計開始以降で最高だったことが気象庁のまとめでわかりました。 最も高かった昨年の18.9度を超え平年を2.6度上回りました。
気象庁によりますと平均気温が上昇したのは地球温暖化に加え全国的に暖かい空気に 覆われやすかったためだということで、この秋は全国153の気象台などのうち、
前橋を含む120カ所で歴代一位となりました。 以上、群馬県のニュースをお伝えしました。