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群馬県のニュースをお伝えします。 (1)伊勢崎市の国道17号上武道路で飲酒運転してトラックで対向車線に突っ込み、
ワゴン車の親子3人を死亡させるなどしたとして、自動車運転処罰法違反、危険運転致死傷容疑で逮捕された
吉岡町の鈴木吾郎容疑者69歳について、県警は22日、前橋地検に送検しました。
送検容疑は、5月6日午後4時15分ごろ、伊勢崎市の上武道路で、酒の影響で正常な運転が難しい状態でトラックを中央分離帯に衝突させて制御不能にし、
対向車線でワゴン車に衝突して前橋市樋越町の会社員、塚越寛人さん、当時26歳ら3世代の家族3人を死なせ、乗用車にも衝突して、
52歳の太田市の女性派遣社員に軽傷を負わせた疑いです。 関係者によりますと鈴木容疑者は逮捕時に「事故を起こしたことは間違いない」と供述しましたが、
事故後の客観的状況から推測したような趣旨で、飲酒や事故の流れは「詳しく覚えていない」と否認しています。
(2)高度経済成長期に地中に埋めた水道管の老朽化が全国的な課題となる中、漏水リスクを人工衛星や人工知能AIを使って解析する試みが群馬県内で始まっています。
前橋市水道局や太田、館林など東毛の8つの市と町で作る群馬東部水道企業団が7月から、こうした解析に基づく漏水調査に乗り出しました。
従来は作業員が現場を歩いて漏水時の異音がないか確認してきましたが、新しい技術で作業時間の短縮や経費の削減を進めて効率的な漏水の発見と修復に繋げます。
(3)高崎市の旧陸軍「堤ヶ岡飛行場」跡地を先端産業の集積地として活用する計画をめぐり、県と高崎市は22日、基本構想を発表しました。
誘致を目指す企業を映像コンテンツ、ゲーム、先端技術による食産業であるフードテック、ロボット工学など7分野としました。
計画地93ヘクタールの7割近くを占める農地の転用に必要な国との調整を進めやすくするため、高崎市内に転在する広範農地を再整備し、計100ヘクタールを代替地として確保する方針も盛り込んでいます。
基本構想は、県と高崎市が22日、県庁で共同記者会見を開いて発表しました。
富岡賢治高崎市長は、「新たな産業エリアとするだけでなく、国の農地施策に対応する両方で進める。」と強調。
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山本一太知事は、「実現に向け、高崎市としっかり連携していく。県全体の経済発展につなげたい。」と述べました。
(4)姉妹都市のアメリカ・ミズーリ州スプリングフィールド市に派遣される伊勢崎市民使節団が22日、伊勢崎市役所の臂泰雄市長らを表敬訪問しました。
使節団は現地で開かれるイベントで、来場者に紙芝居や折り鶴など日本文化を体験してもらう場に携わります。
伊勢崎市国際交流協会が派遣するのは、現代の名校で宮大工の生形雄一さん54歳ら5人と市の職員です。
9月6日から8日に開かれる「日本秋まつり」で活動します。
臂市長は、「今後もスプリングフィールド市と交流を深めていきたい。皆さんには体調に気をつけて頑張ってもらいたい。」と激励しました。
(5)県民向けのカルチャー教室を県庁昭和庁舎で開いているNHK文化センター前橋教室が、9月末で営業を終了することが22日分かりました。
受講者が減少傾向にある中、新型コロナウイルス感染症の拡大で経営状況がさらに悪化したことなどが理由ということです。
1989年の開設以来、35年にわたり様々な講座を開き、文化の拠点となっていましたが、一つの節目を迎えます。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。