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群馬県のニュースをお伝えします。 (1)無登録で海外ファンドへの投資を前橋市の男性らに勧誘したとして、大阪市の会社社長ら5人が逮捕され、警察は全国のおよそ750人から合わせておよそ68億円を集めていたとみて、資金の運用の実態を調べています。
逮捕されたのは、大阪中央区のソフトウェア開発会社「クロノブレイン」の社長、須磨聡容疑者59歳ら5人です。
警察によりますと、2020年と2021年、国の登録を受けずに、この会社が運営する投資クラブ「グローバルゲート」を通じ、前橋市の会社員の男性や、東京足立区の会社役員の女性ら4人に海外ファンドへの投資を勧誘したとして、金融商品取引法違反の疑いが持たれています。
「海外ファンドに出資すれば、月1%の利益と配当が出て必ず儲かる」などと勧誘していたということで、投資セミナーに参加した前橋市の男性から、去年5月、「投資したが利益が引き出せない」と地元の警察署に相談があり、捜査を進めていました。警察は5人の認否を明らかにしていません。
(2)3年前、茨城県内のアパートで生後間もない長女を殺害して遺棄したとして、殺人などの罪に問われている中之条町の25歳の父親の裁判員裁判が前橋地方裁判所で始まり、父親は起訴された内容を認めました。
中之条町の無職、森田大和被告25歳は、2022年の6月、当時住んでいた茨城県内のアパートで、前日に生まれたばかりの長女を自宅の浴槽の湯に沈めて殺害した上で、遺体をアパートの敷地内にあるゴミ集積所に遺棄したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われています。
11日、前橋地方裁判所で始まった裁判員裁判で、被告は「間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。
判決は今月26日に言い渡される予定です。
(3)県企業局が分譲する板倉町の板倉ニュータウンについて、県は11日、太陽光などで生み出した再生可能エネルギーを地産地消する新たな住宅街区を整備し、今月から分譲の申込受付を始めると発表しました。
従来型の蓄電池に加え、水素から電気を取り出すシステムを導入しているのが特徴で、環境に優しく災害に強い次世代の住宅街区としてアピールして、分譲促進につなげたい考えです。
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(4)山本一太知事は11日、73億1700万円を増額する本年度一般会計9月補正予算案など22の議案を県議会議会運営委員会に示しました。
18日開会の第3回定例会に提出します。
予算案には、物価高騰や猛暑など喫緊の課題に迅速に対応するため、必要な金額を盛り込みました。
税収を確保するため、来年4月末で期限が切れる法人県民税の超過課税期間を5年延長する条例改正案を提出することも説明しました。
県によりますと、5年間でおよそ88億円の増収を見込み、防災・減災、医療福祉などの取り組みに充てるということです。
(5)伊勢崎茂呂小学校などは11日、家庭で使わなくなった水筒、フライパンなどの金属資源を集めて換金した浄財4万3,908円を伊勢崎市の茂呂小で日本赤十字社県支部に寄付しました。
災害現場や病院で働く医師・看護師の活動資金として使われます。
茂呂小のJRC委員会が中心となり、PTAや地域と連携して活動。委員会は動画を作り、活動への協力を呼び掛けました。
校内や地域で7月・8月に金属資源を回収し、およそ640キロが集まったということです。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。