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群馬県のニュースをお伝えします。 (1)桐生の社会福祉法人で、4年で合わせて1億3000万円の不適切な会計があることが分かりました。
特別養老人ホームを運営する桐生市の社会福祉法人「絹乃会」で、法人設立時、資金を支出した男性64歳による不適切な会計処理があったとみられることが25日、分かりました。
金額はこの4年間で少なくとも合わせて1億3000万円にのぼるということです。
社会福祉法に抵触する可能性もあるため、県は現在、特別監査を実施し、詳しく調べを進めています。
関係者によると、この男性は群馬県や栃木、埼玉、東京など複数の特別養護老人ホームや有料老人ホームを運営する株式会社の社長を務めています。
絹乃会では役員を務めていませんが、4年間で数十回にわたって不適切な会計処理を行い、美術品や高級車、宝飾品などを購入したということです。
(2)集団暴走の疑いで男子高校生を逮捕しました。
県警は25日、道路交通法違反の疑いで、藤岡市の高校生の少年16歳を逮捕しました。
警察によりますと、仲間と共謀し、5月27日午後9時ごろ、およそ2分間、高崎市八島町の交差点付近でミニバイクを運転し、オートバイなどおよそ10台を連ね、一団となって渦巻き走行し、集団暴走した疑いです。
容疑者は県内を拠点に活動する暴走族グループまたはその関係者とみられています。
この集団暴走では、県警がこれまで、いずれも藤岡市の会社員の男18歳と、高校生の少年16歳を同じ容疑で逮捕、送検しています。
(3)伊勢崎の石山南遺跡・古墳で、埴輪生産の窯が発見されました。
伊勢崎市は25日、発掘調査を進めていた下触町の石山南遺跡・石山南古墳群で、6世紀初頭の遺構とみられる埴輪を生産するための窯が見つかったと発表しました。
粘土の採取跡や埴輪製作の工法も確認。
市によると、埴輪生産の一連の工程が狭い範囲に集積した遺構は全国でも珍しく、古墳王国を支えた埴輪の製造拠点の一つだった可能性があります。
今回の調査では、古墳からシカと見られる動物埴輪の頭部も出土しました。
市は30日にも現地説明会を開きます。
(4)前橋の50代女性がロマンス詐欺で1,500万円の被害に遭いました。
前橋東署は25日、SNSを通じ、親近感を抱かせ、金銭などを騙し取る「SNS型ロマンス詐欺」の手口で、前橋の50代女性が現金およそ1,520万円を騙し取られたと発表しました。
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女性は4月中旬、マッチングアプリで男性を名乗る人物と知り合い、無料通信アプリ「LINE」で「将来の生活のために一緒に金の投資をしよう。損失は全額を保証する」と誘われました。
その後、女性の口座に男性の投資の利益としておよそ6万円が振り込まれるなどしました。
女性は1,524万円を振り込み、騙し取られたということです。
(5)高崎だるまミュージアムについて、巨大なだるまの外観イメージを発表しました。
JR信越線北高崎~群馬八幡間に2027年3月開業予定の豊岡新駅について整備する「高崎だるまミュージアム」について、
市は25日、建物内に体験工房や展示室などを設ける基本構想や2階部分が巨大な高崎だるまの外観イメージを発表しました。
今後、詳細な内容や運営方法などを検討し、本年度中に基本計画を策定するとしています。
この施設では、高崎だるまの歴史や伝統を未来へ発信することを基本方針に掲げ、
「伝える」 「学ぶ」 「受け継ぐ」 「結ぶ」の4つの基本コンセプトを設定。
だるまの常設展示や企画展、絵付けなどの体験教室などを開くとしています。
以上、県内のニュースをお伝えしました。