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群馬県のニュースをお伝えします。
(1)伊勢崎・玉村に接する利根川洪水対策で、事業費86%増え112億円、工期が4年ほど伸びる見通しを示しました。
利根川のいせさき市と玉村町にまたがる5.5キロの範囲で進めている洪水対策工事について、
県は事業費が86.7%増え112億円、工期が4年ほど伸びて2034年度の完成となる見通しを示しました。
想定していなかった埋蔵文化財が見つかったことによる発掘調査や資材と人件費の強盗などが影響しました。
県によると工事では、堤防の新設やかさ上げ、掘削による稼働の拡大などを行い、増水に対応するとしています。
見つかった文化財は、縄文から近世まで幅広い年代にわたり、規模も大きいため、長期の調査が必要だとしています。
(2)9月、藤岡市の老人ホームで入所をしていた87歳女性を殺害したとして、この施設の入所者で88歳容疑者が殺人の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、藤岡市にある養護老人ホームに入所をしているツシマエイイチ容疑者(88)です。
警察によりますと、先月9日未明から早朝までの間に老人ホーム内でこの施設に入所をしていた新井竹子さん(87)を蹴るなどして殺害したとして、殺人の疑いが持たれています。
警察は事件当時、施設には入所者20数人と当直職員1人がいて、窓やドアに鍵がかけられ、外から人が入ってきた形跡がなかったことから、施設内でトラブルがあったとみて捜査をしていました。
調べに対し、私がやったと供述し、容疑を認めているということで、警察が動機や詳しい記冊を調べています。
(3)県内の米の作柄、上から2番目の「やや良」となる見通しが示されました。
全国の農政局では、各地の米の生育状況などを基に平年の収量を100とした作況指数を公表しています。
関東農政局によりますと、今年はおおむね天候に恵まれ作況指数は、先月25日の事件で102で、5段階評価で上から2番目の「やや良」となる見通しだということです。
地域ごとの作況指数は、北門と中門は102で「やや良」、東門は101で「平年並み」となる見通しです。
また県内の作付け面積は、飼料用から食料用に切り替える動きがあり、食料用は1万2800ヘクタールとなって、去年より400ヘクタール増える見込みだということです。
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(4)県内で2例目の「日本紅斑熱」が確認されました。
県は22日、マダニに噛まれることで起こる感染症「日本紅斑熱」の患者が、14日から20日の間、太田市内の医療機関から1人報告されたと発表しました。
患者は70歳以上の男性で、5月に発症し、検査などを経て病名が特定されました。
「日本紅斑熱」は、病原体を持つマダニに噛まれることで感染するもので、潜伏期間を経て頭痛や発熱、発疹などの症状が現れます。
秋はツツガムシ病などダニが媒介する感染症の患者が過去に多く報告されており、県は注意を呼びかけています。
(5)市街地を歩いて歴史を学ぼうと、26日から「まちなか謎解きウォーク」が開催されます。
伊勢崎市中心市街地を周遊しながら、謎解きをし、歴史などについて学ぶことができる「伊勢崎まちなか謎解きウォーク」が26日始まります。
大学生や高校生らが実行委員会を組織し、手作りしたイベントで、問題は大人用と子ども用があり、年代問わず楽しめるものとなります。
若者に人気の謎解きを活用し、街中を歩くきっかけを作ろうと企画したもので、四ツ葉学園の生徒やNPO法人アスワードなどが力を合わせ実現しました。
来年3月29日まで開催となっています。
以上、県でのニュースお伝えしました。