野生鳥獣捕獲の増加
群馬県のニュースをお伝えします。
(1)2024年度、県内で捕獲された野生鳥獣は、過去最多の2万2000頭となりました。
野生鳥獣による農林業被害対策の一環などで、2024年度に県内で捕獲された主要5種類の捕獲頭数は、前の年に比べ8%増え、
2万2168頭で過去最多を更新したことが、27日、県のまとめでわかりました。
抑止に向け、生息調査に基づく効果的な捕獲などを進めます。
県によりますと、捕獲頭数の内訳は、
ニホンジカが16%増え1万5320頭、
イノシシが8%減り5785頭、
サルが1%減り631頭、
クマが6%減り432頭でした。
カモシカは前の年に続いてゼロだったということです。
(2)秋の関東高校野球群馬県予選の組み合わせが決定しました。
来年春の選抜高校野球大会の重要な選考資料となる
第78回秋季関東地区高校野球大会県予選の組み合わせ抽選会が
27日、前橋工業高校で開かれ、出場63校、57チームの対戦相手が決まりました。
今年春の選抜大会でベスト4となり、夏の甲子園に出場した健大高崎は
15日が初戦となり、伊勢崎興陽高校と館林商業高校の勝者と戦います。
(3)連続農機具窃盗事件で外国籍の男女2人が送検されました。
群馬、栃木、埼玉の3県で農機具が相次いで狙われた広域連続窃盗事件で、
3県警の共同捜査班は27日、窃盗などの疑いで伊勢崎市に住むベトナム国籍の男女2人が
合わせて136件、被害総額にしておよそ1718万円に関与したとして、
前橋地検に送検し、捜査を終結したと発表しました。
2人は昨年10月頃から県内外の畑や民家の敷地から動力噴霧機や刈り払い機を盗んだ疑いが持たれています。
各県の被害は群馬が最多で77件、埼玉が37件、栃木が22件となっています。
共同捜査班は2月25日に入管難民法違反容疑でこの2人を逮捕しました。
(4)太田市で回収作業中のゴミ収集車から出火がありました。
27日午前10時55分ごろ、太田市で不燃ゴミを回収していたゴミ収集車から出火がありました。
消防車など6台が出動し、火はおよそ30分後に消し止められました。
ゴミの中には衝撃などを受けると発火する可能性がある充電池を使った家電が含まれており、
市の消防本部が出荷原因を調べています。
ゴミ回収をしていた男性によりますと、不燃ゴミを収集車に投入し回転板を動かしたところ、音がした後に発火。
消火器で初期消火に当たった後、積み込んだゴミを路上に出して延焼を防いだということです。
市によりますと、市内のゴミ収集車から火が出る事案は2022年以降で4例目となっています。
(5)みどり市の富弘美術館が改修工事のため一時休館となります。
老朽化に伴い雨漏りなどが発生していることから、みどり市は富弘美術館の改修工事に乗り出します。
工事のため美術館を12月から来年7月にかけて休館し、再開は8月になる見込みだということです。
売店やカフェも規模を縮小して営業します。
美術館は星野富弘さんの作品を常設紹介する施設として、1991年に開館しました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。