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群馬県のニュースをお伝えします。(1)群馬県内の温室効果ガスの排出、1426万トンと、13年度に比べ18%減少しました。
県内で2021年度、排出された温室効果ガスは、二酸化炭素換算で1426万8000トンと、比較可能な13年度以降で2番目に少なかったことが、県のまとめで分かりました。
新型コロナウイルス禍で製造業の生産量や貨物輸出量が減少した20年度からは2.3%増えており、3年ぶりに前の年度を上回りました。
経済活動が徐々に再開し、オフィスなどの業務部門を中心に消費エネルギーが全体的に増えたことが要因とみられています。
県によると排出量は年々減少傾向にあり、21年度は基準年度の13年度と比べると18.5%減少しました。
(2)県内で保育所などの空きを待つ待機児童の数が去年のゼロから今年は12人となって6年ぶりに増加しました。
県によりますと、県内待機児童の数は2018年28人をピークに減り続け去年はゼロになりましたが、
今年4月の時点で12人となり6年ぶりに前の年から増加しました。
具体的には嬬恋村が10人、玉村町が2人となっています。
このうち嬬恋村は「共働き世帯の増加に伴い、入所を希望する子どもの数が想定以上に多く、
保育所の確保に努めてなるべく早く解消したい」と話しています。
また、自宅や職場近くの認可保育所を希望し、無認可保育所に一時的に預けるなどし空きを待つ、いわゆる「隠れ待機児童」は、
高崎市で85人、前橋市で64人など県内で合わせて256人となり去年より3人増えました。
(3)群馬県内のヘルメット着用率40.4%と、全国3位の高さとなりました。
全国の警察が7月、街頭で自転車利用者のヘルメット着用率を調べた結果、
前の年の同じ時期に比べ3.5ポイント増え17%だったことが12日、警察庁のまとめで分かりました。
都道府県別では最高の愛媛が69.3%となっています。
ヘルメット着用率の調査は、昨年4月の改正道路交通法法施行で、着用が努力義務となったことを受けて実施し、
昨年7月に続いて2回目となっています。
(4)館林の多々良沼公園、地中の銅線1.3キロメートルが盗難にあいました。
館林は12日、多々良沼公園内の松沼北駐車場近くのトイレ付近から
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地中に埋設をした銅線電気ケーブルおよそ1.3キロメートルが盗まれたと発表しました。
被害額は部材費だけでおよそ500万円となっています。
市によると9日朝、トイレの清掃員から照明が消えていると連絡があり、
業者が調べたところ、電気を供給するケーブルがなくなっているのが分かったということです。
ケーブルの重さが合わせて2トン近くになることから大がかりな機材を使用したと見ています。
(5)県民会館の存続を求める2団体が、県議会議長に請願書を提出しました。
2025年度以降の予約が停止され、存続の議論が再浮上している前橋市のベイシア文化ホールについて、
県民会館の存続を願う会と県民会館を守る会は10日、
全県的な文化振興を目指すよう求める請願書を、須藤県議会議長に提出しました。
請願書では、廃止検討までの検討プロセスが不透明で、県民不在と感じられる。
財政面や費用対効果、経済合理性に重きを置いて廃止するのは、
県の文化振興政策においた誤ったイメージをもたれかねない。
廃止されれば文化施設の偏在が起こり、県民全体にマイナスの影響があるなどと記しています。
請願は19日開会の県議会で審査されます。
以上、県内のニュースをお伝えしました。