高校生の通学実証実験
群馬県のニュースをお伝えします。(1)吾妻沿線検討会議が、高校生の通学に新幹線を利用してもらう実証実験を行います。
利用者減少と赤字が続く、JR吾妻線長野原草津口から大前行きの沿線地域交通検討会議の第4回会合が14日開かれました。
嬬恋村と長野原町の高校生の通学時間の短縮に向け、軽井沢駅を活用した新幹線通学の可能性を探る実証実験を行うと発表しました。
両町村と駅を結ぶ送迎者も用意し、実験期間中は国の補助金などを活用し、参加者の送迎者と新幹線の運賃負担をなくすとしています。
対象は高崎前橋安中の三市へ通学する高校生と大学生で、期間は9月中旬から最長3ヶ月間とし、8月下旬から参加者を随時募集する予定だとしています。
(2)ぐんまちゃんの公式Xの投稿に対し、特定政党を支持しているようだと批判が相次ぎました。
県のマスコットキャラクターぐんまちゃんのX公式アカウントで、13日午後、投稿された内容が特定政党を支持しているかのように受け取れる内容だとして、X上で批判が相次ぎました。
X上で批判を受けた投稿は、「この国を愛して何が悪い」という文書とともに、ぐんまちゃんとオレンジ色のパーカーを着たスタッフが左手を突き上げる後姿の画像が添付されていました。
批判的なコメントが相次いだため、およそ4時間後に削除したということです。
投稿は少なくとも66万回表示され、1000回以上リポストされました。
アカウントを運用する県ぐんまちゃん推進室によりますと、投稿は午前8時と午後5時にほぼ毎日しており、内容は職員らで事前に検討して決めているということです。
(3)タイヤを盗んだ容疑でブラジル国籍の男を逮捕しました。
県警は14日、窃盗の疑いでブラジル国籍の男で大泉町のアルバイト、デ・メロ・スズキ・マツイ容疑者30歳を逮捕しました。
逮捕容疑は5月の4日午前0時半頃、伊勢崎市内のアパート通路で、このアパートに住む男性のアルミホイール付きスタトレスタイヤ4本を盗んだ疑いです。
アパート周辺の防犯カメラの操作で容疑者が浮上しました。
伊勢崎署管内では、今年1月から6月にかけ、住宅や集合住宅の敷地内、駐車場などで保管中のホイール付きタイヤが盗まれる被害が相次いでおり、前の年の同じ期に比べ80件増え137件に上っています。
(4)競技中の女子選手を盗撮した容疑で、巡査部長を書類送検しました。
スポーツ施設で競技していた女子選手の下半身をカメラで撮影したとして、県内の警察署に勤務する巡査部長が、県迷惑行為防止条例違反の疑いで書類送検されていたことが14日分かりました。
観察課によると、巡査部長の書類送検容疑は、3月中旬、県内スポーツ施設で選手の臀部をデジタルカメラで盗撮した疑いです。
撮影に気付いた観客が係員に通報し、発覚しました。
(5)前橋テルサをめぐるアイデア調査で解体や利用案など7件が寄せられました。
前橋市が解体方針を示している複合施設前橋テルサをめぐり、市は14日、活用のアイデアを募るサウンディング型調査に対し、県内外の民間事業者から寄せられた7件の概要を発表しました。
寄せられたのは、解体した上で、福祉や文化交流の拠点、ドックラン、物販や介護、フィットネスの複合施設とするアイデアや、建物を活用し企業オフィスや世代を問わず日常的に使える空間、ホテルへのリノベーション、防災テーマパークとする案などとなっています。
テルサについて市は解体を軸としつつ、民間による有益な利活用意向があれば、建物存続の可能性もあるとしています。
以上、県内のニュースをお伝えしました。