経営統合と副市長の逮捕
群馬県のニュースをお伝えします。 (1)群馬銀行と第四北越フィナンシャルグループが、統合準備委員会を設置しました。
2027年4月、経営統合を予定している群馬銀行と新潟県の第四北越銀行を参加に持つ第四北越フィナンシャルグループは、14日、
群馬銀行の深井頭取と第四北越フィナンシャルグループの殖栗社長を共に共同委員長にする統合準備委員会を設置したと発表しました。
今後、事業計画の策定や統合準備の進捗管理に当たるとともに、新たな持ち株会社の名称や本店、所在地などの協議を進めるとしています。
(2)藤岡市の官製談合事件で、逮捕された副市長が、「頼まれて教えてしまった」と話していたことが分かりました。
藤岡市の副市長、塚本秀夫容疑者、57歳は、市が去年発注した小学校の体育館改修工事をめぐって、非公表だった入札の最低制限価格を市内建設会社の多野産業社長、
小坂雄一郎容疑者、70歳に漏らし落札させたとして、13日、官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されました。
塚本副市長は逮捕前、「小坂社長には市の行事などでお世話になっているため、社長に頼まれて最低制限価格を教えてしまった」と話していたことが関係者の取材で分かりました。
市によりますと、小坂社長は地元の商工会議所の会頭で、去年の市政70周年記念行事をはじめ、様々な市の行事で委員会の会長などを務めていたということです。
(3)副業を募る広告から誘導され、伊勢崎の65歳女性が99万円の詐欺被害に遭いました。
伊勢崎市は14日、伊勢崎市の女性65歳が副業を募る広告に誘導された後、交流サイトで嘘のメッセージを受け取り、合わせて99万3000円を騙し取られたと発表しました。
警察によると、女性は5月3日、副業広告から別のSNSに誘導され、副業として動画の一部をスクリーンショットで撮影する作業に取り組みました。
「違約金を支払う必要がある」などと嘘のメッセージを受信。4日から10日にかけて、合わせて6回にわたり、指定口座に現金を振り込み、騙し取られました。
(4)自動車メーカー「SUBARU」は、アメリカの関税政策などの影響で合理的な算定が難しいとして、今年度1年間の業績見通しを「未定」と発表しました。
「SUBARU」が14日発表した昨年度1年間の決算は、売上が前の年度から0.4%減り4兆6857億円、本業の儲けを示す営業利益が13.4%減り4053億円となりました。
販売台数減少や主力アメリカ市場で販売促進費用が増えたことなどで減収減益となりました。
また今年度1年間の業績見通しは、アメリカの関税政策などの影響で現時点で合理的な算定が難しいとして「未定」としています。
今後、関税措置が1年間継続し何も対策を講じない場合には、営業利益で最大で25億ドル、日本円で3600億円余りの減益要因になる見込みだとしています。
「SUBARU」は昨年度アメリカで販売した台数は66万台余りと販売全体の70%を占めています。
(5)安中市は高齢者のゴミ出し支援をしようと7月から実証実験を行います。高齢者の在宅生活を支援しようと安中市はゴミ出しサポート事業に乗り出します。
ゴミ出しが困難な高齢者がより快適な生活できるよう、週1回無料でゴミの個別収集と声掛けを行うということです。
実証実験を7月から9月に行い、10月から本稼働するとしています。
以上、県内のニュースをお伝えしました。