00:00
群馬県のニュースをお伝えします。 (1)県は11日、今年2月に公表した2022年度の県内の名目経済成長率について、
前年度比の伸び率が全国で最も高かったと発表しました。 現在の推計基準となった2011年度以降で、初めて1位となりました。
本県の成長率は6.7%増です。 全国平均は2.9%増、2位は愛知県の6.3%増でした。
2月公表の県内総生産は、名目で9兆7620億円と最高額でした。
本県の基幹産業である製造業で主力の自動車産業がけん引し、輸出の比重が高いため円安の影響も幸を奏したとされています。
県民所得を総人口で割った1人当たりの県民所得は346万7千円と過去最高額で、全国5位だったことも分かりました。
山本一太知事は11日の定例会見で、
「官民で取り組んだ結果が成長率につながった、県内企業の生産拡大が所得も押し上げた、群馬に勢いがあることを示す心強いデータ」と述べました。
(2)放課後児童クラブで子どもの面倒を見る支援員のなり手を確保しやすくしようと、高崎市は11日、支援員の給与を増額改定するクラブへの補助制度を来年度に新設する方針を発表しました。
常勤職員は年額12万円、非常勤職員は年額3万円を引き上げる原資を補助します。
支援員の人数が十分でないため、長期休みだけの利用を断ったり、高学年児童を受け入れなかったりするクラブがある状況の改善につなげます。
支援員の給与改善のための補助を自治体単独で行うのは珍しいということです。
(3)中学生や留学生が母国の文化を紹介する授業が11日、伊勢崎市の四ツ葉学園中等教育学校で開かれ、生徒らおよそ170人が各国の楽器や遊びなどへの理解を深めました。
授業には、四ツ葉学園中等教育学校2年生と群馬大学の留学生を含む学生、高崎市の中央情報大学校の留学生らが参加しました。
留学生が母国の文化を英語や日本語で紹介したほか、イランの伝統楽器の演奏や韓国の伝統的な遊びなどの説明がありました。
四ツ葉学園中等教育学校の生徒は、箸の使い方や初詣の意味などを英語で紹介しました。
03:08
(4)高崎署は11日までに、高崎市の78歳の女性が厚生労働省の職員を装った男らからうその電話を受け、430万円をだまし取られたと発表しました。
高崎署が詐欺事件として捜査しています。
高崎署によりますと、女性方に10月28日午前、厚生労働省の職員を名乗る男から、保険証が悪用されているなどとうその連絡がありました。
女性が被害届を出す旨を伝えると、大阪府警の警察官を名乗る男らから、
「18億円のマネーロンダリングに関わっており、あなたも220人の容疑者のうちの一人だ」 「お金をまとめて玄関の前に置いてほしい。特殊捜査員が回収する」などとうそを言われ、
女性は今月4日、封筒に入れた計430万円を自宅玄関前に置き、だまし取られました。
(5)プロ野球のロッテは11日、東京都内で育成を含む新入団10選手の記者会見を行い、
ドラフト1位の健大高崎高校の石垣元気投手は、「球団を代表するような投手になりたい。
170キロを日本人で初めて投げて、日本中をびっくりさせたい」と抱負を述べました。
サブロー監督は「困難な道ばかりだと思うけど、1日も早く一軍の戦力になってくれたら」と話しました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。