妙義山の林野火災の鎮圧
群馬県のニュースをお伝えします。（１）8日に発生した妙義山での林野火災について、富岡市は拡大の恐れがない鎮圧状態になったと発表しました。
8日に発生し、延焼が続いていた富岡市の妙義山での林野火災について、富岡市は10日、発生からおよそ50時間後の10日の午前11時ごろ、拡大の恐れがない鎮圧状態になったと発表しました。
完全な鎮火には相応の時間がかかる見通しで、11日以降も消火活動を続けます。
富岡市や県によりますと、焼損面積は10日時点でおよそ30ヘクタール、家屋への延焼や人的被害は確認されていないということです。
鎮圧を受け、県は災害派遣されていた陸上自衛隊に撤収を要請しました。
また、11日は県の防災ヘリが上空から状況を確認し、必要があれば散水します。
その後、消防隊員が山に入り、地上からの消火が可能かを見極めます。
鎮火に立ったとしても、登山道の安全が確認されるまでは、入山規制が続く見通しです。
（２）本物の拳銃と同様の殺傷能力を持つ「おもちゃの拳銃」を輸入したとして、57歳の男を書類送検しました。
本物の拳銃と同様の殺傷能力を持つ「おもちゃの拳銃」を輸入したとして、
県警と渋川署は10日、銃刀法違反の疑いで、榛東村に住む57歳の男を前橋地検に書類送検しました。
玩具銃をめぐる密輸入事件の摘発は県内で初めてです。
処理送検容疑は氏名不詳者と共謀し、6月1日に中国国内から航空貨物で玩具銃の拳銃1丁発送し、
翌日の2日に日本国内に輸入した疑いです。
東京税関から今年7月、男性宛ての貨物の中から拳銃に該当する玩具銃を発見したと、
県警に通報があり、捜査を進めてきました。
また県警は今年1月から11月末に玩具銃あわてて35丁回収しました。
このうち28丁は警察庁が7月に新たに回収対象とした「リアルギミックミニレポルバー」と呼ばれる製品だということです。
（３）携帯電話会社のシステムに不正ログインし通信回線を契約した疑いで男子高校生らが逮捕された事件で、
高校生が太田市の無職の男に依頼し、会社側の強化した防御策を突破したとみられることが分かりました。
携帯電話会社のシステムに不正ログインし通信回線を契約した疑いで愛媛県に住む18歳の男子高校生らが逮捕された事件で、
高校生がログインを何度も試行するソフトの更新を太田市に住む18歳の無職の男に依頼し、会社側の強化した防御策を突破したとみられることが分かりました。
不正アクセス禁止法違反の疑いで男を逮捕し、高校生を再逮捕しました。
高校生は他社のサービスなどから流出したとみられる他人のIDやパスワードが多数載ったリストを業者から日常的に仕入れていました。
ログインに成功したアカウントで携帯電話の回線を契約し、犯罪グループに販売していたとみられています。
男とはSNSで知り合い、以前に回線を販売したということです。
片階村の生活支援策
（４）物価高騰対策として、片品村は地域電子通貨を活用した生活支援に乗り出します。
物価高騰対策として、片階村は地域電子通貨「おぜだっペイ」を活用した生活支援に乗り出します。
村内加盟店で利用できる1万円分のポイントを、12月下旬までに全村民が持つ村民カードに自動給付します。
併せてチャージすると、プレミアムポイントを付与する冬のチャージキャンペーンを2回に分けて行う予定です。
上限の1万円をチャージした場合、5,000円分を付与し、村民1人当たり最大2万円分が付与されます。
1万円分給付事業は11月1日現在、片品村に住所がある人が対象で、自動給付のため村民が手続きする必要はないということです。
おぜだっペイは地域経済の活性化を目的に2023年に導入しました。
全員に給付する事業のため、5日開会の村議会12月定例会に事業費4,000万円を含む今年度一般会計補正予算案を提案しています。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。