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群馬県のニュースをお伝えします。 (1)石破茂首相が現行憲法下で最短となる就任8日後の衆議院解散と27日投開票の選挙日程を表明したことで、県内各地の選挙管理委員会が準備に大わらわとなっています。
9日の解散から15日の公示まで3連休を含めて5日間しかない一方、入場券の発送やポスター掲示板設置場所の確保、啓発グッズの発注など多くの必要な作業があります。
運動会など地域行事が集中する時期だけに会場が投票所と重なって調整に追われるケースも出ています。 問題なく執行できるのかと不安の声が漏れています。
(2)9月の局地的な大雨で住宅などの被害が発生したことを受け、安中市は3日、住宅地に流入した土砂の撤去費用を補助する独自の制度を創設したと発表しました。
今年9月1日以降に発生した自然災害を対象とし、20万円を上限に撤去費用の2分の1を補助します。
安中市によりますと県内12の市で初の取り組みです。 自力で応急措置を取ることが困難な人の負担軽減と早期の生活再建につなげます。
制度を利用できるのは安中市の住民基本台帳に記録されている住宅敷地の所有者または管理者です。
土砂の撤去と適正な処分のために事業者に支払った費用を補助対象とし、申請を受けて交付します。
できる限り早く受付を始めたいとしており、申請受付の準備が整え次第、安中市公式ホームページなどで周知します。
(3)太田市運動公園陸上競技場で2日に開かれた太田市小学校陸上教室記録会で、参加した小学5、6年生計15人が
給湯室に置かれていた消毒用の次亜塩素酸水を誤って飲んだり、口に含んでいたりしていたことが3日、分かりました。
主催した太田市教育委員会によりますと3日の時点で体調不良を訴える児童は確認されていません。
児童には各学校を通じて謝罪と体調確認の連絡を取ったということです。
太田市教育委員会は「施設側と主催者での事前協議に一層力を入れ、危険がないように点検注意喚起して再発防止に努めたい」としています。
(4)医療従事者が危険を感じるなどした「ヒアリ・ハット」事例について、県病院局は3日、
県立4病院(心臓血管、がん、精神医療、小児医療の各センター)から2023年度に前年度比99件増の計4,317件の報告があったと発表しました。
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これ以外に入院や手術を要するなどした医療事故は29件増の47件あり、このうち1件は患者が死亡しました。
死亡事例は心臓血管センターで発生し、遺族の意向や個人情報の観点から詳細については非公表としました。
明らかに誤った医療行為が原因の「重大事案」には当たらないとし、遺族からも医療過誤ではないとの理解が得られているということです。
死亡の報告は2年連続です。県は「合併症と考えられる場合でも、重篤な結果になったものや医療者がヒアリとしたものは医療事故として報告するよう周知したことで報告件数が増加した」としています。
(5)県内の事業所で働く全ての人に適用される最低賃金が4日、時給で50円増の985円に引き上げられます。
商品やサービス需要が伸びない中、企業経営者は価格転換や経費抑制に取り組み、賃上げ原資を苦面します。
隣県との時給格差が生じる地域では人材流出も表面化しています。
識者は、賃上げを可能にする付加価値向上が企業に一層求められると指摘しています。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。