00:00
群馬県のニュースをお伝えします。 (1)阪神淡路大震災の発生から17日で30年を迎えました。
家具の地震対策をした県民は半数に満たないという現状が、気象情報会社のウェザーニューズの全国調査で分かりました。
突っ張り棒やL字金具などを使って棚などが倒れるのを防いでいる人は、計49.7%で、全国平均の61.1%より11.4ポイント低く、都道府県別でワースト7位でした。半数割れは8件のみです。
ウェザーニューズは「負傷や避難経路をふさぐ恐れがあり、対策は重要」としています。
内訳は「ほぼしている」が14.1%、「一部している」が35.6%でした。「していない」が47.8%と最も多く、「必要がない」も2.5%ということです。
近年発生した主な地震では、家具の転倒による負傷者が全体の30%から50%に上り、高層階ほど多かったということで、ウェザーニューズは対策を進めています。
(2)第103回全国高校選手権で2度目の大会制覇を成し遂げた前橋育英高校サッカー部に対し、県は16日、新設する県民栄誉賞特別賞を贈ると発表しました。
2018年の初優勝の際に県民栄誉賞を受賞していることから、前橋育英高校サッカー部の快挙に特別賞を新たに設けます。授与の日程などは学校と調整します。
県民栄誉賞は広く県民に敬愛され、社会に明るい希望と活力を与えるとともに、本県の名声を高めるのに顕著な功績のあった個人・団体に贈ります。
規定で2度贈れないため特別賞を設け、一度顕彰を受け、重ねて功績のあった個人・団体に贈ることにしました。
(3)企業の賃上げを後押しするため、県は16日、新年度に賃上げした県内の中小企業に支援金を支給する事業「群馬賃上げ促進支援金」(仮称)を行うと発表しました。
申請した企業に対し、従業員1人当たり5万円を支給します。長期化する物価高騰などで苦しむ事業所の賃上げを加速させ、地域経済活性化につなげます。
対象は4月以降に5%以上の賃上げをした中小企業を想定しています。
1事業所当たり20人分まで支給します。業種は問わず、製造業や観光業、医療福祉など幅広い事業所の利用を念頭に置いています。
03:10
16日の定例会見で山本一太知事は「県が賃上げに本気で取り組もうとしていることを賃上げの検討材料の一つにしてほしいと考えた」と説明しました。
(4)政府のガソリン補助金が縮小したことを受け、県内の多くのガソリンスタンドでは16日、レギュラー1リットル当たりの価格が前の日より5円ほど値上がりしました。
来店者は看板の価格表示に驚いたり、値下がりを待ち望んだりする声をこぼしていました。
経済産業省が15日に発表した県内のレギュラーガソリン1リットル当たりの14日時点の平均小売価格は181円10銭でした。
石油情報センターは補助金の縮小によって値上がりを予想しています。
(5)外国人との共生を啓発する「ライフ・イン・ハーモニー推進月間」に合わせて16日、伊勢崎市の殖蓮第二小学校で、出入国在留管理庁職員の出前講座が開かれました。
6年生51人が出入国在留管理庁の役割や外国人に分かりやすく伝えることができる「やさしい日本語」について学びました。
国は毎年1月を「ライフ・イン・ハーモニー推進月間」として共生社会の実現を啓発しています。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。