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群馬県のニュースをお伝えします。 (1)県広報番組が「多文化共生」をテーマに復活しました。
外国料理をテーマに多文化共生への理解を深めてもらおうと、県広報番組「ビリヤニ」の放送が1日、群馬テレビで始まりました。
初回はベトナム料理を取り上げ、伊勢崎市の料理店に焦点を当てるほか、山本一太知事が10月に自治体外交で訪問したベトナムで収録した「食レポ」も盛り込まれました。
「ビリヤニ」はインドや周辺国で食べられる「炊き込みご飯」を指し、多様な具材を入れる点と、多文化共生への理解を深める番組コンセプトが合うため番組名に決まりました。
県広報番組は群馬テレビ開局以来続いていましたが、ネットメディアの台頭を受けて、2021年までで休止していました。
(2)救急搬送時にマイナ保険証の情報を得られたのは7.5%でした。
救急搬送時にマイナバーカードと一体化した「マイナ保険証」の受診歴を活用する実証事業で、
前橋市消防局が11月10日までの5ヶ月間に搬送した7604人のうち、マイナ保険証の情報を得られたのは7.5%、人数にして574人にとどまったことが30日までに分かりました。
情報を得られた事例では、「的確で効率的な活動につながっている」と意義を説明しましたが、
搬送時にマイナ保険証を持っていないことが多く、救急活動への本格的な活用には時間がかかるとのことです。
前橋消防局は6月11日から8月10日までに、運用する11の救急隊で搬送したほぼ全員の2987人にマイナ保険証の提示を求め、このうち情報の提供を受けられたのは12%、人数にして360人でした。
また、8月11日から11月10日までには緊急性の高い搬送者などに絞って実施しており、来年3月まで同様の運用で実証を続けています。
(3)伊勢崎市でセアカゴケクモが見つかりました。特定外来生物のセアカゴケクモについて、県は1日までに伊勢崎市内の企業の倉庫内で有毒のメス1匹が見つかったと発表しました。
すでに駆除しており、人への被害はありませんでした。
県自然環境課によりますと、従業員が資材倉庫にあったダンボール箱に付着しているのを発見して踏みつぶしました。
連絡を受けた県と伊勢崎市の職員が周辺を調べましたが、新たな個体や卵のうは発見されませんでした。
今年度の発見件数は過去最多の7例目で、伊勢崎市や太田市で目撃が相次いでいます。
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(4)県は今年度、不足する指導者を確保するために、指導者と地域クラブや学校をマッチングする取り組みを始めます。
公立中学校の部活動をスポーツクラブなど外部団体に委ねる「地域移行」で、県は今年度、不足する指導者を確保するため、指導者と地域クラブや学校をマッチングする取り組みを始めます。
「ぐんま部活動・地域クラブ活動指導者・サポーターバンク」と銘打ち、県内で活動できる指導者などの人材に関する情報を収集・登録し、市町村を通して地域クラブに提供します。
今月2日に登録者の募集を始め、来年3月から市町村への情報提供を開始する見込みです。
新たに募集する指導者は、日本スポーツ協会の公認スポーツ指導者資格などを所有していることが条件で、指導を見守る役割のサポーターもあわせて募集するとのことです。
いずれも18歳以上で、適切な指導法やSNSの適正利用などについて学んでもらうため、県が2月に実施する研修を受ける必要があります。
(5)伊勢崎興陽高校で「秋の興陽フェスタ」が行われました。
11月30日、伊勢崎興陽高校で「秋の興陽フェスタ」が行われました。生徒が育てたハクサイやサトイモ、シクラメンなどのほか、焼き菓子、ピクルスといった加工食品が並びました。
地域住民ら1300人以上が訪れ、野菜や米などは開始後およそ1時間で完売しました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。