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2024-02-26 08:41

22.水中の解像度が上がる、ホンダワラの知識【海藻、メバリング・エギング・シーバス】

本州沿岸の藻場を構成する代表的海藻、ホンダワラ類についてお話しました。水中のイメージがしやすくなると思います。 【Googleフォーム:おたよりはコチラからお願いします。】 https://forms.gle/b6NmWPnHCjRTYFLq7 【Xアカウント】 https://twitter.com/fishpod_roku6 【Instagram】 instagram.com/fishpod_roku?igshid=MjEwN2IyYWYwYw== 【コーヒーの差し入れ(100円のご支援)はコチラ】

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サマリー

ホンダワラの生態についての知識が中心となります。

ホンダワラの種類と生息地
お聞き下さりありがとうございます。 今日は、ホンダワラの生態についてお話しようと思います。
ホンダワラ。 正確には、ホンダワラ類に分類される海藻ですが、少し前のエピソードでもご紹介した通り、
個人的にメバルを釣る上で非常に大切にしている海藻です。 ホンダワラが群生しているエリアをガラモバと呼んだりしますが、メバルだけでなく、
シーバスやチヌも季節によっては入ってきまして、 このタイミングでは結構狙って釣れるターゲットにもなってきます。
環境省が行っているモバ調査という調査があるんですが、 これを見ると、本州沿岸で群生しているモバの中で主要な海藻になっているのがホンダワラ類と
されるので、 参院や若沢に限らず、広くリスナーの皆さんの役に立つんじゃないかと思いまして、今回ご紹介することにしました。
今回はホンダワラ類にまつわる知識を、特に釣りに役立つと思われる部分を中心にお話ししていきます。
まずはこのホンダワラの種類としては、いわゆるホンダワラ類の中にはホンダワラをはじめ、大葉木。
これは日本海側だと柳木と呼ばれたりもしますが、 赤木、ノコギリ木などですね。
これ一部だけですけれども非常にたくさんの種類が存在しています。 今回は種類を紹介することが目的ではないんですが、この種類ごとに生息地はもちろん
成熟する季節や枯れる季節などが異なるので、どの種類かを押さえておくということは実は重要だったりします。
各種類に共通する点としてはですね、付着木と呼ばれる岩に固着するための機関を持っていまして、
草でいうと根っこの部分ですね。実際は栄養を吸収したりはしないので、根っことはちょっと違うんですけれども、そんなイメージで良いと思います。
これを使って岩床帯に生息しているという点ですね。 なのでこのホンダワラが生息していれば、その下はほぼほぼ間違いなく岩場だと考えて良いと思います。
しかも波で動かされるような小さな石なんかにはあまり生息しないので、ある程度の大きさ、
少なくともカサゴとかメバルなどの魚が隠れるには十分な大きさの岩があると見て基本的には良いと思います。
ホンダワラの特徴と生き物
まずこれがホンダワラを手がかりに得られる情報の一つです。 また特徴としては葉の他に浮き袋となる
気泡という気感を持っています。 これによって水中で柱のように立ち上がることができているんですが、
これは高剛性できる面積を最大化するためと言われているようです。 この立ち上がっている背の高さは種類によってかなり差があるんですけれども、
成熟した状態でおおむね1メートルから最大では10メートルに上る種もあるようです。 よく水深の浅い磯場などに行くと水面に達するほど長くなった
ホンダワラが海面にペタッと倒れている様子が見えたりするんですが、 その下の海中のイメージとしてはですね
少なくとも海面に達するくらいまでは割とまっすぐに立ち上がっていると考えて良いと思います。 もちろん速い流れがあると多少傾斜するとは思いますが。
なので海面を覆っているホンダワラの下は意外と歯抜けというか 空洞状になっているケースが多くてですね。
例えばそれが足元であっても水深が数メートルあれば 表上のジグヘッドを貫通させて下の空洞になっているスペースへアプローチすることで結構
メバルを釣ることができたりします。 この海面を覆うホンダワラの下には魚が隠れられるスペースがある
というのが水中イメージの2つ目になると思います。 このホンダワラですが多くの種類は春頃に成熟して夏に枯れるというサイクルで
生活をしているんですけれども 例えば日本海側でよく見られるヤナギモクという種類は秋に成熟するとか
種類によって成熟タイミング、つまり魚が一番隠れられるスペースが多くなるタイミングが異なるので
私の場合はとりあえず釣りをしていてホンダワラがたまにルアーに引っかかってきたら写真を撮っておいて
google の画像検索などで種類を特定するということもやっていました。 ここまでする理由は実は多くのホンダワラが多年生
つまり先ほどご紹介した付着期が枯れない限りは来年も同じところで生えてくる可能性が高く
生育するポイントとそれからホンダワラの種類を抑えておくと毎年活用できる点が大きいです。 もちろん例えばアカモクなどの種類は1年で付着期ごと流れてしまう
こういった1年生の階層なんかもあります。 ちなみに種類によりますがよく生育する水芯は1メーターから5メーター前後と言われておりまして
種類によっては水芯20メーターとかの場所でも生えているケースもあるようですが基本的には このぐらいの水芯のところによく生えているというふうにお考えいただけたらなと思います
それから生息する生き物、つまり魚から見るとエサですね。 この観点から見てもホンダワラに限らずモバは海のゆりかごとも呼ばれまして
光合成を通じて酸素濃度が比較的高かったり、早く木の中に隠れるスペースがあったりと小型広角類や小魚などの多くの生物が暮らしている場所になります
こういった代表的なのはヨコエビとかワレカラなどの小型広角類をイメージしたり、あるいはそれを食べようとして
モニ頭をやや突っ込んでいる小魚などのイメージを持って釣りをすると、これも水中の解像度が少し上がるんじゃないかと思います
私も例えばメバルを釣る際にはそういったモノ周辺に生息する生物をイメージしながら釣りをしています
ホンダワラによる魚の隠れ場所とマーケティング
それからこういった小型生物を捕食する大型の魚が侵入してくるエリアでもあるということも忘れてはならない点です
参院で私がホームエリアにしている場所の例だと、5月頃まではこういったモバはメバルが多く釣れるんですけれども
6月あたりになるとメバルがついていたピンポイントにシーバスとかチヌがついて釣れるようになってきて
季節が進むにつれてメバルよりもこのシーバスやチヌの割合というのがどんどん高くなっていきます
結構サイズも大きいので必ずタマを持っていくレベルなんですが、こうなってくるとまあ今年のメバルシーズンもぼちぼち終わりかなという
そんな印象を抱く要素の一つです またルアフィッシングとの相性という意味でも
本田はルアが引っかかっても太めのラインを使ってさえいれば結構ちぎれてくれるので ルアフィッシングで比較的狙いやすいことも特徴として挙げられます
こういった広大なモバを狙うときは少し前のエピソードでもお話ししましたがフロートリグが有利になっていきます
近年は温暖化などの影響で減少傾向にあると言われているこういったモバですがアイゴとかウニなんかの植物性の生物を
始めとする天敵がいたり 近年はこういった生物が局地的に大量発生することもあるので
毎年かなり変動があるエリアも多いです 反面そういったエリアでは限られたモバに魚が集中するケースもあるので注目してみると
良い思いができるかもしれません また釣りと離れますが近年はカーボンニュートラルが注目されていますけれども
こういったモバは二酸化炭素を取り込んで酸素を生成するのでこういった海洋生態系に 取り込まれてある意味隔離される炭素はブルーカーボンと呼ばれて
こういった意味でもモバを増やす取り組みが自治体などで行われているケースが増えています 各都道府県でこれに関連してモバ調査などを行っているケースもありますので
興味のある方はご自身のエリアの情報を調べてみたり 具体的に応援したいという方は寄付などを通じてこういった取り組みに参加する選択肢も
ありますので興味のある方は検索してみていただけたらなと思います この番組は釣りの知識ノウハウを定期的に発信しています
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