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2023-10-19 08:37

10.カタクチイワシの生態【シーバスやメバルの大好物】

日本全国に生息する代表的ベイトフィッシュ、カタクチイワシの生態について解説しました。 生息域と特徴 捕食と被食 ベイトボールと回転性習性 カタクチイワシが入ってるときの見極め方 【Instagram】 https://instagram.com/fishpod_roku?igshid=MjEwN2IyYWYwYw== 【Googleフォーム:ご意見・ご感想・次回配信して欲しい内容などはコチラへお願いします】 https://forms.gle/b6NmWPnHCjRTYFLq7

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サマリー

彼らは、北海道から九州まで広範囲に生息しており、主にプランクトンを捕食しています。また、彼らには成長速度や産卵期といった特徴があり、群れを作りながら泳ぐ習性も持っています。

カタクチイワシの生態と生息域
皆さんこんにちは、ロクです。 私も含めルアフィッシングを楽しんでいる人にとって、その直接の対象魚になる魚の生態を知ることももちろん大事なんですが、
同じぐらい大事なのが、ベイトの生態ですね。 今回は日本全国に生息をしていて、様々な魚の餌になっているカタクチイワシについてお話をしていきます。
生態をお話しする中で、釣り人なら気になるイワシがベイトとして入っている時に、海を見てどうやったらそれに気がつくことができるのか、といった話もしていきたいなと思っています。
まず生息域ですが、北海道から九州の南側まで、 日本全国ほぼ全域にわたって確認がされているベイトです。
寿命は2年程度とされていまして、大きさについては生態で大体18センチ程度。 ちなみに半年で9センチ程度になるということですので、以前にご紹介をしたメバルが
だいたい半年で4センチから5センチ程度の大きさということを考えると、 そこと比べればある程度早く成長する魚と言えるんじゃないでしょうか。
収録にあたって調べた資料の中で見かけたのが、 成長の遅い群れと成長の早い群れというのがこのカタクチイワシの中にもいるようで、
成長の遅い群れの寿命というのはだいたい3年ぐらいであるのに対して、 成長が早い群れというのはそれよりも短い2年程度ということで、
成長速度とこの寿命に関係があるんじゃないかということを考察されている論文がありました。
このあたり個人的には面白いなと思って見ていましたが、 次に捕食しているエサですが主にプランクトン。
中でも貝や子類ですね。これはメバルの生態の貝でも少し触れたんですけれども、
ざっくり言うと甲殻類の妖精体みたいなイメージで良いと思います。 まあそういったものを捕食しているということですね。
反対に捕食される側としては非常にたくさんの生き物に捕食されていまして、 特に体が小さい養魚の時にはマージとかマサバなどの魚食製の魚類や
肉食製動物プランクトンに食べられることもありますし、体が大きくなっても メバル、シーバスなどの
魚食製の魚はもちろんクジラやイルカなどの海に生息する哺乳類とか、 あるいはウミドリですね、も捕食されます。
もちろん人間もですね、漁獲して食べていて大変美味しい魚なんですが、 他のあらゆる生き物にとっても同じであると言えるんじゃないでしょうか。
このカタクチイワシが岸近くに寄ってくる時期というのは、 もちろんエリエによってかなり差はあるんですけれども、
おおむね春、4月頃から秋ですね。 11月とか12月ぐらいまでと言われることが多いです。
ちなみに私がメバル釣りを去年していて、地元サインエリアで最初にカタクチイワシを ベイトとして確認をしているのがだいたい3月上旬ぐらいでした。
5センチほどのカタクチイワシをメバルが捕食してまして、 かなり昼はその時はワームをジグヘッドにつけて巻いていましたが、 かなり早巻きで食べてきたのを覚えています。
産卵に関しては産卵期が非常に長くてですね、 冬を除いてほぼ終年産卵できるということみたいです。
資料にあったのは、日本海側、ノト半島より北側では、 特に夏を中心とした温暖な時期に産卵が行われているという研究結果があるようです。
だいたい体長で言うと12センチ前後を境にして、 これより大きくなるとほとんどの個体が産卵可能であるという状態になるようです。
年齢で言うとおおむね1歳前後ということみたいですね。
で、このイワシですが群れを作る、それも結構な大きさの群れを作るということで知られています。
ベイトボールとか呼ばれたりもしますけれども、 その名の通りくるくると回転して、完全にではありませんが球体を作るような習性があります。
これは左回りか右回り、どちらかに回転をしながら、一定方向に回転をしながら群れを作ると。
一度その方向が決まると、決して逆回転になることはなくですね、 群れ全体が一方向に向かってくるくるくるくると回り続けるというルールがあるようです。
水族館でイワシを見かけると、このような銀色の大きな渦を作っている光景をよく絵にすると思います。
特に外敵が周りにいるときですね。 私、水族館でもマダイがイワシを捕食している光景を見たことがあるんですけれども、
そういった捕食しそうな敵ですね。これがすぐ近くにいるときは、ほぼ必ずこのような球体を作っているんですけれども、
このように外敵から見守るということだけではなくて、近年の研究ではこの渦の流れに乗って消費エネルギーを節約しているんじゃないかという考察もなされているようです。
当然渦を巻いて泳いでいるので、一定のこの水流というのが発生をしているんですけれども、その中に身を置くことで泳ぐ力が節約できるので、
より長時間体力を使わずにいることができる。 このためにやってるんじゃないかという説もあるようです。
これが果たして正解なのかどうかはわかりませんが、かなり興味深い説だなと思って見ていました。
で、釣り人なら気になる、この片口イワシが入っているときにどうやったら海をパッと見て見分けることができるのかということなんですけれども、
これはポッドキャストという媒体の性質もあって伝えるのがものすごく難しいんですけれども、代表的な気配を説明しますと、
雨が降っていないのに雨が降ったようにポツポツと水面に波紋が立っているような状態というのを目撃したことがある方もいると思います。
これ必ず片口イワシというわけではないんですけれども、典型的なその片口イワシがいるときにですね、出てくる波紋です。
その他、クルクルイワシと呼ばれるイワシがですね、水面をパニック状態になってクルクルクルクル回っている姿ですね。
これはもう明らかに捕食者に追われてパニックを起こしている状態なので、期待としてもかなり高い状態です。
これらをですね、手がかりにイワシの気配というのを探ってみていただけたらなと思います。
さて今回はベイトフィッシュ編ということで片口イワシの生態についてお話をしてきました。
残念ながら近年は漁獲量が減少傾向にありまして、1990年代後半をピークに、現在はそのピークの3分の1程度である
年間5万トンくらいまで漁獲量が減少しているようですが、釣り人にとっては依然として大事なベイトフィッシュの一つです。
今後も釣りの対象魚はもちろん、こういったベイトフィッシュの話も時々お話ししていきたいなと思っています。
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では、お聞きくださりありがとうございました。
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