日本のデジタル教育の現状
フィーカ日和へようこそ。
フィーカとは、北欧、スウェーデンの日常に溶け込んでいる
コーヒーを囲み、ほっとひと息語りあう大事な習慣。
このポッドキャストも、そんなフィーカのように
東京、世田谷から宇津美裕子が
スウェーデン、浮世田から長谷川優子が
暮らし、心と体、子育てのことなど、緩やかにお話をする
約25分間のトーク番組です。
今日もあなたの日常をちょっと心地よくする
ヒントが見つかりますように。
はい、前回はスウェーデン、日本のクリスマス、年末です。
ちょっとそこにニュージーランド、中国も絡めて
いろいろお話をしてみたのですけれども
今回はかなりガラッと変えて
教育のデジタル教育について
お話をできたらなというふうに思っているんですけれども
まずはちょっと日本の現状を
子どもがいる人いない人いろいろ多分いると思うんですけれども
お聞きになっている方、おまけに日本だけじゃなくて
いろんな国に住んでいらっしゃる方いると思うんですけれども
これは私個人の印象です。N1なので
これが日本全体だとは思わないんですけれども
基本的にコロナ禍前までは
デジタルはなかったっていうのが
私の印象かな
コロナ禍に入って突然
やばい!みたいな感じで
デジタル化が始まって
でも誰も全然準備ができてなかったので
学校が突然
コロナ禍になって春休みが
突然3ヶ月延長っていうところから
日本のデジタル化は多分始まったんじゃないかな
私はそういう印象を持っていて
まず春休みが始まったんだけれども
コロナが始まってしまったのは
そのまま日本自宅待機になりました
そこから学校は
とはいえ授業を提供しなきゃいけないよね
みたいな形になって
オンライン授業が初めて行われる
だけれども
インターネット回線があるわけでもなく
パソコンを持っているわけでもなく
みたいなところで始まったんだけれども
とはいえ多分子どもたちは
プログラミング教育とかちょっと始まってたりとか
していたと
いろんな形でコロナを経て
前倒しで
iPadだったり
私たちのいる世田谷は
iPadが突然バーッと配られたりとか
区によっては
Chromebookが配られたりとか
全然そこら辺は小学生なのか中学生なのか
どこに住んでいるのかによって
全然違うような形になっていると
でも基本的に教科書は全部
フルセットで紙のものが配られます
そこにプラスアルファで
iPadが入ってきますみたいな形で
全部持ち帰ったりとかするのも
すごく子どもたちは大変で
ランドセル重い問題がさらに加速するみたいな
ところが
っていうのが日本のざっくりとした
ICTが突然始まりましたの
流れだったかなっていう
私は印象を持っているとかですね
スウェーデンのICT教育の歴史
スウェーデンは結構違うよね
もうちょっと前からICTは
もうちょっと前ですね
あとはデジタル教育っていう時に
どこまでというかどんなものまでを含むのかっていう
通信で在宅から学ぶということまで含まれるのか
デジタルの教材を使って
学校で学ぶのかとか
デジタルのものについて学ぶのか
例えば検索をすることを
学校で学ぶのかとか
っていうことも違ったりするし
かなり幅広いテーマではあると思うんだけれども
スウェーデンでは
2000年の
一桁のあたりから
少しずつ準備をしてきて
早いね
というのはこの国
新しいもの好き
新しいもの好きなんだね
好き好き大好き
あとシステム簡単に変えるのね
よくも悪くも
日本とそこ真逆な感じがする話
めちゃくちゃコンサーバティブだから日本は
なのでそれも
ベースの文化としてあったのと
あとは携帯電話が結構早くから
電話の普及もすごく早かったみたいで
教育の文化差とデジタル技術
というのは国が
ヨーロッパの中では大きい方の国なので
土地が長くて
人の行き来するのが大変っていう
ヨーロッパと同じくらいの大きさだから
世の中では結構似てるのかもしれないけど
北の方から南の方まで人がしょっちゅう行ったりとか
する生活から電話があると
すごい便利だねってなるし
そこからの携帯電話の導入も
ノキアはフィンランドかな
スウェーデンはエリクソン
とかが最初の方に出てきて
懐かしいね
携帯で持ってたよ
ソニーエリクソンっていう形で
なんで携帯電話が普及したかというと
森の中で働く人にとって
すごい便利だっていうね
森とデジタルの掛け合わせみたいなのが
日本では想像つかない
基本的にそういうのってやっぱり都会中心で
発達していくのが日本の形で
スウェーデンは逆に森が便利になるように
森と通信ができる
森で通信できる
2010年かな
北の方の森の中に住むおじさん家に行ったら
80歳超えたおじいさんが
iPhone使ってて
それは相当早いよね
2010年かな
友人でiPhoneを
初代のやつを持ってる人が
一人いて
その頃みんな柄系だったから
でもその人はお医者さんで
デジタル機器が好きで
都内で勤務している
分かりやすく
ガジェット好きです
初代あたりのiPhoneを持ってる人
知らないね
日本の柄系が性能良すぎて
iPhoneへの意向が
世界よりも
時間かかったのはあると思う
日本の場合って
例えばファックスとかも
良いものすぎて
情報漏洩とかのこと考えても
基本ちゃんと
メールとかよりも安全だから
未だに官邸使ってるらしいからね
うん
メールには個人情報入れちゃいけないの
例えば患者さんの名前とかでも
どうしてもの時はファックスしてください
ってなってて
ファックスは辛いよね
私ファックス何回か仕事で使ってるけど
ピーって書いてある
遅いんですよ
ページ多いとね
書籍を書いてたことがあって
その時の原稿も全部ファックスでやってたから
結構な量でしょ
気が遠くなるバイク便を飛ばしたい
って思ってたよ
今とかメール知ってないといけないしね
ページが悪くて
入ったら入れるのかな
あんまりやってくれる感はないよね
言ってるのかなって不安になるのもあるね
私こんな苦労してるけど
何回聞いても何か忘れるといかなかったり
他の人のとこにいてたらどうしようとか
めっちゃ重いよね
しかも表紙つけなきゃいけなかったり
表紙つくのがめんどくさかった
ファックス辛い
いるこの1ページ
お世話になってますみたいな
かなり無駄じゃない
わかる
くじけたよね
就職しての軽い転ぶ感じが
わかる私も
ファックスは使ってるの
そういう規定はあるけど
デジタルファックスで
認証がすごく機能上がって
ファックスは最終手段として
ファックスって一応ルール上にはあるけど
使ったことはない
クラウドか何かでURLでピョンと送るみたいな感じ
のが最近は私は多いかもしれない
多めの資料とか送るときとか
あと期限付きにできたりとか
そういうのが多い
セキュリティの問題が
なるほど
日本はとにかく
性能がいいんですよ
ちょっと前の方が
確かにね
それはいわゆるガラパゴスカって
日本が言われるやつだよね
高齢者の方が
すごい巧みの技で
これをものすごい尖らせて
日本にスーパー最適化をしてしまう
っていうところで
世界で残念ながら戦えなくなってしまってる
日本最適化しすぎてしまってる
だから普及がちょっと遅かった
確かにそうかもしれない
ガラ系の音色なんて
すごいそうだよね
こだわりがね
そこまでこだわらない人が
音とかどうでもいいって感じ
iPhoneとか
音色懐かしい
音色あったね
着メロとかね
いろんな国の教育情報が
グローリアの編集をしているので
当時ポロ中とかに話を聞いてたんだけど
日本はすごく独自のものを
使おうとしてる感じがあって
いろいろな国は例えばGoogleのClassroomとか
既存のもうすでに使われてるものを
使うような雰囲気で
早さが全然ゼロから
日本独自のものっていう感じのことは
あったかなっていう
そのスマホの流れとデジタル教育の流れ
なんか今ちょっと似てるなとは
今話聞いてはって思ったかも
その文化というか
日本の自分たちで
作っていくみたいなものが
やっぱり時間はかかるのかなっていうか
あるのかなと思って
もともとエリックソンとかの携帯
デジタル教育の進展
ほんとちっちゃくて
これおじいちゃん使えないよみたいなボタンのサイズとかね
それはiPhoneに行くわって思う
なるほどね逆に使いにくかったから
iPhoneの方が使いやすいよね
逆に日本は相当最適化されちゃったから
iPhone行かなかったよねって
スマホの方に行かなかった
何となくでも分かる気はする
画面もちっちゃいし暗いし
誰から買ってきたのか見えないぐらい
ブラックベリーとかも今から見ると
よくああいうの使ってたなって思うような
流行ってたもんね
ちょっとだけね海外の方々には
オストコとかちっちゃかったよね
外国人の大きな手でどうしてんだろうって
確かに
なるほど
加速させた理由だとは思うんだけども
あとはやっぱり
安い携帯もバーッと普及したり
あるし
とりあえず使えるもの
普段森の中でも使えるみたいな通信
あってね
保育園とかでも
意外と早くから
コードをスキャンするとか
デジタルになれる
デジタルを使ってどうこうっていうよりも
デジタルの世界ってなんだろうみたいな
生活の中に入ってくるから
使いこなせないと
日本の引き落としとかも全部デジタルだし
今も認証とかもね
コードでやったりするし
すごいよねそれをさ
結構な年齢の方まで
使いこなせないと今ある意味暮らせないでしょスウェーデン
生きていけない
世界観からすると日本は相当多分
まだなんて言うんだろうな
結構ビハインドはしてる感じは
するかもね
この前のエピソードでも話したけれども
現金はやっぱり使える
現金5年間くらい触ってないんだよね
そういう感じでは多分誰も
生活してないと思うから
まだ現金は全然使ってるし
緩やかだね
緩やかな感じは日本はするかなと思う
ドラスティックにはそういう雰囲気変わってない感じはするね
多分高齢者の人も
仕事をして例えば
1980年代から2000年まで
仕事してたりとかする中で
やっぱりいろんなシステム変わることに
慣れてる気はする
そうしないと生きていけないっていうのは
友働きっていうのが大前提だもんね
日本は結構
私たちの親世代は
専業主婦の方がほとんど
みたいなところの世界観だから
やっぱりそこは違うのかもしれないね
感覚が何かに
新しいものに飛びつくわけじゃないけど
それが合理的
合理性があったら
していくっていうのが社会の中での
合意というか
新しい情報ってすごく
情報自体もすごく変わるのルール
例えば子育ての
保育園の申し込みとかも
すごく情報変わるのね
いつから保育園を選べるとかね
育児手当の請求の仕方とかも
常にアップデート
各機関から出る情報に
アクセスするっていうことが大事で
何か昔習ったことが
そのままってことってないっていう
感覚持ってるのかな
だからそういう意味でも
デジタルの情報にアクセスできることが
小学校でも
家からオンラインで
つないで勉強できましょうっていうよりも
情報にアクセスできる能力
つけましょうっていう方向
メッセージがね
と同時にいろんな情報は
正しくはないよっていう勉強も
リテラシーの勉強も結構早くからしてて
何か調べ物した時に
この参照はこれは使えないねとか
っていうことを結構早くから勉強してて
だから道具としての
デジタルっていう感じかな
完全に
保育園のところからかなり早く導入されてたっていうのは
すごくすごいなっていう
遊びの中でね
実際に子供たちが触ってるってことね
そうそうそうそう
いくつか置いてあるiPadとか
iPhoneとかを子供が触っていいものとして
時間決めて置いてあって
じゃあみんなでこれで
ロボットを動かすための
プログラミングなんだろうけども
そういうのを
すごいね
それを教えられるっていうリテラシーが
保育園の先生たちにあるってこと?
保育園の先生ね結構勉強
保育園って
3種類の
教員勉強っていうか
一番高いと教育
大学院卒みたいな感じで
教育学を勉強してる人もいるし
保育園の先生っていう人たちも
4年間の大学教育を受けた人たちで
なるほどちょっと日本とは違うんだね
そうそうそう
なのでその教育自体も
常にアカデミックの中で変わっていくよっていう
前提の中で学んでる人たちだから
医学と近いよね
なるほどね
エビデンスって変わるよねっていう
へー
結構それは教育の違いはあるかなっていうか
職業訓練として
保育士っていう風な学びをした人たち
とは違うかなと思って
なるほどね
日本のデジタル環境
プラスお世話をする子どもの
日本でいう着替えとか食事の
お世話をするっていう人たちは
職業訓練としての
教育を受けた人たちで
ケアギバーの人と保育士さんが違うってこと?
そうそうそう
だからいろんな教育段階の人たちが
一つのクラスに15人とかの子どもを見てて
保育園の時から
保育と幼稚園みたいな日本でいう
学びを日本でもやってると思うんだけど
保育園でもね
幼稚園みたいな学びを
でももっとそれを一つのどこの保育園でも
0歳1歳ぐらいかみんな入るのは1歳から
全員が
生活の支援もされるけど
地域っていうか学び
教育をしていくための
プログラムをちゃんともっと勉強してる人たちが
作っていく
だからデジタルに関しても
ちゃんと自信をある意味先生たちは持って
クラスに導入をしていたっていう
勉強会もあるからね
日本でも勉強会はしてるんだけど
それを市がこういう教育基準でやってきます
ってなると
そうだよね
次回のエピソードでは
とはいえこんなにデジタルを進めてきたスウェーデンが
ちょっと変わろうとしているという
もうすでに変わってるのかもしれないんだけど
話を移していけるといいのかな
というふうに思っていますがいかがでしょうか
いいえ
それではここまでといたします
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東京から宇都宮ひろこ
スウェーデンから長谷川優子でした
また次回お会いしましょう