映画の概要
男性だからわからない、を卒業する番組。femsta。
femstaは、男性だからわからない、を卒業して、女性の理解を深めるために、女性特有の現象を学び、アウトプットする番組です。
どうも、nakamasaです。今回は番外編で、netflix で配信されている
JOY 奇跡が生まれた時、という映画についてアウトプットします。
ネタバレも含みますが、この作品はネタバレはあっても、事実を基にした作品なので、見れる作品なのかなと思います。
この映画は、世界で初めて対外受精を成功させたチームの実話に基づく話を映像化した作品です。
初めて対外受精での妊娠・出産にまで至ったケースは、1978年で、
物語は1968年に主要人物の一人、看護師のジーン・パーディがもう一人の主要人物、生物学者のロバート・エドワードの助手に採用されるところから始まります。
二人は優秀な産科医のパトリック・ステプトを説得して、研究をスタートさせます。
パトリックはお腹に小さな穴を開けて、そこへ内視鏡や手術道具を入れて行う複空鏡手術に長けていて、対外受精にはその技術が必要でした。
研究が進んでいく中で、人間を体の外で作るということへの理解が得られず、資金調達がうまくいかなかったり、
女性の地位がまだまだ低い時代で、男性に優位にならないことへは予算が出づらかったり、
宗教団体からは神への冒涜だと言われたり、障害のある子が生まれる可能性を指摘されたり、
受精卵は作れてもその先に妊娠に至ることがなかなかできなかったり、たくさんの壁にぶつかって、
映画の中ではだいぶマイルドに描かれていますが、実際にはもっとひどいことされたり言われたりしたんじゃないかなぁと思っています。
映画の最後に出てくるんですけど、この研究に参加した女性は282人。
妊娠した人はそのうち5人。出産に至った人は2人。
成功するかもわからない新しい研究に、これだけの人が参加していて、
その人たちはどんな気持ちで参加していたんでしょうね。
希望を抱いて最後の拠り所として参加したのか。
研究の困難と女性の希望
でも280人が出産に至ることができなかった。
専業主婦が多く、女性の地位が低い時代に子どもができないことって、
その人にとってとても怖いことかもしれないんですよね。
自分自身が価値のない人間だと思ってしまうかもしれない。
今の時代だったらその頃よりは理解があって、
そんなこと思わないでと言える可能性は高いかもですが、
広い視野や多様性を受け入れる人たちが少ない時代にいたら、
自分自身も古い考えの中で疑問も持たなかったかもしれないです。
昔よりも不妊治療を受けている方が増えている世界でも、
まだまだ子どもができるっていうことの話題にはセンシティブになってしまうことが多くて、
付き合いのある人から不妊治療のことを聞いても、
会社で部署団員で不妊治療のことが共有されているみたいなことはなくて、
なんとなくそういうことなのかなみたいなことは、こういう勉強を始めてから感じることもあったりします。
でもたとえ共有できたとしても、命の話なので、
その命がダメになってしまったことを共有することって、
かなりしんどいことですよね。
妊娠初期の大変な時期はまだどうなるかわからないから、
周りには共有できないとかの話もありますし。
なかなか難しい話ですよね。
どうしたらこういうのはうまくいくんでしょうかね。
この映画の主人公も体にある悩みを抱えていて、
自分の家にそのことをなかなか打ち明けられずにいて、
初めての子供が誕生するシーンのあたりで、とても印象的な切ないシーンがあって、
映画として盛り上げるためのシーンかもなんですけど、
実際のジーンさんはこの瞬間、どんな気持ちだったんだろうなぁと考えて、
涙が出たシーンでしたね。
何事にも先駆者がいて、
僕たちは割と整った状態の道の上を歩いている世代なのかなぁと思うんですけど、
この瞬間にも生まれているものはたくさんあって、
それも技術だったり命だったり、様々だと思うんですけど、
技術のところでいうと、ものすごく画期的なものもたくさんあると思うんですけど、
それでもなかなかうまく成功できず、
そういうことが動いていったっていうことも、
世間が知らずに歴史の中に消えていくものもたくさんあると思います。
命の誕生っていうこともですが、
自分自身がこれから何ができるんだろうとか、
いろいろ考えさせてくれたいい映画に出会えたなぁと思います。
Netflixに加入している方はぜひこちらの映画、
ジョイ奇跡が生まれたとき、ぜひチェックしてみてください。
今回はこんな感じで、年内の配信は次回が最後で、
次回は1年の振り返りをしたいと思います。
また何か足りてない部分とか、これ違うよとか、情報が古いよとか、
その他にもご意見やご感想があればぜひ教えてください。
番組のフォローや推しの評価をいただけるととても嬉しいです。
Xのアカウントも作っていますので、
ハッシュタグウェブスターでのポストもお待ちしています。
よろしくお願いします。
今回もお聞きいただきありがとうございました。
中政でした。ではまた。