AIブラウザの紹介
今回のテーマはこちらです。AIブラウザなら可能、表を壊さずにExcelにデータ転記、というテーマでお話ししていきます。
AIブラウザといえば、前回の放送でも紹介したんですけども、最近来ています。
AIが搭載されたブラウザで、最近ではCat GPT Atlasというものが発表されたり、数ヶ月前からですね、
AIの有名なPowerFlexityというところがCometというブラウザになっています。
それから有名どころであるマイクロソフトのEdge、こういったものもAI化が進んできていますし、
GoogleのChrome、これもAIエージェントによる自動操作なんかを発表しております。
今後ですね、AIブラウザがどんどん仕事のトレンドになっていくかと思います。
そんな中で、でもAIブラウザなんて何に使うの?いまいちどこで使うのかが実感が湧かないという方もいると思うんですね。
私もそうでした。
ということで、日常の中でAIブラウザを私も使い倒してみているところなんですね。
そんな中でですね、Excelと組み合わせてこういうケースは非常にいいなと、
あのイライラのケースをAIブラウザなら解消できるという分かりやすい例がありましたので、今回お伝えしていきたいなと思います。
ウェブデータのコピー問題
はい、イントロダクション続けていきます。
ウェブ上の表や商品データをExcelにコピペしたいと思うときはありませんが、
しかしコピー&ペーストしてみたら書式が崩れてしまって、結局手作業で直さなきゃいけない。
それに数十分から数時間かかることなんかもあります。
また、まあね、書式を直さないにしても結局コピペできないので、自分で手打ちで移していくなんてこともありますよね。
ちょっとこれは今の時代にバカバカしいなって思います。
そして従来であればそうしたものを解決するためにRPAというね、自動化の仕組みやプログラミングをして対応していましたが、
やっぱり技術的なハードルなんかも高く、すぐにできることではないというところもあります。
そこで最新のAIブラウザならば、AIに指示するだけ、言葉で指示するだけで難しいデータなんかも取得してくれて、
Excel形式だったりCSV形式で簡単に出力できる、Excelにすぐにコピーすることも可能ということですね。
そうした事例がありますので、具体的なデータとともにお見せしたいなと思います。
はい、この番組はExcelとAIで人生を自動化して楽にするラジオです。
SpotifyとYouTube、Podcastでは音声プラス動画付きでお見せしております。
Voicyとかその他のPodcastでは音声のみとなっていますので、もし動画が気になる方はですね、SpotifyかYouTubeでご覧ください。
もちろん音声でも分かるようにお話しています。
この番組では累計著書ですね、8万部、生成AI最速仕事術の著者であり講師であり、
2次の子育てと仕事の両立に奮闘しつつ、多忙の極みと体調悪化という切実な経験から
AIをフル活用した自動化ライフハックの研究と実践を続ける縦バイスジョンが、
皆さんがExcelとAIの力で多忙な毎日を自動化し、楽にするための実用的なノウハウ、経験、体系談をお伝えしています。
ということですね。はい、ちょっと雑談というかアイスブレイクなんですけども、
先週ですね、38度台の熱が出てしまいました。私自身ですね、子供じゃなくて私なんですよ。
自分だけ家族の中で寝込んでいたんですけども、幸いなことに子供たち2人ですね、2歳と6歳なんですが、
ママの話をよく聞いて、パパダウンしてるからね、ママの方が負担が増えちゃうからね、ということでよく聞いてくれて、
そっとしてくれて、家族でですね、協力してくれたというか、子供たちにも協力してくれたので助かりました。
また私もですね、床の上というか寝込んでいる中でも、どうしても外せないメール返信とかあるじゃないですか。
ちょっとパソコンに向かうのは無理なんだけども、AIに支持することでメール対応なんかをできてですね、
外せないような仕事の処理なんかも遂行できたということで、非常に救われたなぁと感じております。
AIのおかげというところもありますね。はい、という話でした。
今回扱う題材なんですが、特にこんな感じです。
Excelにコピーしてもうまくいかないウェブデータ達ということですね。
3つパターンを用意してきました。1番ですね、表なのにうまくコピーできない商品一覧あります。
2番目、カード表示された一覧データ。そして3番目、テキストで表現された在庫リスト。
なんか簡単にExcelにコピペできそうなのに、やってみるとデータが全然崩れちゃうという事例を3つ用意していますので、
AIブラウザなら一発でできますよという事例として分かりやすくお伝えしてきます。
Cometによるデモ
はい、ちなみに前回の放送ですね、もしAIブラウザって何とか、
ChatGPってAtlasって何という話が気になる方は前回のポトキャストの方を聞いていただければと思います。
SpotifyやYouTubeポトキャストで配信しております。
それから告知なんですけども、11月7日、このAIブラウザでXASMを自動化するという
未来の働き方を徹底検証というテーマでウェビナーを開催いたします。
はい、こちらですね、PTXというイベントの開催プラットフォームで募集をしていますので、
ライブで視聴は無料となっています。アーカイブはワンコインいただくという形式になっていますので、
まだ募集していますのでですね、興味のある方はぜひご覧ください。
はい、では今回扱う題材を具体的に説明していきたいと思います。
Excelにコピーしてもうまくいかないウェブデータたちですね。
はい、動画ではですね、画面に見せているんですけども、音声でも説明していきます。
まず一つ目、商品カタログという形ですね、商品一覧がウェブサイト上に表示されています。
これだったらね、何かドラッグしてコピーしてですね、Excelに貼り付ければ、
全データをExcelに持ってこれるんじゃないかなというふうに思います。
で、実際にコピーしてですね、Excelに貼り付けてみると、
なんとこれ一列に全部データがまとまってしまっていて、
見た通りの表データにならないということですね。
これをデータベース形式に直すというのは、ちょっと技が要るし、手間がかかってしまうというところですね。
結構詳しいね、関数とかに詳しい方であれば最新の関数とか使ったりね、やればできる、
じゃあできるんですよ、あとVPA使ったりですね。
けどもそうじゃない場合はなかなか厳しいですね、これをデータベースに直すというのは。
といった事例です。これもね、AIブラウザで一発ですね。
2つ目、カード表示という形で、四角形みたいなものにデータがまとまっているのがいくつもあるというパターンです。
こんなのもですね、もしコピーしてデータベース形式でExcelに貼り付けられたらいいんですが、
ちょっとドラッグしてね、全データをコピーしてExcelに持ってきて貼り付けたいと思います。
貼り付けてみますと、案の定ちゃんとした表にはならないですよね。
縦に1データが全部羅列してしまっていて、商品ごとにね、全部縦並びという形になってきてしまっています。
これもなんかうまくいかないものかというのはよくある話だと思うんですよね。
はい、3つ目の事例をお見せしたいと思います。
これはテキスト表示という形で、全部テキストでね、ID、商品名、型番、価格みたいに列のように並んでいるんですが、
全部メモ帳みたいな文章になっていまして、間がスペースで区切られています。
こういうデータもね、これコピーすれば予想がつくとは思うんですけども、
Excelに貼り付けようとしても、一見表のようになっているんだけども、
これ全部A列、1列に入っているだけのテキストなんですよね。
これもどうしたものかなということです。
間に空白のいらない行とかも挟まっちゃってるし、大量にこういったデータがあると処理に困ってしまうというのがあります。
ちゃんとね、列にデータを分けたいななんて思うわけなんですけども、頭が痛いところですよね。
さあ、こうしたデータをAIブラウザーなら一発ですよという話をしたので、その事例をお見せしたいと思います。
それではここから具体的にどんなふうにできるのか、デモでお見せしていきたいなと思います。
今回使用しているブラウザーなんですけど、PowerPlexityという会社が出しているCometというAIブラウザーを使っています。
これはWindowsでも今対応しているブラウザーでして、もちろんMacでも使えるということですね。
ちなみにChatGPTのAtlasという生成AIブラウザーもあるんですけど、あっちはまだ放送時点ではMacにしか対応していないんですよね。
私、普段仕事で使っているのがWindowsのパソコンなので、日常的に使っているCometを使って今回はデモしたいと思います。
もちろんウェビナーとかでAtlasのデモなんかもお見せしますね。今回はCometということです。
こういう表が出てきていますね。表が出てきている場合に、アシスタントというボタンをクリックしますと、このブラウザの右側にAIのアシスタントが出てきます。
この仕様はCometであろうとChatGPT、Atlasであろうと同じですね。
AIとチャットをすることができるということなんですね。
ここにどんな指示を入れるかというと、こんな指示を加えてみました。
この画面にある商品データをすべて取得し、Excelファイルとして出力してください。
こういう単純な指示でもOKということなんですよね。
もちろん、詳しく必要なデータはこういうデータですとか、IDとか商品名とかが必要ですみたいなことをどんどん命令に書いていけば、より詳しく指示が伝わるんですけど
まずはこんな簡単な指示でも、AIが今ウェブページに表示されている文脈を理解して、いい感じにやってくれということを体感できるのかなというふうに思います。
今指示を実行しているところですね、サイトバーでAIがいろいろステップを踏んでいます。
これでできましたよという回答が返ってきました。
AIによるデータ抽出の実例
今サイトバーで表示しているときはファイルをプレビューしたりダウンロードできないんですが、ここで右上のボタンを押しますとタブで開くとあります。
これはサイトバーじゃなくて、AIとの一対一の画面を開いて、ChatGPT、PowerPlexyと同じような画面ですよね。
で、会話を続けられるんですよね。そこだとダウンロードファイルなんかをプレビューしたり保存したりすることができます。
今回はExcelファイルとなりますので、ダウンロードボタンを押して開いてみましょう。
するとですね、きちんと先ほどのウェブサイトにあったデータがきれいなデータベース形式でダウンロードできているということです。
IDが1番から25番まであったんですけども、全てのデータがちゃんと取得できているということが分かりました。
では2つ目の事例に移っていきたいと思います。
今回はカード型の表示。四角の枠みたいなものがあって、そこに商品データがまとまっているというものがいくつもいくつもあるという場合ですね。
これをうまくAIにデータ化してもらいたいという場合に、少し指示を具体的にした方がいいかなということが分かりました。
こんな風に指示を加えました。この画面にある商品データを全て取得し、Excelファイルとして取得してください。
ここまでは前回のものと同じですね。
その下に具体例を書き加えました。商品名だったらこういうデータだよ、価格だったらこういう感じだよという形で1個だけ、一番左上のカードからコピペしてデータを持ってきました。
これ何でかというと、何回か私はミスしたからです。何回かこの収録の時にあれうまくいかないみたいな時があったので、
簡単なさっきみたいな丸投げの指示だけだとちょっとAIが迷っちゃうということが分かりました。
何でかというと、実はこのカードごとに載っているデータの形式とか順番が結構変わっちゃったりしてたんですよね。
なのでAIが勘違いして別のデータを別の列に持ってきてしまったりとかしたので、
具体的にこういうデータが欲しいということを1個だけ、1つ分だけ書きました。
これ1個だけ書いておけばAIも理解してですね、こういうデータが欲しいのねという形で理解してくれるので、
最初の手間だけ1つかけてあげると、残りの20何個は全部取得してくれるかなというところですね。
では、生成ができましたので、また新しいタブでチャットを開き直して、生成されたファイルをダウンロードしてみましょう。
Excelファイルですね。はい、非常に綺麗にアウトプットが出てきました。
で、商品名とか価格なんかもきちんと取れてますし、型番、在庫状況、発売日、そしてカテゴリー、そしてキャンペーンの対象か対象でないかということもですね、
空のデータはキャンペーン対象でない場合もありますけども、キャンペーン対象というものはしっかりとデータを取れているというところです。
それでは3つ目の事例に移っていきたいと思います。在庫リストというところなんですが、スペース区切りの全部テキストで書かれているというちょっと厄介な例なんですよね。
はい、またアシスタントに新しいスレッドを立ち上げさせまして、指示を書き込んでいきたいと思います。
はい、今回指示を書き込んでエンターを押しちゃったんですけど、今回は結構丸投げな指示をしてみました。
この画面にある商品データを全て取得し、Excelファイルとして出力してくださいという感じですね。
見た感じ既に列表という形式を成しているので、これAIの解釈でいけるのかなと私は思いまして、丸投げな指示でやってみました。
結果どうなるかということで、新しいチャット画面に立ち上げ直してExcelファイルを見てみましょう。
きちんと成形されたExcelデータになっているかということですね。はい、どうやらなっているようです。
スペース区切りで無理やり表の定裁を整えられたテキストデータみたいな厄介なものだとしても、きちんとAIが解釈をし、プログラミングしてデータを取得してExcel形式に整えてくれたよということで、なかなかいい結果になったのではないかなと思います。
データもちゃんと25番までIDで確認することができます。
はい、ということでいかがだったでしょうか。今回題材にした3つですが、Excelにそのままコピー&ペーストしてもうまくいかないウェブデータたちをですね、AIブラウザーで一発で処理してもらいましたということです。
従来の課題なんかですね、手作業で一つ一つのデータをコピー&ペーストすると、数十分から数時間かかっちゃうということもありました。
また書式が崩れてしまってExcel上で信任しにくくて、自分で書式を直す必要なんかもありました。
従来との比較と今後の展望
これらがAIブラウザーからきれいに整えてもらえたということですね。
これまでの解決手段とその限界というところなんですけども、RPA、自動化ツールとか、あるいはVBAとかプログラミング、Pythonなんかですね、データを抽出する方法がありましたが、技術的なハードルも高かったということです。
またExcelの周辺ではですね、Power Query Editorというツールなんかもあって、データの取得なんかもウェブからできるんですが、一部の表データだったらできるけど、複雑なデータとかになってくるとちょっと難しい、ちゃんとPower Queryじゃ取れないという時もあります。
そしてAI搭載ブラウザーが出てきました。難しいプログラミングは不要だし、AIに支持するだけでデータをExcel形式とかCSV形式で出力させることが可能です。
今回はPower PlexityのCometというブラウザーを使いましたが、ChatGPTのAtlasでも可能ですし、もちろん今後出てくるMicrosoft Edgeについて出てくるようなAIエージェント機能、こういったものでもおそらくできるようになると思いますし、
Googleの出すChromeのエージェント機能でもこうしたことが可能になるかなというふうに思います。
最後に今回まとめと考察です。AIブラウザーは従来の技術的なハードルを解消してくれる。プログラミングとかRPEの知識がなくても、誰でも簡単にWeb上のデータをExcel形式で抽出できるようにしてくれています。
作業時間の大幅な短縮は実現できますよねということですね。今まで人力でやらなきゃいけないという、なぜこんなことを自分がやらなきゃいけないみたいな、そういう手作業をする手間を非常に省いてくれる。
業務効率が飛躍的に向上する可能性を秘めています。またデータの形式を問わずに対応可能というのも非常にいいですよね。表形式だけじゃなくてカード形式とかもOKでしたし、テキストで表現されたデータなんかも柔軟に対応してくれたということが評価高いなというふうに思います。
ということで、ぜひ今回は開通マンでこうしたExcelでのデータ転記というテーマでやりましたけれども、ウェビナーを開催予定となっております。最後に告知ですね。
10月7日に開催となり、まだ募集をしておりますウェビナー開催でAIブラウザで雑能自動化するWebの操作、フォーム入力、Excel転記などなど様々な事例を扱っていきますので、興味のある方はご参加いただければなと思います。
ライブで見ていただく方は無料、そしてアーカイブはワンコインいただいておりますので、興味のある方はぜひご一緒ください。
それでは今回の開発を終わりたいと思います。またお会いしましょう。ありがとうございました。