はい、始まりました。好奇心のたまり場。この番組は、福岡の現役高校教員が、教育現場のリアルや探求、キャリアなど、日々の生活の中で生まれる好奇心やワクワク、問いやもやもやを、リスナーの皆さんと一緒にじっくりと味わうポッドキャストです。
パーソナリティを務めます川むーこと川村周平です。 はい、さて今回の放送はですね、テーマがですね、学校と企業の共創、そしてこれからの教師の役割、
についてお話をしていきたいなというふうに思っております。 これってですね、今の教育界でも結構ホットな話題なんですけれども、今日はですね、私の体験はもちろんなんですけれども、
いくつかデータを見ながら少し俯瞰的な視点で深掘りができたらなというふうに思っております。 そんなこんなで、まずちょっと軽い
近況報告なんですけれども、あの私、ポッドキャストラボ福岡に6期生として昨年から参加させていただいておりまして、
ついにですね、先日新年会がありまして、そこでポケラボのメンバーだったり、アドバイザーの樋口さん、あとはRKBの宮岡さんなどにも直接お会いしまして、
めちゃくちゃ楽しい時間を過ごさせていただきました。 まあやっぱりですね、皆さんポッドキャストやられているだけあって、もうめちゃくちゃ
話が面白くて、2次会まですっごく楽しかったです。 なんかまあその時にですね、いろんな話したんですけれども、
みんなと話してたのが、やっぱりまあこの取り組みってめちゃくちゃ珍しいし、もっと広がったらいいよね、みたいな話をしてました。
で、やっぱこれからの音声コンテンツの時代が、まあ今も来つつあると思うので、こうしたRKB協力のもとでですね、
ポッドキャスターがいろいろ集まってコミュニティとなって、ポッドキャスターを広げていくというプロジェクト、これめちゃくちゃ面白いなぁと思ってますし、
いろんなバックグラウンドを持った方々がこうやって集まってるってすごい素敵だなぁというふうに思いますね。
あとまだの自分が初めて3ヶ月ぐらいなので、もう本当にポケラボのメンバーの方、何年もやられてて、もう500回とか言ってる人もいるので、
そういったポッドキャスターの先輩にいろいろアドバイスをもらえたのは、めちゃくちゃ貴重だったなというふうに思ってまして、
やっぱなんか続けていくことってすごく大事だなと改めて思いました。
あと特にですね、コテンラジオもやられている樋口さんに少し相談もさせていただきまして、
今ですね、自分が割と結構テーマとかバラバラで、教員であることぐらいしか多分今のところ軸がないんですけれども、
他にメインで軸を持った方がいいんですかねみたいな話もちょっとさせていただいたんですけど、
そしたらですね、30回ぐらいまではまだ野球とかでもそうですけど、フォーム定まってないから、いろいろやってみたらいいよと。
それぐらいやってくると段々と方向性みたいなものが見えてくるから、最初から決めてしまわない方がいいんじゃないかみたいなことを言われて、
これ多分僕がラジオが好きっていう、結構バイアスかかってますけど、教室とですね、実際のラジオ局、天神にあるラジオ局を中継で繋いでですね、
生徒が書いたお便りをプロのDJが読み上げるっていうふうな特別授業だったんですよね。
それ聞いただけでめちゃくちゃ面白そうじゃないですか。
で、普段ラジオですね、多分小学生そんなに聞かないと思うんですけど、
そんな子どもたちがこのラジオっていう世界に楽しそうに出くわしてるというか、
なんかその空間がすごく素敵で、見てるだけでも子どもたちの世界がどんどんどんどん広がっていくような様子が見て取れるんですよね。
で、ここで僕が結構感動したのが、子どもたちの書く動機の変化ですね。
例えば、普段先生に提出する感想文とかって、やっぱり評価されるっていうものが実にわかっているので、
いわゆる評価されるために文章を書いているみたいなこともあるわけですよ。
で、実際に正解っぽいことを書いてみたりだとか、あるいはですね、先生の顔色を伺ってみたりだとか、
多分そんな生徒もですね、小学生でも少なくないと思うんですよ。
高校生とかだったらもっと多いと思います。
けど、今回の授業とかはですね、相手はラジオの向こうの見えないリスナーだったりとかDJさんなわけで、
どう考えればウケるかっていうふうなものではなくて、
例えば今の自分の気持ちをですね、どういう文脈に乗せればトークの誰かに届くのか。
これをですね、生徒たちがですね、必死に試行してました。
で、やっぱ大事に授業でされてたのが、やっぱ伝える、伝え方っていうよりも、相手にどう伝わるのかっていうものを大事にしましょうと。
最後にDJの方も強調されてたんですけども、言葉ってある種武器にもなりますよと。
だからその使い方っていうものはすごく大事ですし、相手にどう伝わるかを考えて欲しいみたいなことを話をされてました。
これめちゃくちゃ大人でも感じること多いですし、
やっぱこれって教科書に載ってないし、教科書だけじゃ絶対に教えられない話なんですよね。
まさに生きたメディア論ですし、
やっぱもう私も最近こういうふうな話何回かしましたけど、
人によっていろんなコンテクストがあって、解釈も様々ですので、
こうした視点めちゃくちゃ大事だと思いますし、
最後に生徒の感想にもあったんですけど、相手にどう伝わるかとか、
相手がどんな気持ちをしているのかっていうのを考えながら話したいなというふうに思いました。
すごい小学生と思えないような素敵な感想を述べていたので、
まさに素敵な時間だったなというふうなことを思ったりしました。
そんなことなので、一日小学校にですね、久々でしたね、小学校にいるっていうのが。
すごい新鮮だったんですけれども、
ちょっとここからですね、ちょっと視点を広げてですね、
企業の人が学校で教えるっていうのが、
ある種ちょっとグローバルスタンダードっていうことをもちょっと話をしたいなと思ってまして、
例えばアメリカなんですけれども、
アメリカはですね、CTE、キャリアーテクニカルエデュケーションっていうシステムが実はありまして、
これはITだったりとか医療、製造などですね、
16の産業分野に基づいて実践的なプログラムがあります。
データによればですね、全米の8割ぐらいの高校生が立州しているそうなんですけれども、
要は何がすごいって、業界のプロに教わる仕組みが整ってるんですよね。
アメリカですね、結構多くの州が実務経験があれば、
教員免許がなくても教団に立てるっていうシステムもありまして、
つまりこの学校の中に社会が常駐しているというふうな、そんな状態なんですよね。
あとはヨーロッパも同様な状況ありまして、
例えばドイツにはデュアルシステムといって、
職業学校と企業内研修を並行して行うような伝統的な制度もありますし、
イギリスではエデュケーションビジネスパートナーシップというものを通じて、
企業が学校教育に深く関わるという、そういうふうな状況もあったりします。
なので先生だけで教えるっていうスタイル、
ある種この日本の従来型のスタイルにもなると思うんですけど、
逆に世界的に見れば特殊になりつつあるのかもしれません。
こんな話を聞いていくと、じゃあもう日本もどんどん進めるべきだろうと思うと思うんですけど、
実は現場の教員としてはリアルな懸念もですね、ちょっとここで指摘させていただければと思います。
それはですね、一つは教員の業務負荷の問題がやっぱり何とか指摘をされてますね。
これは様々なデータでいろいろ言われてるんですけれども、
例えば教員が感じる負担の上位にですね、常に外部との連携とか調整業務というのが実は入ってきています。
企業とのコラボってめちゃくちゃ素晴らしいし、すごい価値あると思うんですけれども、
やっぱりそれなりの調整コストもかかるわけなんですよね。
ビジネスの論理、効率がスピードで動く企業さんと教育の論理ですよね。
いわゆる公平性だったりとか合意形成みたいな、そういったところで動く学校。
この異なるOSを接続するために、やっぱり現場の先生が翻訳機となるんですけれども、
やっぱりそこでちょっと疲弊をする場合が少なからずあるわけで、
これではですね、教育の質を上げるために教員の担い手がちょっと疲弊してしまうという、
ある種本末転倒な状況が起きてしまう可能性があるわけですね。
あとは、境外化の問題も一定数あると思っています。
例えば、先ほどお伝えしたコミュニティスクールの導入率なんですけれども、
こちらが60%を超えています。
ただ、中にはですね、やっぱり年数回集まって報告を聞くだけの、
いわゆる形だけになっているものっていうケースもですね、少なくないというふうに言われています。
形はできたけど、中身が止まらっていないと。
で、ボランティアの人材不足だったり、高齢化も深刻で、
持続可能性が危ばまれているという状況が、実はあったりもするわけですね。
だからこそ、今回のチーム学校プロジェクトのようにですね、
間に入って調整を行うコーディネーターの存在って、すごく不可欠だと思うんですよ。
例えば、誰でもいいわけじゃないじゃないですか、
学校の論理と企業の論理、
この異なる大いさを翻訳して調整してくれる存在が非常に重要になると思っています。
もちろん、全ての学校にそういう動きができる教員がいれば、それはもうそれでベストなんですけども、
おそらく私立ならまだしもですね、公立でそれってなかなか現実的じゃないと思うんですよ。
で、こうした存在をボランティアとして扱うのではなくて、
やっぱりしっかり行政がですね、予算をつけて持続可能なエコシステムにできるかどうか、
ここが一家制のイベントで終わるか、あるいは文化になるかの分岐点じゃないかなというふうに本日強く感じた次第ですね。
で、そういった意味ではですね、あのうちの学校は実は結構外部人材が入ってまして、
授業のサポートだったり、あるいは授業づくりの壁打ち、
あとは事務的な周りの調整だったりとか、ましてはですね、運営委員会に外部の人が入ってたりするわけなので、
そういった意味では、ある種チーム学校として少し成り立っている貴重な例じゃないかなと個人的には思ったりしてます。
さて、海外の話とか、あるいはこの課題についても話してきましたけれども、
実はですね、ちょっとまあ視点をちょっとまたずらしてみると、日本国内でも教育のOSをですね、根本から書き換えるような動きっていうのが実は起きています。
はい、それ何かっていうと、皆さんあの1月16日に放送されたガイアの夜明け、見ましたでしょうか。
これですね、見てない人ぜひ見てほしいんですけど、あの徳島県にある神山丸ごと高専、こちらご存知ですかね。
この学校が特集をされておりまして、もうめちゃくちゃ良かったです、内容は。
はい、マジで皆さんに見てほしいんですけど、ちなみに見逃した方、テレ東ビズに登録すれば見れます。
はい、全然回し者でもないので、あのフラットに見てもらえればと思うんですけど、
はい、この学校ですね、ご存知ない方のために補足しますと、これですね、2023年に開校したばかりの新しい高専なんですが、
これですね、何もかもがですね、常識外れなんですよ。
はい、もうめちゃくちゃ話題なんですけど、まずコンセプトがテクノロジー×デザイン×起業家精神になってます。
で、物を作るだけじゃなくて、それを社会実装して起業するところまで教えるっていう風なコンセプトになってまして、
だからこそ先生もですね、いわゆる教員じゃないんですよ。
起業家だったりとかクリエイターといった現役のプロフェッショナルが教団に立って教えると、はい、これすごいですよね。
これ本当に君が作りたかったものなの?というふうに問いかけたりだとか、ある種そういったオーナーシップ取り戻させるような補助戦を引いたりだとか、
あるいは企業とコラボして何かやっていく時に、やっぱり企業の効率重視みたいな、そういった波が強すぎる時には、やっぱりこう成果よりもプロセスを見させてくださいっていうふうに、
子どもたちの前に立って波を調整するような防波堤になる、この辺りすごく教員として大事だなというふうに思いますし、
あとはですね、子どもたちにどんな成長をしてほしいのかっていうのを問い続けること、これがもう教員の役割じゃないかなって私は思ってます。
で、やっぱりイベントみたいな授業って確かに刺激的だし面白いんですけど、
まあね、これ次回にもなるんですけど、やっぱりこうやって終わりとか楽しかったで終わらせるのってすごくもったいないんですよね。
で、もちろんそれがきっかけとなって、後々の学びにつながることもありますし、大事だと思うんですよ、そのきっかけっていうものも。
でも企業の方で毎日いるわけじゃないし、やっぱりあの時のあの体験っていうものをどうやって日々の生活とか日常的な学習とリンクをさせていくのか。
体験を体験のままで終わらせずに、地肉にするための工夫。
これこそが毎日生徒とかと接して見取っている教員にしかできないような仕事だとなんかつくづく思ったりします。
はい、こんな感じでですね、今日は福岡のイベントの話だったりとか、神山丸子高生の事例とは教員の役割についてお話をしてきましたけれども、
やっぱり学校を社会の離れ小島にしない。これって本当に時代の要請でもあると思うんですけど、それを最後意味あるものにするのってやっぱり現場の先生の問いだと思ってるんですよね。
なので企業の皆さん、ぜひぜひ学校にはたくさん関わってほしいですし、先生方もですね、イベントとかもテンで終わらせずに、やっぱりワークショップとかもそうですよね。
私もワークショップとかやりながら、イベント的に終わってしまうのってやっぱりもったいなくて、やっぱりそれをどう現場に持ち帰るのかっていうところまでをこうデザインするというのがすごく重要だと思いますので、
やっぱりそういった日常という線にですね、やっぱりテンで終わらせずに線につなげていくっていうこと、これめちゃくちゃ大事だなと思っております。
はい、ということで、好奇心のたまり場、ここまでお聞きいただきありがとうございました。
この番組ではリスナーの皆さんからのメッセージお待ちしております。番組概要欄にフォームをご用意しておりますので、皆様の日々のワクワクや好奇心、モヤモヤをお気軽にお寄せください。
また番組の感想はエクストでハッシュタグ好奇心のたまり場をつけて投稿してもらえると嬉しいです。
あなたの気になるが誰かの面白いになる好奇心のたまり場、パーソナリティは河村こと河村周平でした。