エンジニアの思考法について
日本最大級のエンジニアコミュニティ Qiita プロダクトマネージャーの
清野俊文です。この番組で、日本で 活躍するエンジニアをゲストに
向かい、キャリアやモチベーション の話を深掘りしながら、エンジニア
の皆さんに役立つ話題を発信して いきます。前回に続き、今回のゲスト
も、世界一流エンジニアの思考法 の著者、牛尾剛さんです。牛尾さん
は現在シアトルにお住まいです ので、オンラインで収録した音声
になります。よろしくお願いします。
牛尾剛 よろしくお願いします。
おだしょー ということで、今回、牛尾さんと
お送りする3回目のテーマは、エンジニア の思考法になります。前回までは
アウトプットとか本の執筆とか そういうところをお伺いしてきました
が、今回は本の内容についても いろいろお伺いしていけたらな
と思っております。まずお伺いしたい なと思っているのが、本のタイトル
にもなっている、世界一流のエンジニア の思考法って結局どういうもの
なのかっていうのをお伺いしたい なと思っていて。
牛尾剛 それは人次第ですよね。それは
当たり前やけど、みんな違う。みんな すごいけど、みんな違うんで、それぞれ
かなみたいな。ただ、タイトルがなぜ ああなったかっていうのは一応
理由があって。僕はこのチームに 入ったときに、スキップマネージャー
アニルードっていう奴がいて、いろんな すげえ奴がいてるんやけど、今も
自分の前で座っているポールっていう 奴がすごい。今もすごいけどね。すごい
んだけど、ほんまできるんですよね。 もう、なんだこりゃみたいな。すべて
の面において。だから、その人と仕事 が一緒に何か飲んでやれるようになった
ときに、通用しようと。どうや、お前、 世界一流のエンジニアと一緒に
仕事をやれてる気分は?って言われて。 僕はだから、いや、もう最高でございます
って言ったけど、英語でやけどね、 もちろんね。そう言ったけど。だから
それがきっかけなんですよ。だから、 世界一流エンジニアの施行法っていう
のを考えた。だから、そういうふうに、 自分の周りに、ほんまにそういう
人が、せっかくラッキーな音に出る ので。だから、そういう人がどういう
ふうなことを考えてるっぽいっていう のをシェアしてるというか、自分の
観察結果をシェアしてる感じですよ ね。だから、それって人によって
違うし、人によっていいところは 違うので、同じようにすごくできる
人っていうのはいろいろいてるわけ ですけど。でも、個性が違うので
ね、みんなね。だから僕は確率的な ものではないと思ってます。
一流のエンジニアの人たちって、 共通してこういう施行法を持って
いるよねっていうよりも、こういう 考え方を持ってる人も一流になってる
し、その一方でこういう考え方を 持っている人も一流のエンジニア
として活躍してるよみたいな、そういう ニュアンスなんですか?
そうですね。多分、だから本読んだ 人が、どれが役に立つかって多分
分かれへんと思うんですよ。なんでか っていうと、人によってパラメーター
が違うじゃないですか、当たり前 やけど。僕みたいなクソADHDのでき
へんやつもいれば。そうじゃなくて もともと賢くてできる人もいる
かもしれんし。だからその人によって なんか必要なものってなんか違う
気がしていて。で、まぁ成功する道 っていうのは僕は一つじゃない
と思ってるし、まぁエンジニア、できる エンジニアっていうのもいろいろ
いるじゃないですか、タイプが。だから 障害調査がめっちゃ速いやつも
いれば、スピードが速いやつもいるし、 どっちもないのになぜかなんか
仕事インパクトを出してるやつがいたり とか、まぁいろいろじゃないですか。
でもドイツもすごいですよね。だから 僕はいろいろなスタイルがあって
いいんじゃないかなと思うんです。
今回世界一のエンジニアっていう 文脈でいうと、本当にマイクロソフト
のアメリカで勤めてるエンジニア の方たちをターゲットというか
話としては出てきていると思うん ですけど、そこの何て言うんですかね。
それぞれ個性はあると、日本で働いている エンジニア、いわゆる日本人で
日本で働いているエンジニアと、 思考法のところで根本的にこういう
ところに下がりそうだなとか、そういう のだったりしますか、感覚的に。
うーん、えーっとね、
まぁそのカルチャー的なところって いうことですかね。
そうですね、例えば。
やっぱりなんかこうプライオリティ みたいなものすごい違うって感じますね。
あ、プライオリティ。
うん、プライオリティの考え方とか すごい違うと考えますね。
だから日本の場合って、たくさん盛るのが好き というか、例えばプレゼントがするのも
たくさんこんなのもたくさん知れてよかった みたいなノリで盛りがちじゃないですか、
プレゼントが。でもアメリカのプレゼントって めっちゃシンプルな方じゃないですか。
まあでも確かにそうですね。
ちょっと文字がこうあって終わり みたいな、そういうふうななんていうのかな、
そういうノリが全てにおいてあるというか、 例えば日本の人とかってすっげえ会議とか
やることだったら準備して、お偉いさんが 何もわーっと言ってたりとかするけど、
まあこっちは誰も準備せず。
例えばメールとかのやり取りとかも、 日本に行ったら、
はい、いつもお世話になっております。 何年開封式会社になるのか。
つきましてはこの度ないのかな。
さて本件ですが、本件は書いてあって、
ということでいかがでしょうか。
もしよろしければこれまでに返信を いただけませんか、みたいなと書いてあるけど、
こっちのEメールとかやったら、めっちゃ偉い人に 送るのでもなんかしてくれって言われたら、
ダンって書いて終わりとか言う。
ダン強しみたいな。そんなで終わらせるとかね。
だからそういうカルチャーの違いとかありますよね。 だからみんな優先順位とかも一つ。
まあこれ本にも書いてある話ですけど、 優先順位で例えばアジャイルとかの話行くと、
まあ優先順位をつけましょう。 日本の人もアメリカの人も。
そうですねって優先順位をつけましょうみたいな。
優先順位をつけて優先順位高いのか やっていきましょうみたいな。
って言われた時に、僕は途中で気がついたんですけど、
脳内イメージが日本人とアメリカ人違うって分かります。
日本人の人の場合は、例えばバックログのリストがあった時に、
これからやっていこうと。でもできたら全部終わらせたいので、
終えれるとこまで頑張って全部終えようみたいな。 そういうノリじゃないですか。
よくあるイメージですね。
でもアメリカの人の場合、優先順位これ。
P0これ。じゃあこれだけみたいな。そういうノリなんですよね。
だからP0だってこれ終われへんと何も進まないじゃない。
だからこれに集中して、他はオミットしても構わない。
だからそういうプロジェクトマネージャーみたいなやつも
ガンガンにオミットするんですよ。だからタスクとか。
あーこれ今週できへんかったね。じゃあこれスコープアウト。
あんまり日本ではない展開じゃないですか。
だからできるだけそういうふうなちょっと思考回路が違ったりとか、
たくさんやることを価値とは思ってないっていうところがありますね。
インパクトがあることが価値であって、数をたくさんやることは別に重要ではない。
機能とかで言うとP0ちゃんとなくしていく。
でもそのP0もV2も全部やろうとしたら、どれも中途半端になるかもしれないじゃないですか。
でもそれをP0を完璧になくした方が、プロダクトとしては絶対いいですよねっていう話ですよね。
日本人とアメリカ人の文化的な違い
少なくともリリースできますよねみたいな。
だからそういうフォーカスの感じとか優先順位の感じとかはね、かなり違っていて、
まあ結構そういうのは効いてるところはあると思います。
あとは脳機の感覚ですかね。
こっち脳機ないので、脳機がないというイメージです。
どういうことなんですかね。
日本で仕事をしてると、なんか今から考えるとすべてに脳機があるような感じがするんですよ。
そうですね。決めますよね、まずタイトルで。
ですよね。なんかめっちゃしょうもないことでも、
なんていうか、ああこれは何日までお願いしますみたいな。
はい。
ってなるじゃないですか。
はい。
こっちはなんか脳機がほぼほぼないんですよ。
できた時が終わり。
あんまりだから見積もりしたりとかせえへんし、脳機。
ETAっていうのを聞かれることはあるけど、
それはETAなんですよ。
多分これぐらいにできるかなーみたいな。
そういうの。
だから日本みたいな絶対脳機みたいな。
その脳機守れへんかったらお前社会人失格やみたいなノリは全くなくて。
えー。
なんていうのかな。
あかんかったら全然躊躇もなく伸ばしますし。
だってできへんかったら仕方がないよねって話じゃないですか。
だからね、その脳機が僕らであるって言ったら、
年に一度ぐらいなんですよ。
例えば、マイクロソフトのでっかいカンファレンスのビルドで、
新しいフィーチャー発表しますっていうふうに決まったとしたら、
それは脳機があると。
はい。
それは仕方がないじゃないですか。
でもそれ以外で脳機が発生することはほぼないですね。
誰もだからいつまでにって言えへんし。
だからそういうふうなノリはかなり違いますね。
なるほど。
文化的な違いとパフォーマンスの変化
なんか日本で脳機がある理由って、
結構その他の組織と協調していろいろやっていく上で、
まあこの組織はこの日から動き出すから、
それまでにこっちはこう終えておかないとねみたいな感覚で、
脳機とかこうある程度のこう、
キネてて決めることが多い気がしているんですけど、
そこら辺の感覚も違うって感じなんですかね。
うーん、だってそれって、
協調していくんですかね。
そんなんうまくいくんですかね。
見積もりって結構なんか星占い的な感じじゃないですか。
そうですね、わりかしどんぶり感情感はありますね。
だってソフトウェアの場合ってさ、
なんかライブラリー実際に使ったら動けん。
このバージョンでとっても動かなくなりましたとかあるじゃないですか。
余裕でありますよね。
だからなんかね、
どっちか言うとだから予想するというよりも、
できたんやったら次に動かした方が良くないですかねみたいな。
川山用でやるんじゃなくてみたいな。
ベストエフォートじゃないですけど。
でもそんなこと言わんでも、
どのエンジニアも一生懸命やるんで、
別にそんなサボる奴なんかおらへんし。
っていう風にみんな信じてるんやと思うんです。
ごちゃごちゃ言わんでも。
なるほど。
みんな一生懸命やるやろと。
っていう風なノリですね。
だから納期なんか別に設定しなくても、
多分その人の最速でやるんやから、
だから僕らは別にごちゃごちゃ言わなくてもいいよねみたいな。
でも、なんていうのかな、
そういうのを先に決めてしまうと、
さっき言ったみたいな不良の問題とか起きた時に
ぐっちゃぐちゃになるんで、
そうじゃなくて、
これはできたと、じゃあ次これやろうかみたいなんで。
でも十分早くないですかね、それで。
なるほど。
じゃあもう技術ベースでこういうふうに動いていこうっていうよりも、
終わったっていうところの、なんていうんですかね、
イベントをもとに次の組織とかにそれを出していくみたいな、
そういうことをやっていると。
ファクトですね。
だからファクトベースですね。
だからどっちかっていうと予想じゃなくて。
確かにそこら辺の考え方はかなり違いそうですね。
うん、結構違う。
脳機、脳機関はかなり違いますね。
うん。
だから実際その文化の違いによって、
現れているパフォーマンスの変化とか、
アウトプットされるものの変化とかってありますか、違いというか。
ああ、そうですね。
だから、あとはだからね、
その文化的なんで言うと、
お偉いさんがいないっていうのは結構いい感じ。
お偉いさんがいない。
すごい快適に働ける感じがありますね。
日本やったらお偉いさんっているじゃないですか。
自分より役職が上だったら偉い人みたいになるじゃないですか、イメージとして。
それは宗教観みたいなのもあって、
例えばキリスト教とかやったら、
ゴッドっていうのがあって、
アメリカのエンジニアと日本のエンジニア
ゴッドとジーザスとホールスピリットって3名いったいんだけど、
その、それは偉いけど、
他はみんな人間やん、キングでも人間やから。
偉いっていう感覚はないんですよ、すごい上位の人とかでも。
だから、僕はサティアに会っても別にタメ口で多分喋るし、
実際に会って喋ったこともあるけど。
だから、スキップのさらにその上の、
本来ならば日本で言うと事業部長のぐらいの人と喋っても別に普通に、
おーみたいな、オービラールみたいな感じですよね。
そういうノリなんで、
そういうお偉いさん感覚はないので、さっきみたいな、
パワーバランスはないんですよね。
だから、向こうもお願いをしてくるんですよ、屋内になんか。
人にモネを頼むときってすごい、こっちで言うとすごい、
停止線になるっていう感じ、誰でも。
だから、マネージャーもお願いしてくれる。
お前はこれをしろ、みたいな、そういうんじゃなくて。
だから、もうすんげー働きやすいですね。
なんかさっき言ったみたいに、
上の人までその技術のこと知ってるし。
だから、なんか変な説得せんでええし、
で、みんな信じてくれるんですよね。
さっきみたいに、農機の話じゃないですけど。
信じて、自分に任せてくれたりと。
で、設計とかも、大学出たての子でも自分で設計するんですよ。
その人に任して。
だからね、すごい信頼されてる感があるし、
面白いこともやれるし、
まあ、だからすごい楽しいですね。
だから、そういうとこはすごい違うと思います。
もうストレスほんまないですね。
うんうんうん。
でも、働き方とか、そこでの自分自身のメンタリティとかも全然違うとかですね。
うん、メンタリティも違いますね。
すごい任されられるし、
やっぱりこの信頼されてる感はやっぱりすごいそういうのに貢献してる気がしますね。
やっぱりその日本のエンジニアも頑張っている前提ではあると思うんですけど、
やっぱりこうなんとなく、
いわゆるシリコンバレー、アメリカの製品とかサービスのほうが、
なんかやっぱクオリティが高い感があるなと。
ざっくりの印象ですけど。
そこのクオリティっていうものが何によって差として出てきているのかみたいなところがすごい今話聞いて気になっていて。
なんかそれが脳機がないみたいな話なのか、
優先順位の付け方なのか、
具体的にどういうところが違うから出てきているもの、
アウトプットされているもののクオリティとか、
そのスピード感とかが変わってきてるのかみたいなのが結構気になりますね。
そういうの複合的なもんやと思うんですけどね。
でも別にだからといって、日本人がマネできないことは何もないと思います。
日本でも全然言われる違いだと思ってますけど、
だから僕本人そういうこと書いてるわけです。
例えばさっきみたいな優先順位の話。
だからこっちやったら本当に重要なのしかやらないっていうノリ。
だから本当に重要なのにフォーカスできて、みんなも時間が生まれるんです、ちゃんと。
スラックがあるんですよね。
でも日本の場合だったらできるだけやるモデルになるから、
常に忙しいじゃないですか。
で、常に能気があるから常に頑張らないといけないでしょ。
だから大変ですよね。
そうですね。
同じ人間であったとしても。
日本のエンジニアの働き方と文化的な違い
だから本当に重要じゃないやつでもやらないといけないから、
まあね、それで時間が使って結構疲れたりするけど、
こっちやったら別に本当にオミットするんで。
だからそんなしょうもないことってやらなくていいんですよね。
むしろそういうのも価値みたいな。
やらないこと価値みたいなところがあるので、
だから自分を体開けるっていうのは価値やってて、
マネージャーもそう思ってるんで。
だからそういうまずはその心身の余裕がすごいあるし、
で、あとは他にはそのコンピュータサイエンス出てるっていうのがあると思うんですね。
コンピュータサイエンス、はい。
だからなんていうのかな、
こっちでエンジニアやるときはコンピュータサイエンス出てるのが前提なんですよ。
コンピュータサイエンス持ちか、それかそれに相当するような学部を出てることっていうのが、
まあだいたい就職できる基本ラインなんですよ。
日本やったら文系でもプログラマーになれるじゃないですか。
そういうノリではないんですよね。
で、別に僕もだから文系の人がいいプログラマーにはなれないって思ってるわけではなくて、
結構だから僕は思うのは、
コンピュータサイエンス出てるレベルがあるっていうので、クオリティがすごい担保されてる感があるんですよね、働いてると。
まあ僕も日本とアメリカ両方の職場で働いてますけど、
アメリカの場合だからコンピュータサイエンス出てるのが基本というか、
もし仮にない人があってもそれと同じ同等のスキルがあればいいけど、
まあそういうのやってね、コンピュータサイエンス出てる人ってさ、やっぱり委員とか出てると、
僕ファイルシステム作ってましたとかそういうノリじゃないですか。
そうですね。
だから文系出ててあんまりやってない人と比べるとすごい差はある。
全員がそれが優秀とか言わないですよ。優秀はないけど、ただそのベースラインが結構高い感じがあるんです。
もちろん才能にばらつきはあるけど、平均というか平均値が底上げされてるから、そのエデュケーションによって。
だからそのめっちゃベーシックなことは説明しなくていいし、
大学出たての子でもかなりやれるんですよね。基本的にやれるので、ちゃんと任せてあげるとすごいできるので、
なんていうかいろんなことが楽ですよね、それでね。あとはやっぱりこれぐらい学問やったりとか研究とかしてるから、
なんかね結構みんな一から作ることに抵抗がないというか。
日本とかやったら結構、自分で例えばOSSを開発するとか言ったらビッグディールに感じるけど、
こっちやと、例えば僕の職場とかでもプラットフォームザルから作り直したりするわけじゃないですか。
世界中の人が使うようなやつをね。そういうのをやってもみんな抵抗がないんですよ。
みんな世の中にないものを作ったりとかしても。だってそれって大学でちょっとやってるじゃない。
だからそういう経験をしてるので、すごい基礎的なところから。
だからそういう学問の力ってやっぱりすげえなって思いますね、こっちで見てると。
なるほど。じゃあもうそもそもやっぱその前提知識のところの差みたいなのは日本とアメリカではそもそもありそうみたいな感じなんですか。
ありそう。うん。だからなんていうのかな、日本の場合要求してないの。
質問をすることの重要性
だから日本でもすごい良いプログラマーってたくさん、素晴らしい人たくさんいてると思うんですね。
はい。
言ってるけど、なんていうのかな、例えばその人でもあんまり給料高くなかったりするじゃないですか。
そうですね、よくありますね。
マネージャーさんの方が給料高いですよね。たとえその人がもう世界に通用するような人でも、だから給料がそこまで高くはならないじゃないですか。
で、日本とかだったらね、プログラムなんか誰でもできるって僕よく言われてましたけどね、私のSINと。
どこがええねんって思ってたけど、まあなんかそういうノリじゃないですか、なんか。
すごい嫌なんですかね、そういうノリって僕はすごい嫌で、プログラムめっちゃ難しいんですよさ、はっきり言って。
すごい勉強しなあかんし。だから価値があると思うんですけど、だからなんていうのかな、だからそういうふうなことをしてるってことは会社もやっぱりそれぐらいの技術があるってことを期待するけど、
日本で言うとだから文献も入れるってことは、それ期待してないよねっていうふうに裏返しですよね。
そうですね、確かに。
だからそういうのでやっぱり、そしたらやっぱり学生さんも別にこれやらんでも別に会社入れるじゃないですか。
こっちの人はインターンとかして、差をつけないと雇ってもらえないんで、インターンを行ったりとか、ファンダメンタルなOSの仕組みとかコンパイラーの仕組みとか学んでくるわけじゃないですか。
そういうのでやっぱりすごい差があるというか、学問の差っていうのはすごい、どっちが賢いとかじゃではなくて。
あとはそういうので、こっちの人のほうが高い給料でみんな雇ってもらえて、
マッセージもなくて、お給料もいい待遇でいけて、それに集中できるんで、まあ良いし。
日本だったら給料がやっぱりお偉いさんがたくさん給料もらう。
たとえ僕がすごい尊敬するようなすごいプログラマーの人でも、そんなにお金もらってなかったりとか。
やっぱりそういう待遇もあるし。でもそれも言うても日本人が真似できへんとかそういう話でもないし。
やろうと思ったらできる話ですよね、僕が今話したやつって。別に日本人で不可能なものは何一つないし。
だからそういうふうに、でも日本の会社もだんだん気がついてきてる気がするんですよね。
そういう差があって違いがあってみたいな。でもそれって別に全然別にアメリカ特有という話でもなくみたいな。
真似をしようと思ったらできるものであれば真似しちゃえばいいんじゃないかなって僕は思いますね。
ありがとうございます。なるほど。そういう文化的なところの違いもあれば、それぞれ一人一人の行動から変えていくことができる変化もある気がするんで。
まさに、そうですね、総務省さんの本を読んで、そこに書いてあるところをヒントにしながら、本当に一つ一つアクションを書いていくみたいなのが、
日本で働くエンジニアにとっても自分自身の価値を高めていくものにつながっていくんじゃないかなというふうに聞いて感じましたね。
いいですね。ありがとうございます。またエンジョイしていただければ嬉しいですね。
番組ではリスナーの皆さんにも参加して、より楽しんでいただけるよう、ゲストに質問したいことを番組詳細欄にあるフォームにて事前に募集しています。
採用されたご質問は番組内で紹介し、直接ゲストの方にお答えいただきます。
はい、ということで早速リスナーネーム、アクロンハブさんですね。
聞いたカンファレンスでの基調講演を聞き、メンターのクリスさんが最強だと思いました。
自分も自分が思う一流の人たちが揃っている会社に移動して1年経ちます。
最高じゃないですか。
ちょっと前の自分は開発スピードの遅さで悩んでいました。
自力で試行錯誤して解決することが多く、人に聞くことの遅さが原因だと思っています。
今は情緒やメンターやメンバーにさらげ出すことで聞くことのハードルがかなり低くなりました。
ちょっと現場に慣れてきたり、在籍年数が長いと人に聞くことに抵抗を持ちやすいと思っています。
こういう状態に陥らないためにもどういう心を構えていた方がいいとかありますでしょうか?
難しく考えずに聞けばいいんじゃないですか。知らんけど。
ただ聞くけど期待しないっていうメンタルでいたらいいんだと思います。
なんていうかな、相手にあまり期待しすぎると聞かれる方も辛いじゃないですか。
だから相手にもシェアしとくといいかもしれないです。そういうマインドセットみたいな。
だから僕は簡単に聞くけど、別に忙しかったら別に答えなくてもいいしみたいな。
そんな別に気にしてないしみたいな。
僕とかもよくやるのは、質問を投げるけど、これすぐ返ってくるとはそんなに考えてなくて、
その間は自分で全く違うことをするのか、これのアンブロックを自分がしたいんだったらそれを自分でやるとか。
だから質問をするけど自分がブロックされないっていう。
相手が答えてくれたらラッキーだし、答えてくれへんでも自分でやるというか。
まあそういう心持ちでいれば別に、だから相手の人にも別に忙しかったら答えないしみたいな。
答えてくれたらもちろん嬉しいけど、自分が知らんかったら別にそんな調べてまで回答してくれなくていいんで。
ごめん俺知らんわ、それでいいんでみたいな。
まあでも僕は聞くから。っていう感じすればいいんじゃないですかね。
相手にできるだけ負担になれへんように、でも質問をするようにしたらそれだけでお互いアンブロックが早くなるんで、そっちの方がいいですよね普通はね。
そうですね。質問をするってものを行々しく捉えずに、答えられるときに答えてくれたらいいからねぐらいの期待値でお互いコミュニケーションを取れば、
お互いの負荷にもならないから別にそれでいいよねみたいなそういうイメージですよね。
そうですね。まあ僕もだからこういうのマイクロソフトに入ってから学んだんですけど。
なんかねそのエピソード1個話すと、なんか僕の友達の男前のデイビッドがいて、僕ハック職人やったときに、
彼自信満々ですねアメリカンやからね、もう映画のような感じですよ。映画のアメリカンのイメージじゃん。
ハッハー!みたいな。ほらテキサスからやってきた!みたいな。
で、それ当時僕はDevOpsやってたんで、DevOpsでこうなんかツールというかね、そういうのでコンフューで、あらこれ動けんなみたいな。
で、デイビッドにちょっとデイビッド助けてよって、ちょっとこれ動けんじゃんみたいな。
だからそしたらデイビッドが、ハッハー!俺に任せろー!みたいな。
はー強いしこれかー!みたいな。
ふん!わからん!ごめんな!みたいな。
ハッピーって言ったんですよ。
まあだからそれぐらいノリでいいってことですよね。自分が助けれたら助けたらええし、分かんなかったらしゃーないですよね。
でもそうした方がお互い、お互いどっちも早く済むんじゃないですかね。
なるほど。ありがとうございます。
はい、きっとアクロンハブさんもそんな感じでこれからは質問をしていってくれるんじゃないかと思います。
はい。用意せず、適当に。
ありがとうございます。続いてがリスナーネームなしの方ですね。
世界一流のエンジニアになるために必要な教育や環境について
質問が、例えば世界一流であるなど、そんな状態になるために良い行動が取れるようになるにはどういう教育や環境などが必要だと考えますか?ってのが来てますね。
おー。
そうですね。確かに教育とか環境みたいなところはちょっと気になりますね。
そうですね。自分で作ればいいんじゃないですかね。そうなるように。
分かんないですけど。僕が一流、世界一流でないんで、僕も何とも言えないわけなんですけど。
なんていうのかな。いろんな世界、世界一流の人。
まあでも僕は観察している感じでは、やっぱり一番できる人っていうのは、エンジョイしてる人じゃないかなと思いますね。
あー、なるほど。
テクノロジーをエンジョイしてる人なんで。
もっとエンジョイするようにすればいいんじゃないですか。自分の心に聞いて。
俺これがの方が好きやなみたいな。これなんか俺は燃えるわみたいな。そういうふうな。
なんか人によって結構エンジニアリングの趣味が違うじゃないですか。
そうですね。
結構基盤好きなやつがいたりとか、俺GUIがないと思わないんやとか。
俺はインフラ周りのコードを書きたいっていう奴がいれば、いや俺インフラ周りのコード、経験数が長いから嫌いやって言ってる人もいるし。
まあでも何でもいいと思うんですけど、俺AIが好きやっていう人もいれば。
まあでも、なんていうのかな。自分の心に聞いて、自分が一番パッションを持てるやつを素直にやればいいんじゃないですかね。
で一番、あ、これおもろいわ。OKみたいな。
そういうふうになるんで、自分がなんていうのか、エンジョイできる状況を作るのがなんか、僕は多分一番重要な気がしていて。
で、まあそういう時点に来るのが僕は知識やと思うんですね。
なんだかんだ言って、なんかイケてる人はみんな勉強してる気がしますね。
で本人が努力と思ってるかすらもよくわかんないけど、なんていうか、そのエンジョイしてる人やったら、
なんか趣味のままにね、ちょっとこの本面白そうやなと思って読んでみたりとかさ、
これちょっとなんか、この新しく出たやつ面白そうやなと言って、ちょっと試してブログ書いたりするわけじゃないですか。
だから結局それもまたさっきの一番最初の、いかにエンジョイするかに収束するような気がするんですけど。
僕の観察結果とかからするとそんな感じですかね。
なるほど、ありがとうございます。
まず自分が楽しんで、自分で体験していくってところですね。
そうですね、自分がエンジョイして、あ、プログラミング面白いなみたいな。
そういうのがいいんじゃないですかね、どういうジャンルであっても。
ありがとうございます。
最後3回目なので、反送告知みたいなところも、牛尾さんにお伺いできたらなと思ってます。
告知なんかなんもないですよ、僕単なるエンジョイで。
ないですか。
僕はフレックスコンサプションというのをやってるんで、それをAzure Functionsの、今は文字ぐらいしか出てないけど、そういうのがあるので。
もうプライベートプレビューか、だけどそのうちそういうのが出たら皆さんがエンジョイしてほしいなと。
いろいろめっちゃ改善してるんで、みんなの役に立てばいいなと思いますっていう。
あとは本工程ない人は、よかったら工程僕の用具になってくださいみたいな。
それぐらいですかね。
僕も読んでいてすごい勉強になったので、皆さんも読んでいただけるかなと思います。
はい、ということで牛尾さんまたお待ちしております。本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
はい、ということで今回はですね、世界一流のエンジニアっていうところについていろいろ文化とかそういうところも含めてお伺いしてきました。
クオリティやスピード感の差について
やっぱり聞いてて思うのは、日本とアメリカ全然そもそもの価値観レベルが違うところはあって、そういうところから出てきているアウトプットというか、作られているプロダクトみたいなところのクオリティの差とか、出てくるスピード感の差みたいなのが生まれているんだろうなって思いました。
でもやっぱり牛尾さんもおっしゃっていた通り、やっぱりそこって真似できないものではないと思うので、やっぱりこれからも日本のプロダクトは僕は好きなものがいっぱいあるので、
この日本のエンジニアリングというところも一緒に盛り上げていきたいなというふうに改めて思いました。
はい、さてこの番組では関数や次回ゲスト、リクエストなどをお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
XではハッシュタグKiita FMをつけてポストしてください。表記は番組名と一緒でQFMが大文字、残りは小文字です。
そしてApple PodcastやSpotifyのPodcastではレビューもできますので、こちらにも感想を書いてもらえると嬉しいです。
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来週も火曜日の朝6時に最新話が更新されます。番組のフォローをして最新話もお聞きください。
はい、ということでお相手はKiitaプロダクトマネージャーの清野とちふみと
牛尾強史でした。どうもありがとうございました。
ありがとうございました。