1. エンジニアストーリー by Qiita
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2023-02-03 30:58

#013 CTO視点でのエンジニアリング〜LayerX代表取締役CTO松本勇気さんのキャリアとマインド〜

LayerX代表取締役CTOでCTO協会理事の松本勇気さんがゲスト。松本さんと番組ホストの清野隼史が 「CTO視点でのエンジニアリング」をテーマにお話しします。


<トークテーマ>

・プログラミングを始めたのは起業がきっかけ

・学生時代に起業に興味を持った背景

・起業して大変だったこと

・Gunosyへのジョインが転機に

・学生時代に行動を続けられた原動力

・夢のあるストックオプション

・人の問題と組織の立て直し

・周りのCTOの存在

・CTOは経営者

・人とソフトウェア

・技術的負債と変化への追従

・ソフトウェアは生物

・CTOのいない組織での経営陣とのコミュニケーション


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#エンジニアストーリー

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エンジニアストーリー by Qiita
日本最大級のエンジニアコミュニティ、Qiita プロダクトマネージャーの木尾の俊文です。
この番組では、日本で活躍するエンジニアをゲストに迎え、キャリアやモチベーションの話を深掘りしながら、
エンジニアの皆さんに役立つヒントを発信していきます。
今回のテーマは、CTO視点でのエンジニアリングです。
今回はですね、CTOの方と一緒にエンジニアリングについて、いろいろ語っていけたらなと思っています。
はい、ということで、ゲストにはレイヤーXCTOでCTO協会理事の松本勇気さんにお越しいただいています。
僕もですね、今日お話しできてとても楽しみにしていたので、すごくワクワクしています。
では本日のゲストを紹介します。レイヤーXCTOでCTO協会理事の松本勇気さんです。
よろしくお願いします。
はい、それでは簡単に自己紹介お願いします。
はい、今の肩書きでいくと、レイヤーXという会社の代表取締役兼CTOという
立場で、今会社の経営の方をさせていただいております。
で、あとそれ以外に今ありましたけれども、CTO協会、だいたい今日本中のスタートアップとか
いろいろな会社のCTOが700名ほどですね、所属しているコミュニティがありまして、
それを運営している一般社団法人日本CTO協会というところで、理事もさせていただいております。
その他今、2社ほど社外取締役などもしておりまして、
会社のガバナンスとかそういったところも含めて、割とエンジニアリング以外もいろいろと取り組ませていただいておるようなところです。
ではですね、まず
松本さんにですね、お伺いしたいなと思っているのが、
本当にあの若くから、いろいろ僕も調べさせていただいたんですけども、GNOCの
ところからDMMさんだったりとか、あと今レイヤーXさんでもCTOってところを
務められているのかなと思うんですが、
学生時代からどんなキャリアを実際積んできたのかというところ、もう少し
細かくお伺いしてみたいなと思っているんですが、学生時代ってどういうことをやっていらっしゃったんですか。
そうですね、あの学生時代、プログラミング始めたのが
大学2年か3年ぐらいなんですよ。 そうなんですね。
プログラミング始めたのも、起業がきっかけみたいなところがあって、
大学2年か3年のときに、最初起業しようと思ったんですね、エンジニアよりも先に。
会社始めようかなって、その年は始めなかったんですけども、知人の
OBと、あと友人と一緒に起業しようとしたという年があって、
そこからやらなかったんだけども、そこからこう
他にも起業したい人たちといろいろ会っているうちに、
松本さん一緒にやりませんかというのをお誘いいただいて、
で、その当時、友人がCEOをやって、僕がCTOをやると。
ほぼじゃんけんで決めたみたいなノリですよね。
で、そんなノリで
CTOを落として、僕のエンジニアキャリアが始まったということで、本当に最初からCTOだったんですよ。
プログラミングも、そこから始めたと言っても過言じゃない。授業は一応とったんですけど、
ちゃんと、いわゆるプロダクト作りなんか始めたのは、もうそのぐらいですね。
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そうだったんですね。じゃあ、大学でこう、例えばコンピューターサイエンスとかを専攻してたとか、そういうわけでもない
ですかね。そうですね。2年生というとまだ教養課程なので、東京大学の方に出身なんですけど、
教養課程だったので、特にこう、コンピューターサイエンスを専門にとっているってこともなく、
大学3年の時に、一応機械系と情報系両方取れそうな学科にはいたんですけども、
もうその時には起業してしまってたので、はい。もうずっと独学でプログラミングをやっていたっていうのが正しいですね。
そうなんですね。ありがとうございます。なんか、なかなかこう、結構その
エンジニアとして経営やっていらっしゃる方って、もともとエンジニアリングが好きで、プロダクト作ってたらそれが
サービスとしてうまくいったんで、経営もやってますみたいな方が多かった
印象があるので、僕は。なんかすごい、結構違うタイプの今、経営を積んでいらっしゃるんだなってお話聞いてて感じました。
確かに周りは結構、昔からプログラミングをやっていますとか、
なんかこう、小学生からゲームプログラミングから入りましたとか、そういった知人が多いんですけど、
自分自身はなんか全然そういうタイプでもなかったので、ちょっとこう、特殊なタイプだったかもしれないですね。
先ほどあのお話の中にまたと思うんですけど、最初起業したいってお話あったじゃないですか。
だからそもそもなんで起業したいって、こう学生時代からこう思ったのか、みたいなところをお伺いしてもいいですか。
一番最初は、まあ自分の親も自営業だったので、そもそもこう起業というものが身近だったのと、
大学のOBにそそのかされたみたいなところもありますよね。起業一緒にしましょうよみたいな。
それまでは普通に意識高い学生、いわゆる意識高い学生で、外資系コンサル行こうかなとか、
なんかそんなことを考えてたような人間だったんですけど、そこから起業っていうものに触れて、
自分で業を作って稼ぐ、仕事を作って稼ぐ、これ面白いなみたいな感じになってきて、
そうなると自然と2010年頃なんで、SNS全盛ですかね。
ミクシーとかFacebookとかが大きく日本でも流行っていて、SNS作ろうぜとかそういう話に自然となっていって、
だったらプログラミング必要だよねみたいになってきた。それが楽しかったから起業してたみたいなところがありますよね。
そうなんですね。ありがとうございます。実際もう学生時代からってなると、実際働いて、
会社員として働いたご経験っていうのはない状態からいろいろやってらっしゃるのかなと思うんですけど、
実際そこからもうゼロから経営入ってみて大変だったこととか、しんどかったことみたいなもしあればお伺いしてみたいです。
いやしんどいことしかないですよね。お金の受け取り方すらわからないわけですよ。
請求書という概念すら知らないみたいな、今請求書のサービスやってる会社やってますけど、
起業した当時って請求書って何?領収書って何?違いはよくわからんみたいなレベルで経営してるわけですよ。
経営といってももう本当大学のサークル活動に近いレベルですよね。
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なんかもの作って、なんか出しては見るけど広告の打ち方もわからなければみたいな、なんかものだけがあるみたいな状態で、
もうその辺で手探り手探りでいろんな人に会ったり出資をしてもらったりしながらだんだん勉強してったみたいな感じですし、
プログラミングも初めてなんで、どこから手をつけたらみたいなレベルですよね、その時は。
なので一生懸命調べて、パイソンという言語があるのかと、当時ちょっとよかったのはGoogle App Engine使ったんですよ、
GCPが登場する前のGoogle App Engine、それを使ってサーバーサイド書いて、当時まだリアクトもビューも影も形もない時代なんで、
JQueryと当時出たばっかりのPushState APIを使って、今で言うとこのシングルページアプリケーションを全力で作ってたっていう、
なんもわからんので、ひどいコードが10万行くらい生成されているみたいな感じですね。
そうなんですね。なかなかその当時のWebアプリケーションとかWebサービスを作ってた当時の雰囲気とかあんまり知らなかったので、
お話聞いてて、そんな感じだったんだなというふうに思いました。
ではちょっとまた違うご質問させていただこうかなと思うんですけど、その中でいろいろ最初わからないところからいろいろやって、
なんとかずっといろんなことやってらっしゃったと思うんですけど、
天気というかちょっと軌道に乗り始めたなみたいなことを感じるタイミングってあったりしましたか。
4社目がGNOSHIなんですよね。実は今行った会社1社目が1年目うまくいかず、
またその後フリーランスと知人の会社の立ち上げ足隠れ鉄だったり、もう1社時間割のサービス作ったりしていて、
その頃までは本当に師匠もそんなにいない、みんな周りも学生みたいな状態で開発してたので、
一時期IBMの人とかにいろいろ教えてもらったりとかしてたんですけど、ほとんど手探り状態だったので、
GNOSHIって会社ができるぞと、会社になるので来てくれないかということで、
誘われて2つ返事で入ったんですけども、そこでやっぱりいろんなシニアな人にも会えたっていうのが一番大きな転機だったんじゃないかなと思いますね。
そうだったんですね。初めてのキャリアがGNOSHIさんだと僕は思ってたので、その前からもやっぱりいろんな挑戦しながら失敗もしながら、
失敗だらけですね。 やってらっしゃったってことだったんですね。ありがとうございます。
いやなんかもう今のお話聞いている感じ、本当にいろんなことをすごいやってらっしゃるなっていうふうに感じていて、
本当にもう学生時代自分と比べたら、自分何やってるんだろうね、気持ちになるようなすごい本当にキャリア積んでらっしゃるなと思ったんですけど、
今聞いてた感じ、ただたまたま運が良かったとかそういうことでは本当になくて、やっぱ自分から行動を起こし続けてらっしゃるなというふうに今感じたんですけど、
なんでその行動をし続けられたのかみたいな原動力みたいなところをお伺いしてみたいんですが、
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学生時代って失敗しても何も痛いことないじゃないですか、借金しなければとりあえず何か苦しいことはないので、
失敗し続けた方が得だなっていうのが当時から思ってたんで、なんかとにかく挑戦はしておこうと、
ただ1回目より2回目やっぱ上手くいきたいよねっていうエンジニア根性もあるので、それを繰り返していくと前回よりは上手くいったかもしれない、
失敗したけどみたいなことを繰り返していくんで、そういうのを繰り返しただけなんですよね、何か特殊なことをしてたっていうよりは、
ただあと周りのコミュニティーは結構大事にしてたかもしれないですね、友達を作っていくとか起業家のコミュニティーとか、
やっぱ当時その学生時代一緒に起業していた仲間もだし、その周りにいた若いエンジニアたち、今ですね知る限りみんなCTOになってるみたいな
そうな感じなんですよ、僕のその3社目でラビットという会社にいたんですけど、そこにいたエンジニアたちみんなもう今CTOなんですよね、
例えば先日クックパッドのCTOに就任したホッシュさんとか、一緒に働いてたんですよ、そういう、まあなんだろう、
まあでもなんかすごい、そこからいろんな活躍する人が、起業してる人もエンジニアとしてもいろんな方面で活躍してる人がやっぱ挑戦してる中から生まれたなーってのはあったんで、
そのコミュニティーにいると周りが勝手にすごいことやり始めるから、悔しくて勝手に前に進むみたいな、
俺もやらなきゃダセェみたいな、あるじゃないですか、そういうので結構早くからいろいろやってきたんですねって言われるんですけど、まあ単にそこで煽られただけなんじゃないかみたいな、そんな気がしますね
そうなんですね、でもなんかまさにやっぱりこう一人でやり続けるのではなくて、やっぱみんなとこう一緒にいろんなことやってきてらっしゃったのかなーっていうのは今お話聞いている中でも感じたので、
僕も今周りにいる仲間みたいなところを大切にしながらいろんなことを挑戦していきたいなーっていうふうに思いました
ちょっとまた質問返させていただくんですけど、今お話いろいろ聞いている中で本当にいろんな挑戦していらっしゃいますし、失敗もしていらっしゃるのかなーっていうのは思っていて、
ただその中でもやっぱくじけずにずっとやってらっしゃると思うんですけど、なんか実際今続けられた原動力のところはちょっと聞きつつも、どうしてもメンタルしんどい時とかってあるんじゃないかなーという気がしていて、
なんかそのメンタルのところをどうやってケアしているとか維持しているのかみたいな、ぶっちゃけ息抜きってしてるのかなーっていうところをお伺いしてみたいなって思いました
それは今と昔とまた違うなーと思っていて、年齢とか自分の生活状況でも変わってくるんで、昔はですね、ここからはむっちゃ俗っぽい話なんですけど、やっぱりストックオプション大きかったよね
いやもともと同じこと言うなと思うんですけど、それすごい大事で、ここ乗り越えたらこういう成功があるみたいな夢っていうのは、やっぱその最初本当ある種無一問なので、そこから成功していくっていう意味ではとても夢があったので、
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どんな辛いことがあっても歯食い縛って、このSOのベスティング期間過ぎてちゃんと株売れるまでやるぞみたいな、そういう気合だけはあったんですよ
少なくともブノシーはね、2年半ぐらいで上場したので、あとはもうとにかくこの会社を良くすればなんとかなると思っていたので、ただ正直その途中やっぱ折れそうになっていることはあって、それは開発が辛いとかはないんですよ特に、どんなに難しい課題でもやりゃなんとかなると思ってたんですよ
で実際やればなんとかなってきてるとなんですけど、人の問題だけはそうもいかなくて、今でこそソフトウェアと人を等しくどういうふうに組織としてアーキテクチャー組んでいくかみたいなこと言えるぐらいまで慣れてきたんですけど、
当時25歳かな上場時が、でその時に会社がこうすごく状態が悪くて荒れていて、簡単に言うとその年3分の1エンジニアが退職してるみたいな10名ぐらいですね、でそれの立て直しに奔走してるわけですけど、
まあなんかそもそも社会人的な常識もない奴がマネジメントできるのかというかできないので、そこの勉強からスタートしつつ、なんかみんなに迷惑かけながら立て直ししてたので、この時だけは本気でこう辛かったですね
いやーそうなんですね、いやー確かにこう人の問題って、実は僕も開発統括としてこうマネジメントやってたりもするので、こうまさにやっぱ人のところってどうしても、こうなんかなんて言うんですかね、本当に本の通りにやればうまくいくわけでもないし、やっぱその人を人にちゃんと向き合ってやっていかないといけないところとかもあったりすると思うので
まさにまさに
確かにしんどいところだなーっていうのをお話聞いてて思いました
しかも当時そのCTO、肩書きはCTOなので、経営メンバーからはやっぱりこう現場のパフォーマンスのことを問われ、現場メンバーからは経営のマネジメントの良し悪しを問われ、僕はその真ん中にいるみたいな状態だったので、これがとにかく当時は辛かったので、乗り越えるために何してたかなーみたいな話もさっきやったと思うんですけど、実際に乗り越えるためにやってたのは、とにかく周りのCTOに聞きまくってましたね
ああそうなんですね
ここでもやっぱりコミュニティ大事で、僕が辛いと思ってることも、なんか経験したことある人は、ああやったことあるよそれみたいな、割とこう経験して乗り越えてきた人たちが周りにいると、なんとか乗り越えられる事象なんだそもそもっていう、なんで終わりが見えてくるので、多少なりともやっぱ心が楽になるみたいな
そうやってこう活躍しているCTOの方々に、当時はほんとぺいぺいの若者がこうメッセンジャーでこう突撃して相談させてくださいみたいな、で仲良くなっていって、そういう人たち学ばされて、なんとかかんとか乗り越えたみたいな感じでしたね
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ああそうだったんですね、やっぱりそういう時も周りにいる人というか、コミュニティというところに、こうなんとか支えてもらってたっていうような感じなんですね、ああそうなんですね、ありがとうございます、こうなんか本当にこう記事とかをだけを読むともう松本さんってスーパーマンというか、もう本当にすごいこうかっこいいこといっぱい書いてくれていらっしゃったので、なんか今こう辛い話とか色々書いてきたのは僕もすごい聞いてて新鮮でした
あのいっぱいいっぱいこう辛いことを経験して、それを煮詰めて煮詰めて文字にしたら綺麗になっただけっていうか ありがとうございます、やっぱりもうみんなこうなんというか変わらないというか、やっぱ悩むところとかこう挫折するところとか挫けるところは一緒なんだなっていうのを改めて思いました
グリーンにかけない転職ウロ話ラジオ、略してグリテンラジオは転職アプリグリーンの運営メンバーが個人的一押し企業について語ったり現場で感じる転職や中途採用のリアルについて話す音声番組です
毎週月曜朝6時更新です 通勤や休憩時間のお供にぜひお聞きください 詳細はカタカナでグリテンラジオと検索してチェックしてください
続いてがですね、CTO視点でのエンジニアリングとエンジニア組織っていうところについて色々お伺いしていきたいなと思うんですが
CTOとしてエンジニアリングとかエンジニア組織ってところをどういう考え方で捉えているかみたいなところをお伺いしていきたいなって思っています
最初にお伺いしたいなというのが、そもそもやっぱCTOってある意味でエンジニアリングっていうところは役割としては持ちつつ、やっぱ経営っていうところにすごい携わっている役割だと思うので
やっぱ技術的観点もそうですし、ビジネス観点とか組織観点とかいろんな観点を色々見ながらこういろんな判断をしていかないといけないと思うんですけど
その観点ってところをどういう塩梅でどういう側面を見ながらどういう決定をしているのかみたいなところを普段どうやってやっていらっしゃるのかってところをまずお伺いしてみたいなって思ってます
CTOって大前提経営者なのでエンジニアじゃないと思ってるんですよ エンジニアではあるんだけど軸足はどっちかっていうと経営者なんですね
なので経営者、僕なりの経営者としてのやらなきゃいけないことっていうのは、まずは従業員がいて社員っていうか仲間たちがいて
お客様がいて僕らを応援してくれている株主、ステークホルダーの皆さんがいて社会がある この中でこの4社がですねみんな幸せになる方法を探すのが
幸せになる方法と矛盾しないやり方で自分のビジョンとかミッションとかやりたいことっていうのを維持できる形健全な形で実現するこれが経営だと思っていて
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大前提はまずこれをやることが僕の仕事だと思ってるんですね その健全にっていうのは短期だけじゃなくて長期でもちゃんと達成できてるみたいな
でその時に経営者として技術にどう向き合うのか組織にどう向き合うのかというと 健全性が一番ネックになってくるので
じゃあなんかこの事業って1年後はこうなってる なんか3年後はこうしたい10年後はこんな夢があるみたいな
だいたいそんなこう時間軸が遠いほどちょっと不確実にはなるんですけど それ見据えた時に今のあるべき技術選定ってどういうことなんだっけとか
今短期的に無理矢理取ってしまったトレードオフってなんだっけとか そういったものをですね常に頭にある程度入れておいてそれを全部総合して戦略を立てる
あとこれが実現するためにはやっぱり組織と1対1でちゃんと対応してる必要があると思ってるんですよ
最近はもう皆さんコンメイの法則で逆コンメイ戦略だってよく言ってるんで なんかもう耳たこだとは思うんですけど
やっぱりこう社内全体をソフトウェアでより強くするためにはソフトウェア設計と 組織の形っていうのを双方1年3年5年とか
僕よくその間取って1年半ぐらい先までを見ながら設計するんですけど その視点で組織をどうしていくかなみたいなことをずっと考えていると
例えばこの事業っていうのはドメイン分解するとこういういくつかのドメインに分解できて この境界はこういうふうに設計してその中にはシステムこういうふうに作っていくべきで
それをユーザーは社員社内の人はこういう人が使って エンドユーザーこういう人がいてそれを作るのは誰でっていうのを全部設計図として落とし込んでいって
そこに最終的に矛盾がないというか問題がない状態を作っていくっていうのが今CTOとして やっている一番の仕事でそうするとそのソフトウェア設計の本当細かいところとか
技術選定の細かいところっていうのはもうあんまり見てないというか任せちゃっていて 僕はなんかその大冗談なんだろう例えばデータベースのなんかこう
スキーまで大きな方針で間違ってたら対応できないものとかいっぱいあるじゃないですか なんかそういったものを大きな見落としがないようにする
で技術選定も大きな何か過ちがないようにっていうところだけは議論をするそれは例えば なんか来年にはスタレル技術を使っちゃいけないよねみたいな
なんかエッジすぎるけど来年にはスタレてそうみたいなリスクを取らないとか もし取るとしたらそれなんで取るんだっけっていうちゃんと意味付けをちゃんとしておくとか
っていうことをやったりあとはそれが実現できるようなチームも一緒に作んなきゃいけないんで なんならこう仕事の半分以上は採用をしているという感じですね
人をベストな人材をそこに連れてきて組織の理想の形がありますと ここのロールにはこういう人を連れてきたいっていうところにちゃんと人を連れてくるのが僕の仕事だったりするんで
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技術設計した先に技術設計だけじゃなくてそれを実現できる人も連れてくるみたいな その双方、人とソフトウェアと見ていくみたいなのがCTOとしてはよくやっていることですね
ありがとうございます じゃあCTOとしてこう何ですかね もう自分がプロダクトを作るってよりもそもそもやっぱりその先ほどお話しあった4社
その経営というところの観点でプロダクトとか全体的な技術ってところこういう方向に持っていき たいよねっていうその旗振りをするみたいな
そういう役割というか そうですねなんかそのテックリードとかがいわゆるシステムの システムっていう単位でアーキテクチャ設計に責任を持っているとして
PDMがプロダクトって単位でその責任を持っているとして 事業部長が事業って単位で見てるとしたら僕はその会社っていう単位でアーキテクチャを考えているみたいな
そういうイメージを持っていただけるとなんかその深くまあなんだろう 範囲がより広いアーキテクチャを作ってるみたいなそんなイメージですね
ちょっとまた質問僕がちょっと気になっていることみたいなところをお伺いしてみたいなって思うんですが
やっぱりその経営観点みたいなところで いわゆるそのテックっていうところかけるその経営っていうところの観点で考えるとよく
議題として出やすいのがやっぱ技術的不採みたいな話あるかなと思っていて やっぱ目の前の事業とかプロダクトのグロースっていうところと
トレードオフの議論になりがちな気はするんですよね その技術的不採ってものをそもそもどうやって捉えているのかとか
普段こういうふうにそこを扱ってますみたいなところが何かあればお伺いしてみたいなって思ってます
まず書いたプロダクトは絶対不採ですよね なのでまあその前提があって
ただなんかこう例えば早く作ると技術的不採が増えるとかあれはなんか違うなと思ってるんですよね
技術的不採ってどこから生じるかっていうとなんか事業の変化に対してずれたソフトウェアになっていること
まあなんかもともと例えばこうwikiを試行していたけどSNSになったみたいな
なんかそういうケースがあった時になんか全然それってソフトウェアアーキテクチャ違うわけですよ理想は
なんだけどそれをこう無理やりこう昔のアーキテクチャでやっちゃっているとこれは大きな技術的不採になってくるなと思っていて
変化への追従みたいなところが一番大事だと思ってるんですね
するとさっさと間違うみたいな方に振ってできる限り早く答えにたどり着くことが一番不採を抑える方法
トータルでは不採を抑える方法なんじゃないかなっていうのが一つ思っているところなのと
あとはですねもともともないことなんですけどやっぱり技量で不採の生まれる量なんて全然変わるなと思っていて
同じ1ヶ月かけて作ったものでもやっぱりこう今うちの社内にいるメンバーたちを見ていると
なんか僕が学生の時の1ヶ月の行動と彼らの書く行動はもう全然違うと
当然ながらリファクタリング可能性とかもきちんと考慮されているテストもあるCIがあってCDがあって
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品質指標なんかも見ていてQAのプロセスもちゃんと組まれていてっていう状態と
なんかわかんないから一生懸命調べながら作ってますっていうプロダクトだと当然生まれる不採の量が違うので
一番大事なのは良いチームを組むことが技術的不採に抗うもともこもない答えかなと思っています
でそうですねその中でも長期と短期であるべきアーキテクチャが違ったりもするんで
少なくともその2つ短期と長期で議論が白熱するような状態を作っておくことも当然やっておくべきかなと思っているので
そこの中でバランス取りながら作っていくと比較的中長期でも変化に追従できるソフトウェアになるんじゃないかなと思っています
変化に追従できれば僕は開発体験が多少落ちていたとしても事業的に見れば不採ではないと思ってるんですね
なんか事業の変化についていけないこと自体が一番の問題なので
なんか明日こういう方向に家事を切ろうと思ってるって言った時にすいません私のプロダクトだと1年かかりますって言われたらこれって失敗なわけですよ
そうじゃなくてなんかこっちに行きます右に行きますって言われたらちゃんと右に家事を切れるように
変化しやすい捨てやすいプロダクトづくりですね僕がいつも言ってるのは
捨てやすい行動を書くっていうのを意識するようにっていうのをやってます
なるほどありがとうございますどっかのイベントでもちょうど同じようなお話しする中で
やっぱりソフトウェアって生物だよねみたいな話は語られることはやっぱり過去もあったなーって今お話し聞きながら感じてて
やっぱりプロダクトって生まれた時点から例えば言語とかもバージョンどんどん新しいの出ていくし
何も触らなくてもどんどん不採が溜まっていくみたいなものだと思うのでまさにそこを常に最新であることっていうところが
常に良いっていうよりも常にやっぱりそこを自分たちが変化したい時に自由に変化できる状態をしっかり担保するために
ここまではちゃんと担保するとかここまで切り分けていろいろできるようにするみたいなことを考えていくのが大事なのかなっていうような
今お話し聞きで僕も感じました
まあこれを言うと賛否両論はあるんですけどやっぱり最新のソフトウェアに追いついているかってことよりも
自分たちが事業上を達成したい変化に追従できていて達成したい非機能要件をちゃんと満たせているかみたいな
この観点がどれぐらいの視点で担保できているのかだけだと思うんですよね
逆に最新に寄りすぎたから何か問題が出てくるみたいなことも当然あると思ってます
個人的には何か事業
事業っていうと何か固い仕事みたいな話になるんですけど
もっと言うとユーザーが欲しいものがちゃんと早く届くようにすることに一番頭を使おうぜだと思ってますし
まあそのためにはそうですね負債を減らす意味ではシンプルに作ろうっていうのが一番大事な
一番っていうか大事なことなんじゃないかなと思います
ありがとうございます
27:01
ちょっと最後1個だけ聞いてもいいですかこの回で
ちょっと今お話いろいろ聞いている中でやっぱりその経営っていうところでCTOみたいな役割として
いわゆるエンジニアリングがわかる方が入ってらっしゃることってすごい価値あるなっていうふうに感じたんですけど
その一方でCTOみたいな役割がない会社さんとかも多いと思うんですねやっぱり実際問題
ソフトウェア作っててもその経営陣にエンジニアリングがわかる人はいないみたいな会社多かったりすると思うんですけど
その中でとはいえやっぱりそういう技術っていうところの観点でプロダクトを良くしていきたいみたいな思いを持っている人がもしいたとしたら
なんかどういう動きしていくと良さそうかみたいなところがもしアドバイスがあればお伺いしてもいいですか
僕はやっぱり経営陣にどうやって入っていくかっていう視点を持つのがまあ最初かなと思っていて
なんかその当然僕はよくCEOあの起業家の集まりとかもあるんでよくいやソフトウェアはわからんのに経営してるって僕的に意味がわかんないんですけどってよく言うんですよ
そうするとなんかこうコンサル出身とかの人たちにいや文業が大事だって言われてる
もうそういうこと言われるとちょっとピキッと聞きながら いやいやそうではないですよって話をするんですけどね
ただあのとはいえこう双方歩み寄っていくことが大事かなと思っているので
あのもし自分がなんかそこでまあよりこう自分がプロダクトとかソフトウェアをより良くしていきたいと思うのであれば
その自分がより良くしていきたいと思っている方向性と会社のような迎えたい方向性
例えば社長だったりとか経営人が向かいたい方向性これがどうやったら寄り添うのかっていう視点を持っていくのと
それをですねあの経営人の言葉で語れるかみたいなまあその部分に注目した方がいいかなと思っています
相手に理解してもらえないことは相手も取り入れることができないんで相手の言葉で今こう考えれば確かに今社長とかCEOとかが
これは大事なことだと言ってくれるだろうみたいなそういうふうにこうなんだろうな相手とのコミュニケーションをしていくというか
僕はまあ言葉選ばずに言うと攻略していくっていう言ってるんですけど相手のこうなんか思考パターンとかを読んでいって
こういう言葉でこういう風なモチベーションでこういうことを語ればおそらくこの人は動くっていうのを丁寧に分析して
それをベースにきちんと技術戦略を寄り添わせて作っていくことでそれはあのそのままあの経営からの信頼にもつながって
結果としてそれがCTOになるってことにつながっていくと思うんですよね
なるほどありがとうございますまさにこういないなら自分がこう経営っていうところに対して入っていくみたいな
こうスタンスっていうのはなんかまさに松本さんらしい誤解と成果確かにそれができたら確かに
自分がCTOになればいいんだみたいなのはあの感じましたありがとうございます
なんかでも今お話聞いている中でやっぱり改めて感じたのがなんかその経営陣にただ求めるだけではなくて
30:00
やっぱ自分ごと化して自分がそこに一緒に介入していくっていうスタンスとか考え方っていうのがすごい大事なのかなーっていうのは
お話聞いてて感じましたまあどうしてもさっきの話の中にありましたけど技術がわからない方に技術をわかってもらうみたいなのは結構やっぱ大変なところとかあると思うので逆に自分がその今経営者の人たちが考えていることを知って自分がそれを踏まえた上でそのテクノロジーみたいなところも伝えていくみたいなコミュニケーションとれるといいのかなーっていうのは思いました
松本さん今日はありがとうございましたはいまだまだですねお話足りないので次回も松本さんとお送りします
いやもう今回はですね本当にいろんな貴重なお話を伺えて僕もすごいあの 貴重なものを色々勉強になる時間になったなぁと思ってます
はいもう次回からもいろいろお話できるのが今から楽しみです はいさてこの番組ではですね
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