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  2. #3 MUSIC BAR universe、fence..
2025-03-23 52:41

#3 MUSIC BAR universe、fenceを手掛ける Takashi Otsuka と「場づくりの重要性」について話してみた

spotify

祇園や木屋町を中心にレコードバー、DJバーを通じて「人々が集まる場所」をつくりだす友人のたかしくんと雑談しました。身体性・多幸感と幸福感・集まる場所の重要性・アテンションエコノミーからこれからの幸福論についてなど。

サマリー

今回のエピソードでは、Takashi Otsukaが手掛ける「フェンス」に関する名前の由来や音楽の重要性、そして場づくりの意義が語られています。特に、ブラックミュージックとヒップホップ文化がどのように人々のエネルギーを解放する手段として機能するかに焦点が当てられています。このナイトライフの場は、音楽を愛する人々や普段クラブに行かない人々にとって新たな集まりの場となることを目指しており、身体性や人間性の回復に重きを置いています。 エピソードでは、Takashi Otsukaが場づくりの重要性やSNSの影響について語り、現代における身体性の回復がどれほど重要であるかを強調しています。また、主体制についても触れ、新たな時代の流れにおける個々の意識の変化を探求しています。さらに、Otsukaが設立したフレンチバル「フェンス」において、場づくりの重要性や主体性を持つことの大切さ、環境や機会のアクセス性についても考察されています。

フェンスの意義
スピーカー 1
えっと、はい。フェンスは?
スピーカー 2
いや、いいっすね。結構あの、テーマ、テーマ掘り下げていい?
スピーカー 1
はい、どうぞどうぞ。
スピーカー 2
なんか、そうやな。むしろ、こっから流してもいいんじゃないかぐらいの感じで、思うんやけど。
まぁいつも通りのぐらいの感じでいいかなと思ってて。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
なんか、そうっすね。じゃあ1回ここで、まぁカット入れるようにも。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
そうね、フェンス、フェンスについてちょっと話を聞いていきたいんですけど。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
そう、改めてね。あの、フェンスって、その名前の由来とか、それを、そもそもフェンスっていうものを通じて、どういう空間とか、何か何を作り出したいのかみたいな、割と思想の部分とか、そういう部分をちょっと聞けたら嬉しい。
スピーカー 1
あ、わかりました。えっとですね。えっと、フェンスっていう名前は、えっと、これも私の考えを一緒にチームでみんなで考えて生まれた名前でして。
まず、自分がこういう考えがあるっていう、自分らしく生きることを提案していきたいっていう、それを事業を通じて提案したい。
音楽は、ヒップホップとか、R&Bとかみたいなブラックミュージック。
で、なんでこのブラックミュージックなのかっていうのは、まずそういう音楽が楽しめる場所がなかった京都に。
っていうのもあるし、このブラックミュージックっていうのは、もともとニューヨークのブロンクスでヒップホップって生まれるんですけど、
ブルースに関しては違うところなんですけども、代表格のヒップホップっていうのはニューヨークのブロンクスで生まれるんですけど、
めちゃめちゃ街が荒れ果ててて、1970年後半とかぐらいなんですけど。
なんでかっていうと、やっぱり白人と黒人の問題。
人種的な問題。ドラッグとか暴力とか、いろんな問題。
結構これは複雑なんで簡単に説明できないんですけど。
そこで数名の人が、これじゃちょっと崩壊するみたいになって、みんなでバトルをしようみたいな。
本当の暴力とか火つけたりじゃなくて、暴力とかじゃないことでバトルしようみたいな感じで、
そこで生まれたのがブレイクダンスっていう攻撃的なダンスなんですけど、
ブレイクダンスとラップと、
あと、ヒップホップを象徴するものとして、グラフティーアートとか、
あとスケートボードとかもなんですけど、生まれていったみたいな感じで、
みんなが持ってるエネルギーを、みんな多分、
人ってよく生きたい、楽しく長生きできたら長生きしたいっていう気持ちがあると思うんですけど、
それをネガティブじゃなくてポジティブな表現で表していったっていう歴史があって、
それはすごい自分も共感できるし、その流れをすごい作りたいって私は思ったんですよね。
スピーカー 2
確かにエネルギーの向け先がない人って、すごく表現する先があれば輝く可能性があるけど、
例えば俺とかも起業したりとか、ものづくりするみたいなんて、行き場のない熱量みたいなのがずっとある中で、
こういう表現の仕方があるから、すごいそこに没頭できるけど、
それがなかったらすごいただ苦しいみたいな、そういうタイプって結構多い気がしていて、
例えばヒップホップでも、ヒップホップとか格闘技とかもそうやし、
そのグラフィティとかもそうやと思うけど、結構それなかったら道外れちゃうみたいな人もいた気がしてて、
だからそういうカルチャーがあることで、なんかこうエネルギーの吐き先があるみたいな、
なんかベルリン行った時、すごいグラフィティアートで、もう所々にあるよね。
で、そこで、ガザーの問題があるやん。
ガザーの、セーブガザーとか、ガザーっていう言葉のウォールアートみたいな、
グラフィティみたいなのが、至る所に隠れミッキーみたいな感じで置いてあって、
で、それを見つけるのすごい好きやったんやけど、
なんかそれとかも、そこに表現する場所、アートとしてもそうやし、
誰かに気づきを与える表現としてのグラフィティだったりウォールアートみたいな場所が、
カルチャーがあるから、その人の熱量ってある種吐き先があるけど、
そういうのが無ければ、ある種それってこう、極端に言えば戦争だったりとか争いだったりとか、
すごい極端なデモだったりとか、そういうときに言っちゃうもんね。
そういう場所とか文化があることで、救われるだったりとか、
人々がもっと、なんていうんかな、よくあれるみたいな。
クリエイティブな場づくり
スピーカー 1
最近、幼児山本のインタビューで見たんですけど、
幼児山本も、自分は服を作らないとダメなんだって、
自分はデザイナーじゃなかったら犯罪者になってるって言ってたんですよね。
スピーカー 2
いやでもそういう人多いと思う。
スピーカー 1
コム・デ・ギャルソンのカーブ・クボ・レイも、
なんか、もう行き通りしかない。
自分が服を作ってるのは、もう行き通りだけ。
行き通りは日に日に増していってるっていう風に言ってたんですよね。
スピーカー 2
面白い。なんか最近ワンオフのタカのインタビュー見て、
あの人も親の七光みたいなの言われて、両親が歌手。
その、いわゆるフラストレーションみたいなのをぶつける先が、
ロックバンドだったっていう話をしてて。
今逆に、いろんなものが満たされていく中で、
しかも人からも認められた中で、
むしろその怒りを作り出すことの方が大変っていう話をしてて。
面白いなって思った。
だから、今は彼は世界平和みたいな話をしていて、
世界の人に音楽を通じて気づきを与えるようなものをしたいし、
世の中に対しての思うものみたいなものを、
ある種自分の中で作り出して、
それを想像したい、想像力の方に向けてるみたいな。
そういう人たちは、何かを作り出す人って、
スピーカー 1
そういううちにある怒りみたいなのってあるよね。
なんかすごい、何て言うんですかね。
人間って、
すごい全てを知れると、
どうしても思ってしまうようなところがあるんですけど、
何かが文明が進化して、
何もかもがわかるみたいな。
僕自身もやっぱりその感じはあるんですけど、
そもそもやっぱり全てを把握したいっていう願望もあるし、
でもそれって表裏で、
それだけ儚いっていうか弱いもの。
全てを把握したいとか、
自分たちは進化するんだっていう、
したいっていう願望と、
強くなるんだっていう弱さを、
すごい人間って抱えてるなと思ってて。
いつでも、何て言うんですかね。
あやまちを犯す可能性はあると思ってるし、
なんかすごい、何だろう。
そのエネルギーをとにかく、
美しいものにしていきたいっていう願いがありますね。
いい方向に向けていくというかね。
僕自身の経験からもそう思いますね。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
最初、たかし君と会ったとき、
スピーカー 2
たかし君とはよく話す話だけど、
1回会ったときは、
ゆっくりレコードバーで音楽、
たかし君の今やってるミュージック・バイ・ユニバースのところで飲んでるけど、
めっちゃ質問してくる人みたいな。
スピーカー 1
起業してるんですか?とか話ちょっと聞かれて、
ちょっとこの人、話しかけてくるタイプのバカみたいな思って。
スピーカー 2
ちょっとそのときしっぽりしたかったから、
みたいな思ってて、
でも2回目パッて行ったときに、
たかし君のパソコン、
音楽流してる元のパソコンのスクリーンが、
真っ白の画面に筆書きみたいな成功って書いてあって、
最近も見たけどね、
スマホのロック画面も成功って。
なんやろな。
スピーカー 1
ただのバーのオーナーとはちょっと違うなみたいな。
スピーカー 2
何か行き通りとか行き場のない熱量を持ってる人なんやなっていうので、
一気にすごい興味が湧いたし、
なんか近いものを持ってるんじゃないかなっていうので、
そっからすごい仲良くなったみたいな、
そういう背景もあるっすよね。
ありがとうございます。
そういう意味ではフェンスはそういう場作りとしては、
そういううちにある熱量とかを解放できる場所みたいなイメージなのかな。
スピーカー 1
そうですね。
僕がクリエイティブの人にヒアリングしてもらって、
その中で、
なんていうんですかね。
こんな感じで、
自分らしくっていうのはまずやっぱり、
自分と他を明確にすることだと思うんですよね。
自分はあれは嫌いだとか、自分はこれが好きだとか、
自分はこの人と会うとか。
それってやっぱり閉鎖と分断。
防御と保護でもあったり、
制約とか、
制約された中での自由とか、
所有とか、
管理みたいな、
そういうところであり、
でも自分らしくあるっていうエネルギッシュっていうか、
チャレンジングな、
意味合いもあり、
なおかつ、
ヒップホップとかストリートっぽいニュアンスもある。
それが全てが繋がったところが、
フェンスっていう名前。
フェンスってストリート感。
フェンスをガシャガシャしてるみたいな。
そこまで綺麗綺麗したイメージでもない、
何か力強さとか暴力的なところも感じるし、
受け区切るものでもあるし、
スピーカー 2
フェンスの中は結構安全であるとか。
スピーカー 1
前、焼肉食べてるときに、
スピーカー 2
フェンスって登りたくなるよなみたいな。
登りたくなるし、
超えたくなるし、
向こう側に行きたくなるよね。
そういう意味ではすごい良いコンセプトというか、
ここ今、画面は聞いてる人は見えてないですけど、
読んでいいですか?
このクリエイティブステートメントみたいな。
スピーカー 1
今のところで大丈夫ですか?
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
フェンス、
スピーカー 2
人は囲いを設けることが好きだ。
果たしなく広がり続けることに恐怖し、
安心を築くために内と外を分け、
それぞれに名称や役割を設け、区分する。
そしていつだって、
自身が設けた囲いの外に、
憧れや冒険心、
時には嫉妬や悲しみを感じる。
音楽は壁を越え、国境を越え、
人々の心も越えていく。
ここはフェンスの向こう側。
いや、いいっすね。
ちょっと鳥肌だった、今。
スピーカー 1
ありがとうございます。
スピーカー 2
これはだからフェンスの向こう側なんや。
フェンスっていう店は、
その乗り越えた、飛び越えた先にある、
ある種の理想郷じゃないけど。
スピーカー 1
そうっすね。
はい。
新しいナイトライフの場
スピーカー 1
で、さっきお見せしたこれか。
図面。
ここからここに、
ズバッと壁が引かれてるんですけど、
これがもうフェンスの象徴として、
壁が出来上がります。
スピーカー 2
これ図面をちょっと今見てるんですけど、
なるほど、そのフェンスが実際に
スピーカー 1
店内にも、
スピーカー 2
そういう風な表現として存在、
あるみたいなイメージとかね。
スピーカー 1
そうですね、はい。
スピーカー 2
楽しみっすね。
オープンパーティーが?
スピーカー 1
4月25、6ですね。
スピーカー 2
25、6。
スピーカー 1
25がプレイで、
26がグランドオープンって、
ほぼプレイオープンの意味を成してないですけど。
スピーカー 2
でも俺も行けそうで、
昨日言ったけど、
僕はアメリカに4月から行くって言ってたけど、
5月に行くことになったんで、
ちょっと行けそうで楽しみです。
聞いてる人もね、
僕らの友達とか、
フェンス、
極町ね、極町三条にある
スピーカー 1
150人ぐらい入る。
スピーカー 2
そうなんですね。
いいのがいいよね、
普通の居酒屋とかバーでもないし、
とは言っても、
クラブでもないみたいな。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
その間の新しい、
ナイトライフっていうか、
ナイトマーケットって話をさっきしたけど、
新しい集まる場所みたいな、
そういう文脈なのかな。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
どこに書いたっけな。
どういう人がでも来るんかな。
海外の人はでも、
今の1店舗目も多いから、
海外の人にめちゃくちゃきついイメージあるし。
スピーカー 1
そうですね。
来ていただきたい方は、
まず音楽好きで、
よくクラブ行ってる方とか、
ライブとかフェス行ってる方、
ぜひ来ていただきたいですね。
そういう方にも、
絶対驚きを与えられる自信があって、
もう一つは、
普段クラブとか行かない方、
音楽好きな方とか、
シンプルに考え方が気になるとか、
イベントをやってて、
そのイベントで、
フードとかドリンクのイベントとか、
イベントのイベントとかもしようと思ってるんですよね。
いいですね。
とか、
展示、
普通に、
フォトグラフィーとか、
そういう展示のアフターパーティーとかでもしようと思ってて、
そういう、
あんまり普段行かないようなところ、
になってるなって思っても、
そういう方にも楽しんでいただけるように、
作ってます。
人間性と身体性の重要性
スピーカー 1
楽しみですね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
ちょっとクラブみたいな、
感じの、
ドカドカって感じではないんですけど、
いいですね。
前話で、
スピーカー 2
いいですね。
前話って、
新体制の話みたいなところに行きたいんだけど、
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
新体制、
僕はテラシーっていうのをやってて、
すごく近い価値観を持ってるなって前話したときも、
いつも思ってるんだけど、
今の時代って、
冒頭にも話したけど、
これちょっと途中でカットして、
フェンスのところの話から出してもいいかなって今思ってて、
ちょっと早く話すんやけど、
今の時代ってこう、
なんやろな、
すごく生産性主義とか、
加速主義やんか、資本主義とか、
そういうものの中で便利さを追求していった先に、
あれ?便利さ追求して、
なんか良くなると思ってたけど、
そうでもないぞみたいな時代に入ってきてる気がしてて、
だからAIも今すごいやんか、
もう1回人間性とか身体性に、
すごい揺り戻しが起きてくるみたいな、
実際起きてるみたいな話があると思ってて、
例えばで言ったら、
スノーピークが人間、キャンプのブランドの、
あれ人間性の回復やったかな、
身体性じゃない、人間性の回復みたいなビジョンがあって、
要はキャンプっていう日を囲むもの、
それこそ身体性をつなぐものとか、
人とのつながりを感じるものみたいなのを、
自然を感じるものみたいなのが、
普及すればするほど、
要はスノーピークが伸びれば伸びるほど、
人類の人間性が回復するんだみたいな、
ビジョンのグラフを描いてて、
すごいそれ面白いなと思ったし、
そういうサヌとか乗ったホテルとか、
結構そういう文脈のブランドとか、
場所って増えてきてるようになってて、
そういう意味で、
そういう身体性、人間性みたいなところに対して、
フェンスはどんな感じのビジョンがあるのかなっていう。
スピーカー 1
そうですね。
まずこの身体性がなくなるっていうのは、
必然的なものでもあるっていうところで、
で、
スーパーデジタルワールドになって、
スピーカー 2
ある種ディストピアやけど、
ゆくゆくの仮想世界とかVRみたいな文脈って、
身体性とかリアルの、
なんていうかな、
フィジカルな場所で会うみたいなこととは、
違う世界線みたいなのも、
テック界隈で言ったら多く話されたりするけど、
逆に会えるとか場所に集まれるっていうことって、
すごく尊いなと思ってて、
そういう文脈でどんなイメージを持ってるのかなみたいな。
スピーカー 1
身体、人間がまず、
遺伝子的に近道をする主体っていう遺伝子と、
ゲノムと、
孤独を嫌うっていうゲノムを持ってるんですよね。
スピーカー 2
矛盾しますね、それね。
そうなんですよ。
スピーカー 1
すいません、これすごい僕のメモ書きなんですけど、
フェンスを考える上で作ってたメモなんですけど、
ここですね。
この辺りなんですけど、
その近道をするゲノムと、
今のテクノロジーを発達させてきてるんですけど、
テクノロジーが発達しすぎると、
その矛盾した孤独を嫌うゲノムっていうのが、
強くなってきてしまうっていうところがあって、
今はその段階になってきてると思うんですよね。
テクノロジーの近道をするゲノムによって生まれる、
幸福っていうのは、
人間にとってまた違う幸福で、
多幸感と幸福。
これちょっと私の言葉じゃないんですけど、
多幸感と幸福っていうのがあるっていうふうに考えてる人がいて、
多幸感っていうのは脳内物質の問題。
スピーカー 2
ある種、快楽。
スピーカー 1
そうですね。
いわゆるドラッグとか、
サイバーゲーム。
ゲームの構造で脳内で物質をドバドバ出す。
ハイパーがめちゃめちゃいいんですよね。
速攻である意味の幸福になれるっていうのが一つあって、
オウム心理教もその構造と同じだっていうふうに言われてて、
もともと宗教の仏教とか悟りみたいなのも、
すごい長い時間をかけて記憶を作ったりして、
幸福になるみたいなのだったんですけども、
オウム心理教では、
電気を体に流したり薬飲んだりして、
速攻でハイになれるみたいなのがあって、
今の問題として、
記憶のない多幸感っていうのは果たして幸福なのだろうかみたいな感じで、
すごいそれタイパーの問題だと思ってて、
タイパーって求めたら、
やっぱり人間って死ぬのが一番タイパーいいみたいなところはあると思うんですよね。
ちょっと極論なんですけど、
僕が提案したいのは、
記憶に残る幸福。
これは結構価値観の問題でもあると思うんですよね。
幸福の再定義
スピーカー 1
速攻でハイになること、
記憶を作って、いい思い出を作って、いいなってなるって。
僕はやっぱり、あんまりそっちの速攻でハイになるみたいなのにあまり共感できなくて、
記憶をいい思い出を作って、
よかったねみたいな感じに、
すごい子供っぽい言い方なんですけど。
スピーカー 2
でもすごいわかる。
例えば今のSNSとかの、
誰だったかな、アップルとかもそうで、
自分をハイになるなっていう言葉があって、
テクノロジーのアップルだったりとか、
今まで言うメタ、インスタグラムとか、
それいわゆる多好感を刺激するSNSだったりすると思ってて、
いわゆるそのアテンションをすごい取って、
その中でドーパミンが出て、
満たされたように感じる。
けどそれってやっぱ、ある種副作用もあるというか、
ドラッグもそうやと思うけど、
反動が多分あって、
その反動が結局それをしたとて、
いわゆるさっき言った多好感を得られたとしても、
幸福感は実際は得られないみたいな、
そういうジレンマがあって、
今の俺らで言うテック界隈とか、
でも言ってもやっぱり、
AI含めてどんどん便利になっていくし、
どんどん生産性を上げていこうみたいなゲームがある中で、
その先に本当に幸福って待ってるんだっけ、
みたいなことに、
世の中は結構気づき始めてる気がしてて、
ただ今までの仕組み、
SNSしかないとか、
とはいえ今って各家族でそれぞれ一人暮らしてるとか、
地元の人たちから離れてしまった人と、
気軽にコミュニケーション取れる方法もないし、
集まるコストも高いわけやな、
わざわざ予定を作って、
学生の時とかやったら、
無限に時間があるように感じたから、
集まってたけど、
そういう新体制を伴う集まりみたいなのが、
すごいタイパーが悪い。
スピーカー 1
さっきたかしも言った。
スピーカー 2
そのタイパーが悪いことにこそ、
すごい価値を見出すものが増えてきてるし、
それはさっき言ったように選択の話だと思うけど、
そういう場所の価値みたいなのは、
ものすごく上がっていく気がしていて、
だからフェンスを聞いてと思ったのはやっぱり、
いわゆる普通のバーとかクラブのようなものというよりは、
そこに来ることで、
フェンスがあることで、
集まる理由ができるとか、
フェンスがあることで、
人と交流できる場所があるっていう、
もうちょっとハードルを下げてあげるみたいな、
好感を得るための、
SNSと人間の本質
スピーカー 2
そういう感じを聞いてて思いましたね。
スピーカー 1
SNSっていうものってやっぱり、
人類って、
これもすごい人類の儚さだと思うんですけど、
人間って、
井戸端会議に、
やっぱり参加したい気持ちは、
僕もそうなんですけど、あると思うんですよね。
やっぱり自分を生かしていくためには、
重要な問題とか重要な人たちとかの話には、
やっぱり参加したいっていう気持ちがあると思うんですよ。
もともとテクノロジーがない時代は、
普通に本当に井戸に集まって話したり、
公民館とか公園とか、
いろんな場所に集まってたと思うんですけど、
今はそれよりももっと大きい瞬間で、
どこにいても繋がれるSNSに、
みんなどうしても人間の真理として集まっちゃうと思うんですよね。
SNSっていうのは井戸端会議っていう認識がすごいあって、
なんていうんですかね、
個人的には、
サイバーであれ、
ケミカルなものであれ、
ちゃんと人間の幸福みたいな、
が設計されてるプロダクトとかサービスはすごいいい。
それは自分も突き詰めたいっていうか、
作ってみたいなってすごい思ってて、
なんかその、
なんかわかんないですけど、
ポケモンGOみたいな感じであるかわからないですけど、
なんかすごい脳内の物質が、
ドバドバ出るサイバーの体験だけど、
外に連れ出されて、
なおかつイベントとして人と話し合ったりみたいなとか、
なんかそういうのは、
これちょっと話すごいずれてるんですけど、
スピーカー 2
多交換で人を集めて、
スピーカー 1
多交換で終わらせるっていうのが今のSNSやけど、
スピーカー 2
多交換で人を集めるけど、
最終的に身体勢とか人とのつながりをするような、
幸福の方に促すようなものがあればいいよねっていう感じやよね。
スピーカー 1
なんか設計されてる。
そういうふうに設計されてる。
でも、
経営者のすごいその辺の、
主体制と歴史的視点
スピーカー 1
世界観ってすごい大事だなと思ってて、
その概念がわかってるかみたいな、
その多交換と幸福とか、
今の時代の流れみたいな、
すごいめっちゃ上から見せられて、
あれなんですけど、
知ってて欲しいなって、
僕より頭のいい人にはすごい知ってて欲しいなって思いますね。
スピーカー 2
倫理的にとか哲学があるテクノロジーの使い方をするってなったら、
今後の新しい、
なんていうか、
1個のブームというか、
パラダイムというか、
生まれてきそうやけどね。
テラシーの場合はあんまり多交換を煽るっていう感じではないんやけど、
どっちかっていうと、
幸福のためにタイパーが悪いっていうところとか、
コストをかけれないってところを、
ストレスなく繋がってられるっていうことで、
毎日のささやかな幸せを、
イーケーションの中で作っていくみたいなことを主軸にしてるから、
スピーカー 1
似てるようで違うアプローチではあるんやけど、
スピーカー 2
面白いですね。
フェンスはそういう意味で言ったら、
ある種、多交換からの幸福みたいなミックスの部分も結構ありそうですね。
スピーカー 1
そうですね。
何が起きるかちょっとまだわかんないですけど。
あともう一つですね。
この前、新体制みたいな話をしたんですけど、
これは特に時代の変化とかも限らずに、
主体制ってものがすごい自分の中でキーワードっていうかテーマになってまして、
やっぱり何かにとらわれない。
自分の人生を歩むための主体制を持ってもらいたいっていう、
それをすごい提案したい。
もちろんフェンスっていうところ、
全面にそれは組み込んでるんですけど、
この前焼肉行ったときも話した、
年配の方とかによく話しすると、
テレビ見てると聞くのが、
昔の時代とかだったら、
こういう暴力を振ったり、
こういうことをするのは当たり前だったけど、
今の時代はできないよね、みたいな。
笑いながらすごいお話ししていただく機会があるんですけど、
そういう人って、
例えば今の時代がそういう、
暴力的な時代だったら暴力振るのかなとか、
言ったら江戸時代の人とかって、
普通に刀持って人を殺してて、
もしそういう時代が続いてたら、
俺たちの時代って人を殺してたけど、
今殺せないよね、みたいな。
もし今もそういう時代が続いてたら、
人を殺してるのかな、みたいな。
近代以降、
近代って国民国家の時代と重なってると思うんですけども、
1800年とか1700年くらいから、
国民国家みたいな、
フランスとか日本とかが出来上がっていったと思うんですけど、
それも時代の流れっていうか、
すごい前から兆しはあったと思うんですけど、
ナポレオン戦争以降とかに国民国家みたいなの出てきて、
近代化して、
その時にやっぱり兵隊を作らないといけないみたいな国で、
ナショナリズムみたいなのが生まれていったと思うんですよね。
これなんかすごい、
企業とかビジネスの話にもつながってくると思うんですけど、
そのナショナリズムができて、
そのシステムの奴隷、奴隷って言い方はあれなんですけど、
システムの中に人間はすごい入り込む。
システムの中に入って、
システムの合理性に従う。
でも今、戦争してないんですよね。
戦争してないんで、国民国家っていうものは基本的に、
バラバラに分断されていく。
あんまり国で一体になる理由っていうのなくて。
新たな認知戦の時代
スピーカー 1
ピーター・ティールとかが言ってたんですけど、
今ってテックの奴隷。
国家の奴隷からテックの奴隷みたいな。
テックが支配してて、
国家みたいな感じで、
言ったらSNSとかもそうなのかもしれないですけど、
システムの中に入っていくみたいな感じがあるなと思ってて。
昔からそういう歴史があったと思うんですけど、
スピーカー 2
それを越えていってほしいみたいな願いがあるってこと?
スピーカー 1
そうですね。
やっぱりこのシステムの中に入ってしまうと、
すごいネガティブな感情とか、
本当はできたかもしれないことをしなかったり、
本当はしたくないことをしてしまったりみたいな。
そういうのがあると思うんですよね。
何かにとらわれないような。
スピーカー 2
自体性を取り戻してほしいみたいな話ってことかな。
スピーカー 1
そうです。
スピーカー 2
面白いなと思ってて、
さっき言ってたピーター・ティールとか、
イーロンの放送で、
今回のトランプのやつでも、
すごい面白いのが、結局認知戦になってきてるみたいな。
これからの時代の戦争って、
武器での戦争っていうのは認知の戦争?
ホモ・サピエンス電子じゃないけど、
曲を作るみたいなことがすごくパワーがあって、
だからイーロンはXを勝ったんじゃないか、
ツイッターを勝ったんじゃないかとすら、
脱いしてしまうんやけど、
ちょっと陰謀論っぽくなっちゃうんやけど。
でもやっぱりすごい影響してると思ってて、
トランプ戦って、
本当かわからんけど最後、
いろんなSNSだったりとかの、
テック界隈がもう後ろについてるやん、トランプって。
そこで投票率が9%ぐらい上昇して、
そこで当選したみたいなところの話があって、
それもやっぱり認知戦になってきてる。
その世論をどう作っていくかみたいなのが、
ある種の武器になってるみたいなところがあって、
さっきたかし君が言ってたテクノロジーの奴隷みたいな話があったと思うんやけど、
今俺たちが考えてることとか、
俺たちが見てるコンテンツって、
自分たちが選んで考えたり、
自分はこう思ってるとか、
自分はこのコンテンツを見てると思ってるやん、正直。
でもそうではなくて、
思わせずそういう思想を持たせられてる、
あるいはそういうコンテンツを見させられてるっていうのが、
すごい俯瞰したときに存在してて、
でもやっぱそれって、
今でいうTikTokやったりビッグテック含めた、
アメリカとかの政治も含めた、
認知をコントロールする世界の中で、
やっぱ生きてるみたいなのはすごくあるなと思ってて。
自分の価値観を持ってると思いつつ、
何か持たされてるみたいな現実は、
多くの人にとってあるのかなみたいな。
そんな感じで、
ちょっとフェンスの話を聞いてて思ったのは、
身体性がある、
そういうバーとか、
音楽を聴いて、
人と喋って、
人とすごいコミュニケーションを取るのが減ってる中で、
そういうとこに行くと、
なんていうかな、
ちょっと言語化は難しいんやけど、
よりナチュラルになれるんじゃないかなみたいな。
自分の中でのピュアな内側の感情とか、
愛情とか、
逆に言った異性への興味とかも含めた、
そういうのが湧き出てくることが、
ある種、
たかしんが言うフェンスと身体性を取り戻すみたいなところの、
何か1個のテーマに繋がるんじゃないかな、
みたいな感じで思ったりはした。
オンラインの世界で生きてると、
見るコンテンツ、見るコンテンツ、
全てがある種、
最適化されたフィードになってて、
そこから自分の中の身体性を生み出すのが、
難しくなる。
もう慣れちゃってる。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
それはあるかもしれない。
スピーカー 1
すごい、
自分の中で、
かっこいいってまず自分が思う人とか、
自分がいいと思ってるだけですかね。
生活って、
めちゃめちゃ問い直す。
問い直してる人であり、
問い直すっていうことだと思うんですね。
これってすごい、
この前も話してたんですけど、
本田圭介、
名言、
人間って、
本気でやってると思っても、
本気でやってないみたいな。
そういう時にどうするかって、
主体性と問い直し
スピーカー 1
自分イケてるかみたいな。
本当にこれで大丈夫かみたいな。
常に問い直すんですよ、
みたいなインタビューで、
あったと思うんですけど、
まさにそれだと思ってるんですね。
常に問い直す。
自分が思ってたことが間違ってたり、
自分じゃなかったり、
多分往々にしてあることだし、
そうしていくことでしか、
楽しみとかも生まれないと思うんですよね。
これ、国分幸一郎さんの
暇と退屈の倫理学とかにも
つながってくると思うんですけど、
主体性ってやっぱり問い直していくっていうことだと思う。
そういう体験を作っていきたいなっていうふうに思ってます。
めっちゃいいですね。
スピーカー 2
でも、とはいえ思うのが、
問い直すって、
問い直すきっかけを得ることも、
問い直す行為も、
問い直した上では、
自分は今の住んでる場所じゃなくて、
こういう場所に行きたいんだとか、
例えば、結局仕事を考えたりとか、
こういう人生を歩みたいんだって、
もし思ったとしても、
そこからのハードルってやっぱりすごい高いなと思ってて、
限られた人たちがそれを行動して、
自分の自由な人生というか、
自分自身の開発に行けるけど、
そこの民主化みたいなところにはすごく興味があって、
テラシをやってるのも、
スピーカー 1
場所の制約ってすごく大きいから、
スピーカー 2
田舎にいたらとか、
途上国にいたら、
問い直そうともやっぱり機会に、
オポチュニティにアクセスできない。
だから、
問い直すと先のハードルがあまりにも高いし、
それを分かってると途方に暮れて、
問い直すことをやめてしまう。
要は、主体性を失ってしまうみたいなことは
すごいあると思ってて、
だからこそ、
人をつなぐようなプロダクトで、
かつ、
環境を変えられるもの。
結局、主体性の先にあるのって、
環境を変えたり、行動を変えたりとか、
そういう次のステップに行くと思うけど、
そこのハードルを下げるみたいなことが、
新しい、
孤独の文脈、
孤独の解消みたいな、
文脈もあるけど、
もう一個機会のアクセス性みたいなところで言うと、
すごい意識してるところ。
そういう意味で言うと、
フェンスって場があることで、
きっかけを得れたりとか、
もう一回そこに行けば、
同じような価値観の人だと出会えたりとか、
詰まるところ、
スピーカー 1
結局、主体性を持った上で、
スピーカー 2
持とうとしたとしても、
でも、じゃあどうしたらいいのっていう、
状況に対して、
スピーカー 1
そういう思想を持った場所、
スピーカー 2
たかし君の場合はリアルな場所やし、
僕の場合だったら、
オンライン上の場作りみたいな話やけど、
そういうのがあると、
主体性を持てたとした後の、
行動のハードルってすごい下がるんかなとか。
フェンスのオープンについて
スピーカー 2
そうですね。
なんか本当、
自分も何て言うんですかね、
スピーカー 1
理論と実質、
ところ、どっちも大事だなと思って、
まあ、
ケーススタディ的に、
それをどうやって、
その考え方を、
ちゃんとそれが実践されるまで、
持っていくかみたいな、
もうこれから、
フェンスだけじゃなくて、
どんどん、
やっていきたいなっていうふうには思ってますね。
やっぱり、
フェンスだけじゃなくて、
どんどん、
やっていきたいなっていうふうには思ってますね。
スピーカー 2
いや、いいっすね。
じゃあ、そろそろ、
フェンスは4月25日に、
オープンが26じゃなかったっけ?
スピーカー 1
25から開きます。
25から来ていただいて大丈夫です。
スピーカー 2
なるほど。僕もさっきも言ったけど、
多分、行くので。
ありがとうございます。
これめちゃくちゃマニアックな絵やから、
多分これ聞く人おんのかなって正直思う。
スピーカー 1
そうっすね。すいません。
僕も結構、
生々しいっていうか、
スピーカー 2
気持ち悪い。
マニアックな人には、
おもろいテーマやったと思うけど。
フェンスの話の後ぐらいから編集して、
出せたら出そうかなって感じですか?
スピーカー 1
分かりました。
スピーカー 2
また別の機会でもしゃべりましょう。
スピーカー 1
そうですね、ぜひ。
すいません、今日はお時間作っていただいて。
スピーカー 2
いやいや、こちらこそ。
ちょっとまた、
何であげようかな?
インスタかなんかで、
Spotifyのやつあげたらいいかな?
スピーカー 1
そうっすね。Spotify、
そうっすね。
あると、
拡散しやすい。
了解です。
スピーカー 2
はい、じゃあ、
スピーカー 1
また連絡します。
スピーカー 2
ありがとうございました。
今日はミュージックバー、
ユニバースのオーナーのたかし君と、
次にフェンスっていう店を、
オープンするたかし君と、
しゃべらせていただきました。
これは完全なる趣味なんで、
スピーカー 1
また趣味で、
スピーカー 2
話していきましょう。
スピーカー 1
ありがとうございます。
スピーカー 2
じゃあ、一旦お疲れっす。
スピーカー 1
お疲れ様です。
スピーカー 2
はい、連絡します。
52:41

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