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この番組は、言語大好きで英語嫌いな私、ソウイチが、英語への悪口を垂れ流しながら、
言語についていろいろなことを考えていく、ポッドキャストプログラムになっています。
番組内で登場する英語への悪口は、全て私の個人的な見解ですので、どうぞご了承ください。
はい、どうも。こんにちは。エイゴサーチのお時間でございます。
今これ撮ってるの土曜日なんですけど、今日朝から実は宮崎駿の最新作の映画を見てきまして、
朝一番の8時から始まるという回をね、見てきたところです。
普段あんまり映画を見る習慣というのがないので、
宮崎駿だとみんなね、感想とか考察とか言いたがりな人が多いようなイメージがあるんですけど、
まあちょっとね、そういうのはここではあんまり言わないでおこうかなと思いますけども、
まあいい映画でした。
今日はね、Be動詞の話をね、ちょっとしてみようと思うんですけど、
まずね、何が気に食わないって、Be動詞っていう用語?
っていうか、Be動詞という呼び方自体がなんかすごい気に食わないんですよね。
Be動詞って言われると、みんなはどんな印象を受けますかね。
例えば、一般動詞っていうと、なんかまあ一般的ななんか動詞の集まりなんだなって思うと思うんですよ。
自動詞っていうのは、直接目的語を取らない動詞の集まりですよね。
じゃあ、Be動詞って言ったら、何かの方法で括った動詞の集まりみたいに見えませんかね。
実際にネットでいくつかちょっと検索してみたんですけど、
Be動詞には、am、are、isがあります、みたいな説明がたくさんあるんですよね。
もちろんそうじゃない説明もあるんですけど、でもそれだとちょっと正確じゃないんですよね。
あたかもBe動詞っていう括りの中に、amとかisとかareとかっていうものが存在する、みたいな説明をしているところが時々あるんですよね。
ちょっとそれだと違うっていうか、ちょっと嘘が入ってるっていうか、足りない感じになっちゃってるんですよね。
実際には、Be動詞と呼ばれるものには、動詞beの一つしかないんですよね。
この一つの動詞beが形を変えたのが、amだったり、isだったり、areだったりするわけです。
一つしかないものをわざわざ特別に切り離して、Be動詞っていう、それだけのために名前を付けるっていうのは、なんかちょっとおかしいんじゃないって思っちゃうんですよね。
確かにbeっていう動詞は、他の動詞とはちょっと違う振る舞いをすることはするんですよ。
でも、だからといってたった一つしかないbeに、be動詞っていう大層な名前を付けて、
余ってさえ、be動詞の中には、amとisとareがありますとかって、ちょっと嘘言っちゃったら、かえって教えられた子供は混乱するんじゃないかと思うんですよね。
例えば、havだって他の動詞とはちょっと違う働きをすることがありますけど、でも、hav動詞とは言わないじゃないですか。
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だから、ちょっとおかしいかなって思うんですよね。
わざわざbe動詞っていうふうに呼ぶのは、例えばね、beって言っただけだと、アルファベットのbの話をしてるんだから、
8のbのことを言ってるのかわかんなくなっちゃうから、動詞のbの話をしてるんですよっていうためにbe動詞ってあえて言ってる以上の意味がないんですよね。
なので、be動詞っていうのをやめたい、やめてほしい。
be動詞っていう言い方は、便宜上ね、今この収録なのはbe動詞って言っちゃいますけど、
でもbe動詞っていう言い方は、ちょっとそういう点で、なんか誤解を与えるんじゃないかなってちょっと思ってますね。
前回、三人称単数現在のsの回で、かつてあった動詞の活用がなくなって、今では三人称単数の現在形にだけ語尾のsが残ったっていう話をしたと思うんですけど、
このbだけは特別でして、原形のbの他に一人称単数形のam、二人称単数と全ての複数人称に使うar、そして三人称単数のisの3つの形が残っているという説明が一番正しいかなと思います。
動詞の過去形がedで終わらずに不規則な形になってしまう不規則動詞っていうのが英語にはありますけれども、
これも要するに古い形が残ってるってだけで、bの活用形自体は言ってみれば超不規則な動詞という感じですよね。
原形がbで、現在形が主語によってam、ar、isに分かれて、過去形が主語によってwasとwereに分かれて、過去分詞がbeen、現在分詞がbeen。
これがbという動詞の活用の全てですよね。
ここでちょっと気になってしまうのが、さすがに一つの動詞が変化したりしてはあまりにも形が違いすぎるんじゃないかなっていうことなんですよ。
bっていう動詞自体は古い時代の英語ではbeonみたいな形の動詞でした。
この古い形の活用形も実はかなり複雑なんですけど、どうやら一つの動詞の活用形にいくつもの起源があるみたいなんですね。
ちょっと複雑すぎますよね。
具体的に言うと、例えば原形のb、だから過去分詞のbeenみたいにアルファベットのbで始まるグループと、だからis、ar、amみたいに母音で始まるグループ、それからwasとかwereみたいにwで始まるグループ、この3つでざっくり起源が分かれてるらしいんですね。
もともと起源が違う単語から派生したこれらの形をそのbeonっていう一つの動詞の活用形として全部統合させたみたいな感じになります。
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それが今のbe動詞の活用形の元になってます。
そんな感じで現代のbe動詞というものができています。
とにかくね、be動詞っていう呼び方をとりあえずなんとかしてほしいっていうね、ほんとそれだけなんですけどね。
今週も最後まで聞いていただいてどうもありがとうございました。
もしよろしかったらまた次のエピソードも聞いていただけるととっても嬉しいです。
ではまた。