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この番組は、言語大好きで英語嫌いな私、ソウイチが、英語への悪口を垂れ流しながら、言語についていろいろなことを考えていく、ポッドキャストプログラムになっています。
番組内で登場する英語への悪口は、全て私の個人的な見解ですので、どうぞご了承ください。
どうもこんにちは、エイゴサーチのお時間でございます。
ちょっと久しぶりの更新になってしまったんですけど、前回のエピソードが7月9日だったので、約3ヶ月ぶり、3ヶ月以上ぶりになりますね。
最後のタイトルが、メンタル崩しかけてた話だったので、ここから音沙汰なしっていうのも、なかなかの不穏だったんじゃないかなと思います。
特にね、大きな問題があったわけじゃなく、ただ単に暑くて。
この夏特に暑くて、ちょっと何もする気が起きなかったんですよね。
そのわけで、ちょっと更新が滞ってしまってたんですけど、最近ね、ようやく涼しくなってきて、ちょっと気持ちも前向きになってきたので、
ちょっといろいろとね、また更新を始めようかなと思っています。
更新をね、再開した理由がもう一つ実はありまして、
11月の2日と3日にポッドキャストウィークエンドっていうのがあるんですけれども、
いろんなポッドキャスターさんが出展したり、なんかそういうイベントがありまして、
僕もちょっと会場にね、行こうと思っています。
出展はしないんですけれどもね、会場には2日とも行こうと思っています。
そこでね、いろんな人に会ったりとかして、番組の話なんかして、
いやーなんか3ヶ月更新してないんですよね、なんて言うのもちょっと恥ずかしいというかね、
なんで来たんだって感じになっちゃいそうなので、これからちゃんと更新していって、
あのポッドキャストウィークでね、お会いした人たちに、こういう番組やってるなーっていうのをちょっと見ていただけたらいいかなと思っております。
決して辞めるつもりもなかったんですけど、ただ熱さにやられて、ちょっとやる気が失せていたという感じです。
これからまた少しずつエピソードも更新していこうと思っていますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
さて先週あたりにですね、ツイッターでちょっと話題になっていた件がありました。
日本維新の会の浅田ひとしさんの参議院代表質問での一コマです。
浅田さん、集団的自衛権に関する文脈で、北対西洋条約機構、つまりNATOですね。
このNATOを英語風にNATOって読んでしまったっていうのがありました。
しかもなんか訂正しようと思って焦ったのか、今度はNATOとか言っちゃって、それにつられて他の日本語部分もちょっとぎこちない感じになっちゃったりして、その様子がこうツイッターでね一気に拡散されておりました。
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僕が最初にこの関連のツイートを見たのも、正直ちょっとバカにした感じのツイートだったんですよ。
なんか浅田はNATOもまともに読めないのかとか、もしかしてNATOを知らないんじゃないのとか、そんな人が国会議員で大丈夫なんですかみたいな、そういうことで言ってる人が結構いて。
ただ浅田さんご自身は京都大学文学部哲学科を卒業されて、その後スタンフォードの大学院に進学して、さらにOECD、経済協力開発機構の日本代表部にも務めた経験がある、もう本当に超エリートの方なんですよね。
もちろんNATOを知らないわけがないということです。 OECDってフランスのパリにあるので、多分浅田さんは英語だけじゃなくてフランス語もできるんだろうなーと思って調べてみたら、やっぱりね、その通りで。しかもなんかフランス語だけじゃなくてドイツ語もできるみたいですね。哲学やってたらねドイツ語も多少はやるでしょうしね。
マルチリンガルって感じですごい方なんだなと思いました。 そんな方がNATOっていう文字列を見て思わず英語風にNATOって呼んでしまうのは、まあ自然なことなんじゃないかなとは思いますね。
普段からね、書類に目を通すときとか頭の中でも英語風にNATOって読んで処理してるんじゃないかと思います。 大学の帰国史上によくありますよね。日本語と英語が混ざっちゃうみたいな。
僕自身はねこういうことないので、その言語が混ざるってことが僕はあんまりないので、日本語の文章にNATOって書いてあればNATOって読むし、英語の文章に書いてあればNATOって読むと思います。自分だったらね。
ちなみにフランス語ではNATOでもNATOでもなくAUTONと言います。 フランス語だと語順が変わるんでね。
なんかこう浅田さんの例はただの読み間違いとしてはね、結構よくあるというか、読み間違えたのを焦って直そうとして、他の周辺の本当はちゃんと読めてる部分もちょっとぎこちなくなっちゃいったので、面白くてちょっと笑っちゃったんですけど。
最初のツイートみたいにNATOで読めないからって言ってバカにしたりとか、英語風に発音したことをバカにしたりとかっていうのはやっぱり違うかなと思います。
ツイートを追ってたら、英語の授業で発音を少しちゃんとしたら笑われたみたいな話も結構見かけました。こういう経験ね僕もそうですけど思い当たる人多いんじゃないかなと思います。
英語の授業でそうやって発音が良かったりすると、なんでそんな気取ってんだよと言われたりとか、ちょっとバカにされたりとか、逆に有名人とか立場のある方で発音が悪かったりすると、すごくこんなんでこんな仕事できんの?みたいなこと言われたりするんですよとか、有名な芸能人とかがちょっと人前で英語喋ったりした時に報道でね、なんとかさん流暢な英語で挨拶みたいなこと言われたりするんですよ。
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でも全然なんか聞いてみたら全然流暢でもなんでもなかったりするんですけど、それをあえてねなんかツイッターとかで、なんかこれで流暢って言うなんてバカじゃないの?みたいな、こんなんで流暢だなんて、みたいに言う人もいたりして、英語が流暢に喋るか喋れないかっていうことで、なんかすごくどっち方面にも分かりする人が結構いるじゃないですか。
あれがね本当に良くないなぁと思ってますね。
ずっと前も同じような話したかもしれないんですけど、いわゆるカタカナ発音みたいな感じでも世界で活躍してる人ってたくさんいるんですよ。
何年か前にノーベル賞を受賞した日本人の科学者が受賞のスピーチを英語でしてた時も、確か結構カタカナ発音だなぁと思った記憶があります。ちょっと名前が忘れちゃったんですけど。
それでもその方の英語はすごく滑らかで聞き取りやすくて、まあ分かりやすい英語だなっていう感じだったんですよね。
でもちろんその方はアメリカで研究してたんだか、アメリカに住んでたんだか、そういう感じの人で、英語の論文ももちろんたくさん書いてる方なので、だから発音がカタカナ風だとしても英語のスキルは多分とっても高いんですよね。
だからなんか話し方がすごく上手で、こういう風になりたいなって思ったものでございます。
発音が悪いとか間違ってるとか、そういうことを言うだけでその人の知識とか能力を軽視してしまう人っていうのがね、結構いるじゃないですか。
今の朝田さんの例みたいに、NATOの発音間違えただけでこの人NATO知らないんじゃないのとか、国際政治について知識がないんじゃないのとか、もうちょっとこう、誰がそういう発言してるのかとか、その人のなんかバックグラウンドとかね、経歴とか。
朝田さんの場合は公開情報なんで、ちゃんと調べてから物を言えばいいのに、そういうことをすぐ言ってバカにするのはやっぱ、どういうことなんだろうなーって思っちゃいますよね。
ちょっと話はずれますけど、日本の政治家がたまに漢字を読み間違えて報道されたりするじゃないですか。
なんかあれも、こんな簡単な漢字も読めないのかとかってバカにされたりするんですけど、そういうさ、1個2個の漢字の読み間違いで、
この人本当バカなんじゃないのみたいな、その人の知識レベル全てを否定するのはね、やっぱ行き過ぎかなーって思う気がしますね。
もちろんね、原稿があらかじめあるんだったら下読みぐらいはしておいてほしいなとは思いますけど、その現場でのミスを見て知識がないって決めつけるのはちょっと違うかなと思います。
言葉とか言葉の使い方とか発音とかって、その人のバックグラウンドとか文化とかを映し出すものだと思うんですよね。
だから別にそれが標準から外れてたって別にいいと思うんですよ。ちょっとカタカナ発音だとしてもいいと思うんですよ。
その何を話すかじゃないですか、問題は。問題は何を話すかであって、その人はどのように発音するかじゃないと思うんですよね。
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そういう自解も込めてなんですけど、その人の表面的な話し方とか発音がとかっていうことじゃなくて、その人がどういう人なのかとか、
どういう知識を持っている人なのかとか、どういう語彙を使って話すのかとか、そういうところにもっと目を向けて人とコミュニケーションしていけたら、豊かなコミュニケーションになると思うし、相手への理解もより深まるんじゃないかなと思うわけです。
というわけでね、今回は言語や発音に対する偏見とか態度とか、そういう話についてお話をしました。
朝田さんの件について皆さんはどう感じましたでしょうか。ぜひSpotifyのコメント欄や概要欄のお便りフォームから感想やご意見をお寄せください。
ぜひお待ちしております。ではまた!