幸運なことだよなともやっぱ思いますよね。
やっぱ本当に人間いつ死ぬか分かんないのでっていう。
その中でそういうのをちゃんとまとめられるっていうのは、
すごい幸運なことだなというふうには思いますけどね。
なんか墓盛りのおっちゃんぐらいさっぱりもしてたい気持ちもありますしね。
そうですね、いろいろ残っちゃって、
後にまだまだこれから人生ある人にどうこれを処理してもらうかじゃないけど、
変な揉め事起こされて困るしみたいなこととか考えたら、
やっぱりそういうこと整理をした方がいいのかなみたいなふうになったりするんでしょうね。
死ぬ瞬間の恐れみたいな話が割と本当にラストのラストでありますけど、
そこで荷物を減らしとくみたいなのは、
たぶん楽に死ぬために必要なプロセスなのかなってはちょっと思うんですよね。
今自分が持ってたもの、財産もそうだし人間関係とかあらゆるものが、
自分が死んだ後、これどうなんのみたいなのが分かったまま死ぬのって結構怖い気もするんで、
それをどう人の手に渡っていくかっていうのを整理しながら生きていくって、
それは渡される側の人のためでもあるんだけど、
自分がどう生きたかっていうことの整理でもあるようなと思うんですよね。
それを整理していくことが、きれいに死のうと準備することが、
晩年の生き方として結構望ましいものになったりするのかなとかね、
そういうことを考えながら見てましたね。
あとちょっと話変わるんですけど、
ニューヨークのインテリが作った映画だなって感じしませんでしたか?
それはしました。それはします。
バンバンします。
出てくる登場人物、いろんな立場はありますけど、
大なり小なりニューヨークのインテリだなって感じすごくて、
高等郵便みたいな人出てくるじゃないですか。
そんな頑張って働いてないけど、俺豊かに生きてるよみたいな人。
あまりにかつて我々が思い描いたニューヨークのインテリすぎるなって思って。
今もうちょっと熾烈な場所じゃなかったっけ、そこってちょっと思いましたけど。
すごい言う通りありますよね。
でもきっと多分、作家界隈と言えばいいんですかね、
そこの領域に至っちゃったらそういう人が集まってくるんだろうなとはちょっと思ったりはしてて、
前もちょっと話しましたけど、最近浅井亮とかとしての信頼できない語り手ってラジオがすごい好きで聞いてるんですけど、
それ聞いてると2人の話の中からバンバン作家の名前が出てくるんですよ。
親子関係があるって話で。
そう、だいぶおとなしい監督なんやろうなって思ってたんですけど、
だいぶぶっ飛んでるやんみたいな感じがして、すごい楽しかったんですよね。
まずそこで楽しいって思えたっていうのもあるし。
で、まあこれちょっと話的にも、ちょっと皮肉な話にだんだんなっていくというか。
実はヘンリーフールも、告白という名の小説をずっと書いてて。
はいはい。
壮大な小説というか、文学を書いていて、もうちょっとでできるんだ、みたいなことを言うんですけど。
で、実際読んでみたら、ものすごいダサくでして、みたいな。
あー。
っていうのがだんだんわかっていくんですよね、そう。
だしこいつ別に作家でもなんでもないみたいな。
はいはいはい。
男なんだっていうのがわかっていくんですけど。
で、一方まあその無口で、何も喋らんなーみたいな思った労働者の彼の方が実は文学的な才能があってみたいな。
まあちょっと皮肉というか悲しい、切ないなーっていう風な話にはなっていくんですけど。
なんか才能ってよくも悪くも、自分で決められないからこそ辛いなって思ったりもしたんですよね、その時。
へー。
才能ってなんか自分が決めるもんじゃなくて、他人が決めるもの感あるじゃないですか、やっぱり。
はいはいはい。
その作品の評価みたいなので決まっていったりとか。
まあ才能、まあスポーツ家だったらなんか己の限界とかで決まるかもしれないですけど。
なんかでもよくも悪くも自分でこう、才能センスはここですって決められないからこそ、ちょっと切なさもあるし。
決められないけど、じゃあ、じゃあそこで諦めんのかっていうとまた違うというか。
まあ突っ走りはいいじゃん、それはそれでさ、みたいな。
もう原理そのヘンリー・フールは本当にまあ破天荒な作家みたいなムーブをずっとし続けるわけなんですよ、本当に。
作家たるものを女は抱かねば!みたいなことを言うような感じの人なわけですよ、本当に。
まあでもそれはそれで別にいいんじゃねみたいな。
なるほどね、はいはいはい。
と肯定もしているような感じがしてくれるというか。
なんかそういう視点で見れる映画だったなっていうか、風には僕は思いましたかね。
作家仲間の中でそれを思ったことがあったっていうのを50倍ぐらいに膨らめて作品にしてるんだろうなっていう。
どういう思いでそれを作ろうと思ったかとかなんかあるんでしょうけど、なんか作家論の話にはなってるんで。
確かに確かに。
面白いなって思いましたね。
それで言ってぶっ飛んでるみたいな。
あ、いきなりバイオレンスのことやるんだ!みたいな衝撃。
面白そうだな。
これこそ結構予測不能感があってすごい面白かったです、僕は。
ちょっと話逸れるんですけど、今回も反時電的な要素がある作品じゃないですか。
作家って歳を入ると歴史か反時電を作り出すっていう気がしてて。
僕が観測してる範囲のやつですけど、特にメジャーのラインで作品を作ってるとかじゃなくて、