今日のテーマトークは、教皇選挙です。はい、ではマリオンさん解説お願いします。
はい、映画ドットコムより解説読ませていただきます。第95回アカデミー賞で国際長編映画賞ほか4部門を受賞した
西部戦線異常なしのエドワード・ベルガー監督がローマ教皇選挙の舞台裏と内幕に迫ったミステリー
全世界14億人以上の神道を誇るヒリスト教最大の教派・カトリック教会
その最高指導者でバチカン四国の元首であるローマ教皇が亡くなった。新教皇を決める教皇選挙
コンクラーベに世界中から100人を超える候補者たちが集まりシスティーナ礼拝堂の閉ざされた扉の向こうで極秘の投票がスタートする
票が割れる中水面下で様々な陰謀差別スキャンダルが蠢いていく 選挙を取りしきることとなったローレンス・スズキ教はバチカンを侵犯させるある秘密を知ることとなる
ローレンス・スズキ教をシンドラーのリスト イングリッシュ・ペイシェントの名優レイフ・ファインズが演じるほか
プラダを着た悪魔のスタンリー・トゥッチ スキャンダルのジョン・リス号 ブルーベルベットのイザベラ・ロセリーニらが脇を固める
第97回アカデミー賞で作品賞 主演男優賞 女演女優 脚色など全8部門でノミネートされ脚色賞を受賞した
はいではここから内容に触れる話に入っていきますのでネタバレ気にされる方がいたら是非見てから聞いていただけたらと思います
はいでは最後の感想マリオンさんいかがでしたでしょうか そうですね
とにかく重厚な映画という予告のイメージ その通りの映画ではあったんですけど
クライマックスのラストカットの終わり方の軽やかさが痺れるなぁみたいな っていうのはまずめちゃくちゃ第一印象ですすごいありましたね
こういう着地というか終わり方するんだみたい なんかそこのちょっとイメージのギャップみたいなのがちょっとすごく印象に僕が残ってる映画ですね
そしてまたこの新しい教皇を選ぶという コンクラーベの中で描かれるその駆け引きというか陰謀というか
っていうのは本当に現代社会のあらゆる動きを想像させるというか こういう力学が働くからこの人が理由になるんだみたいな流れっていうのは
結構本当に現実の社会そのものだなっていうのはすごい思いましたし 本当に現代の祝図みたいなものだなというのが本当に描かれてるなというふうにすごい思いましたね
あと個人的にはこれあれですね野望を見せたら負けちゃうゲームって感じがすごいしましたけど
っていう感じの映画でもありって言うとね まあまあ結構テーマ的にはねローレンスがこのコンクラーベ始まる時にはあるまあ
なんというかこれから始めますんでみたいな時のある言葉をね 書けるんですけどまぁそのそれがもう全てだったなという感じの映画でもあったかなというか
まあその辺踏まえてこの絵が見るとあそこになることになったというふうに思ったりもして まあでもすごくやっぱり見ごたえのある映画でしたねはいはい
大井さんいかがでしょうか いやー
渋くていい映画だなっていう 感じのほんといぶし銀って感じの映画だったなと思うんですけど
ただそうガルさんおっしゃるようにサラスタの軽やかさもとか あるいはそのテーマであるある種のその
まあ現段階ではそこまで言わなくてもいいかな そこのテーマに至るんだっていうところ
とかも言われてみれば最初からそうだよな これって一番古くからある活調性だよなとかって思ったりもして
なんかすごい納得感もありましたし まさにさっき真里さんおっしゃったとおり現代の祝辞というか宗教を全く知らない
キリスト教の知識全くない人でも全然どこでもある話と言えばいいのか 国でもそうだし何なら会社とかでも全然こういうことあるよねっていう
なんかそういう人が集まって権力というものを巡っていくとこういうことになっていくけど その権力というか
そもそもその座があることってどういう意味があるんだっけっていう根本立ち返る話だなっていうふうに思って
なんかそこもすごい見てて面白かったですね そしてなくなったくせに結局いろんなことを全部裏で握ってる
禅教皇なんやねんっていうところもめちゃくちゃ思ったりはしたんですけど それはそれでこいつの上でなんか転がってるんだけどいいのかみたいな
ことも思ったりもして 見ててすごいミステリーってなんか久しぶりに面白いミステリーを見たなっていう感じがしました
僕はですね お二人の表現とちょっと違う表現になるかもしれないんですけど
想定していたよりも非常に口当たりの軽い サクッと見れる映画だったなっていうふうに思いました
結構見た感じほんと重厚で 3時間ぐらいありそうって思いながら情報を調べたら2時間だったんですよ
120分って嘘って思って 最近ってこういう映画って大体3時間ぐらいあるやんって思ってたんですけど
この題材を120分で描くっていうスタンスが僕すっげー 好きだなって思ったんですよね
僕 映画って120分がベストだと思ってるんですけど 短い映画がいいっていうそういうちょっと極論的な感じで聞こえちゃうとちょっと嫌だなっていうのはあるんですけど
映画って2時間半超えると だんだん人間を描くフェーズが入ってくるかなって感覚があって
逆に2時間以下の映画って人間を描けないと思うんですよ 人間っていうのはその個人の複雑さを描くとこまでいけないと思うんですよね
そこである程度省略して描かれる そこで起きている事象をある程度象徴化して その事象の中で総合的に人間を描くしかできないと思うんですよね
短い映画って それは本作はもうそこの情報の引き算を徹底的にして
もうこの人たちは役割で動いてますっていう感じで割り切って でもその役割で割り切ってる人たちだからこそこの2時間の中でサクッと
総合的に人間というものを描けている話になったんじゃないかなと思って もうその見てて疲れる前に小気味よく終わってくれる
非常に映画を見たなっていう感覚になりました僕は テーマ的には本当にもうお二人がおっしゃられてた通り
今世の中のあちこちで起こっていることを非常に象徴的に落とし込んだ うまい話だなぁと思って非常に楽しみましたし
もうむちゃくちゃ出来の良い映画だなぁと思います 一方でこれっていいんだっけみたいなのはすごいあって
はいはいはい 何個かいいんだっけって思ってることあるんですけど
まず本作ってアメリカとイギリス合作の映画なんですけど この2つの国ってカトリックが主要じゃないですよねプロテスタントの国なんで
だからちょっとカトリックってものに距離を置いて語れる立場ですけど これ例えばその自分の国の宗派の題材これで描けるんですかねみたいな
結局距離あるから描けてるんじゃないかっていう疑念があって そのなんていうか微妙にずるいなって思いが
だからまあその何かに例えて描いてるから 直じゃないわけじゃないですかそこって
もう見ながらどう考えてもこれ今のアメリカ政治やぞとかもう 世界のあちこちに起きている政治状況やぞとか思いながら見てましたけど
でもアメリカとイギリス別にこれドンピシャの当事者じゃないわけですよ カトリックじゃないからカトリックの人いますけどねどっちの国ももちろん
でもなんか国の根幹にガッツリ食い込んでる宗派じゃないのをちょっと距離を置いて描くって まあうまさでもあるしずるさでもあるなと思うから
なんか本作が何かをやり遂げたっていうふうに100で見なくていいのかなっていうのは思って ます
結局我々はその問題がある物事を直接100で語れないからどうしても比喩とか あるいは当事者じゃないものを使って語らざるを得ないんでやっぱそれは
あの匠でもあるしずるさでもあるからそのずるさっていうのはちゃんとこの本作の 中にあるよなって思いながら見ないとちょっとそのなんかいい距離感にならないん
じゃないかなって思って まあそういうふうなのはあるかなと思いつつ
非常に楽しみましたっていう感じですね はいではお便りついただいてますので紹介させていただきます
大石さんお願いできますでしょうか 梅竜さんでいいのか梅竜さんでいいのかなどちら
梅竜ですかね 梅竜さんですかねはいからいただきました
はじめましてお題を取り上げられるということで僭越ながらお手入れさせていただきます 本作を表すととてつもない現在の映画
過去も何もない今しかない映画という感想です 過去の罪のいるいなきアウトさ
保守派の極端な論の張り方 最悪な選択の中で少しでもマッシュを探る
現代の民主主義選挙とは一線を隠す明らかにダメな人が離脱しているく コンクラブのオートマティズムに打ちひしがれました
スクリーンショット映えしそうな構図で決めるところはありますが物語をドライブ していくのはあくまで脚本なのも見やすすぎるぐらい見やすいです
東京人物が何を考えているのか思想のマッピング的にどこにピンが立てられているのか 目をつぶっていてもテリフで説明されるのは親切ですよね
エルトリと関係性がほぼほぼ誰がの誰かの2人の芝居で描かれるように シークエンスごとにストーリーの要素と背景要素にキャストが分かれているのが印象的でした
あれだけ人が集まっているのにです ラストの衝撃を惨事している人が多いですがやってることはこれら広かずの怪物と
掃除系なのではないでしょうか 現実問題として多様性を打ち出すとしてベニテスを教皇という一番矢表に立たされる立場に
据えることが果たしてトーチさんとっても幸せなことなんだろうかと 余談ですが教皇に選ばれたベニテスにローレンスが1時間後あなたは世界一有名な人になる
というセリフがこの映画に通称する 西洋中心リベラル主観を表しており妙に納得しました
まさにアイドルの音楽でいうところのeverything is ロマンティックってな感じでいちいちこういうところが引っかかる映画でした
とのことですはいありがとうございます ありがとうございます
まあ 西洋中心主観の話ですよねそれは
コンクラーベ描くからもうそうせざるを得ないっていうところもありますけど
本作が世界のあらゆるものをなぞらえるように作られているから結果的にこの題材が世界の中心として描かれないとそこってあんまりちゃんと成立しないと思うんですよね
まあそうなった時に カトリックっていうのはすげーまあピンと狂っちゃピンと狂うんですよ
言えても我々も西側だから
ただ まあねって言う
はっはっは だから僕らは僕らである程度距離を置いてみれてるから楽しめてるってところもあるのかもしれない
ですけどね だってこれカトリックの国の人が見たらムカつきませんこれは
そういう気はするんですよね そうですねやっぱりここにね別にカトリックですっていう人3人の中いないし
正直この映画見終わったとに調べたことって日本にスウキ教っているんだっけって調べたとか ぐらいの遠さなんですよね僕の中で
確かにあの舞台の中見た結構多国籍で そうな感じはしたんですけど
日本にもいるんだっけみたいなぐらい 本当にそういうレベルで知らない世界だなっていうのはちょっと思いましたね
あと結構見てて意外だなというかだから入り込めたんだなと思ったのが あんまり信仰の話にならないというか
そうですね もちろん主人公のローレンスは明らかに信仰に対して揺らぎを覚えているのは見てたらわかると思うん
ですけど じゃあその信仰を取り戻すって話にはあんまりならないじゃないですか
もちろんそれを象徴するシーンはあれど この信仰は正しいですよとは示さないぐらいのバランス感というか
そうですね 宗教そのものなのかわかんないですけど ある種の宗教感なのかもしれないですけどね
疑念を持ちなさいというところが深くテーマとして関わっていると思うんですけど
そういうことじゃないですかみたいな っていうのをそれこそが宗教感的なのかなぁどうなのかなぁみたいな
それってある意味結構プロテスタントっぽいようなイメージをすごく浅はかに持ってるんですけど
まあそうですね 結局そういうことかというかね
そうですね そのローレンスがやってること
やってることというかそのローレンスを通じて描かれていることって その信仰ど真ん中というよりももうちょっと違うニュアンスの哲学だと思ったんですよね僕は
はいはいはいはい 自分の中でその信仰そのものは由来でないんだけど
この信仰の周りに取りまとっている教会とかそういう 宗教っていう仕組み自体は疑い始めてるじゃないですか彼
彼の腰の座らなさってそこだと思うんですけど その信仰を疑うって結構その哲学のフィールドになってきていると思うんですけど
やっぱ彼はそこを描いてるし その周りの人たちはもう政治をしてるから
あんまり確かにその信仰は描いてないかもしれないですね本作って
なんかそこがある意味その 山口さんが冒頭でおっしゃった軽やかさ的なものでもあるのかなと思って
だからこそいろんなことに当てはめても見れるようになっているし これに多分信仰がど真ん中に置かれた瞬間にキリスト教の話でしかなくなっちゃう瞬間もあるのかなと思って
それこそあの大地っていう映画がありましたけどあれは最後信仰の話に行くじゃないですか あれは完全に信仰ですね
ああいうふうに描くのかなってちょっと思ってたんで あっそこ結構薄味で仕上げたんだって思って
ちょっとなんというかこの選挙の結果的にちょっと神の御業か 御業かみたいな感じのある誘い方はしましたけどね
なんか途中でシスティナリハイドでバーンって爆発するところからの
ちょっとねなんというかこれは神の御業であるかみたいな感じのをちょっと感じるかもな みたいなのはちょっとありましたけどね
そうですねー あと確かにこれだけ人数がいる中でキャラクターも結構多い中でまあ見やすくはできてるって
いうのは バイリさんおっしゃる通りな気がしていて
誰を見ればいいかもう結構すぐわかりますもんね わかりやすい
正直100人ぐらいいるうちの多分5人ぐらいしか映ってないすみたいなレベルですよね なんか正直
だからもう明らかにフォーカスが合ってる人は重要人物なんだなっていうふうに見れるから そうそうなんですよねだからてっきりその票集めの映画なんだなと思ってたんですよね
途中最初見てた時ってだからどう根回しするのかみたいな そこの駆け引きみたいな話かなって思ったんですけど
案外そうじゃないじゃないですか ちょっとなんか怪しいぞみたいなことに今ねあのローレンスは突っ込んでいきますけど
そこの面白さあるんですけど別になんか表のなんか揺れ動きとかそこのなんか シーソーゲームとかでサスペンスを作ろうみたいな気はさらさらない映画みたいな
テーマじゃないのでっていう感じですけどそこはだから だから全然人数別に何か複雑になる余地はないよなっていう感じがすごいしました
結構その個人の持ってる情報ってだいぶ 引き算されてて
なんていうかこう集団のトップにいる人というか集団を象徴している人が本作で 目立ってますみたいな感じでピックアップされていくからすっげー見やすくって
また顔と名前一致してないけど多分この人のこと言ってるなぁみたいななんとなくわかるんですよね 基本本作のストーリーって党派生の話だから
だいたいここの集団にいる人の話とかっていうのはふわっとわかるから なんとなくパッと見てわかるんですよね
そこのでちゃんとカメラそこに当たってるから ちゃんとなんか名前呼ばれてたらちゃんとその人映ってますもんね
あそこでだいたい名前と顔が一致しますよね 大事ですよねでもそれね本当に
ふわっと言ってないですもんちゃんとちゃんと映像的に見せてくるから ああよかった名前覚えてなくてもついていけるってなって
そうですね確かにしかも今回ちょっとね ローレンスとかまだねまあまあ聞き馴染みある
ね名前ですけど結構ちょっと耳馴染みのないね お名前の方結構多いじゃないですかテデスコとか
アデイミエとかトランブレーとかですよね そうそうそうなかなかちょっと特徴的なねというかあんまり耳に残る感じの
名前じゃない人ばかりなので そういう意味ではねなんかしんとその辺なんて仕組んでやってるなーっていうのは思いますよね
そうですね あとあの
食事のシーンかなまあローレンスが挨拶してもあるところで あの一番嫌な奴の名前
忘れてデスコですかあってデスコ デスコが結局みんな同じ言語の奴らで集まってるじゃんっていうのが
だからまあそのもうそういう集団人間を集団の生き物だっていうのが何かふわっと 描かれてるじゃないですかあの人がいっぱいいるシーンでも
バラバラっているんじゃなくて常に何か小さくまとまった集団がいくつかあるように常に 絵的になるからそうですね
人間ってそういうもんなんですよねみたいなのをこう割と特に大きく説明するでもなく 入れ込んできててその集団の中にいる中心人物がこの人です
この党派生の中心はこの人ですなのでこの人に票が集まってますみたいなのが なんか結構その映像的にもわかるようになっているなぁと思って
なんかだから本当 あの
それこそ中庭で集まってるシーンとかが本当に顕著 何回か映されますけど映画の劇中
あそこで3人か4人ぐらいのグループがこうまちまちに集まってるっていう あの人が集団の生き物だな人間とはっていう
俯瞰で眺めるみたいな
なんかあのビルの間の喫煙所みたいになっているとこあったじゃないですか
そうそうそうほんとにタバコ吸ってますからね
めっちゃ喫煙所感ありましたね タバコの溜まり方だいぶ汚かったですねそういうの思い出した
いやあの立場の人あんなことすんのかなって正直思いましたけど
いやでもなんかねあそこに捨てても多分ね 修道場たちが片付けてくれるっていうところの
あーこの構図をちょっとみたいなのがね 結構サッと入れてるのもまたこの映画の上手さですけど
そういう意味では逆にローレンスってあんまベリーにいるぐらいとしか かまらまないんですよね
あの2人としか絡んでなくてむしろほぼ他孤独みたいな 感じの人で
だからこそ中立ってみんなから思われてもいるというか
多分あんまりだんだんだんだんこう人が外れていくじゃないですか有力候補が
脱落してた時にまあ入れるとしたらローレンスなのかなーっていう感じになってくれたりとか
なんか本当にあのこんな取りしていいかわかんないですけど
自民党の投手戦見てるみたいな 今の
なんかあらゆるリーダー議員の時に起こりうる力学みたいなもんが全部詰まってますよね
でこの映画それで終わらないところがまあ素晴らしいところだなと思うんですけど
なんかそこがね
面白いというかやっぱあるなーって思わされちゃうというか
ラスト触れられてるんですけど どうですかね
まあ これはちょっとまあ引っかかるよな
あのお便りで怪物の名前挙げられてますけど僕やっぱりあのルローの月を思い出しましたね
はいはいはいはい なるほどなるほど
まぁちょっとまぁただまぁちょっとなんだろうこれもお前の印象じゃないかっていう思われてもしょうがないんですけど
まあそれをある種の大落ちに使うことで描いているテーマ性の話として
どっちがポジティブだっけって思うとまあ強行選挙の方がポジティブかなみたいな
イメージがあるみたいな 怪物とかルローの月っていうやっぱそれを悲劇の出しにして終わっちゃうところがやっぱあるので
またそれとはちょっとニュアンスは違うかなぁとは思いつつも けどやっぱそれを
大落ちのネタみたいな感じ使うのからはやっぱりいつになったら抜け出せるかなぁみたいな っていうのはちょっと考えてもしまうかなっていうのはありましたね
どうしましょうこれこのタイミングで掘り下げます? ちょっとこれよく考えたら大落ちの話だから
そうなんだよなぁ だからちょっとすいません 話題出ちゃったから言っちゃったけど
どうしようかなって思って言っちゃったけど このタイミングで振るべきじゃなかったかも僕も
取りかもこの話は そうですね ここはちょっとまた最後にもう一回
もう一回行きましょうか もう一回僕同じ話を繰り返すかもしれません
全然もう一回それで じゃあお便りこのあたりにしといて我々からトピック出していきましょうか
もうさまつなところの話をしたいんですけど まずあの
オープニングって
クレジットというか文字が出るところで いちいちアイが白いんですよね
でまぁ扉だなぁって 閉じられた部屋の話として気が利いてるなぁ
みたいなそういう気持ちよさをまずオープニングで感じながら見てて 僕はこの気持ちよさすごい好きなんですよ
もうちょっとこれ見よがしなんだけど これはもうそういう民室の話なんでその民室を少しだけ開いた
扉から見る話なんですよね みたいなのがいちいちこのアイが白い声が伝わってくるというか
なるほど そう
やっぱりこの2時間しかない映画なんで 可能な限り情報を入れれるところには入れ込んでいかないとダメだと思うんですよね
ここは別に何も語らなくてもいいですみたいな瞬間はあんまり作る気がないというか
そういう貪欲さが現れてて 僕はすごい好ましく見てたんですけど
確かに
もう本当にやっぱその最初に亡くなる 今日ここは亡くなりましたのシーンでまぁ
だいたいね主要な人たち揃ってどういう動きというかね 回してたかみたいなとかねなんとなくそこでもちゃんと匂わされてるから
そこでなるほどベリーニとローレンスは結構仲の良い方側というか どっちかっていうとその
審判的にはその亡くなった強行側の人みたいとかね わかりやすかったりとかしてますし
テレスコは出てないんですけどちょっとまたなんかあれですよね この人がついたらやべえなぁみたいなやつがいるんだなぁみたいなのをすでにその時に分かってますしね
確かに確かにでもトランプが直前まであってたんだけどみたいな話がそこでもすでに出たりとか そうそう出てたなぁみたいな
あそうなんだ最後を見とってたんですねみたいな ありがとうなんか組織の段取りみたいなというかね全部やってくれてありがとうみたいな感じなんですけど
あとちょっと思ったのがあのタイトル めちゃくちゃでかく出てかっこいいタイプの映画
ここ最近だんだん増えてきてますけど 多いですよね
ちょっと画面から上と下ちょっとはみ出してるよう系のでかい モジュールですね
好きですけどね大好きですけどね バーンって出るやつで
この映画もそっちなんだってちょっと思って
なんか意外とバーンって感じなんですよねこの映画 あんまり重厚じゃなくてそういうところ
なんかあ意外とポップですねみたいなとこが
そうか また違いますマリオンさん的には
あれも結構ポップっていうか重厚さかなって勝手に出たんですけど まあまあ
現代的なというか 現代的っすね そうやっぱ現代の映画です予感があれで出るというか
まあまあそうそうっすね
いかにも古めかしい文字のロゴとかではなくみたいなところがかっこいいなと 現代的だなみたいなふうに思ったので
そうですねその言い方しっくりくるな だからこの映画ってものすごいクラシックな作りの映画にもっとできたと思うんですよ
めちゃめちゃクラシックな話にできたと思うけど
映画のルックは明らかに現代の映画だなって感じになってるから そこはやっぱ
本作が言いたいことのスタンスとしてもすごい明確かなって気はしますねそこは
その背景で教皇が運ばれていくっていう 全国教皇ですよね
なんかまぁ割とちょっと長回しで映され続けるっていうところとかも斬新だなぁとかって思いましたし
あと なかなかコンクラーベってわかんないじゃないですか
だからなんかいちいちこれ合ってるかわからないけどいろいろ段取りあるんだー を見ていく感じが非常に僕は楽しかったっていうか
こういうの段取りして本当わざわざなんかすごい重厚ななんかガーってシャッターみたいな作るんだみたいなとか
そこまでするんだみたいなとかなんかすごいなんか 通気橋が止まる部屋まじで牢獄みたいなすごい冷たい台席まみれの部屋なんだなぁみたいなとか
そういうの一個一個がちょっとまず面白かったっていうのはちょっとありますね そうですよね
ここ窓も閉じるんだとかであとは教皇の部屋こう 赤いローブを貼ってからこうピンってあのスタンプを押すんだとか
シーリングスタンプ入れやすいシーリングスタンプみたいな それが両方ともどちらもね後々の伏線というかまぁある種回収されていくという
ねいやちょっと あーそれ破っちゃいましたみたいなねそうそうそうそう
ワックスシールってマジかっこいいですよね
あれちょっとね憧れありますよ手紙とか何にも書かないけど シーリングスタンプのキット買おうかなって思ってるんですけど最近
わかります?気持ち 気持ちはめちゃくちゃわかります
やっぱこう カトラックってこうなんというか装飾がすごいじゃないですかやっぱり
うん やっぱめちゃめちゃかっこいいですよね本当に
むちゃくちゃかっこよくて そうなんですよね
指輪のあのなんでしたっけこう 柄縁取りますみたいなシーンカーンみたいなとか
いやー最高ですよねああいうのいいなぁみたいな憧れがなんかあるみたいな ありますよね
いちいちまあこう儀式銘板持って回った行動になるんですけど やっぱそこにやっぱ意味がこもってるなっていうのが伝わってくるから
いやーすげーいいなぁと思いながらね見てましたね
字幕も全然聞いたことないワールドのオンパレードというか
なんかね 芸家って呼ぶんだみたいなとか
全然知らなかったし 使徒クイーザーみたいななんか言ってましたよね
席が空いている状態のことみたいな へーそんなワードあるんだとか
しかも喋られているのは英語もあれば多分今ラテン語喋ってるんだろうなみたいな瞬間もあったりとか
そうそうそうラテン語もね普通にこう喋ったりとかねしてるから余計にこう すごいなーっていうか
僕のこのクラーベの知識はね天使と悪魔の知識しかないんで
ダンブラウンの天使と悪魔しか知らないんでみたいな感じだったので
なんかすごいやっぱ面白かったなーっていうのがありましたね
天使と悪魔のイメージしかないから多分数奇を暗殺されていくんだろうなと思って見てましたもんちょっとだけ
あーちょっとあるちょっとある イルミナティガーみたいなね
強行っていうものに求められる象徴性の清さというか
まあそうだけどさーっていう
彼の下りすごいまあ象徴的って言ったらいいんですかね
だなと思いながら見てたんですけど
彼テデスコにするぐらいだったらアデイミーの方がまだマシだみたいな話になった時に
でも彼はそのセクシャルマイノリティを現世では牢獄に送って
来世では地獄に送るようなやつだみたいな話があって
そのあたりはむしろ強行派なわけですよねその面では
でも初のアフリカ系強行ってなったらそのメッセージ性がみたいなそのバランスによって
思惑が作装してるわけじゃないですか
いやーでもなるよねってそのバランス結局バランスじゃないですか結局のところ
そうなんですよ
その人がそこに立つっていうことはそれ自体がメッセージだから
じゃあこの要素だったらこうだしこの要素だったらこうですよねみたいな
あらゆる方向からあらゆる人があらゆる自分だけの解釈を勝手にするわけだから
そうなった時によりマシな着地の解釈をされる人いらぼうみたいなのは
まあそうなるよねみたいなのは見てて思って
いやーでも最終的に決めてやったのって過去のスキャンダルっていう
なんかそれってすごい大事なことのようだけど
なんか一方であんま本質的じゃないよなっていう
いやだって僕そのセクシャルマイノリティ弾圧してることの方で落ちてくるよって思いますもん
落ちる理由としてはどっちかというと
なんかねそういう意味ではベリーニが全然最初から票を集めることができなかったっていうのも
あそうなんですかみたいな感じがすごいしましたよね
みなさんそういう側ではないんですねみたいな
っていうのは本当にやっぱり多かったんですね
だからめちゃめちゃ求心派リベラルなんでしょうねベリーニって
まあそういうことなんでしょうね
言ってもローレンスもリベラルじゃないですか
だってスタンス的にはもう
あの会場みたいなところで内緒の会議してるところ
こいつらめちゃめちゃリベラルやなと思って見てて
でもあれっすよね密談してるとこどう考えても悪の組織感出るなぁ
っていうところしかやらないじゃないですか
しょうがないんですよ
それはこっそりやるんでどうしても会場になっちゃうってわかるんですけど
すげーなんか悪ドイことしてる感に見えるのちょっとなんか不思議だなって思う
不思議というか
僕は見えたなってちょっと思いましたね
まあわかんないですけど
全教皇もまあまあリベラル側だったのかしらっていう
まずはそうだと思いますそれは本当そうだと思いますけど
だってテデスコから叩かれてたって話あったじゃないですか
そうそうそうそうそう
てことはってことですよね
本当に旧戦法だったんだろうなみたいな
これをまあ引き継ぐのか引き継がないのかみたいなところですね
まあ確かにそのうちやっぱ揺り戻しがあったから
ちょっとそもそも伸びなかったのかもしれなかったのかもしれないですけどね
最初ベリーに
そうですよねだから逆に最初はデイエミーがこう伸びたのは保守派だけど
ちょっとそっち側に寄れるというか言い訳ができるみたいな
ギリギリのバランスのとこだったんだろうなと思って
っていうことだったでしょうね
本当にどう見えるかの話っていうか
それぐらいやっぱ象徴というかでっかい
教皇の席に座るということはみたいなのが本当問われてるからこそなんでしょうけど
めちゃめちゃ政治案っていう
なんか見ててげんなりしてくるんですよね
そうなんだけどさーみたいな
だからこそなえるんですよ本当にやってらんねーわってなって
本当にどんどん見てる観客もローレスみたいな顔になっていきますからね
彼だけある種のある種正義正義というかある種の理想をある種持ってはいるじゃないですか
やっぱりだから結構リアリスティックな考え方
ちょっとちょっとみたいなこともやっぱりやっちゃってはいるっていうか
けどやっぱ思いとしてはそっちに重ねたいよねみたいなっていうのが
こうちょっとバランスとどれようなんかこう映画の中でずっと見せられてるなーって感じはしましたよね
よくよく考えたらローレンスって結構いろんなルール破ってますよね
あいつバンバン外から情報を得てるぞみたいなと言うかね
そこがツッコミ待ちかなみたいな
勝手に教皇の部屋入ってますけどとかね
その辺がなんかちょっとふと思うとあれみたいなね
いや本当あのやってることそのものもむちゃくちゃ問題あるし
外から見てる限りでもベリーニンの性的を潰していってるようにしか見えないから
これはベリーニンもお前どっちなんだよみたいな
お前も敵かみたいにお前としょうがないってしょうがないとこがあるぞみたいなね
いやなんか冷静なバランス感覚あったらあの立ち回りできないと思うんですよ
ちょっとで中立の中立なようでちょっと中立じゃないみたいな不思議な理想化なんだなっていう感じが僕は知ってたんですけど彼のことを
だからあの実際の投票が始まる前にちょっと演説を打つじゃないですか
いや我々は疑うことが大事なんだみたいなことを言って会場ザバザバとなってて
見てるこっちもなんておっかないことを言い出すんだこの人たちが
だからそうなんですよあの最初の演説めちゃくちゃかっこいいなって僕は思いましたけど
多分あの演説のせいですよねベリーニンに票が入らないのって思いましたもんね
この人神を疑いかねないぞってなるでしょあそこ本当に
こいつなんか後ろから撃ってくるんだがみたいなねフレンドリーファイヤーですかみたいな感じがね本当にしますよね
そこ面白いですよねバランス感覚がわかるしある意味外側から見れる僕らからしたら入りやすいキャラクターなんだけど
普通に内側の人から見たら結構強靭ムーブをしてる人って言う
なんて動きしてるんだみたいなねことですよね
ちょっと手段選ばなさい
たぶん歴史においてあのムーブしてきた人結構処刑されてきてると思うんですよね
間違いなく
いや本当そうですよね
お前ちょっとあれっぽいですねバイシーン2番の主人公みたいな
お前のせいで書き見られてるんだがみたいなやつに近いのかもしれないですけど
いやでもわかるんですよね僕疑うって信じる行為の一部だと思ってるから
その疑うということを含めて信じているみたいなのってあると思うんですよ
だからローレンスにとってそういう疑ってみるということが考えるというか
信じることに含まれてるんだろうけど
でもその星的な信仰心って基本的に疑わないことから始まるじゃないですか
神を疑うなから始まるじゃないですか基本的に
そこのあの空気それは確実にベイニーに不利に働いている
ちょっとそれはちょっとかわいそうだなっていうか
途中とかも僕無理だからその恩恵派の保守みたいなトレンブレーに行くわみたいな感じた時に
結構ローレンスからこうなんというかお前見損なったよみたいなこと言われるじゃない
感じのこと言うじゃないですか
いやお前が言うみたいな感じだったと思うんですよね
ベリーリリックリップ
結構お前の動きのせいだがみたいな
ってちょっと思ってたのではないかっていう
本作最大のバーサーカーですか?ローレンスのほうが
そうなんだよな
まあまあ本当にそうですけどね
けどやっぱ一番かっこよかった
疑うという姿勢が僕は本当に
僕もやっぱそれすごい重要だなって思ったので
確信ではなく疑いを持つことがいかに大切かというかね
それはベニテスも憧れると思うんですよ
ローレンスも外側見てこの人が一番ヤバいなって思ってた
見届ける人って感じのポジションですね
そういう感じがちょっと今話を聞いていて
ちょっと連想しちゃいましたね
確かにフィリーロードのマックス感あるかもしれない
確かにね
別にそんなにフィリーロードのマックスにも
ローレンスにも主体性があるというか
自分のこと含めて疑ってるじゃないですか
二人とも
俺のやってきたことって正しいのかなって
結局ただの権威主義だったんじゃないかなみたいな
あるいはファンに暴力振ってただけだったんじゃないかみたいなに対して
ちゃんとその意味を与えてくれる人がいるというか
だからローレンスにとっても
ちょっと救いのラストだなとは思って
少なくともベニテスが強行になったあたりは
本当救われた顔してるなと思って
いや俺の信仰ってまだちゃんと
信仰って生きてるんだなっていう
単なる権威のためじゃなくっていう
俺の信仰も意味があったんだなっていう感じになったけど
その後で逆転パンチもっかい食らうんですけど
まあそれでもねっていう
やっぱあの亀を水に戻す時の彼の姿というかね
とか含めてとかいうふうに思うと
修道長たちシスターたちが出てくる姿を見てる
あの時の表情とかもまあ穏やかそうであったんで
あの人こんくらび中ずーっときっつい顔してましたからね
隠密なね
本当だーすっげー間に挟まれてつれーわー
みたいな顔してましたから本当に
ある意味では全強行の模範ではないんだけど
まあ模範ってわけじゃないんだけど
そのシスターアグネスも割と重要なポジションは今回は来ているな
まあめちゃくちゃ台詞少ないんですけどね
登場回数もそんなに多くはないんですが
本当にこうシスターたちの存在が
いかにこう影の人たちであるみたいなことが結構今作で描かれてるから
こそ余計にこの構造グロいって余計に思うみたいなのがありますよね
だから常にその刻をこんくらび中してるわけじゃないのシスターたちが
でラストにはそれが白衣に変わってるっていう
その衣装の変わり方とかもすごい開放感というか
このこんくらび的な閉じられた男性社会からの開放のようにも見えるしっていう
セリフかっこよかったですもんね
私たちは裏方の存在ですが
神は私たちに目と耳を与えてくださっているのです
あれすっごい痺れましたよね
かっこいいセリフですよね本当に
あとなんかありますかね
ちょっと思ったのは音楽もかっこよかったなっていう劇版
フォーカーベルテルマンのねコアですね
確かにね結構印象には残りません
割と単調なんですけどね
その感じは前作この監督とエドワードベルガーとタク君でいったらセーフ先生印象なしにとってもニュアンス近いとこありますけど
確かに確かに
それは思いますね
確かに確かに
個人的にちょっと全部見終わった後に思うとちょっとフフって思っちゃうんですけど
この映画本当に野心見せた瞬間に負けフラグが立つみたいな映画だなって思ったんですけど
でローレンスになるのかなって思った瞬間に
自分が教皇になった時の名前言った瞬間に
あ、これ負けフラグだったんだって思って
確かに
野心見えちゃいましたねこれ負けフラグですねってすごい思って
そしたら本当に負けてったんで負けたというかねそっちじゃなくなってったんで
名前言った後にその次の投票俺かもなみたいな感じいった瞬間に爆発ドーンなんで
確かに
すごいすごい野心見せたら負けフラグっていう
のがあのちょっと展開としておかしいよなっていう笑えるようなちょっと思って
本当ですね構造が全くもってその通りだ
なんかねすごい野心的なとこ見せた瞬間に負けるんですよ大体みんなっていうか
面白いなあそれ
何だろうこれって思って
ヨハネかなとか言ってる時ちょっと調子乗ってますもんねローレンスの
あれね名シーンのように見えてすごい調子乗ってるシーンだったんだなって思って
後で見ると恥ずかしいですよねあのシーンね
僕すごいいいシーンだなって思ってたんですよ本当に見て
でも見終わった時に考えたらこれすっげえ調子乗っちゃったみたいなシーンだったんだなって思って
いやー
そうなんだよな
喋っていくうちにこの映画重厚感なくなっていくの面白いんだよなっていう
だからもうベニテスになりましたっつって多分帰りの飛行機かなんかの中でローレンスあの時のことを思ってちょっと恥ずかしくなってるんですよね
ちょっとね
あーちょっとよく見せちゃったわーみたいな気持ちが
何かヨハネだよっつって
あったかもしれないって
まあね映画の中では描かれてないですけどもしかしたらそう思ってたかもしれないなって思ってそう
自分がローレンスなら多分帰りもう本当本当も赤面ですねもう
うわー寄っちゃったわーみたいなね
寝る前とかに思い出すはーってなってます
うわーってね僕だったら思うなって
そういう意味ではある意味ベリーニが一番狡猾かもしれないですけどね
まあねベリーニはベリーニですね
まあ最初はねなんかいや俺は別にそんなつく気ないからみたいな感じ言ってたかと思ったらローレンスにあえて食いかかって
これは戦争だって言ってたんであの瞬間に負けフラグなんだなって
あれが負けフラグだったなっていう
あー見事だなじゃあ全員そうか
確かに
っていう風に見えたんですけどね僕ねそういえば
確かにな
まああえてそのベニテスをそのマイノリティであることでちょっと聖なるものに描こうとしてるところがなんか気になるとこがあるとしたら
その文脈で言うととにかくベニテスだけ無視の存在として描かれ続けてるから
そこの理想化はどうなのって思うとこはないでもないんですよね
その徹底した無視の人物本来の信仰のあるべき姿みたいなものとマイノリティを紐づけてることってもちろんその偶然なんですよ
それは偶然のものとしてそれはあるんだけどそれをこう映画っていう作為の中に入れ込んだ時にそういう風に紐づけてそうやったように見えますよねっていう部分はあるっちゃあるから
で実際本作においてベニテスってそこの隙の部分は見せてないわけですよ
マリオンさんのところのおっしゃる文脈で言うと野心を見せてないから彼は教皇になるわけで
この映画が彼の野心をカメラに捉えてたら彼はダメだったはずだからその文脈で言うと
そこの見せ方のテクニカルな部分というかちょっと狡猾な部分はあるっちゃあると思うんですよね
そんな甘い人物ではないと思うんですよ
高潔な人物だと思うんですけどめちゃめちゃ危険なとこずっと生きてきてるから
だってカブル教会ってアフガニスタンの教区から来てるわけじゃないですか
めちゃくちゃ多分キリスト教断案されてる場所ですよねあそこね
だから本当にある種彼が教皇だったらというそこに至るまでの物語のある種の噛みかかってる感と
それの彼のマイノリティであるとおいたちであるとか彼の教区の話とかも含めてっていうので
ちょっと完璧に出来過ぎてる感っていうのはすごいやっぱ実はあるっていう
やっぱそこは疑っていいと思うんですよだって本作疑えって言ってるから
確かに言ってるからね
デニティスを聖なるものとして描くことはやっぱ疑わないとダメだと思うんですよ
だってローレンス疑えって言ってるじゃんって
本当だ
今回の映画として打ち出しているものとしてはすごく良いと思ったけど
やっぱ実際は多分ものすごくちょっと実際どうやったんだろうなーみたいなのは疑ってみてもいいと思うし
まぁあとね実際問題ね結局野心とってる奴が勝ちますからね
たぶん現実のコンクラウドもきっとっていう
って思うとねなんかねなんとも言えない気持ちにっていうか
トランブルがちゃんと不正してた人がちゃんとなんかお前ダメだってなるのって
今だともうフィクションの中だけだなって
そうなんですよ
そうなんですよ
ズルしても通るから
そうズルしても知らんがなみたいな感じでノーノートやってる人いっぱいいますよねみたいな
そうね
って思うと本当に
そこは本当
本作見てて思ってたのは
まぁその政治の象徴家みたいなことが行われてる映画だと思うんですけど
実際の政治って暴力が混じってくるじゃないですか
はいはいはいはい
なんというか権力側から使われる暴力もあるし
その権力の顔色を呼んで勝手に行われる暴力も実際にはあって
それもまたその政治バランスにも影響を与えてるけど
見てもこの話ってそういう政治というか権力がある人たちの
非暴力的な思惑のみによって成立している政治劇として
ある種の理想化はされてると思うんですよ
実際そんなことないですよね
実際には暴力によっていろんな人の思惑って押しつぶされてるわけで
やっぱそれはね政治の費用足りえないとこだと思うんですよ
本当に声なき人は暴力によって擦りつぶされてるっていうのは
それはやっぱ別に本作が描こうとしてないとこだと思うので
本作が全てを描けてるとは思わないんですよね
うんうんうん
あくまで例え話としてのこうある種偶和性としての話にはなってるというかね
確かに悪いことした人がちゃんと捨てられるみたいな話とか
すごいちょっと何て言うんだろうな
ちょっとあの名前が何でしたっけ黒人の名前
アデイエミ
アデイエミが実は彼がみたいな言ったところの
あの辺でそこで泣き崩れる感じって
すごい古典的ななんかすごい2時間のサスペンスドラマのラストっぽい感じ
あったりとかしたなとか
その何だろう一個一個のエピソードが意外となんかちょっと古典的っていうか
っていう風に思うので
それは本当偶和だからなんだなっていうのをちょっと思って
でも偶和だから2時間に収まってるっていうのもあるので
まあそうですね
むしろ僕はそこはすごい評価ポイントなんですけど
ちゃんと本作が描けてないものはあるぞっていう
その意図して描いてないものもあるし
描けてないものもあるっていうのは
ちゃんとその疑いながら見るっていう