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はい、というわけで始めました。
本日はですね、ちょっとですね、ある方から聞いた話がすごく面白かったんですけど、その話についてですね、ちょっと話そうかなと思うんですが、
その方はですね、今50くらいかな?なんですけど、全然普通の仕事されている方なんですが、
高校生の時にものすごく有名なですね、ある不良グループのリーダー格みたいな人がですね、クラスメイトで、
それでですね、めちゃくちゃ悪い、入学式でいきなり先輩たち数人からボコボコにされるのを目の前で見るみたいな経験があったらしいんですけど、
それでですね、ものすごく悪い人がですね、クラスメイトになって、前の席だったと。
で、その時にですね、漫画の貸し借りを通じて仲良くなって、その人自身は全然不良じゃなかったんですけど、
漫画の貸し借りを通じて仲良くなって、で、なんか一緒に遊ぶようになると。
泣く時には不良仲間が混ざっているみたいな場にも呼ばれたりとかするんだけど、
基本的には単純にその人とは漫画を貸し借りしていて、
なんか割と何でもリラックスして話せる仲間みたいな感じで、すごい仲良かったんだと。
なんだけど、その人はですね、その後ですね、どんどんどんどんですね、悪の道みたいなのをですね、
どんどんどんどん行って、すごいことになっているなと思っていたら、
結果としてはですね、最後は殺されちゃうんですよね。
でですね、それを知ってですね、何をやってるんだよ、お前は、みたいな気持ちになると。
別にそんな殺し殺されるような感じじゃないじゃん。
お前みたいな気持ちがあるんだ、みたいな話をですね、聞いてですね、
ちょっと今かなりぼやかしてるんですけど、話をですね、聞いてですね、
それ僕目の前でその人が酔っ払いながら話してるのを聞いて、
もう僕もちょっと酔ってたのもあって、目の前でポロポロ泣いてしまったんですよね。
でですね、それはなんで泣いてしまったのか、そんな経験はですね、僕にはないわけですよ。
ないんですけど、その人のすごく特殊な経験だと思うんですけど、
なんですけど、すごく泣いてしまったんですよね。
なんかですね、すごくいろんなことを思い出したんですよね。
で、それは本当にですね、ちょっとしたことだったりするんですけど、
例えばですけど、僕が別にそんな仲良くない学年一つしたの子が、
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まあちょっと大人になってヤクザになっちゃったと。
なんですけど、全然ですね、そんなヤクザになるようなイメージ全くない、
どちらかというと器用はそうなタイプだったんですけど。
でですね、そんな器用な子だから逆にヤクザになるんちゃうの、
みたいな話をですね、親から聞いたりとかして、
まあそんなもんかもな、みたいな、なんて思いながらですね、
その子の家のですね、駐車場を、車をUターンさせようと思ってですね、
横切ろうとしたら、駐車場に置いてあった大きい岩みたいなのにですね、
車が乗り上げちゃって、見えてなくて、いろいろで。
でですね、タイヤが空回ると。
で、僕その時も免許取りたいってぐらいだったんで、
やべ、どうすればいいんだこれって思ってですね、
え、なに、どうしようってウィンウィンってなってたらですね、
ちょうどですね、そのヤクザになったんだよね、彼っていう話をしていたですね、
その彼はですね、家からバーッと飛んで出てきて、
あの、おまけしハンドル右に切ってバックしてくださいって言ったんですよね。
で、言われたままにやったらですね、
岩から外れてですね、駐車場から出れたんですけど、
でですね、夜だったのもあって、
向こうは僕の顔見えてないんですよね。
見えてても分かるかどうか分かんないんですけど、見えてないと。
で、僕はですね、その人の家の駐車場を横切ってるんで、
その家から出てきた彼がですね、
僕は一方的に分かるんですよ。
で、本当にその数日前かその当日ぐらいにですね、
彼はヤクザになったんだよねって言ってた、
まさにその彼がですね、岩に挟まってですね、
ちょっとどうすればいいんだと思ってたりですね、
僕をですね、その夜にね、家から飛び出してきて、
助けてくれたんですよね。
っていうようなことがあってね、
まずそのことを思い出したんですよね。
なんか思い出して、で、
で、えっと、何だろう、何でこれを思い出すことが
何でこんなに涙が出るんだみたいな感じだったんですけど、
で、もうあと一つ思い出したのは、これまたですね、
僕、多分2回か3回ぐらいしかちゃんと、
友達の友達がいたんですよね、高校生の時に。
で、2回か3回ぐらいしかそんなちゃんと遊んでないというか、
もうなんかそんなに気合わないんちゃうかなと思ってですね、
なんか友達の友達ぐらいな感じだったんで、
なんか大人数で遊ぶと一緒にいたりするけど、
まあ、差しで遊ぶみたいなことはまあないみたいな人がいたんですけど、
その人がですね、20歳ぐらいの時に失踪したんですよね。
で、多分ですけど自殺したと。
で、見つかってないと。
で、それをですね、僕の友達が、
あいつは繊細なやつやったからなーって言って、
で、俺はその友達の友達なんで詳しくは知らないんで、
あ、そうやったん、あいつ実はそういうやつやったんや、
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みたいな話をしてたんですよね。
そのことも思い出したと。
で、なんかそういうですね、
なんかちょっとですね、そんなに身近じゃなかったりもするようなですね、
ちょっと身の回りであった、
少し道を踏み外してしまった人とか、
死んでしまった人のことをですね、思い出して、
すごく泣けたんですよね、その話を聞いて。
なんかもうダメだってなったんですけど。
でですね、これは何なんだろう、
この話が持つこの力は何なんだろうと思ってですね、
そのエピソードを話してた人に、
昨日かな、また会ったんで、
あの話ってすごいなんかいろいろ思い出すんですよね。
特殊な体験のはずなのに、
なんか普遍的なものがある気がします。
って話をしてたんですよね。
で、そしたらですね、
あの、何でしょうね、
なんか言ってしまうと、
自分がそのことに傷ついていた。
傷ついていたって言うとちょっと大げさかな、
ちょっと辛いな、ちょっと悲しいなと
少し思っていたということにですね、
そんな話を聞くと、
傷けるって感じだったんですよね。
だからですね、
多分ですね、小さい傷みたいなのがついているんだけど、
その小さい傷にですね、その話が、
スッと触れてくるみたいな感じだったんです。
ここ傷ついてるね、みたいな感じで。
そういうことをですね、
忘れていた小さな傷みたいなことをですね、
その話を聞いていると、
触られるんですよね。
で、あ、俺こんなこと、
あ、そこで俺悲しいって気持ちあったんだ、
みたいな感じでですね、
なんか泣けてきちゃうみたいな感じだったんですけど。
でですね、なんかそんな話をしていたら、
そしたら、その人がですね、
人は誰しも誰かを救えなかったという経験が、
あるんじゃないかって話をしていて、
それはですね、
別にこう、例えば僕の話とかでもですね、
そのじゃあ、
ヤクザになった人とか、
自殺しちゃった人っていうのはですね、
僕からは結構距離感あるんですよね。
距離感あるんですけど、
距離感あるから、
まあ別に何もできなくていいよねって思ってないんですよね。
距離感あるけど、
そんなことになっちゃったってことに対してですね、
少しずっと悲しみみたいなのはあったんだと。
その悲しみは何なのかって言ったら、
自分は救えなかったという悲しみなんじゃないかって話をしていて、
で、そういうですね、
誰しも実はそんな感じで、
救えなかったという体験をみんな持ってるんじゃないか、
この話はその人の救えなかったという気持ちに
タッチする話なんじゃないか、
俺にとっては別に普通の話なんだけど、
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っていう話をしてたんですよね。
それすごい面白いなと思ってですね。
なんか、
そういうですね、
なんていうのかな、
物語の一つの紅葉として、
そういうこう、
自分が傷ついていない傷に気付かせてくれる、
みたいなことっていうのはあるなと思ったんですよね。
でですね、この話でもう一つ思い出したのが、
有名なですね、
アルコール遺存症の回とかでですね、
よく使われるニーバーの祈りっていう、
アメリカの新学者の人が作った祈りの言葉っていうのを
ちょっと思い出すなと思ったんですけど、
神よ、変えることのできないものを受け入れる力を下さい。
変えるべきものを変える勇気を下さい。
そして変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを下さい。
っていう祈りの言葉みたいな。
あれってね、めちゃくちゃいい言葉だなと思うんですけど、
でですね、このなんかですね、
なんですかね、その不良の友達がですね、
最後殺されるまで生ききってしまったことだったりとかですね、
そういうことに対してちょっとうじゅうじゅうじゅうじゅ考えてしまうことっていうのがですね、
あの、言ってしまうと変えられないものを変えられなかったのかと思う作業だと思うんですよね。
で、それをですね、変えられないんだけど、
変えたかったなぁと思っているという話だと思うんですよ。
でですね、やっぱその変えられないものと変えられるものを見分ける知恵っていうのは、
普通なかなか持てないですよね。
そんな賢くないんだなぁと思いますよね。
というような感じでですね、そういうちょっと最近聞いた面白い話の話でした。
以上です。よろしくお願いします。